健康と青汁タイトル小 <1964年7月15日発行 第95号>
 目次




1. 講座 バイ菌と健康

     医学博士 遠藤 仁郎 

     バイキンという言葉は、いかにも恐ろしい無気味な響きをもっています。
     しかし、私どもの周囲には、空気の中にも、土の中にも、水の中にも、無数のバイ菌がいます。
     けれども、そのすべてが病気をおこす、悪いもの(病原菌)ではありません。
     病原菌はなるほど恐ろしいが、それは、ほんの僅かな数にかぎられており、あとの大多数は無害か、あるいは、むしろ有益で、無くてはならぬものです。
     それは、私どもの腸管の中に何億何兆とうバイ菌が共棲していて、大切なビタミンをつくってくれたり、ある程度は侵入して来る病原菌の繁殖を食いとめてくれていること、を考えただけでもわかりましょう。
     また、土の中にも無数のバイ菌がいて、植物繁茂をたすけていること(消毒薬のはいっている水道の水ばかりやっていると何もできなくなること)、近代医学の寵児であるいろいろのマイシン類が、いずれも土壌菌から分類されたものであること、を考えてみてもわかるでしょう。
     日常の食品にも、バイ菌の力によって出来ているものが沢山あります。
     むした麦をむしろにくるんでつくるヒシオミソ、大豆を藁づとにしてつくる納豆はもとより、ミソ、ショウユ、甘酒、酒、酢。みんなカビ(バイ菌の一種)のつくってくれた物であること、からもわかるでしょう。

     風薬をのまして脚気をおこした乳児のことを、いつか書いたことがありますが、これなどはまだ宜しい。むやみに抗生剤をつかったため、腸内の有用菌が死滅し、生きのこった(抗生剤に抵抗する)有害菌がはびこって(有用菌がいる間はおさえられておとなしくしていたのが、相手がいなくなったので、この時とばかり暴れだして)、新しい病気があらわれ、(これには効く薬がないので始末におえず)医者も全くお手あげ、といったようなことが、この頃よくおきていますが、これも、正常腸内菌の大切なことをしめす事実です。
     ちょうどそれは、毒虫を殺すために使った農薬で、益虫や益鳥が巻きぞえを食い、自然の敵(天敵)がいなくなり、自然の調和がくずれてしまったため、抵抗力のついた害虫がはびこって、農家が全くお手あげのかたちになっているのと、よく似た現象です。

     犬はもとより、籠のネズミも糞を食います。
     近代式アパート住いの鶏も土をほじくり、糞を食います。
     鶏も、犬も、猫も、動物園の猛獣たちも、本当に土無しには健康は望めぬ、ということです。
     野獣は、獲物を土の上に引きずりまわして食べ、食べ残しは土の中にかくしておいて、掘り出して食べます。
     犬でも猫でも、この本能の現われかどうか知らぬが、ともすると食器から、わざわざ引き出して、土や埃にまぶして食べています。
     そして、これらすべての野生動物は非常に健康です。
     それは、彼等が彼等に適した完全食をとっているからでもありましょう。
     が、も一つは、「生」で食べているからです。もっとも、「生」とはいっても、決してそれは「いきたもの」、あるいは「いき」のよいもの、新鮮なものばかりではありません。枯草も食えば腐肉も食べます。
     そして、そのいずれにも共通していることは、「火をあてない」ということだけです。
     つまり、それはバイ菌が一杯ついている食物だ、ということです。
     私どもの「生食」の効用も 一つはこれにあるのではないでしょうか。
     有用菌、有益菌はもとより問題でありませんし、たとえ病原菌にしたところが、病気になる、ならぬは、要するに、からだの抵抗力と病原菌とのバランスの問題で、抵抗力が十分強いか、病原菌が少いかすれば、たとえ飲みこんでも病気にはなりません。
     有名なのはペッテンコ−フェル博士のコレラ菌です。
     コレラの病原説争いで、細菌説に反対するペ博士は、コッホ博士のつくったコレラ菌の純粋培養を飲んでいました。
     けれどもペ博士は、ただ軽い下痢をしただけでした。
     これは、抵抗力さえあれば、コレラ程の恐ろしいバイ菌でも恐れるに足らぬことをしめすものです。
     なお、害にならぬ程度の少量の病原菌のばあいは、ちょうどそれは、耳新しい例でポリオの生ワクチン(これは毒力を弱めたビールスを内服するのですが)のようなもので、免疫をつくることにも役立つわけです。
     無菌の食物をとることで人並み以上の長寿ができるだろうと、滅菌した食物ばかりといっていたパスト−ル研究所の学者たちは、案に相違して、みな若死だったといいます。
     チフスが恐ろしくて、一切刺身を食べなかった、ある高名な医学者が、たまたま食べてチフスにかかり、亡くなった、という話を聞いたことがあります。
     ごみ溜の残飯をあさっている乞食や、生食家のようにバイ菌に親しんでいる人はバイ菌に強いが、反対にバイ菌をひどく恐れる衛生家ほど弱いものです。(弱いから恐れるのでもありますが、恐れるから、なおさら弱くなるのでもありましょう)

     私も、実はそうでした。
     からだに自信のなかった以前は、何でもよく炊いて食べたし、外出にはいつもアルコール綿を携行し、何でもよく消毒して食べていました。それでも、その当時は、ずっと調子がよくありませんでした。
     それが、青汁をはじめてからは、食べられるほどのものは、何でも生で食べ、しかも水で洗うだけ。アルコール綿入れは、ついに廃物になってしまいました。

     ともあれ、このいわゆる衛生思想――いいかえればバイ菌恐怖思想に徹底し、無菌の飲食物が推賞され、あるいは好まれていることは、現代人の共通の弱点というものでもありましょう。
     だからといって私は、何もかも不潔にしてよいとか、危険なものを飲食してよいとか、そうしたほうがよいなどと、主張するつもりは少しもありません。
     ただ、有用菌はもとより少しも恐るべきではなし、病原菌にしても、栄養全体を完全にし、適当な鍛練を加えて、からだの条件をよくしておきさえすれは、少々くらいはいっても、決して、むやみに心配すべきほどのものではない。
     だから、本当に健康でありたいし、そうあるためには、むしろ、もっとバイ菌と親しむべきではなかろうか、といっているまでのことです。
       この点、誤解のないようくれぐれもご注意願います。



2. ハワイ見たり聞いたり

     医学博士 遠藤 仁郎 

     このたび私どもは、ハワイ豊寿会の招きで、ハワイ各島へ講演旅行に出かけました。一行は私ども夫妻と田辺兄弟の4名。全行程は次のようでした。

    4月17日(金) 午後10時の日航機で羽田発。
    ハワイ時間の同日午前10時すぎオアフ島ホノルル空港着。その間の所要時間は約7時間。
    小林ホテルに入る。
    午後3時KOHO局より放送。
    4月18日(土) 午前8時、新聞社(ハワイタイムズ、ハワイ報知)訪問後、ワヒアワ行き。
    パイナップル研究所および農場見学。
    午後1時よりワヒアワ本願寺仏青会館において講演。
    午後6時半よりKOHO局ピプル・スピーク。
    4月19日(日) ワシントン・ジュニア・ハイスクールにて12時より歓迎会。
    午後1時より一般講演引続き健康相談(連協文化部後援)。
    4月20日(月) 9時より12時まで健康相談(小林ホテル)。
    午後1時KZOO局より放送。
    2時より市内見学。
    4月21日(火) 9時より12時および午後2時より4時まで健康相談(小林ホテル)。
    4月22日(水) 9時より12時まで健康相談(小林ホテル)。
    午後市内見学。
    4月23日(木) 9時より11時まで健康相談(小林ホテル)。次でド−ル・パイナップル工場見学。
    正午ヌアヌY木曜午さん会で講演(YMCA主催)
    夜8時半ワイキキKTRG局より放送。
    4月24日(金) 9時葵裏オアフ(モルモン寺院、ポリネシア文化センター)見学。4時帰着。
    夜7時よりワシントン・ジュニア・ハイ校で一般講演(連協文化部後援)。
    4月25日(土) 8時すぎホノルル空港発。アロハ機でマオイ島へ。
    9時まえカフルイ空港着。イアオ渓谷、針の山、次でハレアカラ山見学。
    夜7時半よりカフルイ仏青会館で講演および健康相談。
    ワイルクの木部氏宅宿泊。
    4月26日(日) 9時すぎカフルイ空港発。アロハ機にてハワイ島へ。 
    10時まえヒロ空港着。ヒロホテル宿泊。
    昼食後葵キラウエア火山公園見学。
    4月27日(月) 早朝ラジオKHBC録音市内および近郊見学。
    午後7時半より大正寺ホールにて講演、健康相談。
    4月28日(火) 9時半ヒロ空港発。アロハ機でオアフ島へ。
    10時すぎホノルル空港着。
    午後2時より4時まで健康相談(小林ホテル)。
    4月29日(水) 7時半ホノルル空港発。アロハ機でカワイ島へ。
    8時すぎリフエ空港着。
    東海岸見学。
    正午ハナペペにて歓迎午さん会。
    午後近郊見学。プリンス・クヒオ・ホテル宿泊。
    夜8時よりハナペペ本願寺ホールで講演および健康相談。
    4月30日(木) 9時よりワイメア渓谷公園、カララウ展望台へ。
    午後5時すぎリフエ空港発。6時まえホノルル空港着。
    8時半よりKTRG局より放送。
    5月1日(金) 午後4時より岡山県人会。
    8時半より金光教教会にて講演。
    5月2日(土) 午後1時45分発日航機にて帰途につく。
    日本時間5月3日(日)午後4時45分羽田着。


     このようにハワイ滞在15日のうち、1週間はホノルル。次でマオイ、ハワイ、カワイの島々へわたりましたが、講演、ラジオ放送、健康相談と、スケジュールはぎっしりつまっており、全くいそがしい毎日でした。
     したがって、自由に、ゆっくり見て歩く暇は殆んどありませんでした。しかし、豊寿会の皆さんやその他の方々か、ひまひまを盗んで連れて行って下さったので、かなり広範囲にわたって見学するこが出来たのは有難いことでした。
     ここに、ホノルルはじめ、各島の空港にお出迎えやお見送りいただいた皆様にたいし、また、こうしてご多忙の業務の時間をさいて、私どものために案内の労をとられ、至れり尽せりのご歓待を賜りました皆様方にたいし、心からの感謝をささげたいと思います。
     なお今回のハワイ行について、多大のご支援とご激励を辱ういたしました皆様がた、またご多用中倉敷駅や羽田空港に、お見送りお出迎え下さった多数の方々にたいし、ここに謹で厚くお礼を申し上げます。


 
 すばらしき光景  

 これまで行った観光地では、期待が大きすぎてガッカリしたことが多かったので、「大平洋の楽園」とか「夢の国」などといわれてはいるが、まあやはり、どこにもある宣伝文句だろうと、実は、少々タカをくくっていたせいか、さすがはハワイ、すばらしい!とまず嘆声をあげました。
 山も、海も、街も、本当にきれいです。

 
 澄みきった空気

 道路も駐車場も完全鋪装されており、広場という広場は、整地中の地域をのぞいて、すべて青々とした芝生ですから、土埃り一つありません。
 煙をはいている工場もなければ家もありません。まわって見た島々でも、煙をたてていたのは旧式の精糖工場がたった一つ目についただけでした。
 そして、そこを吹きぬけているのは、広い広い大平洋をわたって来た空気なのです。

 
 常夏の国

 緯度でいえば北緯18―9度から23度に位しているのですから、正に熱帯ですが、大洋気候のせいか、まずこちらの5月頃の気候です。
 ホノルル空港におり立った時陽が照っていましたが、快い風が吹いていて、さほど暑いとは感じませんでした。日蔭は涼しいし、朝などむしろ冷っとする日もありました。
 小雨の多い割に、からっとしていて少しもむしむししませんし、滞在中汗ばんだことは一度もありませんでした。
 8―9月が最も暑い季節だそうですが、1―2月ごろの平均温度との差は僅か3―4度(摂氏)というのですし、本土から避暑に来るというのですから、大して暑い日はないわけで、実際30度をこすようなことは滅多にないという、まことに快適な毎日が年中つづいており、年中水泳や波乗りが楽しめるという、全く羨ましい限りの常夏の島です。  しかし向うの人は、「いや、ちょっとはよろしいが、変化がなさすぎて退屈です。やっぱし日本がよい」ということでしたが。

 
 雨

 ホノルルでは、時々サァッと、大して気にならぬほどの小雨が、ちょうど私どもの地方でいう「狐の嫁入り」といった雨、がよく降っていました。ちっともつめたくないし、ずぐ乾いてしまいます。で、雨がさや雨具のある家は少いという話でした。
 もっとも、いつもは、もっと天気がよいらしく、「先生らが日本から雨を持って来た」と、豊寿会の会長近藤先生が、よく冗談をいっていられました。
 時にはひどい旱天がつづき、農作物に大被害を出したこともあるそうです。
 もちろん所によって遠い、同じオアフ島でも、山の方では割と雨が多いそうですし、ハワイ島のヒロ市など特に雨の多い所だそうで(ヒロというのは「雨の都」という意味)、「弁当忘れてもカッパ忘れな」という諺がある程といいます。私どもが着いた時もかなりの大降りだったし、2日いた間じゅう、やや強い雨が降ったり止んだりしていました。
 また、カワイ島のワイアレアレという山は、世界一とか二とかに雨量の多い所ということです。私どもがカワイ島のリフエ空港についた時も近来珍しい大降り、ということでした。しかし午後からはあがり翌日は快晴で、ワイアレアレ山のワイメア渓谷の美観を心ゆくばかり楽しむことが出来ました。

 
 広々としている

 ハワイは大小多数の島から出来ていて、そのうち主なものが8つ。その他は無人の珊瑚礁だといいます。そして、その全体の面積は四国よりやや狭いというのに、僅か6―70万の人が住んでいるだけなのです。しかもその半分の33万もがホノルルにいるのだそうですから大抵は想像ができましょう。
 ホノルルでこそ住宅難があるということですが、あとは、市街地を除いて、多くは広い広い、見渡す限りの、砂糖キビやパイナップル畑ばかり。その間にそこばくの家が散在している、あるいは果しない荒野の連続といった有様です。
 住宅難があるというホノルルでも、ワイキキ近辺の盛り場や商店街、事務所街こそ、いささか立てこんではいるが、その他は、すべて実に広々としています。

 
 道路のよさ

 道路は広く、どこまでも完全に鋪装されており、市街地はもとより、郊外にも、いや3000メートルもの山の上までも、本当に広々とした道路が走っており、観光ルートはことに立派です。
 また、そうしたハイウェイから離れた農道さえも、いずれも鋪装されているのは、黄塵万丈の田舎道になれた私どもには、少なからぬ驚きでした。

 
 街並みもきれい

 官公庁、学校、図書館、美術館、博物館、病院、教会、寺院などはもとより、また近代式ホテルや商店のたちならぶワイキキ辺りの表通りの美しさはいうまでもない、一般事務所街や住宅街の街並も実にきれいです。
 私どもの泊ったホテルはホノルル港に近いところで、その辺りには、古い、開拓当時からの安普請のきたない街でありましたが、こういう所は国で買い上げてとり壊し、順次、美しい近代的街に変るのだ、ということで、付近には、そうした空地も見うけられました。

 
 住宅地

 どの島でも、大体高みのところにあります。
 ことにホノルルでは、山手のゆるやかな斜面の、見はらしのよい高みに、あるいはうっ蒼とした自然林の中にあり、広い芝生や沢山の植え込みがあり、その中に瀟洒な家がたっています(宅地の単位は約200坪ということでした。)
 一階建が多く、傾斜を利用した階下はガレージ、倉庫、物乾し場になっています。

 
 緑が、花が多い

 山も野も、市街地も住宅地も、まさにただ緑、緑です。広場という広場は、整地中のところを除き、すべて芝生。しかも手入れが全くよく行き届いた緑の芝生です。そして樹木が実に多い。
 街路樹、公園その他の広場にも、ヤシやパーム、榕樹、モンキーボット、アフリカンチゥリップ、ポインセチアなどが緑の枝と美しい花を、高くあるいは広くのばしているし、ブーゲンベニア、ビフステキプラント、プルメニアなどが、色とりどりの美しさを競っています。

 
 小鳥が多い

 これらの緑の木々には沢山の小鳥がたわむれ、緑の庭であそんでいましたが、ならせば人真似もするというマイナ鳥が多いようでした。
 私どものホテルの庭でも朝早くからさかんに鳴いていました。仏法僧の声もきこえたようでした。田舎町はもとより、ホノルルでものどかな鶏の声がきかれました。

 熱帯で雨も少くないのに蚊がいません。マラリアもなければ特別の風土病もないようです。蠅はたまに食堂で見かけましたが、野山に出ても毒虫や毒蛇もいないそうです。猛獣ももちろん1匹もおらず、山には山羊が住んでいるそうです。島の暴れん坊としてはただ野豚だけだそうで、こいつは特に自動車めがかて突進して来る事があるということでした。

 
 そして清潔

 街路にも、広場にも、公園にも紙屑一つ、煙草の吸いがら一つ、マッチ1本落ちていません。全くこれには驚きました。余りの清潔さに少々ムカついて、それこそ鵜の目鷹の目で探がしてみましたが、やっと3日目、講演会場になっている高校の校庭で、僅か2―3枚の紙屑をみつけ出し、我が意を得たり(?)とばかり、ニヤついて写真にとったものです。
 これには、市の清掃車の活動もあり、違反者に対する罰金の高いためもありましょうが(紙屑を捨てると歩行者で5ドル、車からだと20ドルの罰金だそうです)、美化運動に協力しようとする市民の力も大いに与っていることでしょう。所々におかれている屑入れの見苦しからぬデザインも、さすがと感じました。(郵便箱より立派です)。

 
 公衆便所もきれいでした

 山の上まで水洗便所で、落書もありません。(もっともワイキキの便所には落書がしてあったそうです)ながいドライブなどで、ついやりたくなる立小便には30ドルの罰金とききました。

 ハワイには砂糖キビやパイナップル、コーヒー、マカデミアナッツの栽培、そこばくの牧畜などのほか、これというほどの産業はありません。
 ために、州としても市郡としても、勢い全力を観光に注いでいるからでしょうが、ともかく実によく手が行き届いており、しかも自然の美は少しも損われていません。まことに羨しい限りと感じました。

 
 交通

 ハワイには電車も汽車もありません。
 もっとも開拓当時にキビ運びの汽車があったそうでその汽鑵車が、どこかの島に記念物として残されているということです。島内の交通はもっぱらカーです。自家用が多く、平均1軒に2台はあるといいます。すばらしい新車ばかり。しかし、たまには古めかしい旧式のカーも見うけられました。
 中古車の陳列場もずいぶん方々にありました。ホノルルの街で最初にうけた印象は、どこへ行ってもカーばかりで、(走っているのも多いし、道端に駐車しているのも多い)人影がないということで、歩いている人を見たのはワイキキあたりの盛り場だけのような感じでした。バスもありますが、利用者はごく少いようでした。

駐車
 特別の駐車場も方々にありますが、最も大きいのはアラモアナ公園のシャピンセンターの上下1万台の駐車場でしょう。ずいぶん広いものです。これで大方の店が客をとられてしまったということでした。また、道路が広いのてアレでよいのでしょうが、大抵の道端が駐車場になっていました。
 道路の両脇に斜に線をひいてあり メーターが立っています。 これに予定時間の料金を入れる仕懸になっています。時折、係官か巡回して来て、違反者からは かなり手痛い罰金をとりたてるのだそうです。

道路横断
 交叉点以外は認められません。強いて渡ればこれも罰金ものです。交叉点では歩行者優先が厳重に守られています。もちろん信号を無視して走る車もなければ人もありません。いや1人だけありました。実は私です。つい、うっかりしていて一、二歩出たのです。すると近ずいた二三台のカーが黙って止ってくれました。日本でならきっと、けたたましい警笛に肝をつぶすところだったでしょうに。

スピード
 スピード違反もきびしく罰せられるようです。ふつう市街地では30―35マイル。郊外では45―55マイルと標示してありました。しかし田舎のハイウェイでは60―70マイル以上の速度でつっ走っていました。しかし道がよいせいか、あたりが広々としているせいか、少しも危な気もないし、さほどのスピード感もありませんでした。実のところ、初めスピードメーターの数字を、日本と同じく「キロ」たと勘ちがいしていたくらいです。

 
 各島間交通

 山の上まで水洗便所で、落書もありません。(もっともワイキキの便所には落書がしてあったそうです)ながいドライブなどで、ついやりたくなる立小便には30ドルの罰金とききました。

 各島間の連絡はすべて航空機です。
 昔はあったのでしょうが今は船便はありません。よい港が少いことにもよるのでしょうが、何としても時間がかかるからでしょう。
 現在アロハ航空とハワイアン航空とがあり、いずれも4―50人乗りのターボブロックエンジンの優秀機で、絶対安全を誇っており、いわばエアバスといった気軽さで利用されています。さらに近く もっと大きい会社が出来るらしい記事が新聞に出ていました。

 
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3. 青汁教室 おいしい青野菜の食べ方(2)
       青野菜のとり方と食事の工夫
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     友成 左近 

     それでは、実際、どういうふうに工夫して、毎日、必要なだけの青野菜を食べるか、というと、だいたい、こうです。

    毎度の食事に生の青野菜を約50g
     第1に、毎度の食事に、必ず生の青野菜を沢山食べるようにします。目安は50g(だいたい片手でワシづかみした程度)でしょう。やわらかめのものを、よくかんで食べるようにします。
     もし外食その他で十分食べかねる場合は、他の食事で、それだけ沢山食べるようにします。けれども、せいぜい70gか80gが限度でしょう。とくに歯や胃腸の丈夫でない方は、やわらかめのものでも、またよくかんでも、カスをださなければ、時に胃腸をいためる恐れがあります。

    調理した緑黄色野菜を補足して
     第2に、とはいっても、毎度の食事に、こうした生の青野菜の都合がつきかねる場合があります。こんな場合は、むしたり、ゆでたり、煮たり、いためたり、あるいは漬物にしたものでもよいから、必ず青野菜や黄野菜をつけるようにします。目安は、生の場合より、かなり多い目にします。とにかく、毎度の食膳を必ず緑で濃く色どるようにするのです。

    青汁を1合か2合のんで生の青野菜を十二分にとり入れる
     第3に、こうして、毎度の食事で青野菜を、それも、できるだけ生で食べるようにつとめても、とうてい必要なだけは、容易にとれないものです。そこで、毎日1回か2回、食前でも食間でも、いつでもよいから、青汁を飲んで、不足分を補うようにします。
     目安は、3度の食事の内容その他によって、一口にはいえませんが、青野菜がかなり多い場合は1合、少なめの場合は2合、殆んどない場合は3合といったところでしょう。大便が濃い緑色となるのが一つの目安です。

    その他の野菜、果物、牛乳、海草などもいろいろ取り入れて
     なお第4に、毎日毎度、こうして青野菜を十分食べるようにすると共に、毎度の食事に、献立の都合上、キャベツその他の白色または淡色野菜(つとめて生のまま)や、トマトやミカンその他の果物や、牛乳やコンブその他の海草など、を、いろいろ工夫して、沢山そえることは、大いにけっこうです。
     けれども、こうしたものを沢山つけているからといって、青野菜を少々へらしてもよいと考えてはなりません。ミカンやトマト、牛乳や海草は、いくらかましですが、その他の青野菜や果物は、青野菜に比べたら、栄養成分が段ちがいに劣っているからです。少々沢山食べても、とうてい追いつかないからです。
     この頃、こうした野菜や果物はだんだん多くなっているのに、青野菜の方は却って少なくなっている傾向があるので、とくに、こうした点に気をつける必要があります。

    豆類、芋類もいろいろ取り入れて
     また、毎度の食事に、献立の都合上、煮豆、トウフ、アゲ、その他の豆類や、ジャガイモ、サツマイモその他の芋類を、いろいろ工夫して、沢山そえることも、大いにけっこうです。といって、青野菜を減らしてはなりません。

    砂糖類は極力使わず食塩はごく控え目に
     さらに、調理に油(とくに植物性)を使うことは大いにけっこうでが、砂糖は極力使わないこと、食塩や香辛料はごく控え目にすることが大切です。
     間食は、つとめて控えることが大切ですが、とるとすれば、菓子や甘い飲み物は極力控えて、果物や豆や芋や牛乳にします。

    ごはんや肉魚卵を食べすぎないように
     こういうふうに、毎度の食膳に、青野菜その他の野菜や果物や、芋や豆などを沢山つけて見たところ(青汁は一応別にして)、ごはん(パンやうどんも含めて)と肉魚卵などに対して、青野菜その他が2倍か3倍になるようにします。ごはんや肉魚を一口食べる前に、他のものを2口か3口は食べるようにするのです。
     それは、食事といえば、ごはん(とりわけ白米飯、これがよくないときけば、パンやうどん)を主食として食べすぎたり、ご馳走といえば、肉魚卵などを食べすぎたりするのを防ぐためです。こうしたものは、ぜひ必要なのですが、とかく食べすぎる傾向があり、食べすぎると却って有害ともなるのです。青野菜その他が不足しておれば、なおさらです。
     事実、この頃の病人には、ごはんの食べすぎ、ご馳走の食べすぎの方が非常に多いのです。こうしたものを食べすぎると、せっかく青野菜を沢山食べても、とうてい追いつかず、また、そう沢山食べられもしないので、どうしても相対的にビタミンとミネラルが不足して、栄養に調和がとれなくなります。

    クスリではなく食物でからだに栄養をつける
     念のため第5に、もうひとこと付け加えておきましょう。
     毎日毎度の食事に、こんな工夫をしなくても、好きなものを好きなように食べておればよい、これが一番身につく、運悪く病気にかかったら、クスリを飲んだらよい、医者にかかればよい、と考える方があるかも知れません。これは、いうまでもなく全く乱暴な考え方で、だいたい運悪くいくことばかりでしょう。
     それから、嫌いな青野菜など、そうムリして食べなくても、まあ好きなものをおいしく食べて、不足する栄養素は栄養剤て補えばよかろう、いろいろ売り出されているから、と考える方があるかも知れません。ちょっと賢そうな考え方ですが、大きくマがぬけています。
     いったい栄養剤というものは、どんなに立派なものでも、しょせん人間の作ったもので、とうてい自然に作られた食物には、はるかに及びません。栄養剤にしても、その他のクスリにしても、病気の場合、応急的に使うものです。しかも、これは補助的な効果をはたすものであって、病気が治り、丈夫になるもとは、からだ自身の栄養なのです。そして、この栄養は、いつに毎日毎度とる食物にかかっているのです。
     「クスリヤより、ヤオヤへ」ということわざもある通りです。病気を治し、丈夫になるには、まずはさておき青野菜を沢山とり入れて、食物全体を改めることが大切です。そして、その上で、必要な場合だけ、それも医師の指導に従って、クスリを利用するようにしなければなりません。

      よくきくクスリほど副作用が強い
     なお、クスリというものに両刀の剱であって、よくきくものほど、反面、副作用が強いのです。クスリをのみすぎて、却って厄介な病気にかかった方が少なくないのです。
     丈夫になり、毎日はればれと働くには、まずもって毎日毎度の食物を、栄養上よく調和したものに改めることがカンジンです。それには、毎日毎度の食事に、必ず生の青野菜を沢山とりいれること、調理したものでもよいから青野菜や黄野菜を沢山とりいれること、その上、青汁を飲むこと、こうした工夫が、数ある工夫のうちで、最も手近で、最も確実で、最も安心です。
     こういうふうに工夫していくと、いつの間にか、からだがシンから丈夫になり、毎度の食事が、本当においしく楽しく、いただけるようになります。

    附記
     この稿は、毎月第3金曜日の夜 倉敷中央病院の古久賀会館で開かれている青汁教室で、遠藤先生がお話しになったことを、主題にそって、まとめたものです。


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4. コブラガエリ

    広島県 M.T. 

     36年夏「青汁の効用」を読み、手近にあった柿、ツタ、ドクダミなどの葉を青汁にして用いました。
     私は若い時、足部を負傷したのが原因か、または、生来シビレ脚気があったためか、足の裏がシビれ、かつ少し長く正座したり、又は「ノビ」や水泳すると「カラスナイ」(コブラガエリ)で困り、長年ビタミン剤を常用しておりました。
     柿やツタの葉は秋から入手出来ないので、ケールを栽培し愛用しています。お蔭で、青汁を始めて半年位して、試みにビタミン剤をやめてみましたところ、青汁を飲まぬ前は、ビタミン剤を止めれば、1週間か10日すれば「コブラガエリ」がするのですが、こんどは毎日たっても一度もやりませんので、ビタミン剤はそれなり止め、青汁1本にしてしまいました。
     足の裏のシビレもだんだん軽くなり、今日では指に残るだけとなりました。

     私の最近の青汁利用状況を御報告申し上げます。
     私が当所に入所しましたのは昨年10月18日であり、18人目でありました(現在45人満員)私は尾道に居た時から1年半も青汁を常用しお蔭で足裏の痺れも6―7分通りは回復し今一いきと云う処でしたから入所の翌日から土地を探し約30坪の土地を見つけました。
     当所は敷地約2,600坪で庭は大変広いのですが、本来此土地は戦時中は広大な陸軍病院のあった跡の一部に建てられたもで病院は広島に原爆投下後降り続いた豪雨の為め終戦直後の9月17日午后10時突然大山津波の為め一瞬にして病舍の大部分が海へ押し流され原爆に依る生き残り等も収容されて400人もの患者が居たそうですが直接間接に此津波で300余人(直接死者156)を出した処ですから敷地は殆んど山から流出した荒い真砂土と岩石で埋められ畠に出来る処は殆んどなく僅かな花壇をつくるのも遠方の水田の表土を買ってトラックで運び置土で僅かに花を植えている有様ですから畑等造る処は殆んどありませんが私は一番早く手をつけたので僅かに敷地の境に地山の出て居る処を見付け開墾することが出来ましたが之とて大変な労力を要しました。
     一方開墾のかたわら苗の育成を始めましたが、種子が1年で開花したものから採種したものですから5月頃には開花採葉不能となることを見越し1月に再び貴会に種子の御分譲をお願いし、之を2回に分け育苗しましたので現在38本旺盛な育成をし私一人では餘りますので摘葉の分譲をして居ります此人も私の採種した種子で苗を育成中で開墾もして居ります。
     又当所には永住者の外一時保護者の部屋もありますので之等の人の中には私のケール畑を見たり青汁の作り方を見たりして種の分譲を希望する人がありますので少しづつ分けて居ります。
    (筆者の略歴 明治26生70才、大正4高松農林学校卒、大正5―昭21台湾農業技術官吏 台湾拓殖KK員、昭和21引揚帰国)



5. 元気になった母

    福岡市 M.M. 

     先生からお便りを、今日か今日かと、学校帰りを楽しみにまっていました。
     たしか4月20日頃だと思います。学校から家に入ると、先生からのお便り。
     すぐ病院の母のところへ持って行き開いて見ました。すると中からご親切な贈り物。ほんとうに嬉しくて・・・・。
     早速青汁を母に朝夕してやりました。
     3日4日した頃から、毎朝、今日までも、骨おらずに、便が出るようになり、母はよろこんで、手を合せて泣いていまた。私も母が苦しんでいた時のことを思い、うれしさに泣いてしまいました。
     それからずっとつづけていますが、母はすごく元気になり、少しも疲れを見せません。
     母の病気は脳溢血だったと、後で聞いています。
     はじめ心配しておった親戚の方が、見舞にこられて、みな不思議がって帰りました。
     ほんとうに母は元気になり、今では病院の廊下で歩く稽古をしています。
     ふらふらもせず、頭も痛くなし、気分もすっきり。話もちゃんとできます。



6. 子供の夜尿

    愛知県 H.M. 

     まだ1ヶ月余りしか続けて居りませんが、子供(満4才)の夜尿も治り、主人も飲酒の後など飲むととくに気分がよいとよろこんでいます。



7. 健康で幸せな生活

    大村市 M.T. 

     お蔭様で家中健康に恵まれた明るい日々を過させていただいており、心から厚く御礼申上げます。
     昨年3月いただいたケールの種子をまき、ついで養鶏用のカンランをまきまして、現在は濃緑の美しい大きな葉を沢山茂らせております。今春は花も咲きそうで、よい種子をとりたいと思っています。
     子供たちは、長男(6才)は今春より小学校へ、次男は(4才)は幼稚園へ、それぞれ新しい人生への希望に胸をふくらませております。
     青汁を毎日与えているわけではありませんが(私の熱意の不足と反省していますが)、今冬は寒さにもめげず、風邪ひとつひかず、気候の変り目に苦しんだ喘息の発作は忘れたようにおこらず、たた時に咳が少し出たりすることと、長男の肥厚性鼻炎がまだ完治していないだけでございます。
     しかし、はげしいくしゃみも起らず、余程軽くなったように思えます。
     「青汁はいやだナ」など口ではいいますが、兄弟で競争で飲んでおります。

     はじめのうちは牛乳やカルピスなど加えましたが、今では何も加えない生のままが一番おいしいといっています。
     夏の間は氷を浮かして冷くしますと、にがみも感ぜず、一番のみよいと思いました。
     なお、夏のお八つには、美しいうす緑のキウリのジュース(氷を浮かすだけで何も加えない)を大いに利用し、その他自家製の梅ジュースも子供たちの好評を得まして、粉末ジュースなど市販の飲料を使わずにすませました。
     甘味料、色素、その他の添加物に恐れをいだいておりますので、危い食品を食卓にのせないようにつとめております。
     子供たちも、大好きなお菓子屋へ行っても、「これ大丈夫かナ、肝臓がはれるよ」など申しては、「買わない方がいいよ」と結論づけてくれます。
     日頃生野菜をパリパリ食べ、青汁を飲んだりしていますので、自然に食物をえらぶことが身について来たのではないかと、大変嬉しく思っております。
     健康なくらしは、まづくとも大変幸せなことだと思い、今後も青汁をつづけ生野菜を沢山食べ、幸せな生活をおくりたいと存じます。



8. 完全に治る

    水戸市 M.H. 

     約2ヶ年、毎日1合位の青汁を常用いたし、当年60才の主婦として、胃弱とふき出もので困って居りましたが、今日では全く完全に治ったように思います。



9. まちがっていた養生法

    大阪府 Y.Y. 

     小学4年生になる娘を1人もつ会社員の妻でございますが、家族が少いものですから、栄養食に十分注意をしていた心算でございましたが、かえって逆結果であったことが、いまわかりました。
     ビタミンA、B1、B2、カルシウム等、栄養の高いものは動物食にばかりあるのだと思い、野菜はニューヨークレタス、パセリ、セロリなど西洋野菜を生でつけ合すくらいで、果物は毎日欠かさないようにしておりましたが、菜っ葉などほとんど食べておりません。
     それに牛乳は3人で6本とっていますが、これもほとんど、沢山砂糖をつかい、コーヒーやココアにして飲み、そのまま飲んだことは、余程のどがかわいた時くらいです。
     常に食欲がないものですから、珍しい走り物ばかり買い、すっかり胃をこわしておりました。
     それに疲れた時に甘い物がよいと思い、毎日生菓子をコーヒーで食べました。
     40才をすぎたから内蔵が弱るだろうと思い、主人と2人でいろいろな栄養剤をテレビのコマーシャルそのままに丸飲みしていました。
     子供も、一人子で育て難く、野菜は殆んど食べませんので、毎日栄養剤(発育用)を飲まし、背丈ばかりのびて、案じておりました。
     早速、市場でアブラナ、ミズナなどを買い求め、念入りに洗い、ジューサーにかけると、みるみる青い汁が出来て、蜂蜜で加減してのみました。もう砂糖はやめています。
     今日で1週間ほどになりますが、通じがよく、顔色もよくなったようです。
     子供もお腹をすかして学校から帰るようになりました。



10. いつもいた回虫

    福井県 T.I. 

     私は過去10年、いつ検査いたしましても回虫のおらぬ時とてありませんでしたが、昨年3月青汁をはじめ、9月に検査いたしました時(2病院で検査)1匹の回虫もおらず、びっくりいたしました。正に夢かと思いました。



11. 長年のシッシン

     長年湿疹にて困っておりましたところ、今年4月青汁の話をおききして、早速はじめてみました。その後つづけて飲用しておりますうちに、湿疹もなおり、気持のよい毎日をすごせるようになりました。
     その他からだの調子もよく、家族のものも、飲んだ日と飲まない日の相違に気づき出し、一同よろこんで飲用するようになりました。それより胃腸の具合が非常によく、3年まえに大腸炎をわずらい、一時はもうだめかとおもいましたが、日1日と快方に向い、すっかり元気になりました。
     以前は、一日中仕事をつづけると、夕方にはぐったりと疲れ、何をするにも憶怯になったものですが、今では少々の夜業など平気です。



12. 「健康と青汁」紙上でお答え下さい ケールの青虫

    東京都 Y.A. 

     ケールの青虫が素晴しく成長したのを見て、これは食料にならぬかと考えました。体を裂いてみると青汁が殆んどです。もっともこれを主食するのはイカモノ食いの猛者でなくてはかなわぬ所でしょうが、栄養価(?)の点は如何でしょうか?
     大阪市立自然科学博物館の筒井館長が、マツケムシを食う事を研究され、その味美味にして栄養価は七面鳥に匹敵すと書いている(文芸春秋6月号)のを読み、青虫生食の連想をした次第です。毎朝、つぶす代りに塩をかけてムシャムシャ食う・・・・と考えただけでもゾッと愉快になるではありませんか。この妄想を実現する勇者はいませんかな・・・・・


     大変結構です。
     佃煮はいかがでしょう。すばらしい栄養食品です。



13. 蓄膿、肩こり、水虫

    埼玉県 T.K. 

     長年主人は蓄膿で(2回手術)苦しんでおりました。私は低血圧(85〜52)で、病院へ通いどおしでした。肩はこる、方々が痛む。ちょうど年が年で(43才)あるだけに、そのたびに癌ではないかしら、と一人で病名をつくっていました。「青汁の効用」を読んで、その日からやってみました。
     庭も広いので、小松菜、大根もだいぶのびて、まだ一度しか消毒しておりませんでしたので幸せでした。20日間夫婦2人で、朝晩2合づつ飲んでいましたら、始めて間もなくから、肩こり、方々の痛みも前々なくなり、主人の蓄膿は特有のいやな臭みもなくなったようです。
     それに私の水虫も殆んど出ません。毎月3回位は薬をぬっておりましたが。八百屋から買って来た大根葉の青汁を主人にのませましたところ、ジンマシンが出ましたので、やめました。
     6種類ばかり野菜をつくっておりますが、全部ひきぬいて、小松菜、大根を播こうかと考えております。今ちょうど小松菜、大根も品切れになりましたので、抹茶で青汁の代用をしております。



14. 高血圧が1週間で

    岡山県 K.H. 

     最近、私の部落内のお百姓の55才位の婦人が、高血圧で頭が悪くて、医者にかかって2ヶ月以上、注射だ薬だといっても、少しも効き目なく、勿論仕事など出来ず苦しんでいられたので、青汁の説明をしまして、1週間で必ず効く筈だからといったら、実行して、私のいった通り1週間位で感謝に来てくれました。
     そして、10日位から農仕事にかかるようになり、今日では元のように元気になって喜んでいます。



15. 緑の生活の歓び

    鴨井 H.K. 

    この世が冷たいからと云って
    運命が暗いからと云って
    また、生命が短いからと云って
    それに腹をたてまい
    それを歎くまい
    そんな事は悲しむまい

    信じることのみが・・・・
    自分を幸福にするのだと考えなおそう

    もっと青葉の汁を飲もう
    もっと青葉を喰べよう
    ときには・・・青葉の風呂に身体を温めよう

    "大自然の恵みをこの身体のすみずみに
    しみ通らせるのだ"

    街のどんまんなかに居ながらも
    樹木にかこまれたこの心
    毎日・・・青葉の血を飲む
    毎日・・・青葉の肉を喰べる

    肌は生き生き若がえってきた
    もりもり元気が湧いてきた

    貴君よ 貴女よ
    砂漠に行き迷っている人のように
    あなたが・・・・
    健康について思案に暮れているならば
    まちがった食生活を変えなさい
    そこに救いの手が待っている

    青汁博士が・・・・
    声を大きくして叫けばれていることは
    "自然にかえれ"のこの言葉
    バランスのとれた食事をすることだ
    さあ!! 青葉の生命を飲みたまえ
    さあ!! 青葉の生命を喰べたまえ
    また、青葉の風呂で身体を温めたまえ

    正しい自然な生活になり切ったなら
    歓びの毎日が訪れるのだ

    この世の冷たさなぞは・・・
    運命の暗さなぞは・・・・・・・
    また、生命の短さなぞは・・・・
    緑の生活の歓びが、消してしまう

                   完



16.質問箱:桑の葉は

    京都府 T. 

     問
     桑の葉はのんでもよろしいか。
               
     答
     桑の葉はなかなか成分のよいもののようです。
     しかし青汁にしては、まるでトロロのようにねばるので、ちょっと飲みづらいものです。もっともトロロ飯のようにご飯にかけて食べるのも一法かも知れませんが。








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