<1965年4月15日発行 第104号> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目次 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1. マメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医学博士 遠藤 仁郎
豆にはいろいろの種類がありますが、ここには、大豆、落花生を除いた、アズキ、ササゲ、インゲンマメ(ウズラマメ、キントキマメ)、エンドウ、ソラマメなどの雑豆について考えてみましょう。 熱量は、いずれも、だいたい同じくらいで、穀類と大差ありません。 主に澱粉と蛋白質。蛋白質は、穀類に比べ遙かに多いのですが、質的には大してちがいはないようです。 ミネラルでは、カルシウムも鉄も多く、カルシウム対燐の比は1:3.1(インゲンマメ)ないし1:6.2(エンドウ)。 ビタミンではとくにB1にとんでいます。 そこで、豆類は穀類ことに白米の欠陥を補うのに適しています。 白米に小豆を同量まぜた小豆飯だと、熱量677カロリーにたいしB1は590ガンマで、その比は殆んど理想にちかくなります(至適比は1カロリー対1ガンマ)。 小豆餅また同様で、小豆100グラムに砂糖(上白)50グラム入れた餅では、熱量518カロリーにたいし、B1 500ガンマで、砂糖の害も消えようというものです。 ほかの豆類でも、その関係は同じです。 このように、豆類は栄養的に、穀類にくらべ、遙かにすぐれた性質をもっていますが、もうひとつよいことは、満腹価が大きくて、すぐに腹にこたえ、多量に食べられないので、減食するのにぐあいのよいこと。 また、繊維が多くて便通をよくするので、食べすぎや便秘の好ましくない成人病の予防や治療に適していることです。 ところで、注意せねばならぬことは、豆類が、多くは添え物になっていることです。 なるほど、豆類はビタミンやミネラルにとんでいて、米食の欠陥を、確かに、一部は補ってくれます。 けれども、白米に豆をそえるだけでは、必要なすべての栄養素がそろうわけではなく、完全な食にするためには、どうしても、良質ナッパ類を十分に(表や図にしめすように、同量でよいのですが)そえられなければなりません。ですから、豆を副食とすることは、米ばかり食べるよりはましにしても、それだけで、野菜がいらぬ、というわけではありません。 つまり、豆類は栄養分のありかたからは、米麦と同様、主食とすべきものです。 あるいは、米をへらすためのもので、野菜のかわりになるものではないのです。 もっとも、むきエンドウや、むきソラマメのように、生の豆は、ビタミンAやCもあって、よほど野菜にちかい、いわば主食と副食との中間のものです。 しかし、それとても、これだけで完全な食でもないし、これを添えただけで完全食になるというものでもなく、やはり良質ナッパの若干をそなえなければなりません(もちろん乾燥物にくらべ、ずっと少くてよろしいが)。 豆が余り好まれないのは味がよくないことと、消化の悪いことです。 そこで調理が問題になります。 豆類は、いずれも、固い繊維のため簡単にやわらかくなりません。 ふつう、まず、ながく水につけておき、ある程度軟くなったうえで、気ながに炊くのですが、この際、浸し水にいく分ぬけて行く成分があるようですし、ゆがいてアク抜きをすれば、さらにロスは大きくなります。 かといって、重曹を入れると、いっそうひどくビタミンはこわれます。 こうして調理によって、折角の、豆のすぐれた性質(ミネラルやビタミンにとむという)が失われます。 また味つけでは、小豆はもとより、ほかの豆類でもとかく、甘煮が好まれるので、砂糖とBとのバランスのみだれがおきがちです。 もう一つの問題は市販の豆類。食料品店には、おいしく軟かく炊いた、そして見た目にも美しい、しかも安い、いろいろの煮豆類が並んでいます。 勤め帰りに、ちょっと立寄って買って行けば、それでこと足るのですから、時間的に余裕のない忙しい主婦にとっては、まことに便利、まことに重宝至極といったものです。 しかし、安くておいしい味は、まず、砂糖でない証拠といってよいでしょう。 さて、それがサッカリンならばまだしもですが、サッカリンは煮るとニガくなるので、煮て味が変らず、砂糖の味にいちばんよく似ているズルチンがつかわれます。 が、このズルチンは長い間には肝臓に癌ができるという物騒なものです。 また、やわらかく煮てあるのは、おそらく重曹、あるいはその他の軟化剤がつかってあるのに相違ないでしょう。 そして、色つけがしてあるのは言わずもがなです。 が、果して、これらの添加物がすべて安全無害なものばかりでしょうか。甚だ不安です。 こうした間違いも、もとはといえば、豆が副食にされているからです。まず、豆は主食であるということをもう一度はっきりさせましょう。 そして、軟く炊いて、そのままか、あるいはイモなどと混ぜ、精々わずかの塩味をつけたキントン風のものにするとか、それも面倒ならば、初めから粉にしておいて、小麦粉、ソバ粉、イモ粉などと混ぜ、むしパン、流し焼、団子などにしましょう。 それに、野菜のおかずをそえて食べる。または、キントンや粉に青汁粉か乾燥緑葉末を加えるのも面白いでしょうし、その他こうした類の、家庭で簡単にやれる調理法の工夫がのぞましいものです。
(注 表の単位 熱量はカロリー。蛋白質はグラム。カルシウム、燐、鉄はミリグラム。ビタミンAは国際単位。B1B2はガンマ。Cはミリグラム。図は理想的と考えられる釣り合いを基準としたもので、ミネラルやビタミンがカロリーや蛋白質の高さにそろうか、それ以上あれば、うまく釣り合っているか、むしろ余裕のあることをしめす) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2. イモ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表的なものはサツマイモとジャガイモ。 ところでサツマイモを常食している芋所の人は、体格もよく耐久力も強いが、それが米所に移ると、たちまち弱体化するといいます。 また北欧の農民はジャガイモを主食としており、イモの豊凶はただちにその健康状態を左右するといわれていますが、第一次大戦の食糧不足の際、肉やパンの増配でもよくならなかった健康状態が、ジャガイモが出まわるに及んで目立ってよくなったそうです。 これらのことがらは、ともに、いかに芋が栄養的にすぐれた食品であるかを物語る事実といってよいでしょう。 私の家内は、戦時中、腎炎をやりましたが、毎回の尿の蛋白の出方やからだの調子を参考にして、ジャガイモが一番刺戟が少いこと、次が小麦粉。 そして白米がもっとも刺戟の強いことを知って、ながい間、ナッパとイモ(ジャガイモやサツマイモ)だけを食べていました。 調子がよくなると、多少の小麦粉を加え、さらによくなると米を加える。 調子がくずれて来ると、米をへらし、あるいは止して、小麦とイモにする。 それでもよくなければイモだけにする。そして、そのいずれの場合も、十分のナッパ(青汁も)をそえる。というやり方で、5年かかるにはかかりましたが、ともかく、ついに、完全に腎炎を治してしまいました。 この経験に教えられて、私は、腎炎はもとより、高血圧や糖尿病にもそういう菜食をすすめていますが、確かによいようです。 南方系のハワイ土人は、里芋そっくりのタロ芋を搗いてつくるポイを主食にしていますが、その健康状態は、米食している日系人より、はるかによいといわれています。 サトイモの成分も、白米にくらべ、ずっとよろしい。 季節の制約はありますが、これも、なるべく利用したいものです。 ヤマイモ、ナガイモ、ツクネイモの類 栄養価の上からはサツマイモにちかいようですが、生食できるのはすぐれている所でしょう(サツマイモ、ジャガイモも工夫しだいで、生でも結構食べられますけれど)。 なお、これにイモ類のよいことは満腹価が大きく腹ごたえがよくて、沢山食べられない。 したがって減食するのに都合がよいことです。 現在、食べ過ぎ、とくに偏ったご馳走の食べすぎのため成人病が多くなっているのですが、緑葉菜を十分利用するとともに、せめて1日1食か、一週に1−2日くらいは、イモ食にするなど、大いにイモを活用して、減食したいものです。 いま一つ、イモのよい点として、私どもが、期待をかけていたのは、多分、イモには農薬はつかってないだろうということでした。 けれども、最近知ったことですが、ジャガイモの貯蔵にあたって、腐敗防止のためにペニシリンが使われているそうです。しかも、ご念の入ったことに、土色の粉に混ぜて塗ってあるというのです。ペニシリンであれば、別に、中身までしみこむわけではないのですから、よく洗い落せばよいので、まだしもというものです。 しかし、なぜ土色の粉を混ぜるのでしょうか。ここに、妙にシコリが感じられるのですが。 またサツマイモは寒さに弱いものですが、これにたいしても、何か薬がつかわれていると聞いたことがあります。 事実とすれば気にかかることです。 それはともかく、安全だと思ってよろこんで食べていた芋も、決して安全ではなかったのは、いかにも情ないことです。
(注 表の単位 熱量はカロリー。蛋白質はグラム。カルシウム、燐、鉄はミリグラム。ビタミンAは国際単位。B1B2はガンマ。Cはミリグラム。図は理想的と考えられる釣り合いを基準としたもので、ミネラルやビタミンがカロリーや蛋白質の高さにそろうか、それ以上あれば、うまく釣り合っているか、むしろ余裕のあることをしめす) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. ヴェトナム便り | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サイゴン T.T.
お蔭様で至極元気で、ヴェトナム、ラオスを股にかけて活躍させていただいております。 (65、2、10)
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4. 香煎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
香煎 (民俗学辞典)
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5. 不飽和脂肪酸と癌 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
医博 A.H.
「ラ・ヴィ・クレール」誌の1963年1月号にミシェル・レミー氏は「癌学上の大発見」としてクスミン博士とガイヤール氏の研究を紹介している。
そのため当然のこと日常の食物中に多不飽和脂肪酸の欠乏している文明人にその欠乏症状が起こる筈だと確信出来る ・・・・・・ 多不飽和脂肪酸に様々の種類があり、それらが生体内で夫々全く違った独立した多くの役割を演じているので多不飽和脂肪酸が欠乏しても同一の症状を呈しない・・・。 ワールプルグ、レディング、ヨゼフ・レルシュ、ソロミッデ、ビジョンその他の多くの学者は癌細胞が正常細胞とは違った機転で代謝し呼吸するものであることを明かにした。・・・・・・ 癌についての発表は確かに最も慎重でなければならない。実際1週間毎位につまらない薮医者が屡々今度こそはと癌の決定的な療法と称するもの−大概薬物療法の形において−を発表するのが常であるからである。 しかし我々はクスミンとガイヤール両氏らこそ、この病気の主な原因を発見したと今日、自信を以て書いてよいと信じる。1961年3月にフランス、ホメオパシー・センター主催の第20回国民会議で両氏が行なった報告演説(1962年6月にフランス、ホメオパシーに掲載)の要約を示そう。
「だから1949年以来、我々は食物と肝臓機能と癌との間にある関係を理解するのにすべての努力をかけて来た。」・・・・・・ 「研究の始めから我々は経験した事実により益々はっきりと次のことを感じた。即ち癌患者は脂肪を非常に少なくとるならばよくなるということである。そこで我々は患者にバターを含めてすべての動物性脂肪を禁じ植物性油だけを与えて見た。植物性油には必須脂肪酸とされる不飽和脂肪酸が多く含まれている。ビタミンFの生物学的作用は次の通り。(日野註−必須不飽和酸でアラキドン酸・リノレン酸・リノール酸の三つを云う) しかしそれよりむしろ、正常細胞の成長発達は、無制限に成長を阻止し、時には成長させることを決定する役割を任されている或メカニズムによって常に規制されている。即ち細胞の無制限の成長を許すのはこの阻止するメカニズムの機能が失われた場合だと考える・・・・・・。 クスミンとガイヤール両氏の研究によれば、この制動システムは必ず細胞の防水性を保証する多不飽和脂肪酸によって構成されるようである。 そうすると多不飽和脂肪酸が欠乏すれば細胞の中に過剰な栄養が無制限に注ぎ込まれることになろう。 その結果、細胞は異常に急速なリズムで成長するに任されるであろう・・・・・・ しかし著者達は長年の研究の結果、発癌を助けるもう一つの機構を発見し、それにより合理的な治療方法を完成することが出来るようになった。 クスミンとガイヤール両氏はフランスのホメオパシー誌に「腫瘍組織に検出されるバクテリヤというのはそれが腸に常住しているか、又は時によって現われるものであって、決して軽視出来ないものであるということは重要である(大腸菌、白色又は黄色葡萄球菌、ジフテリヤ菌、炭疸菌等)、その大部分が溶血毒の生産者である(だから細胞膜のF構造を侵すレシチナーゼを持っている)。 観察された諸事実から次の研究仮説が引き出される。 F因子の欠乏により、滲透性の異常になった粘膜が腸壁面のバクテリヤに負けて侵入されるようになる。 このことはバクテリヤの分泌するレシチナーゼの有害作用によって膜のF構造が破壊され、そのため粘膜の滲透性が増大すればする程容易になる。 これらの病原細菌は血中で破壊されないから、今迄病原とは見なされていなかった腸からの病原細菌による敗血症がその結果起こる。・・・ 持続的に続く慢性のこの敗血症では生体は抗菌性抗体に富む組織形成を伴なう敏感な防衛機構によって特に罹り易い箇所で反応する。 これが正に腫瘍なのである。膜の滲透性の変化はこの場合最初に現われる病理的事実であって、それ故治さなければならない最初のものなのである。・・・・・・ 腫瘍の出来る以前から膚の滲透性の増加がどしどし進行することは明らかである。 癌にかかった人々の多くにアレルギー現象が見られるのはこのためである・・・ クスミンとガイヤール両氏の理論によると、すべての発癌の機転はその基底には次の要素が存在する。 以上の三つの違ったメカニズムの各々が他の二つのものの発展を都合よくすることは明らかである。 このような前提と発表された諸事実の分析から著書は同時に予防と治療を兼ねた療法を次のように推断する。 「もし実際の原因関係が上記の事実の間にあるとするならば、病理的現象の連絡を中断して腫瘍の成長を停止させ、それを再吸収させてしまうことは可能であろう。 そのためには我々の研究仮説の枠内では次のことが理想であり至急必要なことであろう。 次いで(少なくとも15日后に)一旦確実に均衡が得られたことが認められたなら すべて急速に成長する腫瘍はそれ自身の構成に必要なF因子を摂るためにF因子の欠乏状態を悪化させることが指摘されなければならない。 つまり悪循環は必要な方法すべてを尽さなければ本当に断ち切ることは出来ないことが、この事実によって証明される。」 では具体的に我々が用いるべき方法は? 「我々は人間の腫瘍の中に認められる微生物の性質からして、これらのバクテリヤの源泉の主なるものは腸の中、特に小腸の末端部にあることを認めている。そこで目的を達するためには先ず最初に次の二つの技術が我々にとって実行可能である。 治療法の基礎は就中、患者を動物性油脂を除去した生の果実や野菜に富み、多不飽和脂肪酸の多い食餌に従わせることにある。我々は重大な科学的発見によって素朴な常識に基づく栄養概念の方が却って人間にとって正常なものであることが確証されるのを認めざるを得なかったことが屡々あった。・・・・・・ 今日人々が食べている食餌は腸を多少ともすべての病原性細菌の繁殖する一種の下水に変えているが、我々や著書もすすめているような健全な食餌は腸内菌の繁殖を異常な割合で減少させることが出来る。ギルベールとドミニチの実験では肉食動物の大腸の内容物を分析した結果、67000/mgになった。・・・ 肉食の場合、生体が多不飽和脂肪酸の欠乏で滲透性が過大になるか否かは徹底的には判っていないであろう。それが恐らく肉食動物が必ずしも常に癌になるとは限らぬ理由であろう・・・・・・ 人間の肝臓の作業能力は生体による肉の毒素の大量破壊を可能にする。 ところが特に文明化した人間では一般に坐り勝ちの生活を送るからこのことが無毒化の或機構を麻痺させてしまう。 又人間は工業製品から来るすべての種類の有害物質を吸収している。 都会人は冷温で圧搾された自然のままの油の代りに、値は安いがF因子を含まぬ工業製の油を使用するようになった。 工業製法では、原料から高率に油を抽出し得、又人間の食物には不適で安く売られるべきものから表面的には食用に適するように見える油を作ることが出来、その価格は半分位に下落した。・・・・・・ 心血管系疾患は癌よりも多くの人を殺しており、多不飽和脂肪酸の欠乏は発癌の際と同様にこの病気の発生には決定的である。大きな眼で見て工業的製精油が一般に普及されたことによるその値段は実際には余りに高くつくと思われる。 これから恐しい苦しみが生じて来るとは夢にも知らず、大衆は医薬、労働日の減少、外科手術の費用、医療費の形で多額の費用を支払っており、その額は冷温で搾った未精製の祖先の使ってきた生の油の代りに精製した工業油を消費することで経済的であるよりも100倍も高くつくことは今日明らかである。・・・・・・ 大略以上のようである。 右の論文には具体的なデータが殆ど全く示されていないし、かなりの部分が特定少数の研究者による実験と経験が主な土台となって仮説が組み立てられ、更にその推論と経験が混合され積み重ねられているようである。 今後多数の研究者により検討されねばならない問題だろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6. 驚いたり青汁を1日1升5合 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
山形県 E.O.
そして其の君が近くに居られたとは | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7. 青汁教室のアオキチさん そのニ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前号参照 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
友成 左近
ほんとう青汁のんで食事を改めたら | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8. 肺結核とバセドー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宇都宮市 H.M.
肺結核とバセドー病で入院中のものでございますが、「青汁の効用」の本を婦長さんにいただいたのが動機で、4ヶ月まえから青汁を、ミンチでつくって、夜6時ごろ飲んでおります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9. 神経痛と便秘 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
横浜市 M.N.
私は神経痛でしたが、御蔭様で良好に(約3ヶ月)向きました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10. 顔のシミ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
広島県 S.K.
昨年5月より肝炎と脚気で病院通いをしておりましたが、少しもよくなりませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11. 少しも疲れぬ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京都 J.M.
ご寄贈にあずかりましたケールを80坪ほどの庭にそだて、家族や近所の老令の方にも勤奨につとめ、幸いにも70才の私が10年以上も若く、会社役員としてもっとも健康に活動することができております。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
12. 難渋した皮膚病が | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
高崎市 S.Y.
何が原因かわからないままに、私は36年の初夏より足に湿しんができ、皮膚科の門をたたく運命になりました。 胃病(胃潰瘍、胃カタル)、便秘、下痢、肝臓病、高血圧、皮膚病等、特に効果があるようです。以上私の体験記を述べてみましたが、利用される方は直接口に入るものだけに、充分理解されることが必要と思いますので、主な参考書を紹介してみましょう。 つたない体験記ですがご批判願えれば幸甚です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13. 絶対やめない | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
京都市 T.H.
昨年5月から青汁をいただいておりますが、便秘、下痢、水虫などはほとんど癒りました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
14. 質問箱 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大阪府 G.
問 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コラム紹介 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
童謡 深山旅愁
雲もお空を ハイキング 先をいくのが おとうさん いつもおくれて おかあさん 雲の子供は 走ってる みんな仲よし やさしいなあ かあちゃん待ってる おとうさん 子供待ってる おかあさん やっと追いつき 歩きだす 雲は元気で ハイキング 何か云ってる おとうさん 笑いがおした おかあさん 雲の子供は 汗びっしょ 1964・11・27
養生七不可 昨日の非悔恨すべからず 明日の是慮念すべからず 飲と食と度を過ぐべからず 正物に非ざれば苟くも食ふべからず 事無き時薬を服すべからず 性実を頼んで房を過すべからず 動作を勤め安を好むべからず (杉田玄白)
体質上の菜食者は 動物性食品を見れば これを試むるまでもなく 直ちに嫌気を催おすので、 その上更に菜食厳守の持戒は無用である ガンジー
珍味は命を責る大敵 (大内義隆)
春 ヒナ子
ままごとに青汁も出て春うららままごとに青汁屋さん登場し 青汁をつくるうれしさたのしさは 体験者だけが知っている 弘 教え子に教えられたる青汁を つくりはじめて十四日 薬と青汁利割早見表 1964年薬代(年) 2130億円 広告費(政治献金を含む) メーカー 其の他 消費者 1964年青汁(年) 2130億円 広告費 生産者・メーカー 其の他 消費者 田辺弘
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