健康と青汁タイトル小 <1963年12月15日発行 第88号>
 目次




1. 歯固め

     医学博士 遠藤 仁郎 

     歯の鍛錬法として、昔の人は、「歯を叩く」とか、「歯木をかむ」とかいうことをすすめています。「歯を叩く」というのは、歯をかみ合わすことで、

         養生訓(貝原益軒)には
          「歯はしばしば叩くによし。歯をかたくし、虫ばまず」
           抱朴子には
            「牢歯の法、旦朝、歯を建くこと三百下、良しとなす」
           などとあります。

         また、「歯木をかむ」というのは、古くから増堂で行われていたことで、

           金光明最勝王経に
            「晨朝の時に於て、先づ歯木を噛み云々」
           と出ています。
             その材料には、苦渋辛竦なる者を佳しとす、
           とあるのでクロモジが用いられたり、菩薩の護持するもので、天魔鬼魅を防ぐ、というので、桑の木が用いられたということです。
           これを朝ごとに噛んだ。そして、その噛み口を、今のブラシのように使って歯の掃除したのですが、歯の運動によって歯肉や歯をささえている骨部を刺戟して、歯を強固にすることに役立ったにちがいありません。いまの歯科の方で、歯ブラシは硬いものがよいとされているのも、同じ理由からでしょう。

         ですから「歯を叩く」文字どおりに歯や歯肉を指でたたいてもよいわけですし、かたい食べ物をよくかんで食べるのも、同じ理窟です。むかしから「歯固め」といって、正月や7月に餅や栗、豆、昆布、スルメ、などを食べるならわしがあります。

            「歯は齢の意で、もとは年の始めに、歯にこたへる物を食べて齢を固める祝い事とした」

          と、足立氏の日本食物史にあるように、歯を強くして、健康長寿を祝い願ったものです。

         かたい食物をよくかんで食べていた原始人や自然生活者の歯が丈夫だったのは、かたい線維をかむことで十分の運動があたえられたこと。また同時に歯の掃除もできていたこと。そして、そうした粗食が栄養的には、むしろすぐれていたこと、をおしえるものだ、とみてよいでしょう。

         現代人、ことに子供たちに歯の悪いものが非常に多いこと、また、その予防法としていろいろのことが企てられていることもよく知られていますが、ただ歯みがき運動だけでなく、もっと積極的の強健法を講ずべきでしょう。
         それには、まず、幼いときから、もっと固いものをよくかんで食べる癖をつけることです。
         そして食物全体としての完全化、ことに自然化をはかることです。
         いまの子供たちの栄養そのものも、その道の大家の指導に拘らず、随分とまちがっているようですが、さらに考慮を要するのは、子供たちの間食の菓子です。
         添加されている薬品、人工甘味、色素などの害は措くとしても、糖分過剰とビタミンとの不均衡による栄養上の不利益。
         また粘着性の強いもの(とくにウ歯発生に関係がふかいといわれる)の多いこともさることながら、もっと注目すべきはかむことが殆んどなくなってしまっていることではないでしょうか。
         それでは、「チウインガムがよかろう」ですが、なるほどこれは、歯の掃除にはよいかも知れませんが、運動という点では、これとても、もひとつ、どうも大した期待はかけられそうもないようです。
         やはり、私どもが子供の頃たべたような、かたい炒り豆(ソラ豆、大豆など)、かち栗、昆布、かんころ、するめ、などにしたほうが、ずっとマシだと私は思います。
         といって、歯の弱いものや悪いものが、あまり気張ってかち栗など食ってはなりません。先年、まだ私の母が生きていた頃のことです。
         久しぶりに郷里に帰り、炬燵にあたって四方山の物語りなどして子供心になり、「おまえの好物だから」と出されたかち栗を、調子にのって噛みしめていましたが、力を入れた途端に、「バリッ」とばかり、大切な奥歯を一つ見事にかみ破ってしまい、「やっぱし年は争えぬ」とつくづく感じたことでした。
         全くとんだ歯固めをやったものです。冬が来ると、いつも、このことが思い出されます。



      2. 青汁教室
      前号参照クリック

         友成 左近 

        青汁を飲んでみたが効き目がなかったというのは(下)

        青汁がうすい場合
         第四に、毎日1合以上のんでいる、といっても、この青汁がうすい場合です。
         青汁は、初めて飲むときには、少々のみずらい(といわれる)ので、水その他いろいろな飲み物でうすめる場合があります。また、ミキサーで作れば、どうしても、うすくなります。こうしたものは、たとえ1合でも、栄養価が低く、容易に効き目がでないのは当然です。
         とにかく、生地で1合以上あること、もとの青野菜が少なくとも200g以上あることが大切です。

        材料が栄養価の高い青野菜でない場合
         第五に、材料200g、生地で1合といっても、それがケールその他、栄養価の高い、本当の青野菜でない場合です。
         ひとくちに青野菜といっても、いろいろあります。広く青汁に使われているケール、COなどや、カキハダイコン葉、カブ葉、ニンジン葉、パセリ、シソ葉、コマツ菜などであれば大丈夫ですが、ホウレン草、レタスなどとなると、かなり劣ってきます。
         キャベツでも、外側の緑色の濃いところで、普通は捨てるものであれば大丈夫ですが、内側の黄色や白いところは、青野菜ではなく、栄養価は著しく劣ってきます。
         シャクシ菜のように、緑色のところが少しで、白いジクの多いのも同様です。キウリのように外側だけ緑色であるのや白菜のようなものも同様です。とにかく、緑色が濃く、中味まで緑色であるのが、本当の青野菜です。
         なお、ダイコン葉、ヨモギなどの青汁は、刺戟が強いので、うすめなければ、飲みにくいし、また、時に副作用を起こします。
         ホウレン草など蓚酸の多いものの青汁は、時に腎臓結石を起こすことがあります。ともに、これだけを、青汁として常用しない方が賢明です。

        病気が重い場合
         第六に、重い病気にかかっている場合です。こんな場合は、もともと栄養状態が悪く、その上、栄養素の消耗がはげしいので、毎日1合といった程度では、容易に追いつかないわけです。
         また、ワラをもつかむ思いで、青汁を飲んでみようとするわけですが、青汁は別に特効薬でも万能薬でもないので、オイソレとは効き目がでないわけです。
         けれども、病気を治療する場合、食べ物にかたよりがあり、とりわけ野菜果物が少ないと、栄養状態が悪く、なかなか治りません。
         が、青汁を、毎日1合といわず、2合3合と沢山のんで、栄養状態がよくなってくると、薬がよくきき、意外に早く治ります。すっきりと治ります。

        体が大きいか労働がはげしい場合
         第七に、毎日1合のんでいても、体が人並はずれて大きい場合や、毎日の労働がはげしい場合です。
         わたしたちは、毎日、食物で栄養をとり、これを消費して、体の健康を保ち、労働や運動をしているのです。
         そして、この栄養素の摂取と消費は、極めて微妙ではありますが、ある程度まで、金銭の出納のように、計算できるのです。
         で、体が人並はずれて大きいとか、毎日の労働がはげしい場合は、それだけ沢山、栄養素が必要です。
         ところが、こんな場合、とかく、ごはん(あるいは肉魚ときに砂糖)の方を、人並以上に食べるようです。
         それで、毎日1合では、とうてい追いつかず、容易に効き目が出ないわけです。

        生活が不節制であるかノイローゼである場合
         第八に、生活全般が著しく不節制である場合や、ノイローゼで体の故障を訴えている場合です。
         食物が健康のもとであるとはいっても、これだけで健康が保てるものではありません。夜ふかしをつづけたり、大酒を飲んだり、メチャクチャに食べたり、ムリな労働や運動をしたり、その他いろいろ不節制であれば、当然、体に故障が起こります。
         これを改めずに、青汁だけに注文しても、そうは問屋がおろしません。が、おいしくはないが、青汁を飲んで丈夫になろうと、心を入れかえるキッカケにすれば、青汁は大いに役立ちます。
         また、他に大きな心配ごとがあれば、やはり体に故障がでます。こんな場合も同様です。が、厄介なのは、ノイローゼです。これは、もともと病気ではないのに、胃が悪い、心臓が悪い、頭が重いと、いろいろ故障を訴えているのです。
         そして、時には、ある程度、故障も起こしてきているのです。こんな場合、ノイローゼの方を治さなければ、どんなに青汁を飲んでも、効き目はでてきません。が、青汁で治る、青汁で治す、という信念をもったら、治っていくキッカケになるでしょう。

        安全清浄野菜であること
         その他いろいろな場合があるでしょうが、最後に、ぜひつけ加えておきたいのは、青汁材料が、農薬や下肥を使わずに、安全清浄栽培したものでなければならない、ということです。
         でないと、せっかく青汁を飲んで丈夫になり始めても、こんどは、農薬による、慢性中毒とか寄生虫に犯されることがあります。このうち、農薬による中毒は、いろいろ厄介な病気のもととなります。その他、野菜果物を中性洗剤で洗うのも、人工添加物(甘味料、着色料、防腐剤、漂白剤)のはいった食物をとるのも、同様です。

        付記
        倉敷では、毎月第3金曜日の午后7時から2時間、倉敷中央病院構内の古久賀会舘で、公開の青汁教室が催されています。この記事は、ここで遠藤先生その他の出席者がお話しになったことの一端です。



      3. 主張

         ある日、自ら私設外交官を以て任じているという若い外国航路の船員さんが乗り合わせて、いいました。内地の乗物にのって一番不愉快なのは、狸ねいりしたり、荷物や子供で席をとって、立っている人がいるのに、知らぬふりをしている人の多いことです。
         それから、折角席を譲ろうとしても、なかなか座ってもらえないことです。
         外国では、立っている人があれば、みんな快く席をあけます。そして席を譲れば、たとえすぐ降りる人でも、よろこんで座り、ていねいに礼をいってゆきます。
         これが乗物のエチケットじゃないでしょうか。日本の人も、もっとお互に親切であってほしいし、もっとすなおであってほしいと思います、と。



      4. 成人病の実体わかる(厚生省の基礎調査)

         成人病の早期発見と治療を推進する資料となる厚生省の初の「成人病基礎調査」が9日まとまった。
         この調査報告は

        1. 40歳以上の男女は3・4人に一人の割り合いで血圧が高く、精密検査を受ける必要がある。
        2. 40歳以上では230万人の心臓疾患者がいる

         −として早期治療の必要を警告している。
         同省は、この調査で明らかになった成人病の実体を参考に、今後成人の集団検診、療養指導などの対策を検討する。



      5. 三・四人に一人高血圧 心臓疾患二百三十万人も

         この調査はここ数年、平均寿命の伸びとともに、成人病の死亡が増加、なかでも血管損傷や心臓疾患が結核をしのいで大きな割り合いを占めているので同省が早期発見と治療に役立てようと2年がかりでまとめたもの。
         調査対象は36年には全国300地区から30歳以上の2万8千人、37年には114地区から40歳以上の7,141人をそれぞれ選び、高血圧、心臓病などの症状を調査し、その結果から全国推計を出した。
        【高血圧】 こんどの調べで男女間に血圧の差はないことがはっきりした。高年者ほど血圧は高く、なかでも医者の精密検査を必要とする人は、40歳以上の人で807万人(全国推計)に上っている。
         40歳以上の人口は訳2,700万人だから3・4人に一人は要診断者という計算だ。このうち60歳以上の人が39%、50歳台27%、40歳台14%と、高年齢に従って高血圧の“赤信号”が出ている。
        【心臓疾患】 医者の治療または経過を観察する要注意者は、40歳以上の人で230万人(全国推計)いることがわかった。また息切れや胸の圧迫感などの自覚症状がなくても心臓異常がみられ、とくに高年者層に多かった。
        【血圧と心電図】 心電図で異常が発見されるもののうち、頭痛、肩こり、耳鳴り、目まい、ことばのもつれなどの症状がある人は、血圧も高かった。
        【眼底の異常】 8,895人が受診したが、うち3%は医者の治療を受ける重症者だった。いずれも最大、最小の血圧が高い人や高年者層に多かった。



      6. 二人の青汁信者

        新潟県 K.H. 

         それから一年後の今、ようやく二人の愛飲者がでてきました。一人は私の老父(77才)でございます。1年余りも心臓と高血圧で病院通いをしていましたが、今春4月の下旬頃から私のすすめに心よく応じて飲みだしました。
         それから10日程すぎた日に病院に行きましたら、お医者さまが、「脉が大変よくなった」と言われたそうで、とても喜んで帰ってきました。血圧も下りました。まだ目まいがとれませんが、青汁を続けて飲んでおればやがては癒えるものと期待をかけております。
         もう一人の婦人は、一昨年、胃の手術をしたのですけれど、全く半病人と同じく、毎日暗い顔をしていましたが、ようやく青汁を飲む気になり、もう始めてから1ヶ月余になりました。この頃では、リウマチの痛みも少しづつとれて、洗濯もできるようになり、荒らしていた庭も耕してみたいと申しますので、いま私どもの畑で実っているケールの種子をわけてあげることにいたしました。
         私は、便秘を治したいと、今は毎日2合は欠かさずに飲んでいますが、心よく通じがありません。青い生野菜の食べ方が少いせいもあると思い、この頃ではしぼりかすも少しづつ食べるように心がけています。



      7. 天罰てきめん

        姫路市 M.T. 

         一昨年の35年3月痔瘻を患い、10日余り便通はありません。あの痛み、苦しみは、今も忘れることができません。注射をうけた後、30分程は楽ですが、すぐ痛み、夜となく昼となく痛みました。
         鶏卵の黄味を黒焼してとった油をつけるとよいと聞いて、患部につけました所、本当に楽になり、とりかえとりかえしていると、何とも知れない臭い膿が出て来て楽になりました。
         のち胸部に変化があることがわかり、入院してその治療もうけました。楽な仕事はよかろうと退院しましたが、家ではどうしても無理をする、すぐ風邪をひくという具合で困っていました。
         新聞や療養本などをよんではいろいろの栄養剤たとえばポポンS、アリナミン、グロンサン、消化薬と試みましたが、私の体にあいません。
         そのときグリンジュースが目につき、これこそ人間本来の良薬と信じて、熱心に1日に3合−5合いただきました。
         家族のものは「三日坊主だ」とわらっていましたが、お蔭は現われて来ました。風邪をひかなくなったこと、朝起きが楽になったこと、便通がたくさん出るようになった。
         余り疲れなくなった。今年は親類の稲秋を手伝った。これひとえに青汁のお蔭と喜んでいます。
         余程よくなって来ると、青汁が3日に1回、週に1回となり、今では青物が品切れ、12月半より休んでいます。
         天罰てきめん。中旬頃より喘息、ジンマシンと神経痛が出て難儀をしています。こんなに違うものかと今さらながら反省しています。



      8. 高血圧症

        奈良県 K.Y. 

         高血圧のため、種々苦労を重ね、いろいろと医師の診断をうけたり、新聞雑誌などの広告の薬品を購入して養生をやっている者でございます。
         ある友人より「健康と青汁」をいただき、種々読ませていただき、早速と青汁をつくり、毎日欠かさず飲んでおります。
         最近にいたり、人様より非常に血色がよくなったと申され、なお医師よりは、だんだんと血圧も安定して来たと申されるので、非常によろこんでおります。

        (37・6・28)



      9. 魚の目がとれた

        宇都宮市 T.S. 

         青汁飲用後2ヶ年たちました。さいわい血圧も平常になり、胃腸も整い、老斑も数少くなり、その上、なんと、長年気にしていた魚の目がとれました。
         医者にスピール膏をはってもらっても、断じてとれないものでしたので、あきらめていましたが、1合程のんだのでは、ますます数増えますのに、3合近く毎日続けましたところ、1ヶ月目から、小刀でこそげ取るように、上皮から少しづつはがれて、なくなりました。
         これには本当に喜びでございました。



      10. 唯一人元気で

        東京 T.S. 

         おかげ様にて流感もかるく終り、私ごときは、いかなる時ものがれることの出来ない体ですが、唯一人、なんのことなく元気ですごすことが出来ました。余りのうれしさに一言お礼のお便りと思いまして。



      11. 血圧下る

        新潟市 N.A. 

         27才の主婦ですが、3年前子供が生れてから血圧は160にも上り、色々と医者の薬もきかず、この青汁を飲んでから、大変からだのぐあいもよく、血圧は130にも下りましたので感謝しております。

        (37・3・27)



      12. 胃潰瘍全治

        岐阜県 K.I. 

         2年前の夏に、高血圧と胃潰瘍をやり、その後胃の調子が非常に悪く、また頭痛がして、十二貫までやせましたが、青汁を飲むようになりまして、約10ヶ月の現在、胃の調子は完全になおり、高血圧も140程でからだの調子が大変よろしく、体重もジリジリと増し十三貫二百程です。



      13. 小児喘息

        三重県 E.N. 

         連日青汁飲用のおかげで、娘の小児喘息も、発作が出なくなり、この寒さにもめげず、毎日、元気に過しております。
         息子のアレルギー性湿疹の方は、青汁を飲む量が少なく、ミルクが多いので、まだ顔中に出ておりますが、そのうちにはと期待いたしております。
         この寒さと山の近くなので雪が多く材料が少くて困ります。土地を少し借りましたのでケールをまきたいと思います。



      14. 困りはてていた肝臓病

        児島郡 K.H. 

         私は2年余の肝臓病で困りはてていましたところ、青汁を始めまして(薬は中止)、10日くらいで効果があらわれまして、以来、4ヶ月程続けていますが、今では殆んどもとの健康状態にかえり、よろこびにひたっています。
         私の病苦が大きかったために、今日の喜びも一層大きいのです。町内の方々にすすめて多数の人が助っています。
         お医者の兄さんで、あらゆる薬を用いてもよくならなかった人が青汁で救われて、本当に喜んでいます。



      15. 質問箱

        尾道 N. 

         問
         高血圧や動脉硬化に砂糖はどうでしょうか。

         答
         過ぎてはいけません。高血圧や動脉硬化は不完全食の食べ過ぎの病気です。三度の食はたとえ完全でも、糖分が多くなると、結果として不完全になります。
         それは、菓子や糖分は主として熱量源であり、結局主食ばかり多く食べることになるからです。
         しかも、菓子はまだ形があるが、つけ味の砂糖は目に見えない熱量源ですから特に注意が肝要です。
         なお菓子にはいろいろの添加物があり、その害も加わります。



       コラム紹介

        成の必ず敗るるを知らば、
        則ち成を求むるの心、
        必ずしも太だ堅からず。
        生の必ず死するを知らば、
        則ち生を保つの道、
        必ずしも過労せず。

        (菜根譚)



        夫れ百病の始生する所の者は必ず
        燥湿、寒暑、風雨、陰陽、喜怒、飲食、居処に起る
        霊枢 



        心の旅
        深山 旅愁 
        ながい ながい旅だ
        この人生の道すがら
        歩を止めて
        路傍の石に腰をおろした

        死後・・・・・・
        自分の墓に
        一本の線香しかくゆらなかったら
        どんなに淋しいことだろう
        多くの人に愛されることの幸福
        これから先の心の旅では
        多くの人に愛されたい
        愛されるようにつとめよう
        あの太陽のような暖さを
        あの月のような清らかさを
        あの星のようなやさしさを
        いつも持っていよう・・・・・・

        ながい ながい旅だ
        腰を浮かすと
        また歩きはじめた
        これから先の人生の道を
        とぼとぼと歩きだした





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