健康と青汁タイトル小 <1966年2月15日発行 第114号>
 目次




1. ハコベ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ハコベ(繁縷)、古名ハクベラ(波久倍良)。春の七草の一つ。
     私の郷里ではヒズルという。ヒズリというところもあり、ヒヨコグサというところも多いようだ。
     子供のころ、春さき、ヒヨコが出ると、口もとにのぞけてやり、上手に食べるのを感心してみていたことが思い出される。
     また、目白や鴬の餌にすりこむのを、出来ている所を知っていて、大人どもから言いつかって、採りに走らされたことも愉快な思い出だ。
     軟かくて味もよい。が、いかにも弱そうな草でありながら、きびしい冬の風霜にもめげず、広く根をはって、辛棒づよく春を待つシンの強さには、何か不思議な力さえ感じさせられる。
     こんなところから、ヒズルとかヒズリなど、「秀る」という意味の名もついたのだろうか。
     ままごと遊びに、よく、これを搗いて草団子をこしらえなどしたものだが、ハコベの青汁としての応用は、随分古くからあったもののようだ。
     健康法として、端午の旦(あした)に茎葉の搾り汁を飲んだというのもある。

       ハコベの汁で薬を飲む、

     というのもあり、民間薬(富士川游博士)には、

       「河豚中毒に、牛角の細末ハコベのしぼり汁にて用ふ」
      (経験千方)、

     などと出ている。
     また、盲腸炎(正しくは虫垂炎)にハコベの塩もみ汁がよいのも周知のところだ。
     誰れでも知っている草だし、軟らかくて汁にしやすく、味もよいので、今でも、青汁材料として、よく使われているようだ。
     しかし、何分、葉が小さいので、たとえよく繁ってはいても(よく繁るので「繁縷」というのだが)、とても十分の量は供給しにくいし、一度採ると、次が仲々急にはのびてくれない。
     それに、湿っぽいところに育つ草なので、とかく不潔になりやすく、農薬をかぶっているかも知れない、といった恐れもあり、青汁にするには、余程注意が必要なわけだ。
     なお、古方では、煎じ汁を飲んだり、黒焼や暴乾(強い陽当で急乾したもの)末にもして利用しており、
     民間薬に、

      「尿閉に繁を水にて煎じ多く飲ますべし」
      (懐中妙薬集)
      (尿閉=小便つまり)

      「疳(かん)にハコベの黒焼、ハコベのしぼり汁にてのますべし」
      (経験千方)

      「白帯下(こしけ)にハコベ黒焼、酒にて用ふるも又よし」
      (同)

     本草綱目には、

      「産後、腹に塊痛あるに、酒に炒り汁を絞り、温服する。また暴乾し末し、醋糊を和し丸じ、服すれば悪血を下す」
      (臓器)

     などとある。
     また、医心方には、

      「煮て羹(あつもの)を作り、之を食へば甚だ人を益す」
      (晤玄子張)。

     本草には、

      「韲(あえもの)にして久しく食へば、よく髭髪を黒くす」
      (聖恵方)。

     などと健康長寿の効がいわれ、七巻終には、消渇(糖尿病)を主るとして、渇家可食物に数えてある(医心方による)。

     烈公食薬には、

      「ヒタシモノ等にし、常に食して、積年の悪瘡、痔病を治し、血を破り、乳汁を通す。婦人平常食して益あり」

    とか、

      「脚気水気に繁縷やわらかなるものヒタシモノにして食すよし、」

     などとあるが、実際、以前は、疔や癰などのおでき、乳不足で困るときには、大抵ハコベを食べたものだ。
     ふつうは、このようにヒタシモノにしたり、羹、または塩もみ、塩づけ、あるいは味噌で調えて食べているが、私はむしろグリンサラダにすべきだと思う。
     たけたものでも、先端だけを摘めば結構食べられる。
     春の七草も、安全なものならば、やはりサラダにすべきだろう。
     私のところでは、下肥も農薬も一切使わないので、野菜の間に生えている野草も一緒にサラダにするが、ハコベもその一つだ。
     雑草類は生活力がたくましくて、野菜の負けるような不良条件にもよく繁茂するので、そうした時の材料確保の点からも都合がよい。


 
2. 青汁教室 青汁のねらい そのニ ――完全栄養をはかるには

     病気を治療するときにも予防するためにも、また、よりいっそうの健康をはかるためにも、毎日の食物を改善して、完全栄養をはかることが、その最も重要な土台です。
     それには、いろいろな工夫が大切ですから、私は、さしずめ、まずはさておき青汁を、毎日しっかり飲むようにすすめています。
     それは、こういうわけです。

    科学的研究と古人の知恵を手がかりにして
     完全栄養をはかる、というのは、ひと口でいえば、必要な各種の栄養素をもれなく、必要なだけ十分とり入れて、その間にうまく調和をとることです。
     ところが、私たちの生きた体は、まことに複雑微妙で、また、いかにも巧妙にできています。
     必要な栄養素といっても、それは数限りなく、また、そうした栄養素を必要なだけ十分とり入れるといっても、これまた、男女別、年令別、労働強度別、体位別その他の身体条件によって、十人十色です。
     さらに、こうした体を養なう食物も限りなく、それに含まれている栄養素も、品種その他によって、全くまちまちです。
     このため、私たちが健康を保っていくには、どういうふうに食物をとったらよいか、いろいろ科学的に調査研究されてはいますが、わかっていることは、実はまだ、ほんの僅かで、わからないことばかりです。
     いちがいに、ああだこうだと、細かく断定することは、とうてい、できません。
     とはいっても私たちは、現実、毎日、食物をとって健康をはかっているわけです。
     ですから、私たちとしては、まずもって科学的に明らかにされていることを手がかりとし、さらに古人の知恵や多くの人々の経験を足場にして、とにかく食物の工夫をしなければなりません。
     それでは、科学的に明らかにされていることは、今のところ、どうかというと、だいたい、こうです。

    熱量と蛋白質に比べカルシウムと各種のビタミン著しく不足
     わが国では、私たち日本人が健康であるためには、最小限これだけの栄養が必要であるという「日本人一人一日当り栄養基準量」が設けられています。
     これに比べて、実際に摂取している栄養状況は、ひと口でいうと、熱量や蛋白質はだいたい十分なのですが、ミネラルの一部(とくにカルシウム)と各種のビタミンが著しく不足しているのです。
     熱量というのは、生きていく力や、運動や労働をする力に使われる栄養素です。
     蛋白質というのは、生きていく生理作用や運動の主体である体の組織構成の入れかえに使われる栄養素です、
     いずれも必要なだけ十分とらねばなりません。
     けれども、これは、ただこれだけでは使いものにならないのであって、それが体内で利用されるとき、それぞれ特別な作用をする、各種のミネラルとビタミンが、それ相応に必要なのです。
     ところが、栄養摂取の現状は、こうしたミネラルの一部(とくにカルシウム)と各種のビタミンが、熱量や蛋白質に比べて、著しく不足しているのです。
     このため、せっかく摂った熱量や蛋白質が、必要なだけ十分利用されないので、それだけ栄養不良となっているわけです。
     その上、未利用の熱量や蛋白質の始末が厄介となって、いろいろな栄養障害を引き起こしているのです。たとえていえば、カマドで火をもすとき、空気が不足して、うまくもえず、その上、カマドもエントツもススだらけにしているようなものです。
     機械を使うとき、油が不足して、うまく動かず、その上、過熱させているようなものです。

    カルシウムとビタミンの最も多いのは青野菜
     こうなっているのは、いうまでもなく、毎日の食物の取り合わせ方が、ひどくかたよっているからです。
     食事をするといえば、まずもってごはんを沢山食べ、おいしいものといえば、とかく菓子や砂糖の多いものを食べ、ご馳走といえば、やたらと肉や魚を食べる、といった傾向が強いからです。
     そして、青野菜といえば、粗末なもの、拙いもの、かざりものとして、なにほども食べない傾向が強いからです。
     いったい食物には、ただ一種類で、すべての栄養素がうまく調和している、といった重宝なものは一つもないのです。
     最も優秀な母乳でも、ミネラルの一部(鉄や銅)が不足しています。
     各種の食品には、それぞれ栄養素の含有状態が異なっているのです。
     わが国では、私たちは日本人が食用している殆んどすべての食品について、主な栄養素の含量を示した「日本標準食品成分表」が作られています。
     これによって各種の食品の性質を、ごく「おおざっぱにいうと、こうです。
     米、麦、芋、砂糖、油などは熱量の多い食品です。肉、魚、卵、大豆などは蛋白質の多い食品です。
     そして、ミネラル(とくにカルシウム)と各種のビタミンの多い食品は、青野菜、黄野菜、ミカン、その他の野菜果物、牛乳、海草などです。
     このうち青野菜は、各種のミネラル(とくに良質のカルシウム)と各種のビタミンが、他のどんな食品よりも、ダンちがいに多いのです。
     そこで、せっかく摂った熱量や蛋白質が体内で十分利用されるように、ミネラルとビタミンを、必要なだけ十分とり入れるには、さしずめ、この青野菜をしっかり食べれば、最も手っとりばやいわけです。
     いな、そうする以外に、これに勝る方法はないのです。

    栄養剤では不充分 副作用もともなう
     というと、カルシウム剤とか鉄剤とか、各種のビタミン剤があるではないか、と反問する方があるでしょう。
     けれども、こうした栄養素は、殆んどすべて、科学的研究で明らかにされているものだけであり、しかも、その一部分であり、その上、人工的に作った化学薬品です。
     けれども、まだ科学的には明らかにされていない重要なものが、数限りないのであって、これはま含まれていないのです。
     昔から重要視されている青野菜のような、自然の食物には、はるかに遠く及びません。
     ですから、病気のとき、一時応急時に使うのであれば、けっこうですが、決して食物に代えて常用するものではありません。
     常用していると、しかも多量に常用していると、ミネラルやビタミン間の不調和を引き起こしたり、過剰に貯蓄されたり、化学薬品として特異な作用を与えたりして、いろいろと、よくない副作用をすることがあります。
     けれども、青野菜は、正しく食用しさえすれば、どんなに沢山常食しても、決して副作用は起こしません。
     多ければ多いほど、ますます、よいのです。

    青野菜を青汁にしてうまく十分とり入れる
     ところが、この青野菜は(その他の野菜果物も同様に)熱量や蛋白質の多い食物に比べて、調理の仕方を誤まると、大切な栄養成分を著しく損失します。
     また、よくかんで食べないと、なにほども消化吸収しません。
     食べ方には、格別よく気をつけねばなりません。
     この食べ方で、最も適切なものは、できるだけ新鮮なうちに、生のまま、よくかんで食べることです。
     それには、ごくやわらかいものでなければなりませんし、また歯が丈夫でなければなりません。
     ところが、やわらかいものであれば、あるほど、大切な栄養成分が目立って少ないのです。
     ところで、熱量と蛋白質と、各種のミネラルとビタミンとを、必要なだけ十分とり入れ、その間に必要最低限の調和をはかるには、さしずめ、ごくおおざっぱにいって、最も成分のよい青野菜で、少なくとも日に500g以上、体重の1%以上は必要なのです。
     こうした青野菜の代表的なものは、パセリ、ニンジン葉、シソ葉、ダイコン葉などで、ふつうは、なにほども食べていないものです。
     従って、こうしたものを生のまま、毎日体重の1%以上となると、ふつうでは、とうてい食べきれません。たとえ丈夫な歯で、よくかんで食べても、さしずめ、なれない胃腸がかないません。
     けれども、これをすりつぶして、汁だけしぼりとって青汁にすれば、約240g(63匁)が180cc(1合)となり、大切な成分は、殆んど大部分、汁にとけこんでいます。
     これなら、日に2合3合と飲むのは、別に造作もないことです。
     それに、かむ必要もないわけです。
     その上、汁にするのですから、別に、ふつうの青野菜を使う必要はなく、もっと成分も味もよい上、多量に収穫できる家畜の飼料が使えます。
     この頃、広く青汁に使っているケールは、もともと飼料なのです。
     けれども、念のため云い添えますが、この青汁材料には、ホウレンソウやふつうのダイコン葉などのように、生では有害な成分の多いものは使わず、必ず無害無毒のものを利用すること、また必ず、危険な農薬や下肥を使わずに栽培した安全清浄なものを使用することが大切です。
     でないと、せっかく栄養に調和をはかったが、同時に、こうした有害有毒物も多量に飲みこんで、肝臓や腎臓その他をいためるようになります。
     私は、さしずめ、こうして毎日の食物に完全栄養をはかるように、すすめているのですが、容易に納得しない方が多いのです。
     けれども、あえて、これをすすめています。
     それは、こういうわけです。

    (つづく)

    付記
     この稿は、毎月第3金曜日の夜、倉敷中央病院の古久賀会館で開かれている青汁教室で、遠藤先生がくりかえし強調されていることの一端をまとめたものです。 (友成左近)



3. 私はこうして男児をえた

    今治市 Y.K. 

     私共夫婦の中には、7才と3才になる女の子がいますが、今日まで男の児に恵まれず、他人の男の子を見るにつけ、“男の児がほしい”という願いは切実で、念頭から消え去ることはありませんでした。
     人類は19世紀にして原子力という驚異的な物質を創造し、人工衛星が頭上をとびかう現代においてすら、“どうしたら男女を自由に生み分けられるか?”依然神秘のヴェールにつつまれ、今日の医学をもってしても解明できないことは御承知のとおりです。
     現代医学の常識では、胎児の性をきめる力をもっているものは男子の精子といわれ、男になるものと女になるものとがあり、性細胞の中にある染色体というものが性を左右するものと云われています。
     しかし世間一般では、古来男女説についていろいろな巷説、俗説がありますが、私共はやはり“子はさずかりもの”として半ば諦らめておりました。
     ところが、たまたま某月刊雑誌の中に、ある説として、このようなことが書かれていました。
     要約すれば、女性の身体全体のPH(酸性の度合い)をアルカリ性にしたり、酸性にしたりすることによって、男女を自由に生みわけることが、或る程度可能だということです。
     それには、母親が魚や肉などの酸性食品をとれば自然女の児が生れ易く、反対に野菜、果物類などアルカリ性食品をとれば男の児が生れ易く、食生活に注意することによって殆んどが、100%近い成功率をえたという幾多の実例が書かれていて、加えて妻と夫の食物は、何れの場合でも、アルカリと酸性というように対象的にした方が成功率が高く、むづかしい言葉でいうと生物学的、栄養学的、社会環境の上から一つの共通点らしいものがあるとつけ加えていました。
     そこで、私共は半信半疑のまま“男の児がほしい”一念から、涙ぐましい食事管理の計画がたてられたというわけです。
     しかし、ハタと困ったことには、毎日、多量の野菜類をとることは、嗜好や食慾の面からたやすいことではないことに気づき、困ってしまいました。
     そして、いろいろと智恵をしぼって、漸く気づいたのが、ケールなど清浄緑葉野菜をしぼった青汁の飲用が、少量の液汁で多量のアルカリがとれることから青汁がうってつけであるということです。
     そこで、幸運なことには、かねて遠藤青汁の会今治支部のおすすめもあって、90cc入120gのケールのミックスが含まれる遠藤青汁を毎日2本宛妻の食膳にのぼり、肉類、魚、鶏卵などは意識的にさける徹底したアルカリ食品の献立ができ上ったというわけです。
     そして夫の私は酸性のものを努めてとるよう努めました。長いように感じられた月日が流れ、待ちに待った日を迎えました。その結果、私共の努力は見事な結果を生み、丁度、数えて277日目に、予想通り元気な男の児が呱々の声をあげ、私共夫婦は夢かとばかりに驚喜したことは云うまでもありません。
     しかも体重は3,840gと、実に丸々と肥えた新生児で、ここに長年の夢が実現し、人知れぬ感激と満足感にみたされています。
     更に驚いたことには今までのひどかった悪阻が嘘のように軽く、しかも、経産とはいえ、標準以上の新生児にもかかわらず安産で、産后の肥立は頗るよく、母体の回復は驚くばかりでした。
     以上体験した一つの事実から、すべてを判断し結論づけることは無理があるにしても、綿密な食事献立によって成功したことが、幾多の事実を見事裏付けたことに外ならないものと思いますし、単に一つの偶然として片づけ去ることはできないものと強く信じ、“青汁の効果”の限りない恩恵に今更乍ら再認識した次第です。


 
4. 健康で幸あれと祈る朝

    高崎市 K.K. 

     夜明けと共に、又忙しい今日の生活がくり返される毎日。
     ふり返ってみますれば、唯今、本当に有難く毎日感謝の気持で幸に生活して居ります。
     私ある晩、近所の方のおすすめにて、愛飲しはじめました。
     最初は、こんな青い汁が、どうして私に飲める事かしら?と不安に思いました。
     でも病気のためなら、どんながまんでもと思い、だんだん飲んでいるうち、顔のほほの赤身を見る事が出来、又、夜はぐっすり床に入る事が出来、胃のもたれもわすれてしまいました。
     毎年、寒くなる冬を迎える事が非常な苦しみにて、冬のあいだ中春待つ心でいっぱいでしたが、今年は青汁のおかげ様にて、ほんとうに健康を取もどし、寒い冬でもあまり苦にならず、毎日を暖かく過ごす事が出来ます事を、本当に心よりうれしく思って居ります。
     これからも毎日毎日末長く愛飲して、家庭の主婦として楽しく一家の中心になり、健康で来る年も来る年も楽しく生活して行き度いと思います。


 
5. 毎日がたのしく

    藤沢市 T.T. 

     私もこれで、ちょうど一年になりますが、全く今は生きかえったような、自信に満ちたからだになりました。
     そして、心も大変はればれしく、毎日が楽しくなりました。


 
6. この喜びをひろく

    苫小牧市 S.T. 

     ケール毎日3合、生野菜約150g。主食、軟だきの玄米2合。以上を主体として連日さかんにやっております。
     結果、心身がさわやかになり、腎臓の尿が、久しぶり、正常な尿量になり、気分的にも嬉しく思っております。
     肝臓は、在来の食生活の関係もあり、併せて好調です。
     心臓も非常に楽になり、ここ1年来続いた夜半の横転、反転および寝汗は完全になくなりました。
     私の病因をなした20年来の大酒はキッパリと絶っております。
     しかし、完治までには並々ならぬ努力と辛棒と年月を要することと推察されます。
     私も腰をすえてガッチリ掛ります。
     なお行く行くは、この健康回復の喜びを、私一人の物とせず、広くわかち合って行きたいと思います。


 
7. 脳卒中

    武蔵野市 N.H. 

     3年半前、軽い脳卒中にて入院。
     退院後は「青汁の効用」を熟読し、小松菜、大根の葉、蕪の葉、今はケールにて、青汁を飲用すること3年1ヶ月。
     お蔭にて、血圧も昨年1月頃より平常となり、後遺症として足及び右側が多少しびれる程度で、約2年半会社に勤務。
     昨年5月会社不振のため退社し、只今は自宅にてケールの栽培を致しても、大して疲れないように恢復いたしました。



8. 十年来の高血圧

    土佐市 S.M. 

     高血圧発病以来、彼是10年になります。
     最高205まで上ったとき、舌がもとらなく、1ヶ月休職。その間1週間の絶食をして、ぐっと下げるには下げましたが、じらい160・170から下りません。
     この春、医師になっている級友に逢い、青汁をすすめられ、5月中旬より、自己流で、ヨモギ、オオバコ、桑の葉など、手当り次第に飲みましたところ、140台にもなり出しました。



9. 皮ふのつや

    秋田県 T.K. 

     青汁3ヶ月連用したところ皮ふに艶が出て、寒中足部の冷えこみもうすらぎ、気分よくねむられます。



10. メキメキよくなる

    岡山県 H.S. 

     老妻、再三の入院にて、肝炎の結果、肝硬変まで発展。本来3度目の入院後5ヶ月になります。
     青汁の評判を入院患者に聞き、3ヶ月ほど毎日服用していますが、最近メキメキよくなり、院長もビックリ、凝っているほどです。
     これこそ青汁の効用ではないかと存じます。



11. 五用心(五戒)

    栃木県 K.M. 

    1、生命あるものを殊更に殺さざるべし。
    1、与へられざるものを手にすることなかるべし。
    1、道ならざる愛欲をおかすことなかるべし。
    1、いつわりの言葉を口にすることなかるべし。
    1、酒におぼれて業務を怠ることなかるべし。



12. あきらめは禁物

    鹿児島市 H.T. 

     5才の男の子が、氷の張った池で遊んでいて割れ目に落ちこみ厚さ30cmの氷の下に完全に入りこんでしまった。
     すでに死んだと思われたが、とにかく病院に担ぎ込まれた時は20分以上経っていた。
     直ちに人工呼吸と胸壁からの心マッサージが約1時間行なわれたが全く蘇生の徴候がみられない。
     しかし、ようやく次の3時間は毎分30〜40の除脉がみられるようになった。
     血圧は測定不能であった。しかし、はじめから約4時間の間、心マッサージその他が続けられた。
     当然みられた出血傾向、肺浮腫、てんかん様発作も治療され、8週間後その少年は、腕の小筋群のわずかな麻痺を残すのみで退院した。
     知能あるいは運動障害は上記のもの以外全く後遺症を残さなかった。
     このような場合、あきらめは禁物であることをまざまざと知らされるような症例報告である。

    (Dtsch.Med.Wschr.,90,1965,74)



13. 質問箱:大変しぼりにくくなり

    三重 A. 

     問
     この頃の青汁は大変しぼりにくくなり、乏しくなった材料を沢山つかわねばならぬので、勿体なくてしかたがありません。
     何かよい方法はありませんか? 

     答
     汁がねばっているためです。
     適宜水を加え、うすめてしぼるか、ハクサイなど水分の多い野菜を加えて青汁にして下さい。
     それでもまだ十分出ないようでしたら、水かぬるま湯の中で、溶かし出すように、ひねりながらしぼってみて下さい。



 コラム紹介

    老齢の人々にとってなによりも有害なことは、
    腕のよい料理人と美しい侍妾をもつことである。
    前者はつい食べ過ぎさせて病いをまねき、
    後者は快楽により老衰をはやめるからである。
    身体の快適は少量の食物を摂ることにかかっており、
    精神の爽快は罪を犯さぬことに、
    心の幸福は憂いなきことに、
    舌の楽しさは言葉をつつしむことにかかっている。

    サービト(836−901年アラビアの名医)の養生訓
    (前嶋信次著アラビアの医術より)   



    それ飲食は色身の枯衰をうるほし養ひ、
    世に長生へて己が道に進み、
    立身行道して、素望を遂げんための薬なれば、
    過不及なく、程よく飲食してこそ薬なれ、
    過ぐれば毒となり、遂に色身を害す。
    是等のことをよく心得ある国手にて、
    飲食よく病因を生じ、
    遂に夭死して不忠不幸の人となるあり。
    人々よく嗜むべきことなり。
     沢庵禅師



    利によりて行えば怨多し
     (論語)



    人生の助言
    深山旅愁
    何事でも、耐え切れないと思える頃があるもの。
    それに打ち勝つことだ。
    そこを乗り切ったなら、
    先の見通しは明かるくなるものです。



    歌謡
    夫婦けんか
    深山旅愁
    夫婦けんかは やるだけやらそ
    深いなさけの あらわれさ
    チャンバラ チャンバラ
    日和ばかりじゃ ものたりなくて
    たまにゃ嵐が ほしいもの

    夫婦けんかは 犬さえ喰わぬ
    見て見ぬふり しておこう
    チャンバラ チャンバラ
    風が落ちれば お互かおに
    つけた傷跡(きずあと) 気にしあう

    夫婦けんかは もとはと云えば
    あまるなさけの もつてき場
    チャンバラ チャンバラ
    つかみあいなど なかったように
    見ては居れない 仲の良さ










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