健康と青汁タイトル小 <1967年1月15日発行 第125号>
 目次




1. 講座 酒の飲みかた

     医学博士 遠藤 仁郎 

     酒がいろいろの病気のもとになること、また、よくないことはよく知られています。
     しかし、あのうまい酒がどうして、それほど悪いものなのでしょうか。
     酒の主な成分はアルコールです。
     酒の害も、いろいろ混在しているものや、添加物によるところがないではないのですが、主なものは、やはりアルコールです。
     アルコールは、直接、食道や胃や腸を刺戟し、ながい間には、慢性の炎症をおこし、消化機能をよわめ、ついには潰瘍や癌の原因にもなります。
     吸収されたアルコールは肝臓におくられ、そこで分解、解毒され、分解産物は主として腎臓や肺から出されるのですが、もちろんその能力には限度があるので、量がすぎれば、十分分解されないものや、アルコールそのままがからだ中をめぐり、急性中毒、泥酔や二日酔、はなはだしくは急死することもあります。
     慢性には、肝臓、腎臓、血管、心臓その他全身いたるところに、大なり小なりの障害をあたえます。
     また酒は、栄養的には熱量源(アルコールと糖分)だけで、それらの体内処理になくてはならぬビタミンやミネラルなどは殆んど含まれていません。
     つまり、酒は白米(これも熱量源が主で、釣り合うべきビタミンやミネラルも少い)よりも、なお不完全な食品です。
     そこで、酒がすぎると、白米飯の偏った食べすぎと同じか、あるいはより一層悪いことになります。
     そのうえ、大酒家では、胃腸や肝臓の機能が衰えており、大切な栄養素の吸収、利用がよくないので、さらに栄養のバランスをみだしやすいわけです。
     こうしたことがらが重なり合っていろいろの臓器にいろいろの変化をまねき、動脉硬化だの高血圧、肝炎や肝硬変、腎炎、糖尿病、癌などといった厄介な病気のもとにもなります。
     だから、酒は飲まぬのが最上。それにこしたことはありません。
     しかし、それは少々窮屈すぎるし、まるで飲めぬのもいささか淋しい。
     とはいっても、うっかり過してからだをこわしてはつまらぬ。
     どうしても飲むとなれば害のない飲み方、つまり毒消し法の工夫が望ましいわけです。
     それには、まず、酒の質を吟味し、有害な混り物や添加物のない純良酒にすること。
     また、なるべくアルコール分の少い、弱い酒にするか、強いものは、水やソーダ水で割って飲むこと。  グイ飲みせず、ゆっくり味わい、時間をかけて飲むこと。
     次に、アルコールの解毒は肝臓で行われるのであり、肝臓のはたらきさえ十分よければ、その害を減らすこと、さけることも出来るのだから、平素から完全食――良質蛋白質にとみ、ビタミンやミネラルに十分余裕のある、また農薬の汚染や有害添加物のない純正食品ばかりからなる、緑葉食・青汁を中心とした食――をとり、つねに肝臓のはたらきをよくし、巾の広い抵抗力をもたし余力をたくわえておくこと。
     なお、アルコールの分解には、B群ビタミン、ことにB2、B6などが関係するので、とりわけそれらにとむものを、なるべく多くとるよう心懸ける。
     昔から、そういったものが酒の肴として愛好されているのも、経験かおしえた知恵というものでもありましょう。
     酒盗といわれるウニ、コノワタ、ウルカ、カツオノシオカラの類は、いずれも内臓で、良質蛋白質のほか、ビタミンことにB群が多い。



     ナッパの酢のものの好まれるのも同様で、栄養バランスをとるため必要な成分がすべて備っています。  実際、宴会のときなど、青汁をうんと飲んでおくと少しも酔わぬし、二日酔などといったこともなくなることは、青汁愛好家はたいてい経験されているでしょう。
     酔さましに抹茶といわれているのも同じ理窟。
     ともかく、こういう飲み方をすれば少々の酒は差支ないわけです。
     さて、では適量はどれほどか。
     理窟からいえば、肝臓の解毒能の範囲内にとどめらればよいということですが、それは酒にもより、人にもより、また説もまちまちです。
     酒好きの説が寛大であり、酒嫌いのが厳格なのは止むを得ぬとして、大体の目安は、昔からいう「酒は微酔にのむ」というところ。日本酒で1合(ビールで1本、ウィスキー40―50cc)までといわれているようです。
     しかし、まず、5勺までは薬、1合以上は毒とするのが適当ではないか、と私は思います。
     なお、酒1合の熱量は、およそ白米飯かるく1杯にあたるので、5勺なら飯半杯、1合なら1杯をへらせば、いっそう合理的というわけです。
     これで面白いのはネズミの飲み方。
     ネズミに、実験的に、アルコールを入れた飲み水をあたえると、やつらは、そのアルコール分に相当するだけ、他のカロリー源をへらして食べるそうです。
     万物の霊長と誇る人間は、しかし、飲みだすと制止がきかず、とかく分量をすごし、しだいに強いものをやり出します。
     そのうえ、1杯やると食がすすむとて、栄養的にひどく偏った飯を多く食い、同じく不完全な肉や魚や卵やチーズなど、むやみに食いまくる。
     そして、肝臓や、腎臓や、血管や、心臓を悪くして、いまさらのように天を恨むのだが、けっして、それは酒だけの責任ではありません。
     酒がよくないのは、強い酒をガブ飲みしたり、飲みすぎる点にも、確かにあるが、も一つは酒ばかり飲んで、あるいは、酒と同じく不完全な飯や肉類ばかりを食べすぎて、つまり、蛋白質、脂肪、澱粉、糖などの熱量源ばかりとりすぎて、それらに釣り合わねばならぬビタミンやミネラルなど、毒消し成分がないか、余りに少なすぎるからです。
     ですから、食全体としてよく調和がとれ、しかも、良質蛋白質だけでなく、ビタミンにもミネラルにも十分余裕のある食べ方で、許される範囲内の酒ならば、毎日のたのしい晩酌まことに結構でしょうし、たまには羽目をはずして痛飲しても、そう大して害はあるまいというものです。
     また老人にも病人にもよいでしょう。
     しかし、それは、あくまで、それだけの条件のみたされての上での話であって、ただ少々のナッパを食べ青汁を飲んでさえいれば、それで、いくら飲んでもよいというものでは断じてありません。
     このことは、もとより、ひとり酒だけのことではなく、すべて、よいの、悪いのといっても、要は摂り方しだいです。
     いかに良いものでも過ぎれば悪い。いかに悪いものでも――毒薬でも、とり方さえ正しければ良薬にもなるたとえの通り。酒とても全くそれと同じ。
     百薬の長と礼讃されているのも、百毒の長とおそれられるのも、つまりは飲みかたしだいというものです。




    天若し酒を愛せずんば酒星天に在らず
    地若し酒を愛せずんば地に酒泉なかるべし
    天地既に酒を愛す酒を愛するは天に愧ぢず
    已に開く清は聖に比すと復道ふ濁は賢の如しと
    聖賢既に已に飲む何ぞ必ずしも神仙を求めん
    三杯大道に通じ一斗自然に合す
    但酒中の趣を得て醒者の為に伝ふこと勿れ
                    (李白)



    大宰師 大伴卿の酒を讃め給ふ歌
    験なき物を思はずは1坏の濁れる酒を飲むべくあらし
    酒の名を聖と負せし古の大き聖の言の宜しさ
    古の七の賢しき人等も欲りせし物は酒にしあらし
    賢しみと物言はむよは酒飲みて酔哭するし益りたるらし
    言はむ術為む術知らに極まりて貴き物は酒にしあらし
    中々に人とあらずは酒壷に成りてしかも酒に染みなむ
    あな醜く賢しらをすと酒飲まぬ人を能く見は猿にかも似む
    価無き宝といふとも一坏の濁れる酒に豈益らめや
    夜光る玉といふとも酒のみを情を遣るに豈如かめやも
    世の中の遊の道に洽きは酔哭するにありぬべからし
    今代にし楽しくあらば来ぬ世には虫にも鳥にも吾はならなむ
    生るれば遂にも死ぬるものにあれば今生なる間は楽しくあらな
    黙然居りて賢しらするは酒飲みて酔哭するになほ如かずけり
                     (万葉集)



    飲酒十徳
    礼を正し、労をいとひ、憂をわすれ、
    鬱をひらき、気をめぐらし、病をさけ、
    毒を解し、人と親しみ、縁をむすび、
    人寿を延ぶ。
           (柳沢淇園 雲萍雑誌)



    六失
    酒に六種の失あり。一には財を失ひ、
    二には病多く、三には闘諍を好み、
    四には悪名流布し、五には恚怒暴力を生じ、
    六には智慧日に損ず。
                  (長阿含経)


 
2. 【青汁教室】 青野菜食・青汁のちえ その5 栄養基準量について
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     友成 左近 

     私たちの生きた体は、その成分を栄養として消費しながら、生命の保持その他の生理作用を営んでいるのです。それでは、いったい、毎日どれくらい補給する必要があるのでしょうか。昭和35年に改正採用された「日本人1人1日当り栄養基準量」をみると、つぎの通りです。

    熱量2200  カロリー
    蛋白質71  
    カルシウム0.6
    10  mg
    ビタミンA1900  iu
    ビタミンB11.2mg
    ビタミンB21.2mg
    ナイアシン12  mg
    ビタミンC63  mg
    ビタミンD400  iu
    食塩13  

    日本人総栄養所要量を 総人口で平均したもの
     この基準量は、日本人全体の総栄養所要量を総人口で除した平均値です。
     従って、広く栄養の問題を考えるのに、適切な手がかりです。けれども、特定の個人や団体については、この基準量を計算した基礎となっている「日本人の栄養所要量」を活用するか、基準量を修正して活用する必要があります。

    栄養所要量は個人の 諸条件によって異なる
     というのは、個人個人の栄養所要量は、年令別・性別・労働強度別・妊婦授乳婦別・体重身長別その他、体の諸条件によって異なるからです。この異なり方は、だいたい、こうです。
     なお、基準量は、中くらいの労働強度の成年男子の所要量より少し少なく、同じく女子のそれより少し多い、といったところになっています。
     第1に、年令別では、15―19才が最も多量に必要で、12―14才と20―29才がこれにつぎます。それは、栄養所要量は、ほぼ体重身長に比例すると共に、さらに発育成長の速度に比例するからです。従って、体重身長のわりに、発育成長期は多量に必要であり、中年以後は少量でよいわけです。
     第2に、性別では、男の方が多量に必要です。それは、平均して体重身長が多いからですが、それ以外に、まだ不明の事情もあるようです。
     第3に、労働強度別では、運動や労働のはげしいものほど多量に必要であり、とくに熱量は、非常に重い場合は非常に軽い場合の2倍近く必要です。もっとも、これは肉体労働の場合で、精神労働の場合は、まだ研究が十分すすんでいないようです。
     第4に、妊婦は、月かすすむにつれて、だんだん多量に必要となり、授乳婦は、さらに多量に必要となり、成年女子の1倍半近くとなります。
     その他、病気中は、病気によって、いちがいには云えませんが、安静にしている割りに、多量に必要である場合もあります。

    栄養素は食物で不足する 恐れのあるもののみ
     ところで、基準量でも所要量でも、そこに取り上げている栄養素は、毎日、食物で補給する必要のあるもの、しかも、この場合、不足する恐れのあるものだけです。
     いうまでもなく私たちは、食物をとって、こうした栄養を補給しているわけです。ところで各食品は、成分の組成といい、性質といい、私たちの人体と、全く異なって、それそれ特質を備えているわけですが、ほぼ共通した種類の成分からできています。従って、体が消費する成分と、補給する必要のある栄養素をいちいち書き上げて、その数量を考える必要はないわけです。よく気をつけて摂取しなければ、不足する恐れのあるものだけ取り上げたらよいのです。そうすれば、他の必要な栄養素も、それと同時に摂取できるわけです。
     このため、糖質・脂質・蛋白質といったあげ方をせず、熱量・蛋白質といったあげ方をしているわけです。また、ミネラルもビタミンも、そのごく一部をあげているわけです。さらに、酵素やホルモンは体内で合成されるので、別に取り上げないわけです。

    実際に口に入れた時の数量
     基準量で示している数量は、実際に口に入れた時のものです。
     食物については、別に「日本食品基準成分表」が作られていますが、これは、調理前の原材料に含まれている主な成分の平均数量です。従って、これを食物として摂取するときには、各成分は、それぞれ、保存や調理によって損失します。けれども実際上、この損失はさまざまで、一様にはきめ難いので、ここでは、一応、実際に口に入れて食べるときの数量をあげているわけです。

    最低の必要量に多少の 余裕を見込んだもの
     ここに定めた数量は健康を保っていくにあたって必要最低の量に多少の余裕を見込んだものです。
     消費する栄養を補給するといっても、その所要量の決定には、いろいろと段階があります。それ以下では、どうしても健康を保っていけない、という必要最低の段階から、最高度の健康をはかり、さらに、これこれの体位体力をはかろうという目標を立てて、それに必要な栄養を考える最高の段階があります。この基準量と、その基礎となっている所要量は、この最低必要量に、消化吸収その他による損失を考慮に入れて、多少の余裕を見込んで定めた数量です。
     ところで、これは、栄養指導や食糧生産の行政上に、一つの目標を立てたものです。従って、厚生省では、この基準量とは別に、昭和38年には、「昭和45年を目途とした栄養基準量及び食糧構成基準」といったものを立てています。
     これでは、さきの基準量より、熱量2、300、蛋白質75、カルシウム0・66と、少し多量になっていますが、その他は同様です。

    活用にあたっては それ相当の配慮を
     この基準量は、だいたい、こうした性質のものです。また、いうまでもなく、これまで進められている科学的な研究調査に基づいて改正採用されたものです。けれども、その科学的研究調査に、全く異論がないわけではなく、細かくみれば、いろいろと異論があるのです。
     そこで私たちは、これを手がかりにして、毎日食もをとって栄養補給を工夫する場合、それ相当に、賢明な配慮をすることが大切です。

    付記
     この稿は倉敷の月例青汁教室で遠藤先生が繰り返し強調されていることの一端を主題にそってまとめたものです。


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3 陽にあたろう

     医学博士 遠藤 仁郎 

     神の最初の創造物は光であった(ベーコン)
     太陽は万物の本源 太陽なければ生命なし

     エジプト、ギリシャ、インド、支那の古代から、日輪信仰のかたちで日光浴が行われていた。中世になって、一時、病人を日光にあてることが、甚しく恐れられた時代があったが、近代にいたり、この重要性が再確認され、健康法として、また治療法として、日光浴がさかんに応用されるようになった。

     日かげより日なたへ 太陽上れば疾病減ず
     太陽の来ぬところへ医者が来る

     しかし、現在また、しだいに太陽に遠ざかり、そむいて来つつある。世界中が、原爆水爆におびえ、また、地価の高騰にもよるのたろうが、街はどんどん地下へもぐり出した。地上の家も、しだいに窓のないビルになり出した。冷暖房に都合がよいからだが、たとえエアコンはいかに完備し、いかに人工光線がとり入れられようとも、日光の不足は、到底補い切れるものではない。また、つとめて屋外に出るよう心懸けたとしても、空気の汚れのひどい今日では、とても十分の太陽エネルギーを吸収するわけには行きっこない。こうしたことが現代病、体力・気力に乏しく、いたずらに神経質で、いつも、イライラし続けている、血色のよくない、蒼白いインテリの悩みの重大因ではないだろうか。
     真夏のカンカン照りの時はともかく、秋から冬、春の初めにかけては、何とかもっと日光にあたりたいものだ。しかし、スモッグにおおわれた都心ではだめだ。空気に澄んだ郊外に出て少しでも多くの日光に親しむ。日光にあたると、代謝はたかまり、諸機能が活発になるので、食はすすみ、よく眠れ、血色、栄養、発育よく、抵抗力も増す。健康すすみ、病気の恢復をはやめ、骨折や外傷の治りもよくなる。視力もよくなるらしい。

     アウグスチヌスは、

       「霊魂は健康を維持するために日々光を見なければならない。多くのものは、長らく闇の中にいるとき、いわば光の断食によって視力を弱められる。糧の奪われた眼は、この断食のために衰弱して、眼に活力を与える光をば見ることが出来なくなる。そして、光を長く見ないときは眼が曇る。あるいは光を見る力が眼になくなるといえよう」

     といっているし、ギリシャ神話には、

       恋に破れ、暴力に訴えようとして、娘の親のため目をつぶされ、海に投げこまれたオリオンは、レムノス島のヴルカンを訪ねた。ヴルカンは同情して、弟子をつけて、太陽の宮殿につれて行かせた。オリオンはこの弟子を担いで東へ東へと進んだが、日の神に出逢うと、その光で、また見えるようになった。 

     となっている。
     ただし、日光はもともと強い刺戟で、度がすぎると却って有害。局所には、ひどい炎症をおこし、火傷が出来、全身的には、疲労を招き、頭痛、食思減、睡眠悪く、発熱したり、抵抗力を弱める。肺結核では、屡、喀血をおこすので、以前は日にあたることは極端におそれられた。したがって、病人への応用はよほど適応に慎重であるべきはいうまでもない。

     なおカレルは、

       「恐らく過度に多量の光線は、結局、感覚と知能との減退を来たすものであるらしい。最も高度の文明に達している民族、例えばスカンヂナヴィア人は、何世紀以来、太陽光線の乏しい国に住み、白い皮膚をもっていることを忘れてはならない。フランスでも、北部の住民は、地中海岸のよりもずっと優秀である。劣性の民族は、概して、光線の強烈な、そして、平均温度の高い地方に住んでいる(人間)」

     ともいっている。
     ギリシャ神話の太陽神はアポロだか、それは、慈悲の神、医療の神としてあがめられていると同時に、残忍な殺戮の神と恐れられているのは、この太陽の恵みと害を表象したものであろう。わが国の多くの地方はもともと北欧諸国(近代文明の生まれ故郷だが)に比べ太陽にめぐまれている。それだけに無関心すぎるのではあるまいか。
     もっとすなおに自然の恩恵、ことに太陽の恩恵に感謝しなければならぬ。またせめて、太陽の恵みをたくわえている緑の葉っぱを――それもただ緑の菜っ葉であればよいのではない。出来るだけ直射日光をうけた、健康で良質、しかも新鮮な菜っ葉を、なるべく生で食べ、汁にしてでも飲みたいものだ。それは、太陽を食べ、太陽を飲むことなのだから。



4. ビール党に奇病 死者も米・カナダで発生

     「ニューヨーク26日発=共同」このほど発行さた米医学協会の会報は、米国とカナダでビール飲みに特有の奇病が発生している、とビール党にはありがたくない報告をのせている。この病気の特徴的な症状は息が短く、脈はくが早くなり、皮膚の色が青みがかるといった酸素欠乏によくみられる症状で、昨年8月カナダのケベックで最初に発見され、同月からことし5月までに、ケベックで47人が同じ症状を訴え、うち20人が死んだ。原因はわからず共通しているのは毎日かなりの量のビールを飲むことだった。
     ところが米国のオマハでも、少なくとも40人、ミネアポリスで3人が同じ症状になり、オマハでは16人、ミネアポリスでは、1人が死んだことがわかって騒ぎが大きくなった。
     いずれの場合もアルコール中毒というわけではなく、1日3ないし7クォート(1クォートは約0・9リットル)のビールを少なくとも5年間続けて飲んでいた。年齢的には40代の始めが多いという。
     米国では63年8月いらい、カナダでは65年5月いらい、ビール製造会社は、ビールのアワだちをよくするためコバルトをビールの中に入れており、これがなんらかの関係があるとみる向きもある。このため米国では、6月14日いらいコバルト使用を自発的に中止している。
     またパパイアの果実に含まれる酵素、パパインもビールのねばりをとるため加えられており、これについても調査が進められている。

    国税庁醸造試験所長 鈴木明治博士の話
     日本ではコバルトをビールに入れることは許可していない。したがって、どの国産ビールにもコバルトははいっていない。パパインは、にごり止めとして使うことを許しているが、これは酵素の一種で、しかも極微量だから、有害とは考えにくい。米国のビールも輸入されているが、その量はわずかだから、日本でそのような病気がでることはないのではないか。 

    (朝日・41・7・27)


 
5. 青汁によせる外国だより
 
 
5-1. アメリカだより

    ロス市 S.H. 

     倉敷在住中、何度も何度も下剤を頂いても、どうしても便秘で困った小生、この頃は、毎日の快便。
     もしこの便の展覧会でもあって、それに出品したら、固からず、軟かすぎず、その量といい、色といい、正に特等賞が得られるほどの自信満々。
     これ一つに先生の青汁のお蔭と、日夜感謝しております。誠に誠に有難うございます。
     さて、米国の黒人問題、丁度、今から五六十年前頃から、日本人の渡米が目立つにつれて、白人は排日を始め、この排日に日系人は泣かされたものですが、今、黒人は、この差別待遇に反抗、また反抗を続け、度々流血の惨事を起しておりますので、小生どもは、自分の体験から、黒人に同情はしているものの、さて、実際問題として、黒人と白人を並べてみて、これは全く、造物主の取り返しのつかぬ大きな過失だったと考えざるを得ません。
     本当にむづかしい問題ですね。
     それにつけ、過去において泣かされた日系人は、その頃から引き惓みない悪戦苦闘をつづけ、百戦錬磨、やっと今日の日系人社会を創造しました。
     このロスアンゼルスの日系二世週祭は、ロ市の諸祭典のプログラム中に組まれ、日本人街には、やがて鹿島建設による17階の高層ビルが偉容を誇ることになり、
     過般、パンアメリカン航空では、初の日本女性の事務長が生まれ、
     シャトルでの国際版画展に、欧米の著名版画家と肩をならべて、日系人シール緑さんが、見事に入選しました。
     このロ市の第十学区のPTA会長に、初の日系人会長として小笹ケン婦人が登場しました。この学区はロ市で最大の学区であります。
     過般、米国郵政省で募集した五仙切手の図案に、日系人デザイナーのギョウ藤川女史の作品が1位に入選しました。
     昨年度の大統領推薦の全米高校の最優秀生121人中に、ハワイ生れの日系少女マ−シャ伊藤さんが選ばれ、数学専攻で、ミシガン大学へ入学の予定。
     もう一人、ハワイ出身の高校女子で、全米で最高の奨学金、3年前に1万弗の賞金を得たのがおり、ハーバードその他の有名大学から、奨学金つきで入学を許されたが、そんなのに見向きもせず、社会教育学専攻で、自分の望む大学へ入学手続きをとったのがあり、日系人も多士済々、群雄雲の如く、大いに望みを嘱しております。
     今度、エンジニヤ−の職から停年退職した人が、改めてお医者さんになるんだといって、ウインに留学し、5ヶ年後アメリカの郷里に帰って開業するんだそうです。
     その時に、この人は妙齢芳紀、正に70才だそうです。
     大器晩生を地で行くんでしょうが、その点、私も意地悪るで、これから大いにギターを独習して妙手になり、ギーギー鳴らして放浪の旅に、悠々自適を楽しみたいと、欲張っております。
     目出度く各ギタリストになりましたら、ドット貴院へ乗りこんで、入院患者諸君慰安演奏をやりたいものと念願に燃えております。
     その節はどうぞよろしくお願い申します。


 
5-2. ロスだより

    ロス市 J.I. 

     ロスアンゼルスの豊富なケール。私どもではカラードと云ってグロサリーで求めます。黒人の好むグリーンのキャベツの意味だと、マーケットのおやじさんが答えてくれました。ケールと書いた札の所には、ちぢれた葉の、日本でいうケール大の葉っぱが置いてあります。
     ケールに限らず、南加州はグリーンの野菜も、人参その他の野菜も、果物も、豊富なことは、私が今さら自慢たらしく書くまでもございません。
     遠藤先生が、ご本でも、機関紙でも、再三再四ご注意下さいます栽培法の安全も、日本内地に比べて、これはいささか威張ってもよいかと、内心得意がっております。
     鑵詰もの、冷凍ものをさけて、その日畑から取れたものを、ジューサーで青汁にして、すぐ飲む。
     これを実行いたしておりますせいで、62才になりました私が、過去の虚弱を脱して、至極元気、今度4月2日に来日。今日6月10日離日。2ヶ月の日本観光の一人旅行も楽しく過しました。
     ただ滞日2ヶ月の中も、青汁が恋しくて、いつもジャンジャン使用のセロリを求めに店に買いに行きましたら、1本が(1株ではありません)40円といわれてたまげてしまいました。
     遠藤先生のみ教えに背かないだけの努力で、不満ながら、少々ベソをかきながら、今、羽田に向っております。
     濃緑のケールのセロリもふんだんにあるロスアンゼルスが、その意味では、恋しくなりました。
     ロスアンゼルス8万の日系米人相手に、3年前から出来ました「ホームキャスト」という日本語放送で、「電話相談室」というのがあり、老境には入った1世のヂ−チャン、バーチャンが、遠藤先生「青汁の会」を、しだいに知り初めて、大分信者も増して来ました。
     私も、今度帰米いたしましたら、「青汁の会」のこと、もっともっと力入れて宣伝これ努めるつもりでございます。


 
5-3. 光州だより

    光州市 M.B. 

     去年の5月初めから、全羅南道木浦市にて、緑汁会指定ケール園を経営いたしまして、現在、成業中であります。
     去年の暮頃から、ソウルの緑汁会にもケールを送り、今年の5月まで送って上げました。
     当地の気候は越冬に成功しましたが、ソウルの気候では越冬はむずかしいようです。
     また、今年の1月から、全羅南道の道庁所在地光州市(人口約40万人)に、毎日、家庭まで送っておりましたが、皆様のご希望により、去る7月10日から汁にて配達いたしております。
     現在30余名ですが、遠からず、木浦市に追いつくでしょう。


 
5-5 ベトナム便り

    大邱市 H.K. 

     ケールの種、まことに有難く拝受いたしました。
     幸いにも、昨夜、適量の時雨が降りましたので、種播きには最適の日和でございます。
     主に、キャベツ、大根の葉、春菊、アカシアの葉、ヨモギ等々の青汁をずっと継続して飲んでおります。
     小生の腕白小僧が、今年とって10歳。学校の成績は抜群で、千名有余の同学年でトップですが、いささか虚弱の状態でして、これが夜寝る時には、物凄い程の汗を流したものですが、40日余りの青汁服用で、今ではほとんど流さないよいに相成りました。
     それから愚妻は、毎月メンスの前後には、必ず相当な頭痛をしたものですが、今度の時は、全然自覚せずに過ぎていったと、ことのほか喜んでおります。
     今日土に播かれるケールの種が、賀川博士の「一粒の麦」の如く、近き将来において、より多い人々の健康のために相成るように努める心算でございます。

    (大韓傷痍福祉会支部長)


 
5-5. ベトナム便り

    サイゴン市 T.T. 

     重要会談も午前中ほぼ解決し、ほっと一息ついて、午後2時半の焼けつく炎天の熱風をば裸でうけながら、手紙を認めます。
     小生が日本へ便りを出して、その返事は40%くらいしか来ません。
     中に、先生の青汁紙は、実に印を押したように、確着いたします。
     以前は在サイゴンの日本人に配っておりましたが、誰れ一人として、青汁を実行して、体験を話す方はありませんので、自然と縁を切りました。
     熱帯では、青い物は年中できるのですが、熱心に、こまめに作ることをせず、つい、買菜葉でことを済ますので、天罰。小生は3月、蛔虫のために、突然やられて、1ヶ月休み、体重5キロも減りました。
     断食8日。だんだんともとに戻して、只今では3キロとりもどし、あと一息という所です。
     この変事は、結果からみますと、大変なプラスになったことを気つかせて頂きました。
     ゆるんでいたヨリをもどし、精神的には、多くの反省と自覚、将来の方途を明るくいたしました。感謝しております。
     これまでは、仕事があまりにも忙しいので、1ケ所に落ついてケールでも作り、新鮮な青汁を頂くことが出来ませんでしたが、なんとかして、せめて、毎日の飲用くらいは、たっぷり作らねばならんと思っています。
     ビン・ロン市はサイゴンより140キロの西南にある、メコンデルタの内でも豊かな地区です。
     地味は肥沃、水はミネラルの混ぜった泥水が適度に充満し、どんな大雨でも洪水や風害皆無。米、果樹、野菜、バナナは特に好条件で、見事なものが出来ます。サイゴンまで水陸の便あり、自動車で3―4時間、水運で7―8時間です。
     例によって銃砲音は四六時中音がしていますが、それがためたいした被害が出る訳でなく、民衆は全く無関心で、音がしても見向きもしませぬ。不思議な戦争風景であります。
     ただ最近物価が倍騰して、だいぶんやかましくなりつつあります。
     米価1キロ20P(邦貨にして40円です)。かつてなかりし高価です。
     肉、野菜、魚、すべてが倍価になりました。
     更に倍価になると爆発のおそれがあります。やはり戦争の影響です。


 
 
6. 乾燥青汁の偉効

    福岡県 H.S. 

     昭和37年春、流行性感冒に罹患して以来、気管支が弱くなり、毎年、冬になると、必ず2―3回風邪をひき、38年、下関移住の頃は、月1回風邪をひく有様で、早く自家栽培でケールを服むようになる日を待っておりました。
     一昨年、当地に永住することになり、庭にケール用の畑をつくり、昨年春から早速ケールを蒔き、秋からぼつぼつ服みはじめましたところ、ついに、本年は1回も風邪をひかず、われながら驚き、ありがたく、感謝の日々をおくっていました。
     ところが、4月になってとうとうケールが絶え、新しく蒔きましたものも、寒いためなかなか育たず、折角芽が出ても蝶が来て青虫をつけ、おまけに私が旅行をして、心身ともに疲労して以来、持病の肋腹膜炎(これもケールのおかげで、全然化学療法を行わず、治っていました)が、そろそろ再発しかかりケールを服まないために、利尿、便通が非常に悪くなり、浮腫が現われ、起床時は呼吸困難や、唇にチアノーゼが来て、動けなくなりました。
     これでは、ケールがないために死んでしまうのかと思いましたが、乾燥末のことを思い出し、早速お願いしてみました。
     毎日、届くのを待ちこがれていましたが、去る27日やっと届き、大急ぎで、早速スプーンに山盛り3杯、牛乳にとかしていただきました。
     あの懐しいケールの香がプ−ンとして、服むほどに体のよどんだ血が、新しく蘇がえり、さらさらと流れはじめるのがわかるようでした。
     乾燥末がこんなに偉効を奏してくれるとは思ってもみませんでしたが、全く、私としては生命の泉。黄金よりも、宝石よりも有難い、不老長寿の霊薬であります。
     こうして、すっかりファイトを失い、死への道を転落するかと、意気消沈していました私は、おかげ様で、グリーンジュースの素を3日服んだら、すっかり根気をとりもどし、また生きる力を得て、仕事に精を出しています。
     今の日本には、心身とも真の健康体であるものは、殆んどいないのではないでしょうか。青汁を服んでいる人は別としまして。
     私より、ずっと年若い者が、私よりも不精で、仕事嫌いで(なまけ者で)、ぐうたらで、記憶力が悪く、実際あきれたものですが、これも水銀米のためかと思います。
     一億、青汁を服んでよい国民になり、良い国づくりに励んでもらいたいものだと、つくづく感じます。
     体のあすこが悪い、ここがどうと訴えるくせに、青汁をすすめても、日本人は実行力が乏しいので、努力して服んでくれる人は殆んどありません。でも私がすすめてあげ、勇気と努力で実行した人は、必ず健康になり喜んでくれます。
     何事も、「天は自ら助くるものを助く」で、昔の人はよくいったものと感心いたします。
     これからは、畑がない、ジューサーがない、しぼって飲む手間がない、という人には、グリーンジュースの素をすすめて服むようにいって上げますが、デパートで簡単に求められるようになって欲しいと思います。
     けれども、そうなると、またニセモノがはびこるのでございましょうね。
     全く困ったことでございます。


 
7. 狭心症・胃潰瘍・肝炎

    東京都 R.W. 

     一昨年9月20日、羽田空港へ友達を見送っての帰り道、品川駅ホームで、突然気分が悪くなり、うずくまっておりました所、ひどい嘔吐が次々と起り、全身が熱気を帯びるような感じとともに、胃の奥の方が急にねじれるような痛さとともに、頭、足、手の方から、ひどい痺れに襲われ、今にも死ぬのではないかと思われる程でございました。
     それと共に、気が遠くなるような感じがしましたが、幸に多くの人々が苦しむ様子をみて下さり、すぐ救急車を呼んで下され、幸に近くの病院へ運ばれ、手当を受けました。
     それから約1ヶ月病床にありましたが、気管支の奥の方に何となく痰がからまる事と咳の中に淡い血がまじっているのをみて、はたして治るものであろうかと、不安でございました。
     治療にあたられた先生も、大した事はなく、1ヶ月程度の入院で治る、との事でございましたから、それを信じて、10月末に退院できるものと思い、また、そういう予定で、10月28日に病床を抜け出し(先生の許可の上)て新宿へ出ましたところ、再び発作があり、再び救急車で病院へ運ばれました。
     再度の発作のあと、約1ヶ月は血圧が安定せず、めまいがしたり、嘔吐があったり、苦しみましたが、幸に、11月23日に最後の発作がベットの上であったきりで、その日を界に、気分がよくなりました。
     その後、1週間程しまして外出の許可もおりましたので、病院の近くの書店の棚から先生の御著書を購入して、むさぼるようにして読みました。
     しかし、病室ではきめられた食事以外は、見舞の客からの果物などをとる以外は野菜をとれませず、実行するとしてもクコ茶以外になく、退院するを待ちわびておりました。
     しかし、体が弱って参りますし、心臓と肝臓が少し悪いといわれるだけで、正しい病名も、本人に知らせられず、毎日、悶々として入院生活を続けねばなりませんでした。
     入院後は半身の痺れ(今も続いておりますが)が自覚されるようになったことと、不眠にはひどく悩まされました。
     そんなにしている中に、寒さも段々やわらぎ、3月中旬に完治しないまま退院しました。
     40才に近い年令でしたから、まだまだ体に自信がありましたが、この半年の入院生活ですっかり弱りきってしまいました。
     教職にありましたので、そういつまでも入院生活をしている訳もゆかず、弱っている体をひきずり、3月15日に再び教壇に立ち、その頃から青汁を実行し始めました。
     教育委員会へ提出する診断書には、「狭心症蒹胃潰瘍・肝炎」とありましたので再びびっくりしてしまいました。
     その日から、自分の体を治すものは、自分以外にないという信念と、必ず治してみせるという信念のもとに、狭い庭を深く耕し、青汁によいと思われる「小松菜、ビタミン菜、ケール」などを次々にまいては、そのまま食べたり、ミキサーにかけたりして、青汁を1日4合程飲み続け、有害と思われる食品をさけ、自然食中心にきりかえました。
     また、海藻も1日2度ずつたべるようにしましたところ、半年程すぎました昨年10月頃には、見ちがえるほど元気になり、心電図の所見も正常、肝臓も正常、胃もかなり良くなり、このままだと完治できるであろうとの主治医の先生からの診断でごさいました。
     現在では、左脚に軽い痺れがある程度で、風邪もひかなくなりましたし、十数年悩み続けてまいりました脱肛も治ってまいりました。これも始終治療して下った主治医の先生のご恩もごさいますが、書店で手にした先生のご高著の 賜と存じております。
     今でも、青汁を1日4合―5合をのんでおります。その殆んどはケールでございますが、1米ほどに成長しております。
     今夏はベト病で30株程やられてしまい残念でなりませんが、それでも25本程無傷ですから、それらの株から青汁をとるようにしております。
     今月下旬になりましたら、秋野菜をまいてみる予定でございます。
     現在では、生活そのものも考え直し、無理をしないこと、人口甘味・着色食品の摂取の禁止、酒の禁止、夜も11時までには遅くとも床につくこと、タバコは若い時からすいませんでしたから、これは今更問題ありません。
     このようにした結果、殆んど病状も好転してしまいました。
     本当にありがとうございました。先生の学説が実証された一人として、感謝の気持を捧げねばならないと思いましてペンをとりましたのでございます。
     青汁を始めてから1年半にしかなりませんが、今後も長く続けたいと存じます。


 
8. 野菜代りによかろうと

    熊本市 H.S. 

     私は3年前結核と高血圧症で入院していました。
     血圧は、その7、8年まえから、常に190から200、最低100から110位で、あらゆる治療をしましたが好転せず、たまたま結核症状が現われて入院しましたところ、病友の中に青汁をやる人があり、すすめられて、野菜を食わないので、その代りによかろう、という気持ちで飲み始めました。
     ところが、2週間ほどしたら、人々から、口をそろえて、見ちがえるように顔色がよくなった、といわれ、それに力を得て、出来るだけ続けたいと決心しました。
     その効用を申し上げますと、頭の痛いのがなおり、血圧はしだいに落つき、平均150―80と、その後2年間好調をつづけ、現在にいたっております。
     耳鳴りはなおりません。
     食欲が出て、体重は服用前と今では6キロもふえました。
     現在、庭にうえたケールを主に、シソ、柿の葉など少量でつくり、近所の同病者にもすすめて飲んでもらっています。


 
9. 手術する人に

    広島県 Y.I. 

     素人のことで学問的のことは申しませんが、生来、野菜類がきらいですから、ながい間、胃もよわく、またおでき等が出来ても、なかなか治りにくいようでした。
     入院後、友のすすめで飲用しましたところ、体の調子もよく、手術をうけましたが、青汁の飲用のおかげですか、他の方より出血量も少く、一番心配していた肝炎等も併発せず、体重、食欲も平均していて、いわゆる順調コースをたどり、今回、退院のはこびになりました。
     私の体験としてよい結果が出ましたので、今後手術する方々へおすすめするしだいです。
     病人は、何よりも、平均した栄養をとるべきでありますが、生野菜等のすききらいの多い者も他におるはずです。
     貴会も、どしどし宣伝に力を入れていただきたいと思い、あえて駄文を記しました。


 
10. 科学を過信せず無視せず

    舞鶴市 R.Y. 

     私、本年数え年76才で、来年は喜寿を迎えようとしています。広島百働会に入会しています。
     科学を過信せず、科学を無視せず、の科学信頼により、貴会騰写時代より、青汁を飲ましてもらっています。
     最初はミキサーでしましたが、余りに多くのまねばならぬので、田辺式ミンチにして、つづけています。
     最初は黒砂糖や蜂蜜で飲みましたが、今では、何もせずともおいしくいただいています。
     最初、随分人にもすすめましたが、共鳴者がないので、今では、自分で作り自分でしぼって飲んでいます。今では飲まないとたよりなく感じます。


 
11. ケール 全部凍死

    青森県 R.T. 

     昨年、御会からケール種子をご配送たまわり、大変助りました。
     青汁もまことに容易にできまして、非常に結構なる原料と思います。
     しかるに、今冬は格別の厳寒で、折角のケールが全部凍死いたしまして、種子をとることが出来ず、まことに残念にたえません。


 
12. 薬よりよい

    兵庫県 T.M. 

     1―2年前より高血圧で、種々薬も飲み、人からあれがよいと聞けば、その薬草をもとめ、飲んでおりますが、ただ気分的のもので、一向快方に向っているとも考えられません。
     ところが、半月程前、知人に、このことを話しましたところ、先日、ケールを約2キロ余り送って来てくれました。
     早速ジューサーでしぼって飲み、3―4日いただきましたところ、これまで高価な新薬を飲んだ時より、気分も快く、頭の重みも無くなり、非常に嬉しく、出来得ることなれば、ケールを自分で作り、連日飲みたいと思います。


 
13. よわかった体

    高知県 S.O. 

     1―2年前より高血圧で、種々薬も飲み、人からあれがよいと聞けば、その薬草をもとめ、飲んでおりますが、ただ気分的のもので、一向快方に向っているとも考えられません。
     ところが、半月程前、知人に、このことを話しましたところ、先日、ケールを約2キロ余り送って来てくれました。
     早速ジューサーでしぼって飲み、3―4日いただきましたところ、これまで高価な新薬を飲んだ時より、気分も快く、頭の重みも無くなり、非常に嬉しく、出来得ることなれば、ケールを自分で作り、連日飲みたいと思います。


 
14. 耳鳴りはスッカリ

    茨城県 K.E. 

     過日ご恵与いただきましたケール、40センチ位に成長し、毎日青汁として飲用いたしております。
     飲みはじめてから、すでに百日を経過しました。
     血圧も大分下り、耳鳴りはスッカリよくなり、毎日楽しく日を送っております。


 
15. 青汁喫茶が繁盛

     横浜市中区の中小企業会館内にある「青汁喫茶」が繁盛している。ここのメニューは、全国でも珍しく、葉っぱのしぼり汁1本やり。「病気の多くは食生活のたより。緑をもっととろう」という店主が青汁党。年配の〃信者〃にまじって、「外食だから栄養が心配」という独身サラリーマンやオフィスガールもやってきて、このごろでは1日平均200人ものお客がある。
     ここで出す青汁は、米国産野菜キャベツ〃ケール〃を自家製にして、これを材料にしたもの。ほかの青野菜よりもにがみとにおいが少なくのみやすいという。1杯40円の値段だ。東京では会員に青汁を牛乳のように自宅配達するところもあり、関西では給食に出してある学校もあるという。青汁の人気は静かに浸透しているようだ。

    (朝日)


 
16. 鼻血

    岩国市 A.M. 

     今春から青汁をつづけて飲んで居りますが、それまでは、少しはたらいても、すぐ鼻血が出て困りました。足がだるくて歩くのに困りましたが、今は、元気に、何もかも忘れて働いて居ります。


 
17. 質問箱

    広島県 S. 

     問
     菜っ葉を漬物にしたとき栄養分はどうなりますか

     答
     うす塩の一夜漬けでは殆んど「生」と変りませんが、塩を十分入れ長く漬けたものでは、しみ出る水分の中に、水溶性のミネラルやビタミンが出ます。また長く貯蔵するとCは無くなります。なお凋びてかみつぶしにくくなることも大きな欠点です。








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