健康と青汁タイトル小 <1966年6月15日発行 第118号>
 目次




1. ゴマ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ゴマは、本草綱目に

       「久服身を軽くし老いず」(本経)、
       「耳目を聡明にし饑渇に耐へ天年を延べる」(別録)、

     などといわれていますが、栄養価をみれば、それも、なるほどとうなづかれます。
     熱量は、脂肪の多いものだけに、564となかなか多く、熱量対ビタミンB1のバランスもよくとれています。しかも、熱量の半分以上が、体内代謝でB1を必要としない脂肪なので、B1には十分余裕があるわけです。
     蛋白質も多いし、その質も仲々よいようです。また、もっとも注目すべきことは、カルシウムが目立って多いことと、カルシウム対燐の比が1:1.35と、理想的の釣り合いになっていることです。
     鉄にもとんでいます。ビタミンAとCはないがBでは、B1にとむほか、B2もかなりあります。それに、農薬の心配も、まず、なさそうです。
         
    熱量 蛋白質 脂肪 カル
    シウム
    B1 B2
    ゴマ 564 19.7 50.9 630 850 16.0 500 100
    同+大根葉200 662 30.1 52.3 1010 910 18.8 6000 700 700 180
    白米100+ゴマ20 464 10.16 11.0 132 320 3.6 190 50
    同+大根葉200 562 20.56 12.4 512 380 6.4 6000 390 650 180
    半搗米100+ゴマ20 458 10.86 11.7 133 370 3.9 350 90
    同+大根葉150 531.5 18.66 12.75 418 415 6.0 4500 500 540 135
    玄米100+ゴマ20 450 11.36 12.5 136 470 4.3 460 120
    同+大根葉100 495 16.56 13.2 326 500 5.7 3000 560 420 90
    カロリー グラム グラム ミリ
    グラム
    ミリ
    グラム
    ミリ
    グラム
    国際単位 ガンマ ガンマ ミリ
    グラム

     そして、大根葉150〜200グラム添えれば、それだけでも、まず完全な食になります。
     このようにゴマは、ちょうど、私どもの一般習慣食に不足している脂肪、カルシウム、ビタミンB1にとんでいます。
     しかも、この脂肪は、動物脂肪のように血液コレステロールを増すことはなく、むしろ、これを減らす効果があるので、ゴマの利用は、私どもの習慣食の欠陥の改善には、もっとも好適しているといってよいでしょう。
     今かりに、米100グラムに、ゴマ20グラムを入れ、それに大根葉を加えてみると、白米には200、半搗米で150グラムでほぼ完全になり、玄米ならば100グラムで殆んどよくなります。
     これを、白米だけでも300、半搗米で200、玄米で100グラムの大根葉が必要なのに比べると、ゴマを加えることでずっと少い大根葉で釣り合いがとれて来ることがわかります。
     この事実は、いかにゴマが米食の欠陥を補正するのに有力であるかを示すもので、昔から、ゴマ飯が「仙家の食」といわれ、強壮強精・不老延年の効がある、とされているいわれもここにあるわけです。

     
    胡麻100+大根葉200 胡麻100+大根葉200


    ゴマ飯
     炊き上った飯に炒ったゴマを加えれば、香ばしいゴマ飯が出来るし、菜っ葉を十分混ぜこめば、栄養完全なゴマ菜飯になります。

    ふりかけ
     飯にも、いも、豆、肉、魚、卵、野菜などすべてのおかずにも、うんと振りかけます。

    ゴマ味噌、ゴマ塩
     ともに食塩が多くなるのは感心できません。なるべくゴマ勝ちにすべきです。

    粉食料理
     小麦、ソバ、キビ、いも、豆などの粉食料理(パン、むしパン、流し焼、ウドン、ソバ、団子、菓子類など)にも、また、マッシュもの(いも、豆、栗、百合など)にも、必ずうんと混ぜこむこと。味がよくなるだけでなく、栄養的にも素晴しくよくなります。

     ところで、昔から、薬用や健康食用には黒ゴマがいわれています。玄米、黒豆、黒胡麻が弘法さんの健康食といったぐあいです。
     但し、栄養価の点で、白と黒には大して差はないようですから、恐らくは「くろ(玄)」の神秘力といったものにでもよるのでしょうか。
     それはともかく、近頃の黒ゴマには、色づけされたものが少くないのは困ったことです。仕出し屋の幕の内や駅弁などで、振りかけてある黒ゴマの下が紫色に染っているのは、大抵の方が経験されているでしょう。本当の黒ゴマからは、決して、ああした色は出て来るものでありません。
     使ってある色素が無害のものであれば、もちろん問題はないのですが、果してどうでしょうか。食べさせられている私ども一般大衆には、それはわかりません。
     それでも、ふつうには、食べる分量が少いのでよいようなものですが、十分に食べる場合はもとよりのこと、他の食べもの飲みもの、皆、何か彼か、ともすると危険なものも添加されている当今のことです。
     君子危きに近よらず。なるべく、そういうものは避ける方が賢明でしょう。

    ゴマ苗
     なお、ゴマ苗についても、本草には、

       「気を益し、脳髄を補し、筋骨を堅くする。久服すれば百目聡明となり、饑えず、老衰せず、寿命を増す(本経)」

     と、子実と同じような効がいわれており、道家で多くこれを食うのだそうですし、葵(アオイ)に劣らず美味しいものだ、ともいわれています。
     また「早をおそれず、大早にもよく生長す(大和本草)」
     るという重宝なものだとありますから、夏の青物の不足の際の補いにもなりましょう。
     青汁にもよい筈ですが、私どもにはまだ経験がありません。
     もっともこの青汁で嘔吐したという報せをうけたことがあります。



 
2. 天台山の仙女

     後漢の明帝、永平年中に、劉晨阮肇とて二人の者あり。
     常に山に入り、薬草をとり市に売って産業とす。
     一日両人相ともなひ、台州府の天台山に登って、薬草を採りしに、忽ち道にふみ迷ひ山ふかく入りぬ。
     やや携へし糧も尽きぬる故、山頭にありし桃の実を取って食しぬれば、飢を忘れ身も健に覚えけり。それより澗に下り、澗流に臨みて、水を掏みて渇を活し、手洗ひ嗽ぎなどしてたたずみける所に、水上より一つの盃流れきたれり。取り上げてこれを見れば、杯の中に胡麻飯の残屑あり。
     二人相語って、さては人家遠からざるぞと、悦び水に沿うてたづね上りける。行くことやうやく一里ばかりにして、巌を攀ぢ、山を越えぬれば、大なる渓谷に出でたり。かかるところに、その様うつくしき女二人、忽然とあらはれしづかに立ちより、劉晨、阮肇を招きよんで、もとより知る人の如く、その姓名を云ひて、各、ここに来れること、何しにおそかりつるぞとて、家居に伴ひぬ。
     両人悦びしたがひ行けば、高館玉を磨き、侍女雲の如くにつきしたがひ、七宝の床を設けて、両人を安座せしむ。内外すべて女子のみにして、男子は一人もなし。須叟あって、胡麻飯を出して饗しける。
     その味はなはだ美にして、世間にある所のものにあらす。先の二人の女子、衣服を新に飾りて立ち出で、瑪瑙の盃をめぐらし、緑珠の酒をくみかはす。
     暫の間に、女客多く入りきたりて、三五の桃をささげ、女婿を慶すとて、各おの楽器をつらね、うたひ調べて仙楽を奏しける。
     日己に夕陽に及びければ、もろもろの仙女何れも還り去りにける。それより劉晨阮肇の両人、先の二女と夫婦の契をなして、留ることはや十五日になりければ、両人わが家路にかへらん事を求めける。
     女の曰く、各ここに来ることは、皆これ宿福の招く所にして、仙女と交ることを得られしなり。然るに凡俗の苦しみ多きところに、何の楽かあって帰らんことを望み給ふぞとて、これをとどめて遂に半年を送りぬ。
     天気常に和適にして、あだかも二三月の空の如く、暑からず寒からず、哀愁もなく恐懼もなし。あるときまた両人、親を思ふ情切にして、しきりに帰らん事をぞ願ひける。仙女の曰く、使君等世上の罪根いまだ滅せず。再び俗塵に陥ることのいとほしさよ。それほどに思ひ給はば、還し申さんと、諸の仙女をよび集めて、共に音楽歌吹をなして送り帰しける。
     かつ帰路を委しく教へて、洞の口を出しぬれば、遠からずして、そのまま本道を求め行く。程もなく巳に家郷に、かへり至りぬれども、相しるもの一人もなし。
     その家門をたづぬるに、郷里の人大いにこれを怪みける。両人あなたこなたにたづね捜しければ、やうやく七代の子孫をえたり。その者の云へるには、伝へききしに、先祖山に入り薬をとって、再び出でずと承り候。
     詳なる事は申しも伝へずと語りける。それより両人既に親属なければ、栖家の便もなく、また仙女の家に還らんと欲すれども、その路をえずして、その辺を経めぐりしが、後には両人ともに、行方知らずになりしとなり。これ殆んどわが浦島の子と同日の奇談なり。

     (前前太平記)



3. 慢性農薬中毒の自覚症状
  • この項の内容は、健康と青汁第73号ですでに掲載されている内容と同じものですが、原紙の内容通りに従い、再度、掲載することとしました。

     梁瀬 義亮 

     慢性農薬中毒の臨床症状の所を、一般の人にわかるように書いてみました。

    症状

      頭・・・ どうも近頃頭がぼんやりする。頭が重いような感じがあり、殊に頸の後の方、項から後頭部にかけて、凝ったような重い感じがする。
       ああれもしなければならぬ、これもしようと心ばかり空まわりして、妙に実行力がなく根気がなく、さっぱり労働意欲や人生に対する興味がなくなる。人間嫌いになって、人間の居ない静かな所へ行きたい。そのくせいらいらして常に不安で、じっとしていられないような気がする。腹がたってしかたがない。夜眠れない。夜中に目がさめたり、朝早く目がさめる。しかも昼は眠くてぼんやりする。記憶力が頓に悪くなる。すべてに悲観的になり、暗いことばかり考える。一層のこと死んだ方がましだなどと思いだす。
      目・・・ ぼおっとしてしかたがない。よく目をこする。瞼がひくひくと痙攣することがある。
      耳・・・ 時々ピーンと耳鳴りがする。人によっては耳が聞えすぎて物音がやかましくてたまらなかったり、時には耳が遠くなったりする。
      口・・・ 舌の先や横が、原因もなくただれたり、神経痛のような痛みが出たりする。舌の先に紫がかった点状の色素が沈着する。口が乾く。食事中によく唇をかむ。唇が乾いたり、まわりに紫がかった色がついたりする。また唇に水泡が出来て、後に紫色の色素が沈着する。さらに堀内歯科医の報告によると、歯牙や歯ぐきに、紫がかった色素が沈着したり、歯ぐきから出血したりする。(この色素沈着は重大である)。
      顔・・・ 色がどす黒くて、光沢がなく、口のまわりや鼻のまわりに、紫がかった吹出物がよく出来る。また口角炎(俗に、あくちがきれる)を起す。
      鼻・・・ 鼻血が出る人がある。また大変風邪をひきやすい。人によっては嗅覚を失ったり、逆にありもせん変な臭いがするという。
      喉・・・ 女性に、喉がつまるような感じがするという人が多い。
      胸・・・ 前胸部に圧迫感を覚え、しめつけられるような感じがする。しかし食物が通りにくいことはない。
      腹・・・ ぼってり重くるしい。みぞおちが圧えられたようで重い。食物は口にはおいしいが、すぐに満腹感が現われて、少ししかたべられないことがある。また食べたものが、なかなか消化しない。時々胸がわるくなることがある。酒の強かった人が、酔うと気分がよくなるより先に吐気がくる。腹がごろごろなる。便秘して兎の糞のような便が出る。しかも時々原因もなく軽い下痢がある。同様の腹痛もある。
      小便・・ 小便の回数が多くなる。しかも毎回の量が多い。小便をこらえることが出来なくて、もらすことがある。一度尿意をもよおすと、こらえられない。
      皮ふ・・ 全体に色が黒ずんで、光沢がなく、顔面に紫がかった吹出物が出たり、頑固な湿疹や蕁麻疹が出て大変かゆい。ことに夜間に背中や下腹部や腰の辺が、大変かゆい。
      手足・・ よく冷える。しびれ易く、ことに夜間ふと気づくと、手がしびれている。また坐るとすぐに足がしびれる。時々下肢に、ぴりっとした神経痛のような痛みが出る。下腿がだるい。
      汗・・・ 夏は大変多く汗が出る。また寝汗が出る。
      月経・・ 量が多くなったり、期間が大変長くなったり、また、少くなったりする。
      全身・・ 疲れやすい。だるくって仕事がおっくうである。急に立つと、くらくらっと軽い目まいがする。


 
4. 緑いっぱい

    静岡県 T.W. 

     一昨年9月台風の時、母が脳出血で亡くなりました。
     それまでは元気に活躍していた私は、そのショックや国鉄新幹線の用地交渉の地主代表として気をつかうことが多く、又、この交渉において個人的にも苦労いたしましたので、血圧が160−最低100位となり、リウマチスや心臓障害までひきおこし、只今、精密検査をうけて療養中でございます。
     青汁の必要性も知っていながら仲々実行できずにおりましたが、今度はいよいよ真剣になって、家中協力してくれるようになりました。
     庭のとび石のまわりにまでレタスやケールを植えて緑いっぱいです。道路をへだてて畠がありますが、食卓にすわってから緑野菜のないことに気づいたとき、手近にあると重宝でございます。
     90何才かの長寿を全うされた植物学者の牧野富太郎博士が、セロリーとアスパラガスを栽培して常食しておられたことを、動物学専攻の兄が、友人から聞いて来てくれましたので、いずれもグリーン系のものを、軟化しないで、栽培しております。
     緑野菜の採集後15分と15時間の、価値のちがいを知っている者は、自家で栽培する必要のある人だと、最近のハウス・アンド・ガーデンというアメリカの雑誌で読みましたが、まさにその通りで、グリーンアスパラガスのとり立てを、すぐにさっとゆでて、マヨネーズでいただくお味は何ともいえませんし、軟化しないセロリでも、とり立てをさくさくときざんでサラダにすれば、はぎれよくいただけます。


 
5. 肩こりと腹痛に

    長野県 J.K. 

     私の主人は建設事務所に勤めて居りますが、身体の具合がどことなく悪く、肩が張る、腹が苦悶するなど、医師の薬を飲用して居りましたが、更に効果がみえませんでした。
     或日来宅のお方が、青汁をお飲みなさいとおすすめ下さいましたので、「ミンチ」機を買いまして、野菜、キャベツ、みかん、其の他を求めまして、青汁を作り飲みました。
     1ケ月程経過いたしました処、肩の張りは全治しお腹の具合も気持よくなりました。
     役所へ元気よく通勤することが出来ました。青汁がこの様に効果のあるのに驚きました故に子供の健康のためにとも思い、3人女子ですが、青汁に果実の汁を加味したものを飲ませて健康維持につとめて居ります。
     病気の苦しみに依って自然の恵みの尊さを感じまして、うれしく存じます。


 
6. 永年の喘息

    島根県 U.A. 

     永年の持病である喘息に苦しめられ、再度の入院も効なく、絶望いたしておりましたところ、知人にすすめられ、半信半疑で青汁を飲用し、発作と闘ってきました。
     2年位までは、少しもその効見えず、よそうと幾度も思いましたけど、また心を取り直し、続け、まる3年と2ヶ月のこの頃は、もう風邪をひいても発作は起らず、胃腸の方も丈夫になって、今では家内3人が愛飲いたしております。
     何分1合づつとしても、毎日3合はつくらねばならず、材料にも困るようになりました。


 
7. しごく元気

    静岡市 I.K. 

     ケールで青汁をつくり、毎日、4合以上飲んで居るため、しごく元気で、暑さにも疲れず、働いております。



8. 肝臓殆んどよくなる

    山口県 T.Y. 

     4月より青汁をはじめ、ケールやキャベツをジューサーでしぼり、1日1合づつのんでおります。
     肝臓を悪くして吐きが止まらず困っておりましたのが、今では、すっかり吐きもとまり、体のだるさも少くなり、先日の病院の検査の結果は、一つだけ肝臓の組織の細胞の弱りが残っているだけで、殆んどよろしいとのお言葉で、大変よろこんでおります。



9. リウマチ全快

    愛媛県 M.H. 

     農村生活の小生如き者の食生活に、滋養分ビタミン・ミネラル(カルシウム)など不足であることを知り、3年以上、毎朝湯呑1杯づつ続けており、お蔭様で体の調子よく、4年前より難渋いたしておりましたリウマチも全快と申し上げてよい位よくなり、非常に喜んでおります。
     近親者はもとより、近所知人に至るまで、身体のよわいようなお方に、青汁の効果を話し、おすすめ致しておりますが、よわい体でありながら、仲々、青汁をつくることが面倒とか、飲みにくいとかいう人が多いようです。
     人と生れて、お金や物にいかに恵まれていても、体が弱ったら、面白いとか、楽しいということはありませんというて、少しでも人の幸福の生活のためと思って、専念におすすめ致し居ります。



10. 二級品でも

    京都府 M.O. 


     青汁がこのように素晴しいものであるとは思いもかけませんでした。
     先生のいわれる青い汁には、程遠い二級品くらいのものを1年のみましたところ、ご恵送のケールの育苗がよく出来ず、10本くらい大きくなりました。
     少しづつ薬のように青汁としてのんでおります。このような二級品でも、私の虚弱体質にはよくききました。
     毎日通じがあるようになり、風邪のひかぬ冬をすごし、この暑さにも疲れが少くなりましたことを、本当に感謝いたしております。



11. 質問箱

    大阪 S. 


     十数年まえ、肋膜炎と同時に眼底に出血し、その後どうもなかったのですが、最近になって、昨年、今年とまた出血し、若年性反復性網膜出血といわれています。これに青汁はどうでしょうか。


     専門的なことはよく知りませんが、なんでも、結核と関係があること位しかわかっておらず、治療にも、随分手を焼く病気だと聞いています。
     しかし、あらゆる手をつくしてもダメだったのに青汁がよかったのがあると、九大眼科の生井教授がまだ助教授のころ、わざわざ私のところまでしらせて下さったことがあります。
     ともかく、緑葉食・青汁による食改善を中心とした日常生活の建直しをやられるよう、おすすめします。

    (遠藤)



 コラム紹介

    多くの人は嗜慾の主人とならずして、
    その奴隷となるのである。
    ある医師の長き経験により、
    いまだかつて、健康なる人を見なかったといった。
    過度に飲食するごとに、身体は害せられる。
    しかしてその障害は
    その一部でさへ
    断食によってのみ
    恢復せらるるに過ぎない。

    (ガーンデイー聖書)



    古は食を以て病を治す。
    この故に孫真人が曰く、
    医者は先ず病源を暁りて、
    其の犯す所を知り、
    食を以て之を治し、
    食療癒えず、然して後薬を命ぜよと。
    されば歴代の名医、飲食を以て調治せずといふことなし。
    今の医の人を薬するを知って、
    食の人を薬するを知らざるは、
    医の道の衰へたるなり。
     (高井蘭山)



    陶真人衛生歌
    食後除々行くこと百歩
    両手脇並腹肛を摩づ
    須叟に手を転じて腎堂を摩る
    之を水土とを運動すといふ
    而を仰く仍ち呵三四呵
    自然に食毒の気を消磨す
    (大和本草)



    人の美を成して人の悪を成さず
    (論語)



    こころ
     深山旅愁
    病と闘う父のその苦悩も知らずに
    幼かったおまえは振袖姿を見せて
    あどけない仕草で甘えてくれた
    あの日は泣けて泣けて仕方がなかった
    あれから幾年たつであろうか
    おまえは年頃になって居るのに
    父は病の傷あとがもとで・・・・・・
    いまも此と云ってはしてやれない
    それがたまらなく悲しい
    だがたった一つ温い思いやりで
    おまえを見てやる事で辛抱してくれ
    また淋しさが襲い涙がにじむ



    人生の助言
    深山 旅愁
    健康に良いと云われる歩くことを、
    楽しみませんか、
    急ぐ時とか、
    それでなけねばいけないときにのみ、
    乗り物を利用しましょう










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