健康と青汁タイトル小 <1963年3月15日発行 第79号>
 目次




1. エンサイ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     青汁のことで本草綱目をしらべていた時、はじめて「雍菜」という字に出くわしました。
     それには「コウサイ」と読みがながついており、「鉤吻(ツタウルシ)の毒を解するに煮て食ひ、また生で擣き服す」とか、「擣汁を酒に和し服すれば産難を治す」などと出ていました。
     ついぞ聞いたことのない名なので、少し気がかりでしたが、ともかくと、ぬき出した記憶があります。
     その後、いつも気になっていながら、雑用にまぎれて、そのままになっていたところ、一昨年の夏の初めころだったでしょうか。宮崎県日南市の小弥太郎サボテン公園にいられる渡辺忠夫氏から、

    「これは甕菜(エンサイ)、和名アサガオナ、マレー語でカンコンという南方産の菜の種子です。台湾から引揚げの時もちかえりました。4−5月ごろ播くと、7・8・9月の頃、蔓性の茎葉をよく繁らせます。青汁の材料にどうでしょうか。お役に立てばおつかい下さい。また南方の思い出とともに8月15日の終戦記念日に召し上っていただくことを希います。」

     という書面とともに、アサガオによく似た種子がおくられました。
     早速、庭の畑におろし、知人のいく人かにもわかって試作してもらいました。
     間もなく、細い針のような芽が出て来ました。
     しかし、その夏はひどいひでり続きだったので、のびがわるく、8月15日が来ても、とても食べられそうもありません。
     渡辺氏の折角のご好意に添えないのはまことに残念であり、また心苦しかったのですが、それにしても、おかしいことだナ、と不審に思っているうちに、それから数日後、ひょっこり、当の渡辺氏が来訪されました。
     その由を告げわびると、氏は私の畑を見られて、
     「学名Ipomoea aquatica,Forsk.の示す通り水がないと、うまくゆきません」
     とのこと。(aquaticaは水を好む意)これには、まさに冷汗三斗の思いでしたが、つくり方の指示に忠実でなかった私の愚かさ、不注意を心から恥らいつつ、十分に水を施し、しき草を厚くして乾燥を防いだところ、なる程のびる、のびる。
     どんどん枝わかれし、ニュウニュウと四方に匍い出して行く。
     その成長ぶりには、ただあきれるばかり。葉もずっと大型になりました。
     ヒルガオ科なので、葉の形はやや長めですが、同じ科のサツマイモによく似ています。
     葉質の軟いことも、切口から白い乳状の液の出ることも同じですし、味わいも少しねばりのあることも全く同じです。
     そして、生でも食べられるし青汁にもなります。
     油いため、汁の実にもよろしい。南方では藁苞にはさんで池の中に投げこんでおくそうで、茎が中空なので、繁茂しても沈ます、池の面に浮んでいるといいます。
     (甕で試してみましたが、これはダメでした――蚊がわいて困りはてて)。
     水湿地を好むのですから水辺または湿気のあるところにつくれば、夏の早天にも盛んに繁茂します。
     節々から発根し、つき易いので挿芽でふやすことも出来ますから、夏の野菜不足のさいの緑菜源としてまことに重宝なものです。
     晩秋になってアサガオそっくりの白い花がつきました。
     しかし期待していた種子はついに実りませんでした(渡辺氏からも、気候の関係上無理でしょう、とのことでした)。
     なお花がつきだすと味が落ちるので、南方では、そうなればもう食べないということですが、私は結構おいしいと思いました。
     渡辺氏も、そう願っていられるのですが、何とかこれも日本国中へゆきわたらせたいものです。
     種子は渡辺氏にお願いすれば譲っていただけるかと思いますが、横浜の華僑の方に聞いたところでは、横浜ではこの菜が市販されているそうですから、種子もあるいはあるかも知れません。



2. 私の主張

    現在市販の飲食品には有害な人工色素、人工甘味、その他種々の薬剤類などの添加されてないもの、あるいは農薬のかかっていないものは殆んどないといっていい状態です。
    同憂の士をつのって「純正安全食品の会」をつくりこういう危険な飲食品は、一切ボイコットしてしまいたいものです。
    大和の五条市では、梁瀬先生を中心とする「健康を守る会」が農場を経営し、安全(清浄無毒)野菜果物を全員に頒っています。
    私どものところでは、青汁材料は以前から安全なものがありましたが、昨秋から、小規模ながら、一般野菜の安全栽培が、ようやくその緒につきました。

    (遠藤)



3. 私の健康法

    平戸市 I.N. 

     私は多年、煙草がきらいなので、休憩中は、知らず知らずのうち木や、草の葉を口に入れては噛み居るうちに、自然に色々の葉の味を知り、近頃、仕事中、かわくと葉をよく噛みしめ汁をのみこみカスを吐き出す、ということをやっていましたが先生の、著書によって、多年、お医者様にもご厄介にならず、風邪一つかかりませず、元気で、余り疲れませんのも、うなづかれました。

    (36・10・30)



4. 青汁は有毒でない(2)
前号参照クリック

    医学博士 K.T. 

    ○井沢凡人氏 青汁の登場を心から喜ぶ一人である。
     そもそも青汁飲用者が今日のごとく盛になったのは、現代の食品が、自然というものに反抗している傾向すなわち食品の反自然化に反対して起こっていると見るべきで、つまり現代人は欠陥食と偏食とに陥っているから、この欠陥と偏(かたより)を現代食生活中から感じとった人々が青汁という自然の中に何かを求めたので至極当然の成り行きと見るべきである。
     と述べて井沢氏は30余年来青汁飲用者の70余才の老人の例を挙げた。
     つまり井沢氏は人間の文化というものは自然を破壊することであるから、その人間に自然に対する郷愁を覚える心が湧く。
     青汁愛用もその一つの現れであると云われるのである。
     かように青汁愛用の心理的過程を説明されることに私(竹内)は頷くものである。
     実は私の青汁愛用の理由の一に『生(なま)のものを飲食することのよさ』がある。
     これらが氏と相通ずるからでもある。
     また井沢さんは青汁の商品化を嫌って居られるが、この点は私も至極同感である。
     商人の手を経る商品となると、いろいろな点で自然の青汁から遠ざかって行くに相違ないからである。
    (井沢氏は医学博士・薬事日報第3058号・青汁の功罪)
    ○渡辺正義氏 ジュースならなんでも結構で、青野菜にかぎらず、リンゴ、ニンジン何でも高血圧や胃腸病の患者にも奨励して好結果を得ている。
     「青汁有毒」などという「毒」という言葉は重大だと思う。
    (渡辺氏は医学博士・東京報徳診療所長)
    ○斎藤文雄氏 青汁をとくに毒とは思わないが生野菜が必要なら、ふつうにたくさん食べればよい。
     歯があるのだから、つぶして飲まなくてもよい。と云われるのであるが、私(竹内)はいう青汁として飲むだけの量に匹敵する生野菜の量を噛むというのは大した努力だが、それよりも人間の胃の容積から見て到底この生野菜量を入れ切れるものではない。
    (斎藤氏は聖路加病院小児科部長・医博)
    ○鴨谷亮一氏 高血圧によく効いたというのがその通りであろう。
     生野菜はからだによいし、その汁がよいのも当然、とくに高血圧の病人はミネラルの中に含まれているカリウムが欠乏している場合が多く、そのため野菜や果物を多くとるのは非常によい。
     ただ腎臓病から尿毒症を起こすおそれのある患者にはカリウム中毒ということもあるから注意なさいと云われる。
    (鴨谷氏は国立東京第一病院高血圧センター主任・医博)
    ○岩尾裕之氏 青汁がきいたと思う、そのムードが大事で、心配しながら飲んでは身にならない。
     このムードは非科学的なことではない。
     蓚酸でさわがれたホウレン草にしてもふつう食べいるていどならどうと云うことはない。
     アクが毒というけれどその程度ならよい。
     要するに心理的な要素が非常に影響すると述べていられる。
     私(竹内)は思うに、ムードは必要ではあるがそれに重きをおきすぎてはいけない。
     おいしいと思って食べたときに栄養になるということは嘘ではないが、おいしくないと思って食べたときにも栄養になることは医学的には立派に証明されている。
     それだから、青汁はおいしくない。だから栄養にならないと云う理論は成り立たない。
     事実がこれを許さないのである。
     もしおいしいと思って食べないと栄養にならないなら、偏食者の取扱いはできないであろう。
     あれは好きこれはきらいと食物に好ききらいの多い人は身体も痩せ病気にもかかりやすい。
     こういう偏食者に、いろいろな方法で、いやだきらいだという飲食物を食べさせると、結構立派に栄養がついて、偏食も治るという実例は沢山有る。
    (岩尾氏は国立栄養研究所応用食品部長)
    ○杉靖三郎氏  ジュース類が好きでよく飲んでいる。
     なにもジュースでなくてはならないわけではない。
     野菜六分の肉四分という割合が人間に適した食べ方である。
     ジュースには料理に向かないクズも使えるのが便利である。
     栄養というものは、食べて消化してからだの中でどうなるかが大切なので、それ自体をいちいち分析して毒性があると心配していたのでは何も食べられない。
     という杉氏の説には私は同感である。
     食べて見てどうなったかが必要なので、食べたらどうなるだろうは机上論である。
     所詮空論にしか過ぎない。
    (杉氏は東大教養学部教授・生理学・医博)
     この外にもいろいろの説を発表している方が多いと思うが青汁綜説を書くつもりはないから擱筆するが、ほんとうに批判しようと思うなら(無理にコジつけて青汁をけなし自家の何かを売り込もうというような商人根性のないかぎり)真面目な学術的論拠をもって物を云うべきであることを操り返えし述べたいのである。


5. 青汁教室(2)ガンができるのは

    ガンができるのは
     高血圧と共に、ひと年とって気がかりになるのは、ガンですが・・・。
     最近では、ガンが、高血圧・脳卒中についで、死亡原因の第2位となっていますし、どちらも、ひと年とってかかる病気です。で、どこか体の故障がつづいたり、病気が思うように治っていかないと、ガンではないかと心配するのも、ムリからぬことです。
     けれども青野菜・青汁を平素十分とり、その他の食べ物にも気をつけておれば、そう心配しなくてもよいでしょう。

    ガンという病気
     ガンは、結核と同様に、体のどこにでもできるし、初期では自覚症状がごく軽いので、自分では気がつかないうちに、すすんでいることが多いのです。
     その上結核とちがって、早期に発見する手軽な方法がまだ発達していないし、これといった特効薬もまだないようです。
     それに、あまりすすまないうちに、外科手術をしたり、レントゲンやコバルトなどの放射能で治療をすれば、だいたい治るのですが、手おくれになると、生命にかかわることがあり、まことに厄介なものです。

    ガンのできる原因
     ところが、ガンのできる原因は、まだはっきりしていないのですが、ある種の刺戟によってできるという説と、ある種のビールスによってできるという説があります。
     ビールスというのは、スヤキの鉢でも通っていく、ごく小さい細菌で、カゼの病原菌もビールスです。
     ガンをつくるビールス、どんな種類のものか、まだはっきりしていません。刺戟となるものには、全く物理的なものもあるようですが、また、例えば胃炎や胃潰瘍が長引いていると胃ガンができることがあるように、体のどこかにできた炎症や潰瘍も、ガンをつくる刺激となります。
     さらに、タバコの煙や、市販食品に使われている人工色素や人工甘味(とくにズルチン)なども発ガン刺激となります。
     最近の研究では胃なら胃と、体のどこかにこうした刺激が続き、そこに、ある種のビールスがつき、それに栄養不良や抵抗力の低下その他の悪条件が加わって、ガンができるのではあるまいか、といわれています。

    発ガン刺激をのぞく栄養状態をよくする
     そこで、現在ではまだ、このビールスを防ぐ特効薬とかワクチンといった直接的なきめ手がないので、刺激となるものを取り除くと共に、栄養状態をよくして体の抵抗力を高め、ビールスをやっつけて、ガンができないようにする以外に妙手がないのです。
     が実は、これが最も根本的で効果的な予防法です。
     こうすれば、ガンだけでなく、肝臓、腎臓、心臓その他厄介な病気を防ぐのにも大いに役立ちます。
     またもしガンができても、治療がし易くなるし、全治しなくても軽快して、そのまま持ちこたえることができます。

    必ず安全食品を
     栄養状態をよくするにはこれまで度々申しました通り、青野菜・青汁を沢山に米麦・肉魚をほどほどに、菓子・砂糖は思いきり控えて、ということです。
     ところで、この青野菜と青汁材料は、下肥だけでなく、危険な農薬を一切使っていない清浄安全なものでなければなりません。
     その他の食品も、発ガン刺激を含んでいない安全食品であることが大切です。
     が、厄介なのは市販食品です。
     この頃、この大部分は、いかがわしい着色剤、甘味剤、漂白剤その他が使われているようで、安全食品を手に入れるのは、ひと苦労です。
     社会的政治的に運動をおこして、こうした危険有害食品が一切なくなるようにしたいものです。

    定期に健康診断をうけ早期に発見治療をする
     なお、念のため申しますと、ひと年とったら(若い間も同様ですが)定期に健康診断をうけ、また体に故障を感じたら、早めに医者にかかることが大切です。
     そして、もしガンではないかとみられたら(医師は当人にガンとは云いかねますから、そこを察して)、ためらうことなく、専門医にかかって完全に治療することが大切です。
     手おくれでなければ殆んど治ります。

    (友成左近)


6. 都市素人の堆肥 
前回参照

    東京 T. 

     安全有効で近所迷惑にならぬ家庭菜園用堆肥作りとして、私のやり方は次のようです。
     せまい庭の木の下でできます。
     ビール4ダース入り箱位(又は大型果物箱の如きもの数個)の底を抜き、半分位まで沈む穴に押し込み、蓋を作る。
     落ち葉、わら屑、台所屑など何んでも腐るもの。但しぬかみそは塩ぬきしてから少し宛に限る。
     鼡の糞尿や巣のあったわらなどは不可(鼡、台所油虫、蝿は細菌性食中毒や経口伝染病仲介の大親分で、毒素の中には、素人の堆肥発酵熱くらいでは破壊されないものもあるようです。こんなわらなどは灰にして使います)
     鶏糞(よく天日に乾してくだき、なるべく長く安全貯蔵のもの)青汁の粕、油かす、米の白水、草木灰、石灰チッソなど手元に有るものを段々にふみ込んで蓋をし、おもしをのせておく。但し秋口以后の雑草は実が生えて大変になるから、干して灰にする。堆肥は1ヶ月以上たつと冬でも腐熟を始めるから、発酵熱がさめてから、箱を引きぬいて、広げ天日にさらし、よくまぜ合せて、箱を復旧して、不熟のところが下になるように再び箱にふみ込む。
     落葉の頃から始めると、大体2月寒あけ后に取り出して一応乾燥させ、ケール1本に中バケツ1杯位の見当で、元肥に入れ1−2寸土をかけ、2月下旬から3月始めに、10月中旬まきのケール苗を植込む。
     石灰はこの直前に草木灰や化成肥料(チッソ、リンサン、カリの等量くらいのもの)などと一しょに入れておきます。
     苗は3月10日頃から本気になって伸び出します。牛、馬、豚、犬、鶏も鼡、ゴキブリ、ハエと同様に伝染型食中毒菌の毒素を仲介し、100度で15分の過熱でも毒素が破壊されないものもある由ですから(サルモネラ菌)病畜の糞尿などは敬遠に如かず。
     又堆肥は細菌の発生の少ない、落葉の頃から、厩肥は充分天日干し、長期安全保存のものを使うべきでしょう。
     追肥用堆肥も、箱があけば、つづいて作るわけです。
     春の雑草はよい材料です。
     化成肥料については信用あるメーカーの適当な銘柄をえらびます。


7. 北米だより 

    ロス・アンゼルス S.T. 

     過去2年「青汁」を愛用致しましたお蔭をもちまして、便秘症も快癒、心身ともに爽やかに、日々の業務にいそしんでおります。
     オートメーション化され万事が機械においまくられて生活している米国では、つねに快調のスタミナを保有しなければ、機械以前に体がマイってしまう状態。
     ダイナミックな活力は青汁に絶対依存すべきことと深く信ずるようになりました。
     小妻も大の青汁党員と化し、夫婦で協同作業を楽しみにつづけており、月々のパンフレットも愛読して、有益な記事を感銘深く拝読しております。
     ご承知の如くカリホルニアは、昨年末をもって人口産業及び、その施設等の勢力が、全米第一州に上昇。
     ノーベル賞の受賞磧学の数は廿六人現在居住。全米ノーベル受賞学者の過半数が羅府及び桑港を中心とした大学において学徒の指導に当り、全世界に類例を見ない盛観を呈し、日本語教育などはロックフィラー研究所が多大の資金を補給し、日本との親善、協調と、上下をあげ推進して行く状況。
     戦前とすっかり情勢が変って来たとは何としても愉快なことであります。
     先生の青汁学説が、近い将来、アメリカことに大学方面に進出せらるる日を祈ってやみませぬ。
     何といっても、こうしたことは赤裸々、率直なデータを累積することが第一。
     倉敷小学校の学童の実績調査など、さらに精密に作成され、英文にたん能な人々に懇切な英文々献を作成し、全米の各大学、ことに羅府、また桑港の高等学校、小学校に配布されるような日が望ましいことです。
     肉食依存の米国人に野菜利用を教えることは絶対必要のことと信じます。
     米国々内の黒人が常にケールを肉食に混食して、活力を養っていることを常に目に見ており、その生産者が加州とくに南加州に一般化され、その大部分が黒人であることは面白い因果関係であることを知りました。
     お蔭さまで、私ども青汁党が、いたるところのマーケットで簡単にかつ安価に利用できますことは何よりも有難いことと感謝しており、青汁党を一人でも多くつくることに努力しております。
     野菜類を利用することを知らぬ白人を、先生がもっと積極的にご推進せらるように、よき正確な文献をおつくりになるように、切に切にお祈り申します。
     最近「青汁」に冷水をぶちかけるような説をなす者が出ましたとか、先生のご文章を見て、腹が立つのを禁じ得ませんでした。
     しかし、どんな妄言、詭弁をならべる大先生が現われようと、事実を否定できはしませぬ・・・・・・。
     前行にも書きました通り正確な、厳然たるデータを累積して見せることが、何より急かつ正しき点であることは釈迦に説法と思います。
     何かの漢書にありました“天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ・・・”ああしたご心境を以て、大らかにご精進を祈念し止みません。

    (1、19)


8. 悲嘆にくれていた肝臓病

    京都市 N.H. 

     私、京都市交通局に勤務する一市バスの運転手です。
     最近の激増する車の中を大きなバスで無事走らすことは全く気を使い大変なものですが、その疲労がたたって、昨年5月に肝臓病を患い、3ヶ月程入院いたしました。
     退院には種々の検査に一応合格し又ハンドルを持ったのですが、昨年の暮に又疲労を感じるようになり、血液検査をしたところ、若干悪くなっているとのこと。
     それ以後、毎日服薬し、注射もできうる限り行っているのですが、月1回毎にやる検査は、たび重なるごとに悪化。
     この分だと、また入院せねばならぬのではないかと悲嘆にくれておりました。
     とある日、病院で一緒に順番を待っていた婦人に青汁をすすめられ、ぜひとも家に来て、いちど飲んでみなさいといわれ、内心、青汁など飲めたものではないと思いつつも、ついて行ったのです。
     早速青汁を作っていただき飲んだところ、案外すなおに飲めましたので、それから毎日欠がさず飲んでいますが、約1ヶ月半後に検査を受けたところ、今まで悪化の一途をたどったものが、この僅かの期間に、どの検査も殆んど健康体と変らぬ値を示しているので、間違いはないかと疑った程です。
     注射でも薬でも治らなかった私の病が青汁で治ったのです。
     どんなに嬉しかったでしょうか。
     これで、自信を得た私は毎日続けてるとともに軽やかにハンドルを握りこの青汁を一生続けて行こうと固く決心しました。

    (37、4、18)



9. 質問箱

    松山 T. 

     問
     大阪の青汁センターから発売している乾燥青汁にはナマの青汁と同じ効果がありますか。

     答
     青汁の生命はあくまでナマということです。
     その効果はナマの青汁でなければ得られないものです。
     乾燥青汁は、いわば乾燥緑葉のやや高級のもの、というにすぎずナマの、青汁の効果はとうてい望めません。
     商品名が「グリーンジュースの素」となっていますが、語呂がよいから、そう名付けたのだそうで、決して、青汁をこれからつくるのでもありません。
     北海道、東北、北陸などの冬季、あるいは船員や旅行者、または嗜好の点で、どうしてもナマの青汁の飲めない人々のために、代用品としてつくったものです。



コラム紹介

    人は名位の楽しみたるを知って、
    名無く位無きの楽しみの最も真なるを知らず。
    人は餓寒の憂いたるを知って、
    饑えず寒えざるの憂いの更に甚だしきたるを知らす。

    (菜根譚)           



    題緑汁
    長野県望月                 
     八十九叟 尾羽沢 長          
      舐草神農垂誥崇
      草蔬葉緑日光功
      仁医卓見適増健
      新薬何如緑汁豊



    体験者
      青汁を心でつくる体験者       ヒナ子
      体験者まだまだ足らぬとわらってい   仁郎
      人ごとにすすめているは体験者     仁郎
      体験者話に熱がこもりすぎ      ヒナ子
      体験者まだだまだだとおしえてい    仁郎








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