健康と青汁タイトル小 <1964年12月15日発行 第100号>
 目次




1. 講座 パン食ならよいか

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ちかごろ米食にいろいろケチがついたので、パン食にきりかえる人が多くなっているようです。パンの原料である小麦の栄養分で、米とめだってちがうのは、ビタミンB1が、米では大部分が外皮(糖の部分)や胚芽にあって、胚乳にはごく僅か(約5%)しかないのに、小麦では胚乳の中に60%以上もあるので、粉にしてもかなりのBがある、ということでしょう。また、蛋白質やカルシウムもやや多く、燐はいく分少いなど(カルシウム対燐比は1:4・5〜9・5)、小麦の方が米に比べ確かにすぐれています。だから、米食よりはパン食のほうがよい筈です。
     しかし、それはつくりたての粉でのことで、製粉して時間がたつにしたがい、ビタミンはしだいに減って行くのですが、はたしてパンになるまでに、どれだけ倉庫の中にねていることでしょうか。それに、今時のパンは、白さを好む一般の傾向から、フスマを捨てて胚乳部だけを製粉するのはともかくとして、それでもまだ色がよくないので、わざわざ漂白してあります。
     そのため、折角多いビタミンがこわされ、その上、ながい間には、漂白剤そのものの害もないとはいえません。犬にこのような粉を与えるとヒステリーになるという実験があります。天野慶之先生の「おそるべき食物」の読篇「有害食品」にはアメリカのある富豪の子供が喘息になり、ながい間さんざん苦しんでいたが、自分の農場でできた小麦を自分の水車でひき、自分の工場で焼いたパンを食べさせるようになって、さしもの難病もはじめて治った。という話がのっています。
     これは、市販のパンには実のところ、どういう仕懸けがしてあるか、どんな混ぜものがはいっているかわからぬ、ということを物語るものです。(漂白剤、その他の添加剤、あるいは農薬など。)こうなると、米食をパン食にかえてみたところが、はたして、どれだけの利益があるだろうか、とついうたがいたくなります。
     昔だべた食パンは、色こそ悪かったが、かみしめて頃よい歯ごたえがあり風味も味もとてもよかった。今のは、まるで「フ」でもかむようにカスカスしているのさえあって、風味も味もてんでよくない。そして、ながく置いてもカビ一つはえません。
     このアメリカの富豪のように、何もかも自分でできれば理想的でしょうが、せめて、安全な材料だけでもなんとか手に入らないものでしょうか。そして、なるべくフスマもしっかりすりこんでおくと、出来上がりの色はともかく、とても美味しい、栄養価にとんだパンが出来るのですが。
     それにしても、パンはビタミンやミネラルの点で、自米飯よりはマシですが、やはり補正食品として良質ナッパをそえなければならぬことは、米と同じです。(半搗米とほぼ同様で約2倍の大根葉で釣り合いがとれる。註、表の単位、蛋白質はグラム。カルシウム、燐、鉄はミリグラム。ビタミンAは国際単位。B1、B2はガンマ。Cはミリグラム。図は理想的と考えられる釣り合いを基準としたもので、ミネラルやビタミンがカロリーや蛋白質の高さにそろうか、それ以上あればうまく釣り合っているか、むしろ余裕のあることをしめす。)だから、パンならばいくら食ってもよい、というものではありません。

    小麦とダイコン成分グラフ

     バタ
     ふつう「パンにはバタ」というわけですが、これには、バタの脂肪でパンの分量をへらすことと、バタの代謝にはB1が不要なので、B1が少くてすむという利益があります。しかし、バタには脂肪(約80%)と、脂肪にとけるビタミン(A)のほかには、そう大した栄養分はありません。したがって、パンにバタを添えるだけでも、完全食にはなりません。また、バタには動脈の変化を招く性質があるし、色づけしてあったり、防腐剤その他の添加物の恐れがないでもありせん。
     なお、パンにはバタ、といった西洋流の食事では、他の料理にも、とかく脂肪類(マーガリン、牛豚脂など)が多くつかわれがちです。ジャム、マーマレード またジャムやマーマレードをつけて食べる人も少くありません。これらは果物の砂糖煮ですが、ビタミンはいくらもありません。そこへ砂糖がウントはいっています。ですから、まず砂糖を塗って食べるようなもので、ふえるのはカロリーばかり。全体としてのバランスはむしろ悪くなります。なお砂糖にも、動物脂肪と同様、動脈硬化をおこす性質のあることは近頃やかましくいわれています。
     その上、色がつけてあったり、人工甘味や防腐剤その他の薬品がはいっているものが少くありません。腎臓炎の子供が、パンにイチゴのジャムをつけて食べたところまっ赤な小便が出て(血液ではなかった)その後、折角よくなりかけていたのが、また悪くなった、といったことがありました。どうしてもジャムやマ−マレードがほしければ、かならず安全なもの、できれば自家製にすべきです。但し、それにしても、なるべく少量にすること。また、それだけパンの量をへらすこと。そして、つねに十分の良質ナッパをそろえること。でなければ、結果としてひどく偏った食べすぎになってしまいます。

     青汁粉
     少しでもビタミンやミネラルを補給しようという意味で、バタやジャムやマーマレードに青汁粉を混ぜる。また、青汁粉を油でねったペースト、あるいは油酢を別えた青ヌタ、をパンに塗って食べるのも面白いでしょう。それにしても、これらによって摂り入れられる青汁粉の分量は僅かなもので、とても、パンとバタやジャムやマーマレードとのバランスはとれっこありません。

     グリンパン
     そこで、も一歩進めて、小麦粉に1―2割の青汁粉を混ぜてパン(グリンパン)とか、むしパン(グリン蒸しパン)にすることを提唱したいと思います。こうすることは、ただ栄養のバランスをとるのに都合がよいというばかりでなく、こうひとつ大切な利益があります。それは、現在の小麦粉は上記のように、フスマを捨てて胚乳だけになっている上に、漂白さえされており、そのための栄養素のロスもあれば、漂白剤自身による害毒もさけられない状態です。しかも、それは、一般に見ばのよい白いパンが好まれるからなのですが、青汁粉を入れて青い色をつければ、フスマを多くすりこんで色が悪くなってもよいわけだし、まして漂白しようなどという馬鹿げたことは、テンから考える必要もなくなるだろうからです。


    パン成分表



2. 100号記念


 
2-01. 貴誌一百号発刊を慶祝して  

    富山市 K.T. 

     元始にLogos(言葉、理性、神)在り、言葉は神なりき、すべてのものこれによりて成らざるものはなし。之に生命があった(ヨハネ伝1、1―4)

  • 「緑葉食・青汁」は、元始に遠藤仁郎博士に拠りて提唱実践された。これに依りてすべての病弱、慢性疾患の快方、治癒するに至った。食養法が改善され、健康保全、増進を来たさしめ。我等心身の上に革新気分、即、生き活きとした生命力を与うるに至った。

  • これは神秘的、神の聖業の顕現であるが、しかし決して博士の隅有性ではなく、学者として医学上(栄養学、新陳代謝学等)の深き根拠と、学徳、高潔な人格に由れる、苦心の稔りであり。内地は勿論ハワイより北米の一部まで伸展せる、世界的の業績であり、真に、畏敬に堪えず。謹みて最大の讃美と、感謝と、祝意を表し奉る。同時に側近の貝原邦夫先生虚弱児童対策抜群の最大の功績と、田辺弘氏実用堅牢ミンチの優良なると、並に毎号友成左近氏等紙面の整理発展への尽力等の方々に敬意を表する。

  • 終りに銘記致したきは、葉緑体は我らの血球と等しく有能の役割をもつもの。また代謝素のミネラルは電解質性ゆえ、体液の清浄、酸、塩基の機能に極めて重要なるものゆえ、緑葉食、青汁の卓効なる所以である。あわせて国民挙って「玄米食」の摂取を祈る。真実、真実。
 
2-02. 遠藤仁郎先生の健康と青汁 百号に達したるを祝して

    文学博士 J.Y. 

    わきいずる泉のごとく青汁はほとはしる流れのごとき百号に

    百号に逐達せしか青汁の効験ひとすじとたどりし路も

    青汁の百号の道も遠かりき続く百千の嶺々ながめて

    百号となりしぞうれし青汁の効験はいまやいよよ顕著に

    幾百千の人をうるほす青汁の百号の祝辞四方にひびきて

    源は君の仁心か百号の今や世界うるおす青汁に

 
2-03. ケールを愛して十年

    東洋医学会々長 T.O. 

    ケールを愛しケールとともに十年をわれすこやかに生きてきにけり
    連作十年1坪あまりのこの土にケールは育つわが愛情に
    わが庭はせまければ鉢にもケール植え朝毎に如露で水をやるなり
    春蒔のケールには青虫おびただし朝な朝なに虫とるわれは
    ケールの虫池に投げれば鯉の群れよろこびたべる口ぱくぱくと
    ケールの花見ればしのばゆ古里の野路に咲きいし菜種の花を
    患者にも頒けてやらんとケールの実を梅雨の時間に摘みて集むる
    遠藤博士私利を忘れて人のため世のためにすすめる青汁尊し

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     十年ほど前に、遠藤先生からケールの種子を頒けていただき、自宅にいる時は、1日としてケールをたべない日はありません。青汁にするほど材料のない時は、生のままで葉をかじります。火曜日には、日本橋の療所に行きますが、べんとう持参でケールの葉を入れます。私は玄米に黒胡麻をふりかけてたべていますので、副食物はケールがあれば十分です。

 
2-04.「健康と青汁」100号を迎えて 祝100号

    日本食養道場 I.N. 

     祝「健康と青汁」第100号併せて遠藤先生10年間の御苦労に対して深甚なる敬意と感謝とを表します。私が倉敷へ先生をお訪ねしてケールの清浄栽培圃場と、田辺氏青汁工場、西小学校学童の青汁給食を視察いたし、その実績に感激したのは、10年前のことであります。
     それから満3年、大阪の田辺氏から青汁の配達をうけ、ケールの材料を提供して飲用いたしました。胃腸病、便秘、皮膚の麗妙、シモヤケに対する特効等を体験して、紙上に御報告礼讃した一人でありました。
     この間豊中市へ先生を迎え、講習会を催したる事2回に及び、相当の飲用者数に上り、田辺氏の青汁工場分場を設けらるる盛況でありました。偖青汁の効罪について、私の体験を御参考に申上げますと、

    1. 体質の陽性なる方については、極めて良好の成績を示しております。
    2. 私の宿痾、30年来の糖尿病と、それに起因する網膜血管硬化症については治癒に至りませんでした。
    3. 尚私の持病の耳鳴にも遺憾ながら効果を挙げることが出来ませんでした。
    4. ところが先生は、その対症療法の一として、勤務を持つ私に対し、休日(日旺)断食(1日青汁2本牛乳2本食)を試みることを示され、奇蹟的に効果を挙げ、十数回実行してその成績を報告したのであります。
     これが、現在の食養道場に於ける断食5日又は7日数回実行中、前記日旺断食の場合と同様、耳鳴りがピタリと止ることを体験し、一脉通じた結果に驚いております。而し断食から、復食すると常の如く耳鳴がするので、その効果を今後に期待致しております。

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2-05. 青汁10年の経験

    熊本市 T.I. 

     青汁を飲み出して以来約10年。最初はミキサーにより手製の青汁を家族みんなで毎日1合宛飲んでいました。その後熊本健康の会会員の要望により、会員有志の手で設立された熊本青汁会社で、遠藤先生御指導の青汁が製造配達されるようになりましたので、私の家でもこの純良青汁に切替えました。
     何年経っても青汁はおいしいものとは云えませんが、家で拵らえる時、適当に果物や果汁、黒糖等を入れるので、おいしいにはおいしいものですが、効果の点では遺憾ながら余り目につかず、3年経っても下の子供はやはり春秋気候の変り目には毎年風邪を引いていました。
     然るに、ケールを主材料とする青汁会社の青汁を飲むようになりまして約半年、その冬から子供がパッタリ風邪を引かぬようになり、たとい引いても、クスリも飲まずに良くなるように強くなりました。
     その頃老姉は持病の神経痛や高血圧に悩み、また白内障の宣告も受けていましたが、青汁を飲み出して以来、次第に軽快に赴き、5年を経過する頃には、いつしか神経痛が出ないようになり、また血圧も正常に復していました。
     特に私が効験を感じましたのは、1年もしたら見えないようになると云われた白内障が、反対によくなり眼鏡もかけずに新聞が見えるようになったことです。
     この種治験例は熊本青汁会社には沢山ありますが、ただ青汁を飲む者の心得としまして、自己の体質、年令、環境、病状、または治療法の如何や、更に、青汁飲量の多少、若しくは養生法の適否等を考慮して、自己に適合した健康法を講じ、食生活改善の一環として青汁を飲むことが肝要であると考えます。
     青汁10年を顧みて感ずることは、青汁は飲めば必ず効くものであると云うことです。

    (遠藤青汁の会支部長)

 
2-06. 祝「健康と青汁」新聞

     深山 旅愁 

    なにごともその道をゆくには
    平易なコースばかりではない
    でこぼこの道もある
    けわしい坂もある

    「健康と青汁」新聞の歩みにも
    でこぼこの続いた道があった
    息切れのする坂があった

    100号と云ってしまえば
    それ切りのことだが・・・・
    活字の一つ一つが
    信念の心に鞭うって長い長い旅を
    幾月も幾年も、よくぞ歩み続けて来た

    その努力に心から・・・・
    お目出度うと言葉をおくろう

 
2-07. 創刊百号に憶う(青汁秘話)

     貝原 邦夫 

     「健康と青汁」が遂に百号を迎えました。
     同志相集って、広く青汁普及のために機関紙を発行しようと、時の岡山県知事三木行治氏に激励の辞をいただいて創刊したのが昭和30年7月でありました。
     3号新聞に終らねばよいがと念じながら・・・・。 
     創刊当時は隔月発行でスタートしましたが、このささやかな機関紙が予想外に好評を呼んで、愛読者からの希望により昭和33年1月より月刊に変更、幸先よいすべり出しではありました。
     ところが乏しい会費で忽のうちに郵送料にも事欠ぐ始末となってしまいました。
     苦境打解のため3種の認可を得ようと、先生と2人で広島郵政局へお願いに行ったこと、認可が予想以上に困難で、知人をたよって郵政省への陳情やら。局員からこんなものが毎月発行できますか?若し認可されても休刊したら取消しですぞ、といわれたことなどなど・・・・。
     あれから百号。
     創刊当時僅か3千部であったものが現在の発行部数1万5千。いまでは日本全国は勿論、遠く北南米、中共、台湾、朝鮮、ベトナム、ボルネオ、にと、まさに国境を越え、イデオロギーを超越して国際的となりました。
     よくぞここまで続いたものと、編集にたずさわる私としては誠に感慨にたえません。
     しかしふり返って見ると、10年の歳月は決して坦々たるものではありませんでした。それは青汁のおいたちと歩みを共にして、非難、冷笑から人身攻撃までも。
     然し若芽は、風雨に打たれながらも又多くの人達の善意と協力に扶けられて逞しく伸びて参りました。
     そして今後も伸びつづけるでありましょう。
     ここで青汁の秘話一つ。
     それは青汁の創始者遠藤先生が、臨床第一線で遭遇さられた国民の健康状態と、最高学府で収められた「栄養学」への疑問。このことが青汁がいかにして考えられたかの原因でありました。
     そうして長い間、内外文献の研究に没頭中、忽然として悟られたのが緑葉食であり、青汁で、ときは昭和18年10月20日の朝、ところは便所の中でありました。
     やがて終戦、惨怛たる敗戦の混乱の中、祖国を救う道は国民の健康にあり、何を措いても先ず栄養の改善だ。その唯一の道は緑葉食青汁の外にない。そのためには山の中に籠っても、小屋がけでも、穴居してでもこの普及に生涯のすべてを捧げようと、固く心に誓われたのであります。このことが今日百号を生む礎となったことを読者にご披露申上げて記念としたいと思います。
     けだし青汁こそは、宇宙の真理であり、神の摂理である。この道に遠ざかるもの。そこには病魔と短命がひそかにしのび寄るであろうことを私は信じて疑いません。

 
 
3. 青汁教室 おいしい青野菜の食べ方(7)
  おいしい青汁の作り方飲み方 その2
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     友成 左近 

     青汁道具
     青汁を作るというのは、青野菜をすりつぶして、汁をしぼりとることです。すりつぶす道具には、今のところ、自家用として、スリバチ、スリコギ、ミンチ、ミキサー、ジューサーといったものがあり、それぞれ一長一短があります。

     スリバチ
     スリバチ・スリコギは、だいたい、どこの家にもあるので、わざわざ道具を買い求めなくても、早速利用できます。それに、材質が焼き物と木であり、手ですりつぶすのでマサツが弱く、栄養成分のこわれ方が最も少ないようです。けれども、1合か2合作るのであれば、ともかく、それ以上となると、手間がかかって厄介です。十分手間をかけて、よくすりつぶして、かたくしぼらないと、しぼりカスに大切な成分が沢山残ります。青汁のとれる割合が少なくなります。

     ミンチ
     ミンチ(またはチョッパー)は、青汁用に改装したり特製したものでなければ、うまくいきません。この頃、こうしたミンチが発売されていますが、2千円か3千円位です。(動力付きとなると、1ケタ高くなります)こうしたミンチは手まわしですから、ちょっと力がいりますが、3合や4合は雑作なく作れます。だいたい、よくつぶれて汁が十分とれるのですが、やはり手で固くしぼらなければなりません。なお、材質が鉄であるとビタミンの一部(とくにC)がこわれ易いので、アルミか何かの合金か、ステンレスなどが望ましいのです。

     ミキサー
     ミキサーは、動力つきで丈夫なものでなければなりません。手まわしでは、ケールその他の良質のものは、センイか固く、その上、汁にねばりが強いので、とうてい役に立ちません。ミキサーで作るには、そう力はいりませんが、予め材料を細かくきざむ手間がかかります。また、ポットに水を入れるので、青汁がうすくなり、それだけ沢山飲まねばなりません。
     ところで、ミキサーは、青野菜をすりつぶすというよりも、細かく切るというわけですから、青汁のとれる割合が、それだけ少なく、カスが多くなります。もっとも沢山時間をかければ、カスは少なくなりますが、かきまわす間に、空気を盛んにまぜこみ、マサツも強くかかるので、ビタミンの一部が、それだけ沢山こわれます。そのかねあいがむつかしいのです。また、手で固くしぼらないと、カスに大切な成分が沢山残ります。

     ジューサー
     ジューサーは、今のところ、富士電機の連続自動型が最も適当です。これ以外のもの、特に汁とカスが分離して出ない型は不適当です。作ってみて、なにほども青汁がとれないからです。このジューサーで作ると、成分のこわれ方も少なく、手でしぼる必要もなく青汁のとれる割合も高く、至って好都合です。が、値段が少し高く、使った後の分解掃除に、かなり手間や時間がかかります。

     各種の道具一長一短
     こういうわけで、4種の道具の一長一短は、だいたい、こうです。

    • 第1に、成分のこわれ方が少ない点や青汁が沢山とれる点からみると、スリバチ、ジューサー、ミンチ、ミキサーの順でしょう。
    • 第2に、力のいらない点からみると、ジューサー、ミキサー、ミンチ、スリバチの順でしょう。
    • 第3に、手間や時間のかからない点からみると、ミキサー、ミンチ、ジューサー、スリバチの順でしょう。
    • 第4に、値段の安い点や長もちのする点では、スリバチ、ミンチ、ミキサー、ジューサーの順です。
    • 第5に、飲み易い点からみると、スリバチ、ミキサー、ミンチ、ジューサーの順のようです。

       しぼり布
     ジューサーを除いては、すりつぶした後、汁をしぼりとるわけですが、これには、モメン・ドウフ用の袋あたりを利用して、適当な袋を作って使うのが最も適切です。目があらいので汁が出やすく、丈夫であるからです。ガーゼを2枚か3枚重ねて袋を作ってもよいわけですが、すぐ破れます。サラシなどは1週間も使えば、汁のねばりが布目に残って、少々よく洗っても取れず、うまく汁が出ません。カスに成分が沢山残って不経済です。なお、今のところ、自家用に適切なしぼり器がないので、少し力がいりますが、手でしぼる以外に方法がありません。

     臭いのや味の悪くなるのはさけられない
     なお、どんな道具を使っても、青汁にすれば、ある程度、臭いや味が悪くなりますが、これはさけられません。それは、こういうわけです。青野菜に含まれている大切な栄養成分の大部分は、人体では消化しない固いセンイの膜でつつまれている細胞内にあるのです。青汁を作るのは、この細胞膜をすりつぶして、内部の成分がうまく消化吸収するようにするためです。けれども、細胞膜をすりつぶすと、成分が多少変質するので、どうしても、いやな臭いや味が出るのです。それに時間がたち、また空気にさらされると、成分がだんだん変質して、臭いや味がさらに悪くなります。どんなに味のよい材料を使っても、この点、やむをえないのです。そこで、青野菜は、青汁にせず、生のまま食べた方が、臭いも味もよいのです。
     けれども、なにぶん消化しない固いセンイが多いので、丈夫な歯で、どんなによくかんでも、青汁にして飲むほどには、沢山食べきれません。また、たとえ沢山食べても、道具ですりつぶすようには、十分かめないので、大切な成分が、ムダなく、消化吸収しないのです。
     青汁にして飲むのは、青野菜を必要なだけ沢山、生で食べ、食べたものがうまく消化吸収するようにする工夫なのです。こうすれば、どんなに歯や胃腸の弱い方でも、けっこう青野菜が必要なだけ生で食べられます。このため、少々いやな臭いや味は、辛抱してもらいたいわけです。もっとも、なれてくれば、別にそういやとは感じなくなります。冬分は、とてもおいしくなります。

       ビタミンCの損耗は そう心配する必要なし
     それから、ミキサーや鉄製のミンチで作ると、どうしてもビタミンの一部(とくにC)がかなりこわれます。けれども、もともと沢山あるので、少々こわれても、まだまだかなり沢山残っています。もっとも作って5時間以上もたつと、Cは大部分こわれるようです。けれども、ビタミンCは、その他の野菜や果物を生食すれば、必要なだけは十分とれます。青汁を飲むのは、他のとんな食物でも、容易に十分とれない成分、従ってまた、私たちの栄養摂取で最も不足している成分(とくにビタミンA、B2、カルシウムなど)を十二分にとるためなのです。
     で、ミキサーや鉄製ミンチで作ると、ビタミンCが少々こわれるからといって、別にそう心配する必要はないのです。ましてや、ビタミンCが少々こわれるというのに、Cを落として、ビタミンがこわれるとか、ビタミンまで落として、成分がダメになると、早合点してはなりません。こんな早合点をするのは、だいたい、青汁を飲んでいない方、テンから飲もうとしない方のようです。

     附記
     この稿は、毎月第3金曜日の夜、倉敷中央病院の古久賀会館で開かれている青汁教室で、遠藤先生がお話しになったことを、主題にそって、まとめたものです。


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4. 青汁から結婚へ

     西川 慶治 

     〃健康と青汁〃百号記念号ご発刊に際しこれに相応しい朗報をお知らせします。
     悪性のルイレキを患い、鹿児島医大、九州医大で治療を受けたが一向はかばかしくないので、3年前M君(当時23才)は郷里鹿児島から神戸のU商店に勤務する弟を頼って上神し、神戸医大の診察を受けました。
     しかし患部切開後5ヶ月を経過して尚思わしくなく、遂に傷心を抱いて帰郷を決意しましたが、たまたまU商店の店主が熱心な青汁ファンで、U氏自身それで健康から得た体験の持ち主であったため、1日M君を同伴して拙宅へお越しになられました。
     私はM君に青汁の本質について詳しく説明し、加えて今日まで私が関係した多くの治療例を挙げ、青汁の多量飲用と同時に、精神的ストレス除去に極力努力することを強調しました。M君はそれを素直に受け入れて、その翌日からU氏の宅の皆さんと一しょに1日2回総量約4合宛飲用をはじまめした。
     飲用後2ヶ月で、容易に引かなかった切開あとの親指大のミミズばれもすっかり引き、傷痕も次第に薄く消え、執拗な微熱もとれました。飲用開始後7ヶ月で神戸川崎病院で精密検査を受けた結果、完全に全治していることが証明されたのです。その間M君の誠実な人柄に惚れ込んだU氏は、正式に店員として採用し、以来2年、現在同店洋食部の責任者に抜擢されるに至りました。
     同じ洋食部に4年前から勤務しているS子さん(26才)という温厚な娘さんがいます。世話好きなU氏はこれこそM君の理想的な配偶者と見て、自ら月下氷人の役を買って出、去る10月8日大安の吉日をトし、私の司祭でU氏夫妻の媒酌両家の親戚17名立会いの上、幾久しく結婚祭が執り行われたのであります。
     そしてその夕方、希望に満ちた二人を乗せた「はやぶさ丸」は暮色せまる中突堤をあとに、新婚第一夜を迎える淡路洲本港を目差して快よいエンジンの音を響かせていたのです。青汁が結んだこの目出度い最近のニュースを皆さんにお知らせいたします。



5. 神戸の戸毎に

    東京 S.T. 

     「健康と青汁」――私は敢えて、長寿不老伝達の福音と、人々に云っているが、発刊百号記念に衷心より慶祝申上げます。この福音の訪れる家は、無事息災の明朗家庭に早変りし、幸福がおのずから到るのは、毎号にのる、数多くの体験談で十二分にこれを証明しています。
     苦しい不眠症・気力喪失の老生―現在64才―が、1960年6月4日、遠藤先生から御恵贈の福音と、御自署の多数実証文献に、私は安心して、躊躇なく飲み始めたら、目に見えてよく直りました。今では、若返った万年青年と皆に云われ、壮者を凌ぐ毎日を楽しく送っています。朝夕青汁飲む毎に先生に感謝しています。
     先生の様な名利に超然とし、殺身成人―青汁の効果再発見は、先生御本人・令夫人・令息を試験台に確めた事実は皆さま御高承の通り―の義人こそ、日本国の文化功労者勲章受賞資格者ではないでしょうか。
     青汁の効用は、国内のみならず、外国―中華人民共和国・ソ−ル・サイゴン・ハワイ等にまで知られ、立派な国際平和文化外交の担手なので、世界の戸毎に、この福音が訪れ、凡ゆる病魔を一掃すべく、愈々先生の御健闘と悠久の御発展を祈ってやみません。(正新通信社記者)


 
6. 毎度の駄文 あいすみません

     友成 左近 

     毎度お読み苦しい駄文をかきまして、なんとも、あいすみません。「健康と青汁」第百号を期に、ひとこと申しわけして、おゆるし願いたいと思います。

     遠藤先生に お礼のひとつでもと
     もともと私は、こんなことにはズブの素人で、人にモノをいうガラではありません。が、生きるか死ぬかの大病を、遠藤先生ご指導の緑葉食・青汁で、どうにか切りぬけ、生きのびてきたのです。先生には、お礼の申しようもないのです。そこへ、たまたま先生から、第3種郵便物の認可をとるのに、いろんな人の文章が必要であり、青汁関係以外の文章も必要だから、なんでも書け、といわれたので、それでは、お礼のひとつでもと、アタマをひねってみたわけです。
     書いていると よい勉強になる
     さて、なにか書く、ということになると、ヒビのはいったメシ茶碗のような私です。割れてしまっては、一家メシのくいあげです。これが最大の関心だったので、ついガラにもなく、緑葉食・青汁について、ということになったのです。だが、体験はしていたものの、なにがどうなのか、さっぱり分かりません。書物をみても見当さえつきません。仕方なく、先生を訪ねて耳学問です。ご迷惑もかえりみず、度々訪ねて教えて頂き、書いては訂正して頂く始末です。
     毎度の文章、実は、このくりかえしです。家内や子供が、その度毎に、ヘタクソな文章だと酪評するのですが、書けば、私の勉強になり、それが、私の体を養っていく大切な手がかりとなるのです。これは、ほんとにありがたく、とうとう毎号のように駄文を書いた次第です。
     青汁教室を開いて頂いて 多くの人々と共に
     けれども、先生に独り耳学問していた私、これはモッタイないと思い、できれば多くの人々と共に、と考えて、毎月定期に青汁教室を開いて頂くことにしました。ところが、ここで、いろんな人と耳学問していると、前にもまして、よい勉強となり、書いては新たに勉強したいことが、いろいろ見つかるのです。
     読者のみなさん、とにかく書いてみては、いかがですか。



7. 迷うものは道を問わず

     山田 守之亮 

     先程読んだものに、戦争中外地で行軍の小部隊が道に迷い、目的地へ到達出来ずあわてていたところ、隊員の一人が、「オーイ一寸待った」と駈け出し、道を尋ね、首尾よく目的を果したと言う事です。
     其時隊員は「迷うものは道を問わずやなー」と言い、隊長はこれを聞いた瞬間、自分の常日頃のあり方に図星を指された様な思いがして、ハットこたえたそうです。
     目的地の道を聞きさえすれば迷わずにすんだものを、充分知りもしないのに、知ったかぶりをして行動したばかりに、貴重な時間と労力を無駄にしてしまった訳です。
     青汁を勧めても、やろうとする人は大変少なく、話をしても相づちを打つだけで上の空。
     遠藤青汁20年。私の青汁9年(喘息)。何事によらず、真面目に道を問いたずね、短い人生を無駄使いしてはなりますまい。

    以上



8. 脳血栓治る

    東京都 S.S. 

     私は去る昭和30年頃、高血圧性脳血栓とかいう中風症にかかり、半身不随の身になりました。
     幸にしてやや小康を得ましたが、又もや病気再発の憂目に遇い、医者よ薬よといろいろ手をつくしましたが、病勢はつのる一方で快復の曙光だに見えません。
     溺れるものは何とかの譬えの通り、ハリ、キュウ、アンマ、マッサージ、電気療法、カイロプラクチック。日く何、日く何と、およそ人から聞いたことは、片っ端から試みましたが、何のおかげもありませんでした。
     ところが、偶然岡山の友人が見舞状の終りに、遠藤先生の青汁が好評だ。物はためし、一つやって見ては、とのこと。
     私もかねてから、人体には緑の青葉が何よりも有効なことを聞いていましたので、取るものもとりあえず、遠藤先生に手紙で青汁のことを尋ねましたら、大変詳しく御教示を頂きました。
     以来10年この方、1日も欠かさず、青汁党になり、生野菜・グリンジュースのおかげで殆どなおり、78才の老躯の身で、厳寒も酷暑も何のその、平気で毎日会社へ出て仕事をするほどの元気なかだになりまして、遠藤先生に感謝しております。

     附記
     私は青汁の材料としてはケール、またはバイアム、小松菜、大根葉などを主にしてそに果物や蜂蜜を加えて毎朝のんでおります。

    (数学者、雑誌「受験の数学」主幹)



9. 遠藤青汁の会に

    奈良 匿名 

     いま、いちばん、大切に思うことは、遠藤青汁の会を、しんからその会として、心に泌みいって、感じとることであろうと思います。遠藤博士のお人柄から、何人も、うけとらなければいられない、ふかい人間的な愛を、誠実にしづかな科学的真によく沈ませて、出過ぎずいじけず、その人らしい中庸を、こころ深くもち耐えて、こんにちを迎えられたことは、厚い御恩を、疎遠のみに過ごして、申分けなく日頃思っている雑草の1本にすぎない私一読者にも、非常に感概ふかいものを感じさせます。
     遠藤博士は、じつに本質的に優しい方であり、そして、単にやさしいだけの方ではない、しんに、強靱なる真理への使命感にもえるつよい方であるわけです。
     青汁の効能と、青汁への感謝というものは、なんともいえない程のものですが、これは科学的にいって、青汁そのものでは決してなくて、つよく遠藤博士の青汁であると主張できることを考えられます。人をふくまない物などは、全く意味のないもので、物の本質をきわめゆく科学というものを、人をふくんで、主体性論的なものとならなければ、だめと云えます。
     ただ青汁がよいと云っても、誤りとごまかしがあり、米が、いのちのもとといっても、わるい農薬などのしみた米は、米ではないと仝じことでしょう。
     わたしたちは、こうして常に科学的思考のあり方も合せて、遠藤青汁の会の主体的なたましい、遠藤博士に、教えて戴いているわけであって、ご恩を深く感じられます。



10. 病人の世の中

    備前町 K.O. 

     われわれの年輩になりますと、10人中8人位まではまず保健の意義に正しい考えを持つことの努力をしようとするもののようです。
     当然すぎる程のことですが、事実はそうでないことであります。
     昨年、故伊原木伍郎氏、さらには故林原一郎氏等の財界の両雄を失いたることに顧みましても、保健の目的を達する正しい考え方を追求すべきであると存じます。
     去年の正月頃の新聞の記憶にも、東大のある教授の言葉でしたが、栄養科を何故正科として取扱わないか、という意味で、当時大いに共感したことであります。
     永い習慣から脱するはなかなか至難なことですが、一度理解すれは直に起つの真剣さがなくては、はじまらないことです。
     民主主義の理念は判ってても、目前の利益の前にはよろめく人の多い世の中であるから、生命よりお金。ということも仕方の無い、と片づけられない時代が来たようです。
     健康でないものは社会人としての免許が保有できないシステムにする必要を痛感します。
     かつて大隈重信氏が、世の中の事件の裏には必ず女と酒がある。と喝破したときいておりますが、この頃の事件の裏には何等かの意味による病人がある。と断言してよいのではありますまいか。

    (37、2、28)



11. わけのわからぬ 「けいれん」

    広島市 Y.W. 

     生来あまり頑健でございません上に原爆にあい、ことに老年になりましたので、便秘と下痢で交互になやまされていました。
     その為か冬になると、就寝後、全身にわけのわからぬ「けいれん」をおこし、たびたび医師の往診を乞うようなことでいろいろ、検査もいたしました。
     一昨年4月から、ちょうど2年間青汁を服用したおかげで今冬はいちども「けいれん」をおこさず、昨夏から中風にかかった姉をひきとり世話をすることができました。
     顔色も元来黄青だったのが赤くなり健康になりました。



12. 指の感じや足の運びが

    茨城県 S.Y. 

     64才男子、身体障害者。
     戦時中、東京で消防団員当時、消火演習中ハシゴから墜落(一時仮死状態)してから両方の肩がきかず、足も歩行する時、脚気重症者のように、つまづいて転ぶ状態で、何をしても多少の効果はあっても、すぐダメになります。
     で、すがる思いで青汁を試みましたところ、手の指が感じの悪いのが大変よくなり、歩いてみると、足の運びが軽くよろめくのがなくなり、顔の相がしまって若くなった、など人がいうようになりました。



13. 薬以上の力

    愛知県 H.I. 

     昨年ケールの種子を無理申しましたが、今では2米ほどにのび、花も咲き、多くの種子をつけております。
     青汁は毎日1合ほど飲用いたしておりますが、毎日苦痛をおぼえ、重苦しい胃の調子も、飲む程に調子がよくなり、重苦しさも殆んどとれ、新しい力が出て来ましたようで、今では飲まないと淋しく感ぜられます。
     青菜がこれほどまでに、薬以上の力をもっていようとは、夢にも思いませんでした。



14. よくねむれる

    鹿児島県 T.K. 

     35年以来ずっと医薬を服用しておりますが、その合間に青汁をのんでおります。
     青汁をのめば確かに体の工合がよく、高血圧患者は夜一睡すると目がさめて、4時間も5時間もねむれませんが、青汁をのむとよくねむれます。
     ケールを広く植えつけて妻も神経痛で時々苦しみますので、家族全部のみたい考えです。



15. み神の恩籠

    石川県 Y.T. 

     前にいただきました種子、一度にまいては種がつきるので、半分だけ9月にまき、暮に植えかえました。
     当地ではとくに雪が多く、残りは春はやくまきたいと思っています。
     暮に雪が降りつもらぬ前日、ケール葉を一抱えつんで、根元を水にひたしておきましたら半月くらいはらくにもちました。
     青汁にするほどもなく、青葉不足のおり、キャベツのようにきざんで食膳をにぎわしました。
     雪がかかりますと味も思ったより美味で、母と、来年はもっと多くつくりましょう、と話し、母は自分も青汁をのむから、といいましたが、そのころはケールは雪の下で、まことに残念でした。
     雪がとけたらと待っております。
     なお昨年夏は(毎年ながらですが)、とくにお天気つづきで青菜に不足し、鶏の草にケールをまぜてやりますと、その方をさきに食べるのです。
     からだの方は前よりも回復してまいりました。
     会の皆さまに新たに深謝し、聖神の恩籠にひれふす一人でございます。
     世の方々にとくに申し上げたいのは、青汁はみ神の御恩恵であるとうけとること。これが秘訣だと存じます。
     でありませんでしたら、世の新聞に出て来るいろいろの反対論に勝てず、ながつづきいたしません(そのことで私も信仰のたたかいに勝ちました)。
     世の病弱い苦しむ方々におすすめしたき望みでいっぱいです。心身とものお癒しをと・・・・。



16. からだがあたたかい

    高崎市 Y. 

     過日知人から「青汁の効用」の話を聞き、早速入手し、実行いたしました。
     私は胃カイヨウ、肺結核などで15年の療養生活をつづけ、やっと解決したのですが、体力の回復は思わしくなく、毎年冬になると足首から先が青黒くなり、寒い日に外出すると感覚がなくなり、はき物がぬげてもわからないようになりました。
     ところが、青汁を服用しはじめ今日で40日ですが、右の状態は全くなくなり血色よく、身体があたたかく、毎年かがとまで霜やけで悩んだのも、今年は全然なくなりました。
     気分も非常によく、体の動きも軽く、実に爽快な気持ではたらけるようにりました。
     実はポポンS、アリナミンなどを5年位つづけていたのですが、これという効果もみえず、ただ気休め程度でありました。
     それが僅かな日数で、この効果をみたので青汁の効果におどろきまた。



17. 長らくの胃潰瘍

    福岡市 H.S. 

     長らく胃潰瘍にてよわっておりましたが、3年ほど青汁いただいておりますうち大変丈夫になりました。この頃は主人もいただくようになり、ケールを沢山つくっておりますが足りない位でございます。



18. 百号を迎えて

    青汁の道はけわしく
     数々の曲折を経てここに百号
    日ごと日ごと青汁のみてわれもまた
     すこやかになりぬ百号ことほぐ
    幾万の読者のむねに
     青汁の効験刻みて百号迎う



19. 質問箱:カルシウムを入れると

    鹿児島 K. 

     問
     青汁にカルシウムを入れると効果があると聞きますが本当でしょうか。

     答
     カルシウムの乏しい材料からつくった青汁であれば、入れるほうがよいでしょう。
     しかし青汁の効はカルシウムだけではありませんから、そう大してちがいはないでしょう。
     なお私どもがすすめている良質材料にはカルシウムも沢山ありますから、わざわざ入れてのむ必要はありません。








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