健康と青汁タイトル小 <1967年9月15日発行 第133号>
 目次




1. 竹の葉

     医学博士 遠藤 仁郎 

     竹の葉、笹の葉は青汁にどうか、と時々聞かれます。
     竹は成長がはやく、寿命もながい。寒暑にもよく堪えます。
     また、動物も好んで食べます。ジャングルの象の食べものは笹の葉だし、ゴリラの主食は筍だ、などのことからも、おそらく、その成分は素晴らしいものに相違ないでしょう。
     それに、山にも、野にも豊富。しかも、年中いつでもあります。
     しかし、何分にもあの硬さ。ごく若い芽のほかは(新芽のシンのところは軟いので、そのままでも、煮ても食べられる)、繊維がつよい上に、水分も少いので、青汁をとることはちょっと無理です。
     まあ、さしずめ、十分すりつぶし、水を加えてしぼりとって飲む。あるいは、乾燥し、粉末にして利用するくらいしかありますまい――
     笹の葉の青汁、と銘うって売り出されているものもあるようですが、あれも、多分、こうした類のものでしょう。

     民間療法では黒焼きにもしています。
     「魚中毒に、竹の葉、萵苣の葉、紅梅の梅干の黒焼を白湯でのむ」

    (掌中妙薬集)

     煎じてもいます。
     血の道に、竹の葉に紅花を入れ、せんじて用いて妙」。
     生葉をにえ湯に入れただけの笹茶(一種の香りのある、なかなかおいしい茶になる)をのんでもよいわけです。
     また、煮汁で粥(竹葉湯粥)や飯をたき、酒にもしています(竹葉酒)
       「竹葉湯粥 渇を止め、心を清す。」
       「飯は暑を避ける。」
       「竹葉酒 諸風、熱病を治し、心を清し、意を暢べる。」
     といった具合。
     下界の笹より高山の熊笹がよいとか、どこかの島の熊笹は、とくに癌にきく、などといわれているようですが、べつに、どんなのでも、どこのでもよろしい。

     竹の葉に共通した効果はあろうというものです。
     本草書には
       元気を益す。暑を避ける。心を清す。意を暢べる。温疫によい。煩熱を除く。汗を発す。痰を消す。悪瘍を治す。酒毒を解す。丹石の毒を圧す。口瘡を治す。喉痺(扁桃炎)。失音不語。嘔を止める。嘔を止める。吐血。虫を殺し、悪気を去る。消渇をとめる。驚癇、迷悶、不睡。妊婦のめまい。卒倒(頭旋、倒地)。目を明にし、目痛を治す等々。
     ずいぶんと、色々の効能がいわれているようです。
     殺菌力があるともいいます。
     賀茂の祭の「ちまき」は熊笹につつんだ団子ですが、あれは、いつまでおいても腐らず、カビもはえぬそうです。


 
2. 松の実

     朝鮮にながくいた人の話では、金剛山には、今でも仙人が住んでおり、松の実と松葉を食って、とても長生きしているそうだ。
     日本の松の実は、ちっぽけで、精々、小鳥の餌になる程度にすぎず、とても、われわれの食糧にはならぬが、朝鮮のは、ずっと大きいし、その栄養価もすばらしい。
     熱量は、実に634カロリー。
     これに釣り合うべきビタミンB1は160ガンマで、少し少いようだが、この至適比1カロリー対1ガンマのカロリーは非脂肪熱量、つまり脂肪以外のカロリーのことなので、熱量源の大部分(6割以上も)が脂肪である、この松の実のばあいは、十分バランスはとれている。
    熱量蛋白質脂肪カル
    シウム
    B1B2
    松の実63414.660.8155506.2160400
    同+大根葉20073325.062.23956109.060053601000182
    上 大根葉30078130.262.958564010.490054601300272
    カロ
    リー
    グラムグラムミリ
    グラム
    ミリ
    グラム
    ミリ
    グラム
    国際単位ガンマガンマミリ
    グラム
     蛋白質も相当あり、質もかなりのものらしい。
     カルシウム対燐のバランス(至適比1:1〜2)は、1:36.6で、酸性度は相当つよい。
     ビタミンでは、AとCは少いが、B群とくにB2にとんでいる。
     酸性のつよいことと、ビタミンA・Cに乏しい点では劣っているが、それでも良質緑葉たとえば大根葉を200グラムも添えれば、ほぼ釣り合い、300では十分完全になる。
     松葉には、おそらくミネラルもビタミンも豊富だろうから、金剛山の仙人が、松の実と松葉で生活しているというのも、あながち無稽の沙汰でもなさそうだ。
     また、松の実が脂肪にとむ高熱量食品だけに、比較的少量でもよいわけだし、この脂肪には、コレステロールを高め、動脉硬化を招く作用もなかろうから、かれらが長生しているというのも、多分、大出鱈目の嘘っぱちではあるまい。



3. 青汁教室 食養生についての断想(3)
前回参照

     薬は、諸刃の剣のようなものである。よく効く薬ほど、使い方を誤ると、有害有毒作用も、またはげしい。平素の食べ方がひどく間違っている人は、必ず、あちこちと体具合が悪い。そして、とかく薬をのんで治そうとする。だが、それが効くのは、一時的であるか、気やすめである。そこで、もっと沢山に、もっとよく効く薬を、となる。そうして、いよいよもって、体具合が悪くなり、ぬきさしならぬ状態となる。

     病気の治療に薬を使うのは、錠前を開けるのに鍵を使うようなものである。合い鍵でなければ、うまく開かない。合わない鍵を、しかもムチャに使えば、錠前までこわしてしまう。
     どんな錠前でも開く万能合い鍵のようなものは、青汁を取り入れた食養生である。正しく上手に行なえば、どんな病気でも必ず治る。それには日にちがかかるが、効果は確実である。へいそ間違った食べ方をして病気にかかっている人が、よく効く薬をのむのは、あたかも腐った材木に大きな釘を打ちこむようなものだ。いっこうに効き目がないだけでなく、体までこわしてしまう。
     まずもって、正しい食養生が肝要である。

     高血圧は、たとえていえば、子供の木のぼりのようなものだ。
     叱れば(薬をのめば)おりてくるが、また、すぐ、のぼる。ムリに引きおろそうとすれば(よく効く薬をのめば)ケガをさせることがある。ほかに楽しい遊び場をつくってやれば(正しい上手な食養生をすれば)喜んでおりてくる。そして、もうメッタにのぼらない。
     ガン・高血圧・動脉硬化・糖尿病・胃潰瘍・神経痛その他いろいろな「成人病」は、もともと、老令となるにつれ、やむをえず体が衰えて、かかる老人病である。それなのに、この頃は、中年、いや壮年で、かかり、また青年でも、かかるようになっている。

     その主な原因は、平素の食物が、栄養上著しく不完全不調和であり、さらに、そんなものを余計に食べすぎ、その上、食品添加料を使った既成の加工食品や、農薬その他で汚染された食品で、有害有毒物まで多量に食べこんでいるため、大切な臓器が、意外に早く、くたびれてしまったことだ。
     まるで、この頃の食べ方は、人を使うのに、マトモに食べさせもせず、しかも危険な仕事にコキ使っているようなものだ。
     肝臓病・腎臓病あるいは高血圧・動脉硬化・糖尿病・胃潰瘍・神経痛といった厄介な病気は、多くの場合長い間、栄養上不完全不調和な食べ方をし、その上、有害有毒物まで多量に食べこんだあげくに、かかるものだ。
     こんな病気を、クスリかなにかで安直に治そうとしても、それはムリというものだ。それ相当に日にちをかけて、安全な食物で完全栄養をはかり、だんだんと治していく以外に妙手はない。
     「カゼは万病のもと」といわれている。この言葉は、ふつう、カゼをひくと、これが原因となって、いろいろな病気にかかるぞ、ひかないように、こじらさないように、という意味に解しているようである。
     だが、もっと深く考えてみる必要がある。カゼをひくような体は、もともと栄養が悪く、抵抗力が弱いのだ。いろいろな病気にかかる素地があるのだぞ、もっと食養生その他に気をつけて、からだ全体を丈夫にするように、という意味だ。
     「便秘は万病のもと」であるが、多くの人々は、下痢にはヤタラと心配するがこの便秘には、そう心配しないようである。だが、下痢は、その性質によって事情は異なるが、おなかの大掃除である場合が多い。けれども便秘は、逆にゴミをためこんでいるようなものだ。
     そして、このゴミは、いろいろと有害有毒作用をあちこちに及ぼして、病気を引き起こすのだ。
     それだけではない。便秘は、ひとつには、毎日おちついて、すっかり排便しないため起る。いわば習慣的なものでもあるが、もともと、平素の食物に間違った点が多いため、栄養が悪くとりわけ胃腸がタルンでいるために起こるのだ。
     これは、いうまでもなく、いろいろと病気にかかり易い素地である。

    (付記)
     この断想は、毎度の青汁教室で、遠藤先生が繰り返しお話しになっていること、これに学んで参会者が自ら体験して話し出したことどもです。


次回参照

4. 戦乱のベトナム便り

     日本からの便りに、桜花らんまんの写真や絵はがき、まったく花見物に行った感がいたします。花の下で一ぱいきぶんで花見が出来る泰平の世が羨しいものです。明けても暮れても砲銃、あるいは爆弾投下珍らしくもないが、心を曇らすものがあります。

     炎天下、40度の暑さに鉄カブト。真赤になって、流汗りんり、田舎の細道をば、アゴを出して歩行する姿は、実に、お気の毒に思います。
     初めの程は、顧問とかなんとか、遠くから現地兵を指揮していたが、この頃では他人にまかせない。自ら一兵も混えず乗り込んで民家に入り、よくない事もするらしく、もう、ぼつぼつ、断末魔に来た感があります。
     苦心苦労、大金を投じても、その効果は、今のところでは、あまり目に見えませぬ。文化の最先端を歩く賢明なる人達でありながら、なんでこんな馬鹿げた狂奔するのか合点がゆきませぬ。

     食物は人の心身を支配する。缶詰と酒で肥り、はじけている体には、炎熱と一緒に、脳みそが少し腐るのではないかと考えられます。青汁なんて、材料はあっても、ふり向いてもみない独りよがりのともがらは、実に気の毒なものです。

     さて小生は、今度、メコン・デルタの養蚕地区において、桑と野菜栽培の研究に没頭するつもりであります。
     桑園五〇〇町歩ありますが、作り方に改良なく、改良の必要大いにあり、そして、養蚕奨励を盛に、桑園一〇〇〇町歩に増す計画です。こんどこそ、落ついて青汁が飲めると思います。これまでは東奔西走、所を一つに落つけないので青汁が飲めませんでした。
     ここのデルタにケールを作ってみたいと思います故、手紙の中に少粒同封していただけませんでしょうか。


 
5. 行(ぎょう)ぜよ続けよ

    横浜市 H.S. 

     酒やタバコは、20年も30年も続けて呑んでいても、誰もとやかく言う人はないが、青汁を何年も呑んでいると、まあだ呑んでいるの、と中には笑う人さえある。
     自分で健康に好いと思う事は行ずる事、続ける事が一番大切な事だけど、相当の信念が無いと仲々続くものではない。平常は健康に自信のある人でも、一たん病気にでもなると、医者よ薬よと大さわぎして、始めて食養生と言う事に気を付ける様になるが、健康の折りは、其の様な話し等は馬鹿らしくさえ考えられる。
     処がでたらめの食生活こそ、自分の命をちぢめる自殺行為であって、ひどい病気をしてみて、始めてそれが解る。
     私も、大の酒好きで、若い頃から相当呑んで来たものですが、其のお蔭で、胃潰瘍に成り、医者から手術した方が良いと言われましたが、出来るものなら、手術をしないで直す方法は無いものかと、青汁スタンドの田辺氏に相談して、食養生の事を教えて頂き、青汁を呑みながら、毎日の食生活を改善して参りました。
     お蔭で、胃潰瘍の方も何ともありませんが、良く成って来ると酒が呑みたく成るので、其の折りは、又呑んだら胃が悪くなるのだと自分に言い聞かせて、がまんして居ります。
     食事のバランスをとると言う事は、一寸くふうすれば出来る事で、一つもむづかしい事ではありません。
     私の同年輩の人は、そろそろ髪の毛がウスク成って来て居りますが、私はぬけ毛も全然なく、かえって以前より濃く成っている様です。
     青汁と食養生は、命のある限り続けたいと決心しています。何時迄も若くて健康であるために。


 
6. ケールが一番

    福岡県 J.Y. 

     私こと、命の親としてケールをそだて、毎日テレ体後、妻の作ってくれた青汁をいただき、海浜散歩(波うちぎわ)約1時間して食事。
     69才。胃病なく、風邪もひかず過しております。青汁は10年来つづけています。何とかして右足の少し不自由で、スリッパが脱しやすいのを完全にと、つとめております。
     ケールの生育が間にあわず、あるときはヨモギ、桑の葉、松葉を代用します。どれも1週間くらいやりましたが、桑の葉、松葉は青汁をつくるのに、労力が多くいる割に、青汁の量は極少で、効果もケールの青汁にこしたものはないようです。
     もちろん、大根葉、人参葉、小松菜の混用します。芋の葉もやりました。
     結局、緑の美しい、いただきやすいケールが一番よいように思います。ここ一ヶ月ばかり、青汁に菜種油(白絞油)を、約七勺の青汁に、中サジ一杯入れていただいております。


 
7. このまま押せる

    東京 H.T. 

     愚妻持病の心不全(肥大)悪化、ゼンソク、リウマチ、神経痛も同様、異常の厳冬に、青汁材料の欠乏と相俟って、去る2月以来、前途不安の病状をつづけて居りましたが、3月下旬以来、COの急成育により、全力青汁、緑葉食、食欲消滅時は青汁絶食も試みつづけましたところ、気候の順化も伴って、一日一日、所謂紙一枚づつの元気快復をみせ、本日は久々で、単独ヌルマ湯に、烏の行水を試みましたが、特に疲労もなく、おかげ様で、「このまま押せる」との明るい希望が持てる気がいたします。
     主任医の投薬も、ここ3週間は、毎週1回受診に行っては、一週間分の薬をもらって来るようになり、小生としては、診療ぶりによって、医師と病人を診察いたして居ります。
     万事は、長年、先生ご高導の賜、あらためてご厚恩を感謝いたします。


 
8. 疲れが残らぬ

    平塚市 M.M. 

     脊髄戦傷のため下半身不随、歩行不能ですが、青汁を飲みはじめまして2年。これで余病の併発は防げるという確信をふかめております。
     現在、中学生の進学の為の学習塾をひらいて、自宅を子供たちに開放し、家内と二人で百名余りの子供たちの相手をしておりますが相当ひどく疲れた時でも、青汁を飲んで一晩寝ますと、翌朝に疲れが残りません。


 
9. 韓国だより

    大邱市 K.G. 

     毎月お送り下さいました「健康と青汁」は、今年1月まで、皆、受け取りまして、会員にみせています。お蔭さまで、大邱では、知識階級の大部分が、青汁の、からだに何よりもよいということを、認識しつつあります。
     韓国版「民間療法全書」の中の一項に、「遠藤青汁(ケール青汁)が、大概の病気に卓効を見る」、と韓国語で詳しく記しているので、日本語のわからない人には、その本を見せて、青汁がどのくらい体質改善ならびに病気治療によいか、また自然の恵みのありがたさを認識させています。
     ソウルと大邱でも、昨年の12月ごろから、ケールの葉が切れてしまって困っているそうですが、小生のケールはまだ残っていますので、小生が受けもっている愛飲者にわけています。
     今年の冬、大邱では最低零下18度まで下りました。越冬用のケールは、施肥の良否によって、耐寒力の差があり、ビニールハウスも、冬の初めから被せてやっても、順次的に寒さに訓練させつつ、厳しい寒さを耐えるようにしますと、零下十何度にも、葉は凍ったり、とけたりしながら、生長をしつづけるのを経験しました。


 
10. 腎炎よくなる

    高崎市 K.N. 

     急性腎炎から慢性腎炎となり、一年半も苦しみましたが、この青汁の会に入りましてから、大変経過がようございますので、他人様にもすすめ、自分も続けたいと存じます。


 
11. 人参とシベフ

    鳥取県 S.K. 

     シベフ(スベリヒュ)は真夏の炎天下、抜き捨ててあっても絶対枯れない、精の強い草であります。水分は多くて、尚、人参と共に農薬の心配のない青汁には最高の材料で、毎日1日3回(1回1合)いただいております。体はおかげ様で、血圧は50も下げて、150−90。自信まんまんでおります。


 
12. 知らなかったこと

    鹿児島県 S.Y. 

     最近、会社にあった文化部の図書の中に「青汁の効用」の本を、何気なく、見ました所、書かれて居ります内容にびっくりし、早速、畠にあったキャベツの青葉の汁をつくり、飲み始めました所、体の調子や気分が非常に爽快になってまいりました。今まで全然知らなかったことだけに青汁の効用は、驚きです。


 
13. 野菜ぎらいだった

    春日井市 T.E. 

     顔のシミはなかなかとれませんが、おなかがすいて仕方がないほど食欲がすすみ、なぜ今までやらなかったか後悔しています。主人が先日尿道結石をやり、いかに私達は野菜を食べていなかったか思い知らされました。でも主人は、どうして青虫をつぶしたような汁のめるか、といって飲んでくれませんが、そのうち飲むようになると思います。


 
14. ひどい神経痛

    下関市 T.K. 

     緑葉食青汁の話を拝読させていただき、数年来、感謝の日々を過させていただいております。ひどい足の神経痛も治癒いたしました。


 
15. 胃弱非常に

    愛知県 K.T. 

     4年ばかり前、タネをいただき、のんだところ、胃弱が非常によくなりました。


 
16. 南京豆の豆腐

     南京豆の豆腐は、摺った南京豆1杯と、上等葛1杯と、水5、6杯の割にて、よく混ぜ合せて、鍋に入れ、火にかけて充分に煉り、四角な器に入れ、冷し、これを葛の餡掛にしてもよし、酢味噌にても宜し。

    (村井弦斎 食道楽より)


 
17. 質問箱:胃下垂なので水分をとっては

    岡山市 N. 


     胃下垂なので水分をとってはいけないといわれているのですが、青汁は飲んでもよいでしょうか。


     飲み方に気をつければ少しも差支ありません。多くの場合胃下垂は白米飯や糖分の食べすぎと、野菜の不足から来ています。青汁はこの誤りを直すのが目的ですから絶対必要です。もしダブダブするようなら、少量づつ度々に分けて飲んでください。


 
 コラム紹介

    養生は畏るるを以て本となす

     孫真人 

    養生の道はたのむを戒む
     養生訓 



    保健七ヶ条
      1. 人生は希望と興味を持つこと肝心
           青春をは忘れぬようにいたしましょう
      2. 心身が弛緩すると早老早死する
           無理せぬ程度に頑張りましょう
      3. 精神は平静と明朗が大切
           短気や心配よしましょう
      4. ノイローゼは健康の大敵
           断じて克服いたしましょう
      5. 科学を過信せず軽視せず
           自然を尊重いたしましょう
      6. 大食美食は短命の基
           ほどほどにいたしましょう
      7. 運動と休養は活動の源泉
           充分注意いたしましょう



    善人は決して不幸なる能はず
     悪人は断じて幸福なる能はず
     セネカ 



    母乳栄養のすすめ

    メデカルニュース 66・No.・64  

     母乳栄養をすすめる書物が店頭に積まれているのに米国の母親たちからは、ほとんど顧みられていないように思われる。
     それのみか25%ほどと言われる母乳派の母親達は更に減少しつつあると推測されている。
     これは必要な栄養さえ与えればなにも母乳にこだわる必要はないという一見合理的にすら思われる考え方が社会風潮となりつつあると共に、若い母親が母乳育児を志しても祖母がすでに母乳栄養を行っていなかったために十分実際上の指導が家庭内で行なわれ得ないこと、また更には母乳を与えることは母体に害があるとか、授乳を中止した際に肥り過ぎになるとか、乳房の形がくずれるなどといった身勝手な考えによる拒否のためと思われる。
     乳児にとって母乳が秀れていることは、論をまたない訳であるから産科医、小児科医はかって祖母の立場で若い母親に、母乳栄養実施の実際を指導できるようにならなければいけないと言う。








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