健康と青汁タイトル小 <1965年8月15日発行 第108号>
 目次




1. 動脉硬化

     医学博士 遠藤 仁郎 

    どういう常態か
     学問的には色々むつかしいことがいわれていますが、要するに、動脉が硬くなり、脆くなり、細くなった状態です。
     動脉は、ちょうどゴム管のようなもの。若い血管は、新しいゴム管のように、しなやかで軟かく、強靭で弾力があり、内面は極めて滑らかですが、硬化した動脉は、古るびたゴム管のように、ゴツゴツして硬くなり、弾力がへって脆くなり、内面は粗造になります。
     こういう変化は、からだ中のどこの動脉にも来ますが、問題になるのは、主に細い動脉だけ。それは、細い血管が硬化による影響−血行が十分でなくなったり、つまったり、破れたりするといったことが起りやすいからです。

    血行不十分
     細い動脉が硬化すると、血管の内腔が狭くなるため、その動脉の分布域に十分の血液が行かなくなります。
     ために、その部の代謝が不十分になり、老廃物がたまり、疲れやすく、回復はおそく、機能も十分でなくなり、頭は重く、肩がこる腰がだるいとか、痛いとかいったことになります。そして、その影響は、活動の際には一層めだちます。
     多量の血液が必要な活動時には、血管は拡張して、十分の血液を送らねばならぬのですが、血管が軟かくしなやかで、よく伸び縮みすれば、その調節がうまくできます。しかし硬化して来ると、それがむつかしくなり、必要な時、それに応じてすぐに十分の血液を送ることが出来なくなります。
     いや、そればかりか、時には、異常反応をおこして、血管が拡張せねばならぬ時に、逆に収縮したり痙攣して、血行が減ったり、止ってしまったりします。
     たとえば、歩いたり走ったりするときは、静かに腰かけているとか立っている時に比べ、数倍も多くの血液が必要なので、血管は十分太くなって多量の血液をはこび、運動のために必要な養分をおくり、運動で出来た老廃物をとり除こうとします。
     ところが、動脉硬化があると、血管が、それに応じて十分拡張することが出来ないので、必要なだけ十分の血液が送れません。
     そこで、早くくたびれ勝ちなのですが、時には、逆に血管が収縮したり痙攣して一層血行が不十分、あるいは停止するので、少し歩いてもすぐに倦くなり、痛くなり、ついには動けなくなってしまう。そして立ち止って少し休むと、しだいに回復して、また歩き出す、といったことになります。(間歇性跛行)。
     こういうことは上肢にもあり、心臓の血管や腸や脳の血管でもおこります。
     心臓は、年から年中、それこそ生れて死ぬまで、ずっと働きつづけているわけですが、この血管(冠状動脉)が硬化すると、それでも、安静にしている時は別段の事もありません。けれども、運動や、精神的の興奮や、急に寒さにあたるなど血圧が上って心臓の仕事が増すばあい、十分の血液が送れず、さらには血管が収縮したり痙攣して、ひどい痛みの発作をおこします。これが狭心症です。
     腸の血管では、いつもは何ともありませんが、食事して消化がはじまり、多量の血液が必要となるときに、硬化した血管は十分、これに応じられないので、消化不良になったり、腹が張ったりします。なお進むと、四肢の間歇性跛行と同じように、腸の血管の痙攣で、ひどい腹痛をおこすようにもなります。
     脳の血管だと、少し仕事をしても、すぐに頭痛がしたり、記憶力、理解力、注意力など脳の高等機能が衰えるばかりでなく、時にはひどい頭痛やメマイ、耳鳴などの発作がおこることもあります。

    血管がつまる
     正常の血管の中の血液は決して凝ることはありませんが、傷ついて出血すると、血液はすぐに凝ります。
     これは、血液が正常血管以外のもの(異物)に触れると、すぐに凝って出血を止める仕懸けになっているからです。
     この、正常の血管の中では絶対凝ることのない血管も、動脉硬化で血管の内面が粗くなると、異物に触れるのと同じ現象がおこり血の凝りを生じます。
     この際、血圧が低かったり、血液の流れが弱いと、なおのこと凝りやすくなります。
     そして、ひとたび凝血が出来ると、それが核になって、しだいに大きくなりついに血管を塞いでしまいます。(血塞症)。
     こういう変化が心臓の血管に来るのが心筋梗塞、脳のが脳軟化。いずれも血行が止ってその部の組織がこわれてしまいます。

    破れることもある
     硬化した血管は弾力がなくなり、脆くなり、破損しやすくなります。とくに多いのは脳の血管で、血圧の急な上昇などで破れて出血します。(脳出血、脳膜出血)。
     鼻の血管(衂血)眼の血管(眼底出血、結膜出血)、稀には肺の血管が破れることもあります。

    どうして起るか
     動脉硬化という変化は、結局、つかいふるし現象。つまり、ゴム管を使いふるし、くたびれた状態です。
     ですから、いわば自然のなりゆき、あるいは、生理的の現象というべきもので、年月の経過とともに当然来るべき姿。問題は、それが早く出るかおそく出るか、程度が強いか軽いかにあります。
     では、そうした変化の発生には、どういうことが関係するでしょうか。

      1. 生れつき
         一つには生れつき、遺伝的といったところもありましょう。それは、ゴム管のいたみ方が、ゴム管そのものの質のよし悪しにより、優良品はながく使用に堪えるが、粗悪品は早くくたびれてしまうのと同じです。

      2. 使い方
         しかしまた、もっと大切なことは使い方でしょう。血管もゴム管と同様、使い方が乱暴であれば、そうでない場合に比べ、早くいたむのは当然です。昔から、よく引き合いに出されるのは、下肢をひどく酷使した人力車夫の下肢に動脉硬化が多いといわれたことです。また気をつかうことが多いと(精神的興奮、ストレス)脳の動脉硬化が来やすいといわれていますし、実験的に頭に弱い電気刺戟を繰返すと脳血管に硬化が来るということです。
         これらはいずれも使い方がはげしいためですが、その最も甚しいのは高血圧です。これでは、血管は絶えず酷使されているので早くいたんで来ます。しかし、反対にながい間つかわずに放置しておいてもゴム管は硬くなってしまいます。それと同じように、血管も、使い方が余りに少なすぎても、却って早くいたむようです。殆んど運動しない座業者に存外動脉硬化が少くないこと(運動以外の原因も勿論ありましょうが)や、引退して仕事がなくなると早く老いぼれるという事実も、これを物語るものでしょう。

      3. 手入れしだい
         ゴム管のもちは、またその手入れのよし悪しにもよります。血管では、さしあたり、血管の栄養ということでしょう。血管はその中を流れる血液で養われます。ですから栄養のとり方が間違っていて、代謝が完全に行われなかったり、あるいは色々の有害物がとり入れられたりして、血液の性状に異常があれば、それに養われている血管はいたみやすいわけです。動脉硬化の原因について学問的にはまだ十分明かにされてはいません。
         しかし、何ものか、血管をいためる性質のものが−それがコレステロールであるか、リポプロティンであるか、あるいは、その他の今日なお不明のものであるか、ともかく、そういったものが、血中に絶えずめぐっており、長い間に抵抗力の弱い場所をおかして行くのだ、と考えてもよいのではないでしょうか。
         そして、有害物質そのものは、恐らく、心神過労、運動過不足、不合理な栄養、その他種々の有害物などによって、直接に代謝を乱し、あるいは間接に、神経系、内分必系等を介して現われる代謝異常の結果生ずるものでしょう。

     また、血管の抵抗力の弱いところは、もって生れた性質にもよるでしょうし、使いすぎによって生ずるところもありましょう。さて、現在の日常はどうでしょう。精神的ストレスの過剰、運動の不足に加うるに、不合理不完全極まる栄養です。食糧の豊富になるにつれて甚しい美餐食となり、蛋白質、脂肪、糖質に偏り、ミネラル、ビタミンは不足し、調理、調味の不合理も甚しい不完全食であるばかりでなく、飲食品そのものが有毒物にさえなりつつあります
     ――農薬、洗剤、工場廃液による汚染。殆んどすべての食品が加工され、各種の添加物が用いられていること。水は不純(農薬、洗剤、工場廃液)、空気は不潔。さらに酒、たばこ、薬品数の乱用。こうした諸因子が、互にからみ合い、組み合わされて、今日の動脉硬化多発の原因となっている、といっても少しも差支はないでしょう。
     つまり動脉硬化は一つの文化病。現在の、余りにも不自然不合理になった日常生活の産物に他なりません。
     したがって、その予防にも治療にも、日常生活の合理化、自然化、心身の適度の活動、正しい栄養、有害物の除外といった極めて平凡なことが、その根本となります。
     そのようにして、代謝を正常にし、血液の状態をつねに最上の条件を保つようつとめるならば、ただに血管の栄養が正常であるばかりでなく、代謝不全による有害産物や外来毒物による傷害もさけられ、血管は極度に酷使されないかぎり、生理的の使いふるし現象以外の血管の傷害はさけられ、その変化は最小限に止められるでしょう。

    くすり
     動脉硬化を適確に防いだり治す薬はまだありません。コレステロールやリポプロティンを下げるという薬はありますが、これらのものが果して動脉硬化の真の原因かどうかは、まだわかっていません。
     ただ、これらの多いような時に動脉硬化が多いというだけで、あるいは、そういう条件の時に動脉硬化の真の原因物質が出来るのかも知れません。
     そこでコレステロールやリポプロティンは一つの目安になっているにすぎないのです。
     したがって予防にも治療にも、ただこれらを少くする薬を飲めばよいというのではなく、それらの少くなるような条件に、日常諸般のことがらをととのえることが肝要なのだ、と私は考えます。


 
2. 遠藤青汁の会 昭和40年度総会より その2

    2 青汁による健康な町づくりを
     こう提唱し力説されるのは矢野先生である。
     いうまでもなく、東洋史の大家で、京大名誉教授であり、なかでも、数え年94才で、とびぬけた大先輩であり、しかも、カクシャクとして研究論文をかいておられるのだ。

    仕事をするために青汁をのんで丈夫に生きていくのだ
     この矢野先生は、高令になって、二度も大病を患ったのであるが、いってみれば、そうおいしくはない青汁をのんで、行き届いた養生をして、丈夫になられたのだ。それは、先生みずから力説される通り、「生きるために仕事をするのではなく、仕事をするために生きるのだ」という人生観に、堅く立っておられるからである。
     また「私でなければ出来ない仕事を、私はもっている」と自負されているからである。
     さらに先生は、からだを丈夫にするには、青汁が最適であり、青汁をおいて、他に、これに代わり、これに勝るものはない、という理解と自覚をもたれたからである。

    青汁が飲みずらいのは
     確かに青汁は、そうおいしいものでは、ないかも知れない。初めて飲むときには、人によっては、かなり飲みずらいようだ。これは、へいそ、正しい自然な食物を食べていないため、鼻先舌先が迷わされているためである。
     何が、からだに、よいのか悪いのか、よく分からないようになっているからだ。と共に、健康と栄養と青汁について、正しい理解と自覚が足りないからである。

    人間が賢明であるのは
     いったい、人間の鼻先舌先は、まことに頼りないものである。容易に幻惑される。だが、人間が賢明であるのは、ものごとに理解と自覚をもつからである。健康と青汁について、正しい理解と自覚を持ち、丈夫になって、しっかり仕事をしよう、という段になれば、少々のみずらくても、けっこう飲めるのだ。飲んでいる間に、鼻先舌先がだんだんマトモになって、青汁になじんでくるのだ。

    平凡なことでもよいことは偉大である
     ところで、この世の中には、いろいろ、よいことをはじめてくれる方が少なくない。遠藤先生の青汁は、まことに、よいこと、ありがたいことだ。青野菜をしっかりおあがり下さい、それも、できるだけ生のまま、よくかんで食べて下さい、いっそ青汁にして飲んで下さい、というわけである。
     いってみれば、いかにも平凡であり、些細なこと、卑近なことである。富める人も貧しい人も、丈夫な人も、老人も子供も、だれでも、けっこう活用できる。
     だからこそ、青汁は、もうすでに、自分の足で、全国各地に拡まっている。これを育てた遠藤先生の名前さえ知らないまま、数限りなく多くの人々が、全くタダで、おかげをうけている。よいことであれば、どんなに平凡なことでも、いな平凡であるからこそ、まことに偉大なのである。

    身をもって友人知人に青汁をすすめて丈夫な仲間づくりを
     だが、しかし、青汁は、あまりにも平凡で卑近なことであるため、コバカにして、活用しようとさえしない人が多い。
     迷わされている鼻先舌先に禍いされて、口にしようとしない人が多い。
     まことに気の毒であり、残念である。とはいっても、青汁を飲んで丈夫になり、毎日はればれと仕事に精だしている人を身近かに見れば、この人の云うことには耳を傾け、これに見習うのも、人情である。
     どうであろう。お互い、もっと積極的に、日々接する友人知人に、もれなく、身をもって青汁をすすめ、青汁を飲んで、よりいっそう丈夫になってもらうようにしては。
     そして、日々接する人は、これみな、青汁を飲んで丈夫になり、毎日仕事に精が出る仲間となるようにしては。
     こうして、健康な町づくりをしては。いかに小さい仲間であり町であっても、その影響するところは大きく、 まことに偉大である。

     矢野先生は、東洋史家としての長い人生体験から、こう強調されるのであり、まことに貴重な教えである。この教えは、真に生きがいを感じて、幸福に生活していく基調であって、参会者一同、深い感銘をうけた。



3. 支部だより

    第四回総会 山形支部
     この間はお祝電ありがとう御座いました。6月12日市内木の実町労働会館の講堂で午后1時から第四回の総会を開催致しました。
     京都の金高資治先生の講演をもお願しましたので、来会者50名位でした。
     尚、当日、ケールの配給をして下さる伊藤たけさんに別紙の様な感謝状と記念品を差上げました。冬季中と雖も切らさないで、会員がケールと云う天与の好物を入手出来るのは、会員伊藤夫妻のお蔭だと思って居る次第です。会員も今年は一層ふえる様です。150名にはなりましょう。


 
4. 感謝状 伊藤たけ殿

     あなたは昭和38年秋以来会員のためにケールを栽培し、自ら自動車を運転し、配給して下され、本支部発展のため、尽力されました。支部発足満三年を迎えるに当り、記念品を贈り、感謝の意を表します。

    昭和四拾年六月十ニ日 遠藤青汁の会山形支部 支部長 小林啓蔵


 
5. 自然食品の専門店 東京・渋谷にお目見え

     着色剤や防腐剤などの添加物を使わない“自然食品”だけを扱う専門店が、半年ほど前、東京・渋谷に店開きした。
     とても小さな店で、従業員もわずか4人というこぢんまりしたものだが、予想以上にお客が多く、まずは順調なすべりだし。いずれは店を広げ、支店もつくって――と、店の人たちは張切っている。

     ちょうど4年前、「ひととき」欄の投書がきっかけで生れた「自然食の会」(会員は現在約5百人)というグループのことをご記憶の方も多かろう。
     会員が定期的に集って自然食の研究を重ねているが、いつも問題になるのは、どこに行ったら自然食品を手に入れることができるか、ということ。
     ひところは「純製食品コーナー」を設けた食料品デパートもあったが、いつの間にか姿を消してしまった。そこで、われわれ自身の手で店を作って希望者に売るよりほかないと、会員の小林弘昌さん、野本直弘さんの二人が中心になって、去年の9月5日、渋谷区桜丘町に店を開いたもの。

     名前は自然食品センター。場所は国電渋谷駅のすぐ西側、面積13平方メートルほどの小さな店。売っている食品は玄米パン、生そば、玄うどん、ピーナツバター、天然ハチミツ、マーマレードをはじめ、いなかみそ、ショウユ、ゴマ油、ナタネ油などの調味料、玄米センベイ、玄米アラレ、麦芽アメなど約60種類。日によっては農薬を使わないで栽培した清浄野菜もある。
     食品添加物は一切使っていないというのがミソ。これらの食品は、自然食運動に共鳴している人たちから出荷されている。パンなどは都内で作られるが、ミソ、ショウユは岡崎、広島、京都、厚木、松川といった遠い地方から送られてくる。
     値段は市販のものにくらべ総体にやや高目。例えばミソ1キロ150円、ショウユは1.8リットル300円、ゴマ油は1.8リットル1,050円といった具合だが、朝9時から夜8時までの営業時間中に、毎日百人近い客がある。

    (40・2・19・朝日新聞)


 
6. 頭痛の種

    台湾 M.R. 

     初めた頃は冷眼視、嘲笑までされた当地での青汁飲用も、今頃は盛況を見るにいたりました。そして、多年の病苦から救われたという方も少くありません。現在では、需要と供給の不平衡の為と思いますが、畠にあったケールが、根こそぎ抜かれており、葉っぱも盗まれるといった情況が、最近頻発します。耕地に恵まれない当地では、こういった事が、栽培者の頭痛の種ともなりました。


 
7. 道遠し

    ソウル J.K. 

     当地にケールの種子が大地に播かれ、青汁運動が始って、今年で3年目になります。
     前月中にはアンケートを出してみたり、今年からは「健康と青汁」新聞の購読を募集してみたり、牛耳洞にケール園を設け、毎日曜日には会員の方に、1日田園の野趣を味ってもらい、なお健康と青汁新聞やその他保健と病気治療に関する通俗読物を備置して供覧したり、ソウルで1番目抜きの地にある五洋茶室に、信頼出来るケール青汁を実物宣伝さして見たり、ラジオやテレビを通じてPRして、青汁にひそむ自然の恵みを出来るだけ多くの人々に伝えたく望んでいますがまだ道遠しという所です。
     青汁運動の要諦は、「実際に青汁を継続して飲ましてみせること」にあるようです。去年も、種子を約400人に頒ち与えましたが、ケールを植える地面がないとか、不適当とか、虫、病、鼠害のためケール栽培に失敗したとか、未だケールを実際に飲んでも見ずに投出した方が大部分のようです。


 
8. 大変よいようだ

    鹿児島市 M.W. 

     青汁を2ヶ月くらい、毎日コップ1杯づつ飲んでいます。私の糖尿病と脳軟化症には大変よいようでございます。


 
9. 中風

    名古屋市 W.T. 

     4、5日前、近所で70年輩の方が中風で危篤状態に陥り、医師も「死線を脱することはできないから親戚へ通知するように」とのことでした。山口市に在住の娘さんがケールの葉を持って急ぎ馳けつけ、青汁を病人にのませたところ、目に見えて元気を回復され、翌日医師の往診に際し、医師も不思議に思われたと聞きました。


 
10. 夏なのに肥えた

    福島県 Y.I. 

     今年の4月より毎日飲んでおります。飲みはじめた時の体重が50キロでしたが、8月までには56キロとなりました。毎年、夏には体重がへっておりましたのに、今年の夏は体重がましておりました。そして、2、3ヶ月56キロでとまっているようです。


 
11.質問箱

    富山県 S.M. 

     問 
     「医者いらず」とかいわれるアロエの葉を野菜にまぜて青汁をつくってもよいか。


     答 
     アロエは薬草です。野菜に混ぜて青汁にしても少しも差支ありません。ただ少々苦いですから、混ぜるにしても少しの方がよいでしょう。


 
 コラム紹介

    養生すれば天命の定数をも延ぶると思ひ、
    又養生せずに定命を縮むるをも知らぬ者あり、
    此の二つを大たわけといふ

    曲直瀬道三         



    黄門公の養生説
    無病延命の術は鳥獣にならふにしくはなかるべし。
    鳥獣は飢て食し飽てやむ。
    慾発して淫し慾おさまりて止む。
    人は味よければ腹の満ちたる上にも食し。
    目にうるはしきを見れば慾おさまりても淫す。
    是によって腸胃を破り、腎を損ふ。
    色に着し味に着すべからず。



    天の道は利あるも害あらず
    (老子)         



    夏百日
     津倉苳郎         
    青汁に謝し炎天下シャベル振る
    青ジュース飲む髪吹かれ合歓の下
    林間校朝の青汁配らるる
    青汁飲み父の藺刈りの老見せず
    夏期宿題はげむ机上に青ジュース
    あめつちの恵み青汁青田風
    青汁を飲みて露踏む恢腹期
    青汁や日焼子母の丈しぬぐ
    夏痩もなし青ジュース飲みつづけ
    青汁に日々癒えしるし露芙蓉








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