健康と青汁タイトル小 <1961年11月15日発行 第63号>
 目次



1. 完全食を少し

     医学博士 遠藤 仁郎 

     年々はげしくなる試験地獄に若いいのちをすりへらしている諸君にすすめたいのは完全食の少食。
     大飯を食えば頭はボヤけねむくなり、むつかしい勉強などとてもやれないから、なるべく分量の少いことが望ましい。
     ためしに、一日絶食するか、減食してみると、いかにもからだ中が軽くなり、頭もすっきりして来るのがよくわかります。
     そして、昔から行者や予言者などが断食したいわれもなるほどとうなづかれます。

     私は終戦の年の秋、配給米だけ(2合3勺)の主食で、2ヶ月の減食実験をやりました。
     かなり痩せはしましたが、この時ほど気分のよかったこと、仕事の能率の上ったことは、あとにもさきにも、いまだ経験したことがありません。
     大食の影響の一つは、消化の方に血がとられて、頭が留守になることだといわれていますが、たしかにそうでしょう。
     しかしいま一つ、大食による偏食(不完全食)の害もみのがせません。
     大食は、とかくご馳走になりがち。ために、熱量や蛋白質ばかりが過剰になって、それらの処理に不可欠のビタミンやミネラル類が不足します。
     その結果、代謝は不完全となり、有害なものが出来、それが血中にたまり(俗にいう血の濁り)、頭のはたらきも悪くなるわけ。
     たとえば、ビタミンB1の不足で頭脳の活動が鈍って来るのですが、それは、B1不足のため、糖質の分解が不完全となり、焦性ブドウ酸(ピルビン酸ともいう)という有害なものが出来るからだ、と説明されています。
     そして、絶食や減食で気持がよくなるのは、負担がへって体内代謝がよくなり有害物が少く、あるいは無くなる(血が浄められる)結果です。
     しかし、減食や断食で頭がよくなるとしても、発育ざかりの学生諸君の場合(ことに従来のような不完全食をとっている場合)、うっかりすると、健康をそこなわぬがものでもないので、むやみに強行してはなりません。

     ずっと以前、戦争中のことですが、胃病を治そうとして、ながい間断食をやり、そのため肺結核になって死んでしまった青年将校を、私は知っています。
     いかに少食がよいとはいえ健康を維持するに足るだけは食わねばなりません。
     そこで、少食で健康を保つためにはどうするかが問題になるわけですが、それは、無駄のない食べ方、つまり、ビタミンやミネラルにとんだ完全食にすることで簡単に解決します。
     ビタミンやミネラルを豊富にとれば、栄養素の利用がよくなり絶対量は少くてすむようになるからです。
     それは、ちょうど、完全燃焼では燃料が少しで足るのと同じ理屈です。
     この意味で、私は、完全食のいちばん簡単なものとして緑葉食・青汁をすすめたいのです。
     昔から、健康法として「粗食の少食」がいわれていますが、緑葉食は、まさにそれです。
     また、事実、この食べ方では、普通の食べ方よりも、ずっと少食で十分栄養をみたすことができるので、普通2000カロリーは必要とされているところでも、僅か1500−1600カロリーで、結構こと足り、健康状態はよくなり、体重もかえって増した、という実例があるほどです。

     胃腸も、からだ全体も、うける負担が軽いから、脳のはたらきもよくなります。
     しかも、いつも十分の余裕をもっているので、少々無理をしても、めったに健康をそこねたり、神経をつからすような心配もありませんから、いつも安心して大馬力がかけられる、といったものです。
     このように、健康上からも、また能率の上からでも、ともかく釣り合いがよくとれた、とくにビタミンやミネラルにとんだ食を少し食べるのがもっとも適当で、これこそ難関突破の秘訣だといってもよいと私は考えます。


2. 青汁を飲んでいると(1)

     友成 左近 

     青汁を飲んでいると、いろいろ、よいことがあります。
     私たち、へいそ青汁に親しんでいるものども、よれば必ず、この話に花がさき、ほんとに愉快です。
     読者の方々も、たぶんそうでしょう。
     昨年秋、主婦の友が青汁をとりあげてから、ちょうど機が熟していたのか、それまでは知る人ぞ知る青汁であったのが、急にマスコミにのぼって、今年は、ちょっとした青汁ブームがおこってきたようですが。
     このブームも、やがては下火となるでしょうが、そうなっても、青汁を飲む人は、だんだん増してくるでしょう。
     青汁を飲んでいると、ほんとに、いろいろ、よいことを体験し、これは、自分だけにしまっておけず、友人知人にすすめますからね。

    1. とにかく、からだが丈夫になりますね
       お互い、青汁を飲み始めた頃は「こんなものが」と思いましたね。
       だいたい、お互い、からだ具合が悪いから青汁をすすめられたわけでしょうが、タカが青ナッパの汁。食べ物・飲み物としては、味もソッケもないどころか、アオくさくてね。クスリと思って、といっても、これまで見ききしているものとは全くの型破り。ビタミンやカルシウムがどうの、といわれてもピンときません。まァだまされたと思って始めた方も少なくないでしょう。
       が、なんのかんのと、いったり、いわれたりしながらも、とにかく飲んでいたら、そのうち、けっこう飲めるようになり、からだ具合も、だんだんよくなり、楽しく飲めるようになりましたね。
      • 高血圧だとか、肝臓、腎臓、心臓、胃腸その他、生命にかかわる病気で、あれこれ治療してきたが、どうもうまくいかなかったのが、不思議と治ってきた方、
      • 神経痛やリウマチだの、肩こり、頭痛、腰痛とか、ぬけるように足がだるかったり、すぐ疲れて目もかすむようであったのが、別にそう感じなくなった方。
      • しょっちゅうカゼをひいていたが、殆んどひかなくなり、ひいてもすぐ治るようになった方。
      • よく下痢をして、年中ハラマキがはなせなかったが、いつの間にか、ハラマキを忘れていても下痢しなくなった方。
      • 便秘がひどくて、毎日ユウウツであったが、日毎に快便があるようになった方。
      • 肌荒れ、フキデモノ、ムクミなどで困っていたが、つやつやと引きしまった皮ふとなった方。
      • 食事時がきても、いっこうに食欲が出なかったが、だんだん食事がまたれ、おいしく頂け、好き嫌いも少なくなり、毎度快食を楽しむようになった方。
      • 毎晩ねつきが悪かったり、夜中たびたび目がさめたり、朝の目ざめがスカッとしなかったが、なんともいえず毎日快眠を喜こぶようにになった方。
      • 人並に健康だと思っていたが、いつとはなしにこれまでにないさわやかな健康を味わうようになった方。
       その他いろいろ、よいことを体験された方があるでしょう。

    2. こどもがほんとに丈夫に育ちますね
       丈夫でなければ、おとなでも、ほんとに困りますが、こどもに、しょっちゅう病気をされては、なおさらです。元気にはねまわり、よく勉強できる友だちをみると、心配でたまりませんね。
       が、こどもに青汁を飲ませた方は、いかがでしたか。効果は格別だったでしょう。めったに病気をしないだけでなく、発育がすばらしく、いかにも子どもらしく快活になり、勉強もよくするようになったでしょう。
       私の親族にも、生後3、4ヵ月頃から飲ませたのがいます。そう丈夫でない両親であるのに、こどもは全く筋骨リュウリュウといった感じに育っています。めったに病気はしませんし、しても、すぐ治ります。それだけでなく、小さいときから至ってイジがよく、離乳もらくにでき、食べ物に好き嫌いが少なく、育てるのに、ほんとに手がかからなかったようです。

    3. 心身ともはればれしく仕事に精がでますね
       とにかく青汁を飲んでいると、モンクなし、からだの調子がよくなります。若々しくなってきます。と共に、気分もはればれとしてきますね。そして、ワケもなくハラをたてないようになるようですが。
       実は私、もともと気短かで、よく子どもを叱っていたのですが、とくに病後はからだの不自由も手伝ってはげしくなり、自分ながらイヤになっていました。ところが、青汁をしっかり飲んで、からだの調子がだんだんよくなるにつれ、こどもから「おとうさん、この頃あまりオコラなくなったワ」といわれました。

       この話を遠藤先生にしたら、ハタから奥さんがおっしゃるには「遠藤もそうなんです、青汁のむ前は、しょっちゅうカンシャクおこして困っていたのです」とのことです。
       この間、長年あわなかった旧友夫妻が訪ねてきた時にも、夫人から「実は、うちもそうなんですよ」と聞きました。
       この友人、昔はそれほどではなかったと記憶しているのですが、夫人の話では、青汁を飲むまでは、なんとなくからだの具合が悪く、夜よく眠れないので、しょっちゅうプリプリ。その上、仕事もそう精出してしていなかったそうです。
       たまたま、さる人に、青汁を熱心にすすめられたのですが、いっこうに飲もうとしません。が、夫人や子どもは飲み始め、やがて、からだの調子がよくなってきたので、なんのかんのとモンクをつけながらも、最愛の妻子のすすめること、というわけで、とにかく飲み始めたそうです。

       ところが、だんだんからだの調子がよくなり、夜もよく眠れるようになり、いつの間にか、そうプリプリしなくなったそうです。その上、これまで毎朝うかぬ顔で勤めに出ていたのに、はりきって出かけ、明るい顔で帰ってくるようになり、これまでになく仕事に精が出て、勤めが楽しくなった、というようになったそうです。

    4. 病気をヤタラに恐れなくなりますね
       「子どものからだとグリンジュース」の著者である貝原先生が、いつもおっしゃることですが、青汁に親しんでいると、病気をヤタラに恐れなくなりますね。
       この頃は、とくに、クスリがマスコミの広告をにぎやかにしています。マンザラうそをついているわけではないでしょうが、病人も作っているようです。だれでも、ときには、一時ちょっと具合の悪いこともあり、ほっておいても、やがては治るのに、これが病気だ、かかったら大変だと思いこませているようです。
       けれども、青汁に親しんでおれば、そう度々からだの不調は感じません。その上、青汁は少々型破りのものですから、これで、なぜ丈夫になるのか、病気にかかるのはなぜか、といった常識もついてくるようです。
       で、クスリの広告をみても、友人知人が病気にかかっても、また自分のからだに少々不調を感じても、そうヤタラに病気をこわがらないのではないでしょうか。

    (つづく)

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3. 私の主張

    京都 Y.U. 

     本日朝刊の当地の京都新聞に青汁のことが記事にして出て居りました。
     つまりストレートでのむ青汁の時代は終りに近づいたというのです。
     一番最初提唱された先生は学者先生ですから、金もうけを目的として居られないのですが、拡がるとだんだん悪い方に向って行って金もうけになるような宣伝をして、悪い方に曲げて仕舞いますから困ります。
     また、新聞も読者の心を得ようと気に入るように書いて宣伝しよるので困ります。
     この調子ですと、市内では、今に青汁ジュースの銘打ったジュースが出現して、野菜ジュースも何も入らず味をよくしてサツカリンと防腐剤を入れて、人工の青色で色をつけたジュースを喫茶店の冷蔵庫から出して売るかも知れません。
     青汁に第一段階も、第二段階もない筈です。無茶な記事を書くものです。今後益々こんな記事が出ると思いますから、会の方でも大いに頑張って真面目に青汁を作ってのむ様に宣伝下さい。
     しかし実行は仲々忍耐力が要ります。易きに就くは人情ですから、こんな記事が出ると、人は此方に向うでしょう。この記事を切りぬいて会に保存下さい。(36・9・19)


    おいしくて栄養たっぷり 第二段階に移った青汁ブーム
    京都新聞(36・9・18)
     “青汁ブーム”もそろそろ第二段階に移ってきたようです。
     最近は愛好者の間で「まず、おいしい、ということが栄養摂取の第一条件、青汁オンリーの段階はもう過ぎた」と青汁をおいしくのもうという動きが活発になっています。ビタミンの権威、お茶の水女子大の稲垣長典教授も
     「ジュースは続けてのまなければ効果は薄い。そのためには、おいしくなければならない」と、ジューサーの効用についてつぎのようにいっています。
     「シロウト考えでは、ジュースをのめば、ビタミンCが摂取できるからよい、と思いがちだが、天然の野菜や果物には、さらにいろいろの栄養がふくまれています。ソ連のルーキン博士は“ビタミンPはCの働きを非常に活発にする”といっていますし、モルモット実験でもビタミンCだけを与えるのと、これにクロロフィル(葉緑素)を添加して与えるのとではモルモットの成長率がぜんぜんちがいます。だからビタミンCだけを薬からとるばかりでなく、正地のままの天然ジュースを飲めば、いっそう効果があがるわけです。

     また天然の野菜や果物は、酸素を多量にふくんでおり、血液を清純にします。
     アメリカ・コロムビア大学の調査によると、学生は、朝食時に1日分のビタミンCの80%をジュースからとるということです。アメリカ人からジュースを取りあげると、みんなビタミン不足になってしまう、というほどジュースを飲んでいますが、肉食をしても、比較的高血圧が少ないのも、こうした理由によるものです」

     また、ジューサーを使って何十人もの糖尿病患者を完全になおしたという東京文京区の報徳診療所長、渡辺正義博士は「ビタミンCは合成のものが1000mg3円ぐらいで手にはいる。
     キャベツ1個(約1kg)のビタミンC含有量は150mgだから、ビタミンCだけをとるのが目的なら、何もジューサーを使う必要はない。野菜や果物には、まだ発見されていない重要なビタミン類がたくさんふくまれており、これが非常に大きな働きをしているものと思う。
     ジューサー使用の最大の目的は、この未知のビタミンを摂取するということにある。糖尿病をなおすにも、ジューサーだけではだめだが、他の治療と併用してジューサーを使うことが絶対に必要」
     といい、さらに「1日に1升ものませるには、絶対に“おいしい”ことが条件です」と“良薬は口に甘し”の説を強調しています。
     “ジューサー友の会”の会員代表、料理研究家の江上トミさんは、こうした声にこたえて「おいしいことを前提にした栄養価の高いジューサー料理を研究したい」といっています。


4. 狭心症に著効

    高知県 H.S. 

     小生は狭心症の持病があり、本年1月3日発病、約4ヶ月程臥床静養いたしました。
     老齢の故か食欲を失い、衰弱のため長く臥床しましたが、毎夜のように、必ず夜中の1時2時頃から不眠に陥りまして、2、3時間は如何に睡眠薬を用いても身体の置き所のないように、胸部が苦しくて悩み、夜明頃に一寸眠るような状態で困って居りました。
     この時、友人から青汁をすすめられ、5月23日頃から実行し、毎日朝夕2回カップに1盃宛を飲用して居り、現在に及んで居ります。お蔭さまにて、その効果の顕著な事を認め、知人にもこれをすすめて、大いに宣伝に努めて居ります。
     左に青汁により経験しました効果を記しご報告いたします。

    1. 毎日必ず便通が確実にあること。前回発病の際、便秘にて非常に苦しみたる事があり、今回は発病と同時に、便通剤を医師からもらい服用して、これを防止して居りましたが、その効果も次第に暖慢になって居りました。また平素からも足の痛い関係で運動不足にて、便通が不調がちでありました。
    2. 足部か顔がよく腫れて居りましたが、青汁を用いてから、これが殆んど無く、顔が引締って、血色もよく、健康そうだと人からも云われます。
    3. 睡眠もよくでき、不眠に苦しむことが少くなりました。
    4. 血圧の不調がなく、高血圧の状態が起りません。 少し血圧が高い感がして測っても、平素の如く平静を保つようになりました。
    5. 歩行不自由のため、運動不足の結果、昼食は余り欲せず、時間的にとって居り、空腹感がありませんでしたが、青汁以来昼食時に空腹感を覚え、食事が美味しくとれる事に気づきました。
    6. 病気前は肥満して居りましたが、脂肪の集積がなく、体質が変化したように痩せ、老人のような体になりました(満69才)しかし皮膚は、前に比して大変滑かになった感がいたします


5. 私の体験

    浦和市 M.W. 

     その後、近所の八百屋から野菜を求めて使用いたし手造りの青汁をいただいております。
     お蔭で大変泰効いたし、第一血圧などは、今日、138−80と申す線を保ち余り動かなくなりました。
     また、その他の2種の病気も快方に向いつつあります。しかし中風の片手片足の不自由さは、悪質なものか、まだ割合進みが悪いようですが、これも青汁で必ずよくなる事と、確信をもちつつ、楽しみに致して居ります。

    (36・7・4・通信)


6. 血圧さがる

    カナダ I,T. 

     丹誠した甲斐があって、ケールも申分なく発育して、毎日、主人と楽しく青汁をのんで居ります。
     お蔭さまで、血圧も240あったのが180に下りました。
     主人の便通も毎日気持よく通じがありますので、友人にもすすめて、ケールをお上げして居ります。

    (1961・7・29)


7. 同じ日にまいたケール

    東京 K.I. 

     昨年第一回にいただいた種は厳寒の為失敗致しましたが、今回は無事越冬させて、春先大きく育った姿が見とうございます。
     第二回にいただいた種は芽生え後、大半虫ばまれましたが、その後、持ち返しまして、大変大きくなってまいりました。
     同じ日に蒔いて、大きいものは十倍も廿倍も大きくあり、小さいものは十倍も廿倍も小さくございます。
     同じ兄弟でありながら、こうも差異がつくものかと想います時、春秋の色相の変化が面白う感じられます。
     同じ日に蒔かせていただいたケールにも幸、不幸がある如く、同じ兄弟である人間にも幸、不幸がございます。

       信康・秀康・忠輝等は悲運の生涯を送りましたが、その兄弟の中で秀忠一人、二代の将軍職に就きました。幸運に恵まれたその秀忠も、五十余才でこの世を去って居ります。
       義平・朝長・範頼・義経も不幸に終りましたが、頼朝は鎌倉に幕府を開きました。その頼朝も五十余才でこの世を去っております。
       金閣寺を建て、栄耀栄華を極めた足利三代将軍義満も、五十才で世を去って居ります。

     日本一体が弱く生れ、日本一金儲けが下手に生れ、日本一臆病に生れた私が、満60才と5ヶ月7日間、この世においてただいて居ります。ケールを人様にすすめるだけで生命力は進展されます。
    (36・9・23)


8. グリンジュース ケール讃歌

    高丘葉 作詞 

    1. ららら らららん らら らんらん
      みいんな にこにこ元気だぜ ぐんぐん 飲もうよ いつまでも
      グリン・ジュースだ 青汁だ ドレミハ ソラシド 青空だ

    2. ららら らららん らら らんらん
      みいんな にこにこ明るいぜ そろって飲もうよ ケール汁
      グリン・ジュースだ 青汁だ どこから どこまで 青空だ

    3. ららら らららん らら らんらん
      みいんな にこにこ達者だぜ 戸毎にケールの 葉がしげる
      グリン・ジュースだ 青汁だ ドシラソ ファミレド 青空だ

    36・7・27・作ル


9. 歯と菜っ葉

    文学博士 H.Y. 

    歯を多数抜き去るは甚だ身体弱ることと存候。
    貴下の如きは歯が悪いでなく、
    齦肉が異常を呈したること存候。
    それにはなるべく生菜葉(葉緑葉を含んだ)
    乃ち緑色の菜葉を多く食し度事に御座候。

    (南方熊楠全集八巻)


10. 質問箱 青汁製造器

    大阪 H. 


     会ですすめられる青汁製造器をおしえて下さい。


     会では、すべて安上りということを根本にしていますので、まず第一はどこの家庭にもあるスリバチです。
     よく洗った手ですりつけて潰し、あとでスリコ木をつかうと、存外らくにできます。
     しかし一番具合のよいのはミンチ(肉挽器)式の器械です。色々の形で市販されていますが、私どもは田辺式改良ミンチを推賞しています。
     大量の製造には動力つきがあります。ミキサーでもよろしいが余り推賞はしていません。




    児島市 M.U. 


     どのような野菜(あるいは野草、薬草)の青汁が腎炎にもっとも適当でしょうか。


     腎炎にとくによい青汁というものはありません。
     要するに質のよい野菜(ビタミンがそろって多く、吸収しやすいカルシウムも多い)でつくった青汁なら、どれでもよろしい。ただ腎炎では刺戟性のないことが大切です。


コラム紹介

    十一月の詩

    深山 旅愁  
    らくをしたがる身体は弱い。
    交通機関が発達した現代は、
    乗り物に頼る傾向が強い。
    街の子供は足が丈夫でないと云われる。
    大人は特にそうらしい。
    歩いて行けばよい短距離を、
    自転車で走り、
    バスに乗る。
    きたえたら立派に役立つものを、
    健康の為にも、
    子供の頃から歩く習慣をつけさせたいです。



    人生の声
    沙門  悟
    食べましょう青い野菜は血をふやす。







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