健康と青汁タイトル小 <1967年10月15日発行 第134号>
 目次




1. 栗

     医学博士 遠藤 仁郎 

     秋の味覚、栗。
     見るからに、健康そのものといった形であり、色あいですが、栄養成分を見てみると、その感は、さらにふかくなります。

     熱量 180カロリー。
     これに対し、ビタミンB1は、倍量ちかい300ガンマ。
     この至適比は、熱量1カロリーに対しB1 1ガンマですから、B1には十分余祐があるわけです。
     蛋白質は比較的少く(3.1グラム)、質的にも、そうすぐれてはいないようです。
     カルシウムは穀類に比べれば遙かに多く、カルシウム:燐の比は1:2.06で、このバランスも理想的(至適比1:1〜2)。
     ビタミンは、B1にとむだけでなく、B2も多く、AもCもあります。
     もっともAはごく僅だけですが。
     つまり、すべての栄養素がそろっており、そのバランスも、かなりうまくとれています。
     しかし、蛋白質、カルシウム、ビタミンAなどが、やや十分ではありません。
     けれども、これらも、良質ナッパ、たとえば大根葉50グラムもそえれば、すべて十分に補われ、完全にバランスのとれた食となります。
     そのうえ、危険な農薬の心配も、まずありません。
     ですから、芋類と同様、主食として第一級のものといって差支えないでしょう。

     本草綱目には、

    「気を益し、腸胃を厚くし、腎気を補し、人をして飢に耐えしめる」
     とか、
    「腰脚不逐を治す」
     とあり元気がつき、腸胃をつよくし、腎虚(蔭萎縮)や脚腰の弱りを治すなど、健康増進、強精不老といった効能がのべられています。
     正月の縁起ものとして、勝栗を蓬莱にそなえたり、歯固めに食べるのも、まことにむべなるかな、というところでしょう。
     ところが、兼好法師のつれつれ草には、
    「因幡の国に、何の入道とかやいうものの女、かたちよしと聞きて、人数多いいわたりけれども、この女ただ栗をのみ食いて、更に米のたぐいを食はざりければ、かかる異様のもの、人に見ゆべきにあらずとて、親ゆるさざりけり。」
     とあって、栗ばかり食って、米を食べぬような娘だから、嫁にはやれぬと、ことわってしまったというのは、何としたことでしょう。
     この娘、綺量ばかりでなく、きっと、健康であり、気立てもよかったにちがいあるまいに、全くむごいことをしたものだ。
     それにしても、むかしから、米を食うものがまともな人間で、米以外のものを食べるものは変人あつかいされることが、これでもよくわかるわけですが、甚だもって、怪しからぬ話ではありません。
     なお、栗の葉の腐蝕土は最上の肥料だそうですが、生の葉は食用にもなります。
     但し、タンニンがあるので、
    「若葉をよくゆでて、黄色になるまでよくさわして食べし(救荒本草抜萃)、
     とされています。
     もっとも、芽出しの、ごくやわらかいところは、そのままサラダに加えて、結構たべられます。

        熱量 蛋白質 カル
      シウム
      B1 B2
      栗100グラム 180 3.1 32 66 1.0 23 300 140 30
      仝上+大根葉50グラム 205 5.7 137 81 1.7 1523 350 290 75
        カロリー グラム ミリ
      グラム
      ミリ
      グラム
      ミリ
      グラム
      国際単位 ガンマ ガンマ ミリ
      グラム

       (注 表の単位 熱量はカロリー。蛋白質はグラム。カルシウム、燐、鉄はミリグラム。ビタミンAは国際単位。B1B2はガンマ。Cはミリグラム。図は理想的と考えられる釣り合いを基準としたもので、ミネラルやビタミンがカロリーや蛋白質の高さにそろうか、それ以上あれば、うまく釣り合っているか、むしろ余裕のあることをしめす)

       
      栗100+大根葉50 栗100+大根葉50



 
2. 青汁教室 食養生についての断想(4)
前回参照

     毎日の食物に、あれこれと食品をとりそろえるのは、栄養に調和をはかるためであって、それは、たとえていえば、機械を組み立てるとき、必要な部品を必要数だけとりそろえるようなものである。
     もし必要な部品が一点でも必要数に足りないと、その不足分だけ機械の組立は完了しない。
     そして、組立中の機械と残った部品で仕事場がふさがれてくる。
     この頃、殆んどすべての人々の食物で著しく不足しているのは、青野菜であり、各種のミネラル、とりわけカルシウムと、各種のビタミン、わけてもA・B2だ。
     ために、せっかくとった熱量や蛋白質が十分利用されないだけでなく、未利用のものが体内にたまって、その処理が厄介となり、あれこれと病気にかかる素地となっており、労働も妨げられている。
     青野菜を、毎日できるだけ沢山、少なくとも500g、体重の1%以上とるように、すすめているのは、ひと口でいえば、こうだ。
     この頃、殆んどすべての人々の食物で著しく不足している、カルシウムその他のミネラルと、各種のビタミンとりわけAやB2を十二分に補なって、栄養に調和をはかるためである。
     それは、青野菜には、他のどんな食品にもまして、こうした成分が段ちがいに多いからであり、また、まだよく分かっていない大切な成分も多く、しかも、こうした成分がうまく調和しているからだ、
     そして、この青野菜を除いて、これに代わるものがないからだ。青野菜の不足した食物では、あさこち寸足らずの板切れのある桶のような体となる。
     たとえ見た目は大きくても、たいして役には立たない。どんな御馳走でも、タップリ青野菜を添えていないものを食べていると、やがては、エヤパイプがふさがり、オイルがきれて、ガタガタになったエンジンのような体となる。
     毎日毎度の食物で青野菜が不足しているのは、カマをたくとき、空気が不足して、うまくもえず、おまけにヤタラとけぶって、ススだらけとなるようなものだ。青野菜は、できるだけ新鮮なうちに、つとめて生のまま食べることが大切である。
     鮮度がおちれば、おちるほど、また、にたきをすれば、するほど、既知・未知の大切な成分が著しく損失していくからだ。
     煮たものばかり食べさせてみたら、成長が劣り、病気にかかり易くなった、という動物実験もある。
     食物はすべて、そうであるが、とくに生の青野菜は、よくかんで食べる必要がある。でないと、大切な成分がなにほども消化吸収せず、おまけに胃腸もいためるからだ。
     そこで、この青野菜を、よくかむ代わりに、予めすりつぶして、汁だけしぼりとり、不消化なカスを取り除いて食べよう、というのが青汁のねらいである。
     こうすれば、成分に多少の損失があり、味も少々まずくはなるが、500gが約400cc、2合となり、これを1日かけて飲むのは造作もないことであり、必要量だけの青野菜が、生で、胃腸もいためず、最高度に食用できるわけだ。
     青汁は、生の青野菜を、できるだけ沢山、少なくとも毎日500g、体重の1%以上食べこむ方便である。
     これが嫌いとあれば、とにかく青野菜を、それ相当量とり入れて、毎日の食物を根本的・全面的に改めるか、さもなければ、体具合が悪くても辛抱せずばなるまい。
     青汁は、たとえ納得がいかなくてもよい、疑いながらでもよい、とにかく毎日それ相当量のむことだ。
     そのうち必ず、だんだんと丈夫になる。というのは、青汁を取り入れた正しい食養生につとめたら、必ず丈夫になる、ということは、たとえ納得がいかなくても、疑問をもっても、まぎれもなく厳然とした自然の事実であるからだ。

    (付記)
     この断想は、毎度の青汁教室で、遠藤先生が繰り返しお話しになっていること、これに学んで参会者が自ら体験して話し出したことどもです。


次回参照

3. 韓国だより 空軍で青汁服用

    光州市 T.B. 


     ご下問下さいました軍隊の青汁の件は、こちらの空軍第一戦斗飛行団長、孫在権准将以下幹部の方々が、ひじょうに感心をもちまして、現在は小生が供給いたしておりますが、飛行場の空地に二千坪あまりケールを植えまして、近々パイロットや整備員たちに集団服用させるつもりであります。
     小生は短文の上、医学や農学は門外生で、青汁普及は実にむつかしいことであります。



4. 毎日必食食品の試み

    倉敷市 N.K. 

     私ども主婦としては、毎日一家で食べている食物が、はたして家族一人一人の健康を保ち、仕事に精出す原動力を十分養なっているかどうか、たえず不安を感じます。
     それも、家計と切りはなしては、考えられません。
     そこで、私のうちでは、まえまえから遠藤先生の教えに従い、青汁を毎日一人一合のみ、また、食品成分表をたよりに、いろいろと工夫していた。
     が、国民一般より、よほど改善されてはいるものの、先生のおっしゃる栄養摂取目安量には、なかなか近づけません。
     そこで、さきほど、思いきって「イモ・マメ・ナッパ」の食事にあらためてみました。
     ところが、その栄養摂取量はびっくりするような向上を示しているのです。

    改善の主要点
     改善した主な点は、白米の大部分を、イモとパンにし、青汁を、材料のケールで、200gを600g以上にふやし、さらにダイズ20g以上を加えたことです。
     そして、これらを含めて、毎日これだけは必らず食べる、という「毎日必食食品」を決めたことです。

    改善前後の栄養分析
     ところで、改善前と改善後の栄養分析は、一人一日あたり、別表1の通りです。
    別表1 改善前後の栄養分析
      熱量 蛋白質 カル
    シウム
    B1 B2
    栄養摂取目安量 2200程度 75程度 1500以上 5000以上 2.00以上 2.00以上 100以上
    39年国民一般 2223 74 473 1496 1.05 0.82 114
    改善前 2000 77 950 8600 1.14 1.71 430
    改善後 2300 150 2640 25000 2.32 3.90 1050
      Cal g mg IU mg mg mg
     先ず熱量ですが、改善前は、少し不足していますが、問題にする程ではありません。
     けれども、これに必要な、ビタミンとくにB1が、かなり足りません。
     ところが改善後は、熱量もふえましたが、B1はさらにふえ、1000cal対1mg以上となり、熱量とビタミンの調和が完全にとれています。
     つぎに蛋白質ですが、これは少し工夫すれば、とり安いものですから、改善前も多い目にとれています。
     けれども、これに心配するビタミンとくにB1が不足しています。
     ところが改善後は、毎日大豆を食べたせいもあって、かなり多くなっています。
     けれども、ビタミンB2がさらに多くなり、蛋白質100gにB2 25mg以上という目安量に達し、完全に調和がとれています。
     カルシウムについては、どうでしょう。改善前、いろいろ工夫してみたものの、なかなか思うようにいきませんでしたが、改善後は、ありあまる位とれています。
     また、表には示していませんが、カルシウムとリンの比についても、カルシウムの大部分をケールから摂っているため、ほぼ1対1と、理想的になっています。
     ビタミンAとCについては、改善前も青汁を1合のんでいましたから、十分とれています。

    毎日必食食品とその数量
     いうまでもないことですが、熱量と蛋白質は、必要なだけは、ぜひ、とらなければなりませんが、これに配するビタミンとカルシウムに比べて、不調和に多くとりすぎると、いろいろと障害を引き起こすおそれがあります。
     けれども、ビタミンやカルシウムは、自然の食物からとる限り、どんなに多量にとっても、別に障害とはなりません。
     そこで、私のうちでは、「毎日必食食品」を、とりあえず、つぎのように決めたのです。

            パン 200g(3分の2斤)
         じゃがいも 200g(卵大3ヶ)
           バター   5g
            大豆  20g(軽く一にぎり)
           たまご  50g(中1ヶ)
            牛乳  90g
           ケール 600g
          エビオス   5g

     なお、念のため言い添えますが、この必食食品以外に、季節により好みによって、ごはんやうどん、肉や魚や大豆製品、また各種の野菜や果物、海草、菓子、酒などを適宜とり入れて、食卓に変化をつけていることは、いうまでもありません。

    必食食品だけでカルシウムとビタミンを十二分にとること
     こういうふうに必食食品を決めたねらいは、別表2でお分かりのとおり、この必食食品だけで、カルシウムと各種のビタミンを、栄養摂取目安量にてらして、十二分にとり、栄養の土台をしっかりさせておくことです。
    別表2 毎日必食食品の栄養分析
      熱量 蛋白質 カル
    シウム
    B1 B2
    栄養摂取目安量 2200程度 75程度 1500以上 5000以上 2.00以上 2.00以上 100以上
    必食食品の栄養量 1324 69 1800 20600 2.20 2.80 783
      Cal g mg IU mg mg mg
     それは、熱量と蛋白質は、別にそう心がけなくても、十二分にとれるのですが、カルシウムとビタミンは、少々心がけても十分とれないからです。
     それではどうしてこういうふうに必食食品を決めたかと申しますと、そうした食品は、その食品だけで、栄養の調和が最高度にとれているからです。
     また手に入りやすく、あまり高価ではなく、しかも安全度が最高度であり、その上おいしく食べられるからです。
     まず熱量食品についてですが、白米は、栄養の調和が極めて低く、その調和をはかるには、大根葉のような優れたナッパでも、3倍量以上そえなければなりません。
     けれども、小麦粉では2倍量、芋では半分量ですみます。
     そこで、芋とくにじゃがいもと小麦粉とくにパンを主要熱量食品とし、それに、バターとチーズを加えたのです。
     つぎに蛋白質食品ですが、肉は、2倍ないし3倍量のナッパが必要ですが、大豆では半分量、卵も半分量ですみます。
     そこで、主要蛋白質食品として大豆と卵をえらんだのです。
     なお、牛乳は、今のところ、栄養源というより、パンにそえる嗜好品です。
     さらにカルシウム・ビタミン食品ですが、ケール600g、青汁にして約3合は、遠藤先生が、長年強調されているとおり、青汁だけで、カルシウムと各種のビタミンを、一応十分にとるためです。
     けれども、こうしても、なお、熱量と蛋白質に比べて、ビタミンとくにBの各種が不足しがちです。
     そこで、さしあたり、エビオスを加えたわけです。
     エビオスは、数多いビタミンB剤の中で、各種のBが最高度調和しており、また値段も安いからです。

    わが家の献立の一例
     こう申し上げますと、いったい毎日どんな食事をしているのだろうかと、疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
     そこで、ご参考までに、ある日の献立を紹介しましょう。

      朝食      バターつきトースト 目玉焼き・パセリ・レタス添え トマト 牛乳 青汁 エビオス 
      昼食(弁当)  チーズをはさんだパン いわしのからあげ パセリ・レタス・三度豆ソティー
      夕食      粉ふきじゃがいも さわらの刺し身 キウリもみ ひややっこ しじみの味噌汁 煮豆(大豆) 青汁 エビオス 

     これは、ほんの一例ですが、その時々でサンドウイッチにしたり、スポンジケーキを焼いたり、肉を使ったり、どこの家庭でも大体同じようなものではないかと思います。

    今後の課題
     こうした改善をしてから、まだ数ヶ月しかたっていません。これからいろいろと工夫し、栄養上もっと理想的で、しかも、おいしい食事で、といって、料理屋・レストラン的なおいしさではなく、ましてや加工品的なおいしさではなく、家庭的な、本当においしい食事にしたいと考えています。
     遠藤先生のお話しでは、イモ・マメ・ナッパの食事を続けていると、好みがだんだん変わってきて、白米や、肉や魚や、また菓子などは、よほど少なくなるそうです。
     そうなりますと、エビオスは不要となり、ケール600gも、少し減量できるのではないかと思います。
     また、調理の面でも、いろいろと工夫し改めてゆけば、こうした栄養食が本当においしく作れるものと思います。

    青汁は栄養改善の決め手食改善の突破口
     思えば、青汁1合をのみはじめたことから、こうした食改善をしたわけです。
     食品成分表を片手に、数字とにらめっこして、カルシウムが足らない、ビタミンがどうのこうのと、どんなにアタマをひねっても、世間一般の食習慣で工夫する限り、まずはさておき青汁を、それ相当量のむ以外に、これといった工夫はないように思います。
     こんなに手軽で、しかも、これ程うまくいくものはありません。
     たしかに青汁は、栄養改善の最も有効な決め手です。
     と申しますと、げせない思いがする方も、多いと思いますが、毎日食べているものを、とくと見直し、できれば、1日だけでも、栄養分析をしてみて下さい。
     ほんとに、よく分かります。
     また、げせないままでも、うたがいながらも、とにかく実行してみて下さい。
     やがて、体がしんから丈夫になって、教えてくれます。
     さらにこの青汁は、食改善の突破口です。と申しますのは、この青汁は、けっして、おいしいものではありませんが、これをのみはじめると、これがおいしいものではないからか、食事全体を見直おすようになり、やがて、それを根本から改善するようになります。
     そして、いよいよ、からだが丈夫になり、そうした食事に自信がわき、また、まことにおいしいものとなってくるようです。
     遠藤先生が身をもって示されている通りであり、私のうちも、ささやかながら体験し始めたことです。


 
5. 南瓜子

     医学博士 遠藤 仁郎 

     勿体ないことに、惜し気もなく、捨てて顧みられないものにカボチャのタネ(南瓜子)がある。
     中華料理にはつきものであることは周知の通りだが、なかなか栄養にもとんでいる。
     熱量578カロリー。蛋白質が多く(29.7グラム)質も良い。
     脂肪も多く(48.9グラム)、不飽和脂肪酸にとんでいるので、血液コレステロールを下げ、動脉硬化を防ぐ効がある。
     ミネラルについては、成分表に記載がないので明でないが、カルシウムは少いらしい。
     ビタミンでは、Aはごく僅かだけだが、B1は0.65ミリグラムとすこぶる多く、B2もかなりあり、(0.13ミリグラム)、但しCは皆無。
     昔から、サナダ虫駆除に特効がいわれており、私どもが医局にいた頃には、綿馬根という、うっかり中毒すると、生命をとられたり、眼がつぶれるといった、物騒な薬しかなかったので、たいてい、これをつかった。
     クルミやカヤ(榧)の実にも(いずれも脂肪にとんでいるものだが)同じ効能がいわれているから、何か共通した成分でもあるのだろうか。
     もっとも、カボチャは果肉だけでも効くそうだが。
     虫のほうは、しかし、衛生思想が進みよい薬もできた今日では、もうその必要もあるまいが、もっと耳よりなのは、この南瓜子が、現代の男性に多い、そして成人病の一つといってよい、前立腺肥大や蔭萎に有効ということだ。
     ハンガリヤのジプシー、ブルガリヤの山地人、アナトリアのトルコ人、ウクライナ人、トランシルバニアのドイツ人などは、ロシア人がヒマワリの実を精力源として食べるように、南瓜子を食べているが、かれらには前立腺の病気は殆んど無いし、精力もさかんだという。

    (R.Lucas著Natures Medicinesによる)

     だから、おやじを、いつまでも元気で働かしたいならば、こいつを食わすべしだ。また、女性の子宮筋腫は前立腺肥大に似たもののようだから、あるいは、その予防にもなるかも知れない。
     冬至に食えば中風にならぬ、といわれているように、南瓜にも健康長寿の効があることだ。
     一つ、大いに食おうではないか。
     しかも、かならず、タネごと調理すること。
     そして、ワタもタネも(やわらかいものはそのまま、かたいものは中の仁だけ)も残さず、みんな食ってしまうこと。
     どうしても、タネをとらねばならぬばあいは、よく洗って乾燥すること。
     そのままでも、炒ってでも、ビールのつき出しに出してよし、お八つにもすこぶる結構というもの。
     少々手はかかるが、子仁だけをとり出せば、ゴマや南京豆と同じく、すばらしい調味料として、いろいろ利用できる。


 
6. 自然食品ブーム無限の効用

    うそつき食品を追放
     最近、各デパートが相ついで“自然食品大会”をやっている。
     6月初旬、日本橋白木屋が自然食品を中心に「健康食品の会」をやったのを皮切りに、6月末は千葉そごう、7月17日から東横、そして8月17日から西武。伊勢丹でも目下検討中というモテ方だ。
     この人気の秘密は、もちろんその万病向きの効果。
     栄養たっぷりというわけで“うそつき食品”はんらんの現代に、一種の郷愁を呼んでいるらしい。
     自然食品とは、人工的な加工を一切加えない食品−植物などを自然のままの姿で食べようというもので売場をのぞいてみると、
     天然醸造の味噌、小麦のバク芽、まじり気なしの蜂蜜、塩気を抜いたコンブの粉末、漂白剤を使わないそうめん、蜂蜜入りのピーナッツ・クッキーなどといった食品が並んでいる。
     にんにくや漢方薬としても知られている朝鮮人参、枸杞(くこ)、熊笹なども広い意味で自然食の中に入るだろう。
     デパートで健康食品を扱って26年のキャリアを持つという森谷宮松商店の古越営業部長は、「昔はハイクラスのお客が多うございましたが、近ごろでは購買層もぐっと広がってきました。
     漢方薬をはじめとしていわゆる強精剤、“くすり”になりますとまだまだ高貴薬。そこで漢方のいいところを生かして値段を安くしたいわゆる健康食品が、人気になっているのだと思います。
     私たちとしても、牛乳を飲むような手軽さで自然食を味わっていただきたい」といっている。

    そば粉にミックスして
     森谷商店では、にんにくと朝鮮人参、熊笹にまむしを調合した「五貴源」(1ヵ月分1100円)という粉末自然食品を発売しているが、これもなかなかの人気。「女優の小暮実千代さんはじめ、芸能人、作家、スポーツマンに愛用者が多い」(古越さん)という。
     この自然食を、試食させながら売っているのが日本橋交差点の角、柳屋ビル地下2階の「日本自然食普及会」。
     目下人気ふっとうのコンフリーをそば粉にミックスしたグリーンのもりそば(80円)や、司会のコンサルタント、早野富美惠さん特製のサンドイッチを試食させ、自然食品の効用のほどを実践している。
     もりそばのツユは生ゴマとイリゴマに調味料を入れて作った独特のもの。
     またサンドイッチには、数種類の自然食品が混入されているという。
     それにここで出してくれるおヒヤは、巨人軍金田投手ご愛用のミネラル・ウォータ−。野菜の生ジュース(100円)もある。

    緑のしぼり汁 高血圧なんかピタリ

     「ニキビ、肝ぞう障害から美容、疲労回復と、自然食の効用は数限りあります。組み合わせによって肥満女性がやせることもできるし、頭がよくなる」
     と同普及会の話だ。
     横浜市中区の、神奈川県中小企業会館の中にある「青汁喫茶」。
     ここでは全国でも珍しい葉っぱのしぼり汁一本やり。
     1杯40円だが「病気のほとんどは食生活のかたより。緑をたくさんとっていれば、たいていの病気は防げます」
     と店主田辺弘さんはいう。
     近ごろでは年配の“信者”にまじって「外食だから栄養のバランスが心配」という独身サラリーマンやOLなど、1日平均約200人以上の客が押しかける。
     ここで出す青汁は米国産の野生のキャベツ“ケール”を自家製にして葉っぱをしぼったもの。
     ほかの青野菜よりも苦味と匂いが少なくて飲みやすいという。

    学校給食にも青汁登場
     田辺さんは青汁をはじめとする自然食にたずさわって15年。学校給食に青汁を出したり、会員宅に青汁を牛乳のように配達した。
     いまでは都内一円の会社、学校、公共団体などからひっぱりだこで食事指導に出歩いている。
     田辺さんの指示にしたがえば、高血圧で250、60の人でも、2週間で平静になるというから凄い。
     日本自然食普及会では午後1時から3時まで、田辺さん方では朝から午後1時まで、いずれも食事管理の相談を受け付けている。
    (内外タイムズ)


 
7. 「健康児」体験

    広島県 T.S. 

     私は広島県の東部、芦田町に住む、三児の母親でございます。
     顧みますに、月日のたつのは早いもので、青汁信者になり、はや5年を迎えます。
     町内では、おそらく、青汁気違いの私を知らない人はないでしょう。
     それどころではございません。
     私どもの身辺には、青汁信徒が次々にふえ、静かなるブームを展開し、皆様がたより非常に悦ばれ、末たのもしい今日この頃でございます。
     まず、私が青汁に、こんなにも情熱を傾けた動機から、お話しせねばなりません。
     それは、私の愛児、長男は現在小学校の3年に在学しておりますが、今から5年前、それはそれは、とても虚弱な子でした。
     お医者さんとは手の切れたことがなく、日夜心配の種でした。
     すごい偏食で、青野菜は全然だめで、特にお菓子を好んで食べ、中毒気味でございました。
     腺病質の青ビョウタンでひょろひょろ。慢性下痢。夜寝ていても足が温まらず、だるくて寝つかれない程でした。
     私は、健康な子供に育ててやらなくては、この子の将来が思いやられる、と思い、偏食をなおそう、色々と努力もしてみたり、また方々の病院を訪れ、薬だ、注射だと、いろいろやってみました。
     あれこれと迷ったあげく症状はかわらず、どうすることも出来ませんでした。
     ちょうどその頃、神様のお引き合せとでも申しましょうか、婦人会で、青汁が健康に素晴しいということを知り、早速、書店に、主婦の友社発行の「青汁の効用」、遠藤先生のご本にふれ、天にものぼる光明を発見しました。
     そして、倉敷西小学校の実に素晴しい成果を知り、その時の歓喜は、きっと一生忘れることは出来ないでしょう。
     私に残されたことは「実行」の二字より他にありません。
     がしかし、果して子供が飲んでくれるであろうか。一番不安でございました。
     でも、飲ましてみせる。愛児を健康にするには、もう他に手段がないのだ。
     ただ暗闇の中に一筋の光をもとめて、心の中にもがきあえぎました。
     よい、とわかったら、早速、実行です。
     寒中の2月の初めとて、一見、枯草ばかりのようでありましたけれど、青葉求めてさまよい歩いたところ、またしても神様のお恵み。油菜が田甫に繁っておりました。(現在は清浄野菜ケール使用)、早速もち帰り、摺鉢にてすり、絞りあたえました。
     偏食の子供故、飲むはずがありません。
     でも私は、子供を救ってやる一念で、スプーン一杯でも飲んだら、ほめたたえてやりました。
     蜂蜜を混ぜたり、カルピスを混ぜたり、色々してみました。
     しだいに量を増してゆき飲み始めて1ヶ月もたった頃でしょうか爪の色がピンク色を帯びて血色も少しづつ増して来るのが、目に見えて来ました。
     朝コップ1杯、晩コップ1杯。親子ともども、それはそれは大変でした。
     でも、よくここまでついて来てくれました。
     私はコップ1杯の青汁に神様の素晴しいお恵みとて、どんなに涙を流したことでしょう。
     ついに、平気でガブガブ飲むまでになりました。
     偏食も殆んどなくなり、あれ程頑固だった下痢やら足の冷えやだるいのが、いつとはなしに、忘れるようになりました。
     その聞、町内の皆様方のご愛情、野菜を次々と提供下さった多くの方々、心より感謝いたしておる次第です。
     現在では、家族ともども「我家の健康は先ず青汁より」をモットーに、飲用いたしております。
     次男の発育の素晴しいことは、正に青汁っ子。他の目も羨むほどにて、生後10日目頃より、スプーン1杯づつあたえ始め、お誕生ごろには、1合位は平気でのみ、現在は2年7ヶ月続けて飲用いたしております。
     その間、地元の保健婦さんのお目にとまり、実に素晴しいと、太鼓判をおされ、とうとう保健婦さんも、青汁信者の会員になられました。
     まず、育てての感想は、骨格がしっかりしていて、肉がしまっていること。
     発育が素晴しくよい。虫歯がまだ1本もない。
     病気に対する抵抗力がある。
     等々ですが、実に素晴しいのです。
     世のお母様がた。「健康な子供に育てることが、真の愛情であり、最大の贈物ではないでしょうか」。
     私は、あえて青汁をおすすめいたします。
     そして、体に異常のある方も、現在健康な方であろうとも、食生活の誤りを正し、大自然の恩恵を心ゆくまで浴し、また味わい、幸福な「健康で明るい家庭」の第一歩を歩み出そうではありませんか。
     世が進歩するにつれ、合理化だ、インスタント化と呼ばれており、現にドンドン進んでおる現状でございますが、食に関しては、実に恐るべきことだと痛感いたします。
     当り前のことがあたりまえでなくなり、不自然なことが自然となる。世に生きに逆さま時代。
     身が細そる思いがいたします。
     「芋、豆、菜っ葉!」ごく平凡で当り前のこと。
     これが素晴しい!私ども地元の小学校、保育所では、健全なる児童育成のため、諸先生ご理解のもと、希望者に飲用の場をあたえて下さり、私ども、現在では、遠藤青汁友の会芦田支部として、お届けさせていただいております。
     現在にありますこの幸せ、神ひとえに、また諸先生方のお導きと、心から感謝いたしつつ体験発表を終ります。
     全国の同志の皆様!どうか、この素晴しい青汁を全国津々浦々、否、世界中にこだまする如く、ご共鳴ご協力下さいますよう、よろしくお願いいたします。


 
8. 雪中のケール摘取

    山形支部 K.K. 

     山形駅から仙台に向う仙山線の高瀬駅近くの中里にこのケール畑があります。
     伊藤孫三郎、たけの夫妻が丹精こめて約一段歩ばかり栽培しているのですが、冬が一番苦心します。
     ケールの冬季間の確保は難問題で色々やって見ましたが、現在ではこうして畑の栽培のままビニールをかぶせるのが、経済的であり効果的だと結論づけて居ります。
     冬季ケールがなく残念がっている全国の約半数の人のために写真でお目にかける次第です。
     これでも勿論凍葉や、くされが出て収穫は半減します。
     でも、雪中から掘り出したケールの味は又格別ですね。
     遠藤先生の云う天与の味です。
     雪国の皆さんもあきらめないで頑張って工夫して下さい。


 
9. 復活する結核

     この数年間、結核は亡びゆく疾患に属するということが広く認められるようになってきた。
     しかし、10年にわたるisoniazidが結核に対しておさめた勝利には限界のあることもぼつぼつ知られており、昔にかえろうとしている不吉な兆候もみられる。
     New York市では、予想以上に活動性結核が発見されており、とくに収入水準の高い地域の住人よりも、貧しい階級に蔓延しており、また薬剤耐性を示す結核菌菌株の発生が認められている。
     薬剤による治療が無効であると思われる患者は、薬物療法を受けた全結核患者の1%以下であり、非常に少ないが、結核療養所の患者の大部分を占めるような症例である。
     New York市では結核による死亡は1953年の1,294例から、1962年には738例に減少し、同期間に、結核は死因の9位から13位におちた。1953年に新しく発生した症例は7,349例であったが、1962年には4,400例を少し下回った。
     新しい抗結核剤が作られていることは事実であるが、はたして、その効果が結核菌の変化に常に先んじうるか否かを予言することは困難である。
     

    スペクトラム1、6、(昭和41)


 
10. 日本の胃がんは世界第2位

    シンポジウム “消化器がんの疫学”
     今回の会議でとりあげられた唯一のシンポジウム「消化器がんの疫学」は世界連合の会長Thomas Hunt氏の司会で19、20日の2日間にわたって行なわれた。
     消化器がんの疫学は消化器がんの発生要因をさぐる重要な手がかりになるものとして注目されており、日本では東北大教授瀬木三雄氏の研究が世界的なものとして評価されている。
     今回のシンポジウムでは消化器がんの地理的分布の問題が中心となり、胃がんの発生は男性ではチリ、日本、ハンガリー、女性ではチリ、日本、オーストリア、ハンガリーに死亡率が高く、エジプト、セイロン、メキシコの男性、エジプト、アメリカ白人、セイロンの女性に低いことが明らかにされた。
     そして死亡率の高い国と低い国の差は、約30倍という数字が示された。
     また腸がんはスコットランド、カナダ、北アイルランドの男性、スコットランド、カナダ、北アイルランドの女性に高く、セイロン、メキシコ、ユーゴーの男性、セイロン、ユーゴー、エジプトの女性に低いこと、直腸がんはデンマーク、ベルギー、スコットランドの男性、デンマーク、スコットランド、英国の女性に高く、ギリシャ、コロンビア、メキシコの男性、エジプト、セイロン、ギリシャの女性は低いことが明らかにされた。
     これらのがんは胃がんと同様死亡率の高い国と低い国の差が大きく、胃がんは世界的に減少の傾向を示し、これに代って腸がんが増加しており、アメリカの白人の間では胃がんはここ10年間に4割も減少していることが報告された。
     一方がんによる死亡率の男女差は、直腸がんを除いたすべてのがんが男性の方に高いことも明らかにされた。
     この調査は東北大学医学部公衆衛生教室が中心となり、世界46カ国の標準人口をもとに、各国の死亡率訂正を行ない実施されているもので、今後の研究はがんの発生要因の探求に大いに役立つものと思われる。
     シンポジウムの第2日目にはチェコスロバキアのO.Gregor氏が胃がんはA型の血液型に多いこと、胃がん患者は酸性度の低いものが多いことなどを報告した。
     また消化器疾患研究の世界的権威であるイギリスのAverz Jones氏が世界消化器連合の研究機関が行なった胃がんの疫学的研究の結果の中間報告を発表、世界的に緯度の高いところに胃がんが多く、胃がん発生の地理的な差についてのべた。
     また胃がんと腸がんの関係について、胃がんの多いところに腸がんは少なく、腸がんの多い地区には胃がんが少ないというデータをあげた。
     このほか胃がんと大気汚染の関係、消化器がんの遺伝・家族的要因などの研究の結果が発表され、座長のHunt氏が「将来世界界消化器連合でもっと緊密な連絡をとりあい、調査を行なうことが望ましい」とのべ2日間にわたるシンポジウムをしめくくった。

    (医学会新聞より)


 
11. からだが黄色くなった

    新居浜市 S.N. 

     半ヶ年前より、1日3回1合づつ3合の青汁食を4ヶ月。
     その後は、自家栽培でケールが得られるようになりましたので、新鮮な物を1日3回、生食して居ります。
     1回に200〜300グラムです。
     2ヶ月になります。
     その他に、自己流で、大豆を毎日200グラム、玄米に混ぜて、主食としています。
     これも半ヶ年になります。効果は非常なもので、体質改善が、この最近、感じられます。目的は、55才の体調を若返えらせたいことです。
     中程度の糖尿病は、問題ではない程によくなりました。
     ただ一つ困っていることは、青汁、大豆食を始めまして2ヶ月位より、手足の指が黄色を呈し、最近では次第に濃く、手全体の黄色は、他人から不審がられる程になりました。
     体全体が黄色です。これはケール生食量の過剰か、大豆量の問題か、ご教え願いたいと思います。


     ケールのためです。
     柑皮症といってミカンや南瓜やナッパ類など、ビタミンA(カロチン)の多いものを食べるときおこるものです。
     心配はありません。少しケールの分量をへらしてみて下さい。


 
12. 日々是好日

    滋賀県 Y.I. 

     「健康と青汁」70号より111号までいただくことが出来、その間、大した病気もせず、風も引いたことなく、日々是好日で、送らせていただき、感謝でございます。
     体重も、若い時は十八貫で、暑い時は困りましたが、5年前やせ、病気によくかかりました。
     今は、また若い時と同様十八貫になりました。
     今度は、からだも楽で、元気でよろこんでいます。
     ケールは60本ほどつくりていて、台風の時は皆ぜんぜんうちたたかれて、ダメとなりましたが、その後立ち直り、よろこんでいます。
     今春来、よく出来ると、病人の方を見つけしだい、差上げていたのですが、飲みづらいのか、手間がかかるのでか、小馬鹿にして活用しようともせず、却って悪口を人にいっていられるので、もう差上げることは止めました。
     私は七十をむかえまするが、幸に健康でありますので青汁の友の会を始めたく思っています。


 
13. このような宝

    芦別市 Y.M. 

     今年の1月にいただいたケールの種子を5月にまきました。
     今では、先生の本に出てました写真のケールそっくりの葉が、だいぶ大きくなっております。
     毎日、幾度となく裏庭のケールを見に行く私を楽しませてくれます。
     3、4種類のケールが約一尺余りに伸びて、それぞれの異なった形の葉が、青く美しい色にそだっています。
     家族中で飲むには少し早いのですが、子供二人と私、3人で、1枚1枚葉を摘みながら、大きなザルに1杯づつ、毎日、青汁にして飲んでおります。
     約4合程とれます。朝食後まず青汁を飲んでから仕事にかかります。
     幼い子供も素直に飲んでおります。
     そして、青汁を飲んで鉄腕アトムになるんだと、喜んでいます。
     私自分の手で青汁をしぼれる限り、一生、愛飲するつもりです。
     このような宝を知ることが出来、本当に有難うございました。


 
14. これではとても

    下静岡県 Y.S. 

     「青汁の効用」をみて本当に感銘いたしました。
     あまり感銘したので、自分は1回も試みないうちに人にすすめたら、これまた大いに感銘して、早速やると大はりきり。
     そこで、当の自分もと思い、花ヤサイの外葉をスリ鉢ですり、やって見ました(ついこの頃、生れてはじめて播いたケール。まだ播種後1ヶ月位のを毎日見て、大きく期待しております。)
     スリ鉢でやってみて、案外汁のとれるのにおどろきました。
     なるほど200グラムから1合とれました。
     また、その絵の具をといたような美しい濃緑色、ちょっと抹茶のような感じの汁には感激しました。
     大いに食欲をそそるデザインです。
     しかし、味は全くいただけませんでした。
     匂いだけでゾーと寒くなる。
     2合位グッと飲みました。
     その後3時間位して、大根葉はどんな味かと思い、1合飲んでみた。
     辛味は全くなかったが、その青臭いこと、グーと半分飲んだところで吐きそうになった。
     また、ゲップでも出ようものなら、プンと鼻に匂いが来て吐きそうになる。
     この味では、日に5合も6合もガブガブ飲めといわれても、出来そうもない。朝1合、夕1合、計2合位ならまあまあ出来んこともない。
     大いに我慢すればである。
     実は、私は、実験前には日に1キロ、年一〇〇貫のケールを飲もうなんて考えていたのでありますが・・・・・・


 
15. 肌につやが出た

    兵庫県 Y.T. 

     8月1日からはじめました。サツマイモの葉を、毎朝とって来て、庭の柿の葉とビワの葉を混ぜて、のんでいます。
     今日6日目。気のせいか効果が現われたのか、母は今までより痰の出が少くなり、ひどい汗かきも多少へったように思えます。
     私もよく、夏の間、貧血をするのですが、この2、3日、その兆候がありません。
     そして沈んだ顔色だったのに、何だか肌に艶が出、皮膚がいく分白く感じるように思えます。


 
16. 非常に悪かった胃

    愛知県 H.I. 

     5年前に、ツリーケールの種子をおわけ願い、生育も大変によく、大量の青汁を飲用させていただき、当時、非常に悪かった胃も、3ヶ月目から苦痛もなくなり、大変うれしく思っております。


 
17. 韓国だより 医者をなおす医者

    光州市 M.B. 

     去年の6月、知人ひとり居らぬ他郷の光州市に進出いたしまして、満1ヶ年。
     荒蕪地を開墾する心情にて、ケール普及に頑張った結果、会員が百余名に達しました。
     当光州市は、韓国唯一の文化教育都市にて、現在、会員方は、主に各機関の長、教育界、医学会、知識者層で、医学のいの字も知らない小生は、普及の面でも苦難を感じますが、会員方の一部では、「お医者をなおす医者」だと申しております。
     今までのつらかったことはどこへやろ、「医者は仁術」という言葉を自覚するような気がいたします。
     今後も、如何なる苦難にも負けず全力をつくす積りでおります。


 
18. 元気になった

    玉島 S.T. 

     飲み始めてから体重が大分増えた様に思います。1日野菜類を食べなくても大体同じ時間に気持ちよく便通があります。唯、飲む時が少しいやな味です。身体をどっと動かした時、頭がふらふらとし、目がくらみじっとしていなければ直らなかったのが、自然に直った様に思えます。今頃はふらふらとする事がなくなりました。胃の調子が良くなったせいか食欲が進み何を食べてもおいしいのです。身体には大事な薬と思います。


 
19. 毎日6合

    苫小牧市 S.T. 

     青汁、毎日6合飲用しておりますと、大変、調子がよく、近所の人からもケールの種子をたのまれました。


 
20. 疲れぬ

    熊本県 M.H. 

     86才の老人ですが、青汁を飲んで居りますので、元気一杯、毎日1時間余りの散歩の外、ケール其他の野菜の手入れ等、自分で致しておりますが、少しも疲れることなどありません。
     これは、ひとえに青汁の効果と信じて居ります。


 
21. 質問箱:コンフリーは

 コンフリーの禁止について → 

    山形県 O. 


     今やかましくいわれているコンフリーは青汁になりませんか。


     成分は素晴しいということですから、青汁にもよろしいし、虫がつかぬのが何よりよろしい。
     私どもも、夏の材料として、大きな期待をかけて、試作してみました。
     しかし、出来上りの色がよくないのと、味も、も一つ、というのでやめてしまいました。


 
 コラム紹介

    日の下に新しきものなし

    (旧約)   



    世の中に真に新しいものというものはない
    もっとも古いものはもっとも新しい
    (ゲーテ)   



    長く忘れられたものほど新しいものはない
    (独諺)   



    何事もあまり善くせんとして急げば
    必ずあしくなる。
    病を治するも亦しかり。
    病を早く治せんとしていそげば、
    却ってあやまりて病をます。
    保養をおこたりなくつとめて癒ゆることを急がず
    その自然にまかすべし。
    養生訓    



    わたしは健康がわたしにほほ笑む時は、
    益これを増進せうと努めるが、
    一朝これから遠ざかれば、
    これを取りもどそうと、
    余りあせらない。
    モンテーニュ    



    体質上ノ菜食者ハ
    動物性食品ヲ見レバ
    コレヲ試ムルマデモナク
    直チニ嫌気ヲ催オスノデ
    ソノ上更ニ菜食厳守ノ持戒ハ無用デアル
    ガンジー    



    飲食と運動との適度を知れ
    ヒポクラテス    



    運動なきものは消化弱く、
    しかも学者はその最上に位する
    ケルズス    



    富者を健康ならしむる唯一の方法は、
    断えず運動と節制を行じ、
    あたかも貧者の如く生活せしむるにあり
     ウイリアム・テンプル    



    あせることは何の役にも立たない。
    後悔はなおさら役に立たない。
    前者はあやまちを増し。
    後者は新しい後悔を作る。
    ゲーテ    



    心を養うは
    欲をすくなくするより
    善きはなし。
    (孟子)   








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