健康と青汁タイトル小  <1960年8月15日発行 第48号>
 目次




1. みんな歩るこう

     医学博士 遠藤 仁郎 

     野山を歩くのはほんとうに楽しいもので、おそらくこれほどよいリクリエーションはないでしょう。私は学生時代からよくやっていましたが、倉敷へ来てからは殆んどその機会がなく、いわゆるひ肉の嘆をかこちつづけていました。
     さいわい最近になって、岡山に「徒歩の会」というのが出来、月一回ではありますが、歩るけるようになったのはありがたいことです。

     初めて行ったのは昨年の5月。参加者は少人数にすぎませんでした。途中で道がなくなり、丈余の女竹の藪をしやにむに掻きわけて行きましたが、大阪の病院にいた頃(当時よくこの式のハイキングをやっていました)がいかにもなつかしく思い出されました。
     その後、昨年中は、いつも何かと差支えて行けませんでしたが、今年からは毎月第一日曜ときまったので、やりくりしてでも出られるようになったのはうれしいことです。

     参加者はしだいにふえ、今では毎回5、60名にもなっています。5−6才から70代までの老若男女がききとして野道山道をたどってゆくのです。
     歌人あり、詩人あり、画家あり。野鳥の声に耳をすますもの(岡山野鳥の会とも合流)植物を採集するもの、古城趾古墳にありし昔をしのぶもあれば(それぞれの道の専門家が同行されて説明もしていただけます)私のように、ただ歩くだけ、精々、あれはまずい、これはうまいと木の葉草の葉を食ってばかりいる無風流ものもいます。
     行程はだいたい4−5里。小雨決行とあって傘もちでも行こうという愉快な連中ばかり。全く自然の子になりきることができるわけです。

     さて、「あるくことの効用には」なんていい出すとむつかしくなりますが、少くとも、若いものには鍛錬法として、ふるいものには老化予防若返り法として、これにまさるものはまずないでしょう。
     今日の日常生活で、(1)過度の精神緊張と(2)運動不足、そして(3)食べ方の間違いほど、健康上おもしろくないものはないでしょうが、そのすべて、(1)と(2)はもとよりですが、(3)の食の改善もこれで簡単に解消されます。
     その一つは、完全食の効果が、このときにこそ、いちばんよく現われるからです。

     青汁党のある人が

     山に来て青汁党はいばり出し
     山に来てはじめてわかるその効果
     と駄句っていますが、まさにその通りです。
     そしてまた、もう一つには、完全食の実行を可能にする絶好のチャンスともなるからです。
     私どもの考えるほんとうの正しい健康食(安全な純正食品による完全食)は、一般の人からいえば、まことに不味いものです。
     戦時中のように食糧の乏しい時であればともかく、おいしい食物の氾濫している現在、こうした食への切りかえには余程の覚悟と努力を要します。
     しかし、美しく静かな環境、澄みきった空気、さんさんたる日光の中での運動による快い空腹は、いかにも不味いこの完全食でも結構おいしくしてくれます。

     べんとうは、ナッパの漬物をうんと入れ、海苔かとろろ昆布でくるんだ玄米飯のおにぎりにしてみてください。ほかには梅干と精々塩鮭があれば充分です。そして竹の皮包みにすれば食べた後がかさばらず邪魔になりません。(包装も必ず持ちかえりましょう。跡を汚さぬため、また不時の用のために)ミソか食塩を用意して、木の葉草の葉をそえるのも乙でしょう。

     おやつ 色づけしたり人工甘味のおそれのある菓子類はやめ、氷砂糖か、むしろ自家製のいり豆、乾芋などにしましょう。果物も結構ですが、野生の木の実草の実の味に及ぶものはありません。なお、痩せる目的には、べんとうやおやつは持たず、果物と水だけで出かけることをすすめます。

     飲みもの ジュース類そのほか、瓶づめ缶づめ類が好まれていますが、安全食という立場からは、これもあまり感心できません。平凡ですがお茶を水筒にいっぱい持って行くことです。魔法瓶で、熱いもの冷いもの、というのも悪くありませんが、渇いた時の飲みものは、石田三成の故事ではありませんが、飲みごろの温度のほうが好ましいものですから、普通の水筒のほうがよろしい(もっとも冷した青汁というのであれば話はおのずから別。魔法瓶に限りますが)。

     谷川の水 水道の水に比べ、はるかにおいしく健康上にもよい、大いに飲もうといいたい所ですが、上流に下肥や農薬のまかれた果樹園や田畑があるかも知れず、また、もともと毒水であるかも知れませんから、知らぬ土地ではうっかり飲んではなりません。支那では、ボウフラのいる水は飲める、といわれているそうですが、魚がすみイモリがいる水なら安全というものではありましょうが、それでもバイ菌のほうはわかりません。またジストマの流行地であれば、その幼虫が水の中にいるかも知れません。

     なお、水はむやみに飲んではいけません。汗ばかり出て却って疲れます。せいぜい飲まぬくせをつけることです。なれればかなり我慢できます。うがいをするのもよろしいし、水筒に少し食塩を入れておくのもよい方法です。また味のよい木の葉草の葉をしがんでいてもずっと凌ぎよく、疲れも少いようです。

     こうした自然の生活に、たとえ月1回でも(欲をいえばせめて2回)、ひたり切ることは、それだけでも大変なプラスですが、それがほんとうの完全食への理解と実行のきっかけともなるならば、おそらくそれは、何ものにもかえられぬ大きな効用といってよいではないでしょうか。
     それはともかく、この暑さにもめげず、また厳冬の寒さにもひるまず、「徒歩の会」の黄色の旗は野に山にひるがえっています。こうした会が各地に生れ一人でも多くの人が参加されることを心から祈りたいと思います。
     但し、ここでぜひお願いしておきたいのは、いうまでもないことですが、団隊行動の規律をよくまもり、山林や田畑を荒らさず、国民の、いや人類全体の共有物である自然を、あくまで愛し、あくまで大切にしていただきたいことです。


2. くろい米と青野菜(4) −青野菜の必要量−
(以前の内容を参照クリック

     友成 左近 

     青野菜について考えてみましょう。栄養白書も力説しているように、栄養不良に陥ることなく、シンから丈夫となるために、ぜひ毎日食べねばならないものに、緑黄色野菜があります。
     白色野菜あるいは緑や黄色の少ない野菜だけでは不十分なのであって、緑や黄色の濃い野菜がぜひ必要なのです。
     緑黄色野菜のうち、青野菜は、種類が多く、北国を除いては、年中いつでも多量に栽培され、また比較的安価に供給されています。それで、ニンジンやカボチャなど黄色野菜が出まわる時には、これも食べねばなりませんが、平素は、まずもって青野菜を沢山食べればよいわけです。
     なお果物は野菜に準じるわけですが、このうち、ミカンやトマトやカキなど黄色の濃いものは、黄色野菜に準じて考えればよいわけです。
     さて、青野菜といえば、この頃では、食膳の色どりとしては大切にしているがとかくヤボッたいものと考え、なにほども食べていない場合が多いようです。せいぜいホウレンソウあたりを比較的沢山食べている程度でしょう。
     そして、野菜といえば、キャベツ、白菜、タマネギ、大根というふうに、とかく白いものとなっています。
     しかも、これさえも、そう好んで沢山は食べていないようです。

     ところで、白野菜の方を沢山食べるようになったのは、ごく最近のようです。それは、青野菜より、やわらかくてアクが少ないからでしょう。また貯蔵や輸送に比較的便利であるからでしょう。しかも、この白野菜も、そう好んで沢山食べなくなったのは、肉、魚、卵その他が、野菜よりおいしいと思われているからでしょう。また調理が手軽にすむからでしょう。
     さらに栄養学の発達に伴って、「(からだの筋)肉は(獣鳥魚介の)肉より」というわけで、動物性蛋白質が重要視されるようになったからでしょう。

     けれども、昔の人の知恵からも、最近の栄養学からも、他にどんなに栄養価の高いものを食べても、それと同時に、それ相応に沢山、野菜を食べねばならないのです。そして、それには必ず青野菜を沢山含めなければならないのです。
     それは、「肉は肉より」といっても、ごはんを腹いっぱいといっても、そうしたものが消化吸収して、からだの細胞組織をつくりあげ、また働くための熱量を出すには、各種のビタミンとミネラルがぜひ必要であるからです。釘には金槌、錠前には鍵がなければ、釘も錠前も用をさなないのと同様です。
     ところが、肉、魚、卵、あるいは豆類には、細胞組織の素になる蛋白質が多量に含まれています。米、麦、芋、砂糖、油脂類には、熱量素が多量に含まれています。けれども、それに必要な各種のビタミンとミネラルは、十分に含まれていないのです。そして、これが、最も多量に、しかも調和して、その上体内で利用され易い形で含まれているのが青野菜なのです。

     そこで、食物にはぜひ青野菜を沢山含めなければならないのですが、その主たるネライはビタミンAをとるためです。そして、さらに、B、Cその他各種のビタミンや、カルシウム、鉄その他各種のミネラルや、葉緑素その他未知の栄養素も併せてとるためです。
     そうして、食物を栄養上よく調和した完全なものにするためです。
     もっとも、ビタミンAはバターその他の動物性油脂類からもかなり多量にとれます。
     けれども、わが国では、生産量も少なく高価でもあることに少々難点があります。また各種のビタミンとミネラルの調和という点では、青野菜に遠く及びません。

     ところで、最近の栄養白書によれば、ビタミンAは、基準量3,700単位に対して摂取量1,783となっています。このため、かなり多くの人々が栄養不良に陥っており、また病気にかかり易くなっているわけです。
     さて、ビタミンAがこのように不足しているのは、青野菜の不足に重大な原因があるわけですが、いったい、どれくらい青野菜をとったらよいものでしょうか。最近の栄養審議会の答申では、1人1日当り80gが目標となっています。もっとも、22年の答申では、さしあたり105g、10年後には140gを目標としていたのですが、31年度の摂取量は50gにすぎなかったのです。
     ところで、青野菜を80gとれば、ビタミンAは4,650単位(実効力価に換算して約2300)とれることになります。けれども、調理や消化吸収上の損失を考え、完全に調和した栄養食にするには、基準量3,700では少なすぎるのであって、10,000以上とることが望ましく少くとも5,000は必要とみられています。

    (つづく)


3. 蒜山と三光鳥

     5月12日に蒜山、同15日に鳥取県大山で探鳥会が催され、私は幸い両方とも参加することができた。
     大山の探鳥会は例年ならば5月下旬の日曜日に大体きまっているのだが今年は川村多実二先生(京大名誉教授、京都美大学長)がおいでになる都合で繰上げたのだった。
     川村先生はこれまでに岡山県内もたいてい歩かれているのだが、蒜山は最初だと言われていた。
     中福田の大前旅舘にとまり、12日は4時起床、先ず郷原部落にある茅部神社に行った。
     空は晴れていたが、風が強くて余りよい条件ではなかった。
     鶯、頬白のほかに目白、イカルなどの声をきき、また、風の絶えまに空をとびながら鳴いた山椒喰をきいた位のものだった。

     そこで余り時間をつぶすのが惜しいので、大宮踊りで有名な中福田の福田神社に引かえした。
     ここは人家の密集したところなので、それほど期待していたわけではない。
     黄セキレイはかなり沢山いて、人家の屋根でもさかんに鳴いている。
     ツバメは腰赤が割合多く、これは徳利型の深い巣をつくる。
     神社の大銀杏や杉の大木では小河原ヒワが鳴いている。県南部では少いようだが、県北部では春先からずい分鳴く鳥らしい。

     それらの声をきき、川村先生のお話もきいていたのだが、しばらくすると先生が三光鳥の声をききつけられた。
     神社の裏の杉の森の方角なのだが、最初はわれわれにはよくききとれなかった。
     先生から何回もステッキで方角を示され、ホイホイホイをやっているでしょうと教えられて、ようやくききとることができたのだった。
     鳴きながら杉の樹間を移動するらしく、少しづつ位置がかわって、かすかにきこえてくる。
     私はレコードや書物では知っていたが、実物をきくのははじめてだった。
     月日星ホイホイホイと鳴く、ツキヒホシは非常に早口であとにホイホイホイをやるのが特長である。
     体は雀位、腹は白いが他の部分は全体的に暗紫色、眼のまわりに青白い輪がある。
     雄は蕃殖期に体の2倍以上もある長い尾をもっている。
     姿はもちろん見えなかったが、長い尾を曳きながら杉の林の中を翔び交うさまを想像しながら、鳴声をきいていると誠にたのしいものだった。

     土地の人の中には、この鳥の声を知っていて、周兵治ホイホイホイとききなしているとの話もきいたし、岡山の東山でも目撃した人がいるそうだが、記録されたものとしては、苫田郡久泉中学校長井上立先生が先年奥津附辺できいたのが最初であるとされていた。
     だから、この日川村先生がききつけられたのが第2回目であり、貴重なできごとだったわけである。
     このあと、私は先生にお別れして帰ったのだが、先生は県の浅野林政課長や江原秀典君が案内して三木ヶ原のキャンプセンターに行かれた。
     ところがセンター周辺の松林の中でも三光鳥が鳴くのを浅野君がききつけ、川村先生も確認されたそうだ。
     こうして蒜山に三光鳥がいることが分り、その声をきくことができたことは、私たちにとって大きな魅力となった。
     蒜山には、これまでにも相当多種類の鳥がいることが知られていた。大ルリ、黄ビタキ、イカル、小河原ヒワ、黄セキレイ、日雀、山雀、四十雀、五十雀、山椒喰、雪加、啄木鳥の各種、ホトトギス類などのほか小ルリ、虎ツグミといったかなり珍しい鳥もいて、70種以上が記録されている。
     三光鳥も土地では知る人もいたが、今回いわば公式に三光鳥が加わったことは何といっても喜ばしいことである。


4. 青汁飲用の結果報告(その3)
(以前の内容を参照クリック

    青汁と学業成績との関係

    説明
     算数も国語も一学期(飲用していない時)の10回前後にわたる試験結果の平均点と飲用を始めた二学期中のそれとを各児童毎に比較したものでありまして、よくなった児童数をパーセントであらわしました。
     上に向ってたつ棒グラフは長い程よく、下向するものは短い程よいことを示しています。従って各学年毎に両者の差(ちがい)を比較して、効果を判断して下さい。
     下に向っているのは子どもたちが不勉強だったことを意味するものではなく、二学期のレベルが高くなり採点の基準が上ったことを示すものであります。

    福浜小 算数

    福浜小 国語


5. 青汁で毎日たのし

    大阪市 S.H. 

     ――この稿は、原谷老先生御夫婦より頂いた35年6月9日付御手紙より、おゆるしをえて、抜萃したものです――
    血圧がさがって
     さて、青汁の飲用御教示蒙りてより、もう何年になりますか、一向に御礼らしい御挨拶も申さず、甚だしき御無沙汰御容恕下されば幸甚です。
     でも、8年前に血圧200以上で、軽い程度とはいえ、一度は倒れし小生も、お蔭と申すべきか、近年は160−130の程度です。
     勿論、生活凡てに養生を心がけておる為めでもありましょうが、中にも、青汁の恩恵は度外出来ませぬ。

    ケール栽培・青汁つくり人々にもさしあげて
     門前に5、60坪の畑にケールを栽培、これも楽しみの一つです。
     2メートル近く成長した濃青のケール、行く人の目をひきます。
     老妻が毎早朝このはっぱを摘む日課も楽しみらしく、これが程なくジュース・マシンにかけられて、この青汁を、我等老夫婦と伜一家3人に、近隣の愛好家2人、計7人が毎日喜んで頂戴しております。
     そして、口には出しませぬが、御好意御指導に、いつも有り難く感謝しております。
     尚、当方より少々距離がありますので、ケールの葉だけを毎日さしあげて喜んで貰っている二、三方もおります。

    青汁飲用・ケール栽培を人にすすめて
     並に、聞き伝えて青汁の効能を知り、ケールの栽培法を問ね、ケールの種を持ち帰る人々が随分あります。
     人様を喜ばすことも愉快です。これもお蔭です。
     次ぎに、左記は小生の親しい後輩ですが「健康と青汁」送ってあげて下さい。
     1ヵ年分100円封入。この人にもケールの種を与えております。先日も苗を20株程さしあげたのです。早く芽を出せ!早く葉を出せ!と毎日見守っているそうです。

    教え子たちに、お元気でお若いといわれて
     全くおかげ様で、毎日青汁を頂いて元気に過ごしております。
     女子師範時代の旧い教え子たちのクラス会員に招かれて出ますと「先生とてもお元気でお若い、何か若返り法があるのですか」ときいて呉れますので、青汁の効能を大いに得意になって一席弁じますと、皆が感心して、ケールの種子を送ってくれと申します。
     只今沢山実のろうとしていますので、やがて送ってやる積りで居ります。
     本当に、よいことを教えて頂きました。大いに世を救うために宣伝いたして居ります。

    ケールの虫とりも楽し
     此頃は、ケールの青虫とりに、毎朝毎夕大変です。6月号の「ケール」のところで遠藤博士がおっしゃっている「楽しみにして取っておやんなさい」を思い出し乍ら、楽しんで取って居ります。



6. 健康な毎日

    東京都 K.A. 

     青汁を服用するようになりましてから満1年。おかげ様で、健康な毎日をおくっています。

    (35・1・1)


7. あるく会(6月、高倉山)

    卯の花のましろに咲ける岩かげに しばしいこいてほおじろをきく
    ほととぎす二声三声なき去りて 谷間のしじまただ緑なり
    草の葉をかみつつゆけば山路も 足かろくしてつかれをしらず
    ふもとよりはるかに見えし山々は 足下にありわれ山頂にたつ
    みさきの形は今に残れども たがおくつきと知る人もなし

    ヒナ子


8. 質問箱

    金光町 I.T. 

    グルグルやった緑乳


     前に歯槽膿漏を治すため緑乳でグルグルやって、それをのみこむ、と書きましたが、それを読んでくれた知人(青汁党員に最近なった)から、歯槽膿漏をグルグルやった汁を吐き出さずにのみこむのは衛生的に言ってどうか、との注意をうけましたが、どうでありましょうか。貴重なものですので吐き出さないのですが。


     差支ないと思います。非常に大量の膿をのみこむと胃腸を害することもありますが、たまに少々はいるくらい大した影響はないでしょう。


コラム紹介

    人類の他動物と異る点は、
    人類はよく意志を以て肉体を訓錬し得るの霊あるにあり (ゲーテ)



    八月句 深山旅愁
    とって置く力が勝負のきめどころ







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