<1960年4月15日発行 第44号>
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目次
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1. 生食菜のつくり方(2)
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前号参照
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医学博士 遠藤 仁郎
害虫駆除
いろいろ有力な農薬が出来ています。
しかしホリドール(パラチオン)などの滲透性の猛毒剤はもとよりのこと、人畜無害と称せられている農薬でも、余程慎重でなければなりません。
それは、そのもの自体は無害の筈でも、原料薬品が粗製で毒物を含んでいることがあり、これが思いがけぬ中毒の因にならぬとは限らぬからです。
私は原則として、農薬(ことに合成薬品)は一切使わぬことにしています。
今では農薬を使わぬ農家はありませんから、虫どもは安全な畑をめがけて集って来ます。
そこでどうしても害虫の被害はさけられません。青虫、黒虫、アブラ虫、夜盗虫、はてはコオロギ、バッタにいたるまで。やっと芽ぶいたばかりの双葉をすっかりやられたり移植した苗が、根もとから食い切られている、という腹立たしい事件が頻発します。
やむを得ぬときは除虫菊とかデリス根剤といった自然物からとった農薬にすべきです。
これらは毒作用が早くなくなるし、少くとも人工的にまぎれこむ毒物の懸念だけは絶対にありませんから、まず安全といってよろしい。
しかし私は、より一層安全かつ確実な方法として、なるべく毎日(被害の多い時季には朝夕)見まわり、こまめに駆除することにしています。
専門の農家でも、「なるほど農薬はよくきく。しかしそれも一時的で、やがて虫に抵抗力が出来、ついには全く始末におえなくなる」といっている程です。
栽培
大切なことは年中切らさぬこと(周年栽培)。
それには品種や播種または植付け時期の注意が必要ですが、時無し種を主とし、それに季節季節のもの、また多年性のものをとり合せれば、ズブの素人でもそうむつかしいことではありません。
いろいろ利用できるものはありますが、私が多年試みて重宝しているものをあげてみますと、年中あるいは殆んど年中いつでも出来るものには、ケール、カキバダイコン、廿日ダイコン、時無しコマツナ、時無しカブ、チシャ、キクチシャ、キクナ、パセリ、ネギ。春まきには、シソ、バイアム、アマトウガラシ(これは菜っ葉ではありませんが)。
秋には、ワケギ、タマネギ、ミズナ、カツオナ、その他の菜類。
多年性のもの、ニラ、サンショウ、クコ。
ケール
色々の品種があります。青汁用には丈の高いツリー(木立)ケールと背の低いポルトガルケール(若いうちはサラダ用にも、汁の実漬物にもなります)。
生食用にはチジミケール。播種は春さきから晩秋までいつでもよろしい。
苗床にうすく播き、土はごく軽く。雨の多い季節にはただふりまいておく位の方がよく、余り丁寧に土をかぶせると却って発芽しにくいようです。
密生したら適宜移植。4寸−5寸になれば定植。株間は少くとも1.5−2尺。カキバダイコン、廿日ダイコン、時無コマツナ、時無カブこれらは主に生食用として大きくなれば青汁用、または漬物にもします。
厚播きして、のびるにしたがい間引き、若いうちに食べてしまい、土地に余祐があれば適宜移植して大きくもします。
また秋には、その他の菜類も播き添え、真冬に備えてなるべく多く保存しておきます。
春先から次々に追播してゆけば年中利用できます。
チシャ、キクチシャ
春秋に播けます。苗は1−2回仮植し、本葉4−5枚の時本植。(株間5−7寸)
キクナ
春秋まきでき、基部を残しておいてもまた繁って来ます。
アオシソ
いちどまいておくと、あとは種子が落ちて毎年はえます。若い葉は生食、青汁にもなります。食べ切れぬ時は塩漬けにしてながく風味を保存出来ます。
バイアム
南方原産のヒユ科の一種。これも一度まいておけば毎年はえ、真夏の青物不足の時にどんどん繁るのでとても重宝。但し生食や青汁用よりは油いためとか汁の実によろしい。
パセリ、セロリ
これも種子が落ちて毎年生えますが、春秋にまけば(苗床にまき適宜移殖)年中とれます。
いずれも生食用。但しセロリは刺戟が強いのでむしろ薬味用です。
アマトウガラシ(細莢もの)
葉ではありませんがやはり緑菜の一つ。果菜のうちではおそらく最上品。3月頃露地に苗を作り、適宜移殖。5月頃定植(株間1.5−2尺)すると、促成物の出終る初夏の頃から晩秋までおいしい青トが楽しめます。
ネギ、ワケギ、タマネギ、ニラネギは年中(春秋まき及び古株の植つぎで)。
ワケギとタマネギは、初秋の頃球根を植えると、やわらかい新芽が出る。
ニラは多年性。邪魔にならぬ所に植えておく。毎年春先から秋晩くまで利用できます。
いずれも若葉を次々に摘んで生食。クコ、サンショウも植えています。
このようにして行くと、生命の源ともいうべき良質の新鮮野菜を、毎日欠がさず食膳に上すことが出来るだけでなく、栽培そのものにもなかなか尽きぬ興趣がわいて来るものです。
殆んどの食品が加工され薬品や色素の危険にさらされている今日ほど、こうした安全な家庭菜園の必要な時はありません。
健康のためにも、また楽しみとしても、ぜひおすすめしたいと思います。
なお畑は広い程結構ですが、うまく利用すれば、まず一人当り1坪あればよいのではないかと思います。
私の庭の植付面積は精々4−5坪にすぎませんが、家族4人分は裕に供給できます。
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2. 青汁二年(5)
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前号参照
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小松 K.K.
2年間家族ぐるみの青汁経験をやって来たとかいたが、一例をあげると、私同様に頑固な便秘症(1週間に1、2度しか便通がなかった)に苦しんでいた現在中学1年生の息子が、青汁をのみ出して暫らくすると1日に必ず1回厠に行くようになった。
それだけでなく、学校の身体検査表が証明しているように、この1年間の成績はめざましい。
風邪もひかなくなったし、腹もこわさなくなった。
学校欠席もなくなった。無病息さいな身体になった。
生やさいの青汁のせいで寄生虫のわくおそれはないかと何度も検便してみるが一度も発見されたことはない。
今日では家族以外の友人、知己のあいだで、かなり多くの青汁の経験者がある。
その大多数の人々は、よろこんでのみつづけている。
効果はあったかのようである。
青汁の特効をここでならべると、まるで新薬の効能書をかくようなことになる。
私の柄でないから、かきたくない。
青汁療法やケールについての科学的な説明や臨床実験について知りたい人々は遠藤博士に返信切手をそえて直接通信されるがよい。
ケールの種子も多分説明の入ったパンフレットといっしょに送って下さるだろう。
また博士の著書をおよみになるのもよろしかろう。
ケール以外に、どのような野菜や野草が喰べられるか青汁にしてのめる、かもわかるだろう。
決してケールに限ったことはない。
ケールでなければ、効能はないといったことは勿論あろう筈はない。
唯、栄養価のアヴェレージから云って、ケールが高いというだけである。
ケールに含まれていない栄養素を他の色んな野菜から採ってきて、一種のグリーン・ジュースのカクテルを工夫するのも面白ろかろうと思われる。
「生命の泉」とも云える無尽蔵の野草を牛、馬、羊たちだけの喰べ物にしておいて知らぬ顔をしている人類の智慧のなさ加減があらためて反省される。
牛、馬、羊などのあのエネルギー、わけても象の長命を思いながら、彼らが毎日何を喰っているかを考えてみる。
私はよく東南アジアの旅をするが、ある剛力無奴の象がバナナの緑葉をたべて生きている。
もっとも純粋の緑葉食動物であることを、いつも驚異の目をもってみている。
こんなことを云うと、何と云う原始的で素朴な疑問であるかのようにきこえるかも知れないが、しかし私たちは今日この原始的で素朴な疑問に立ち戻らねばならぬのではなかろうか。
少くとも現代に生きる人間たちの食生活を重大問題として真面目に考えるならば、食生活の革命が行われなければならぬのではないか、と私は素人なりに考えている。
生野菜、野草、樹葉等の清浄な青汁から、心身に欠くべからさる生きた栄養素を直接胃腸から吸収する方法などは、米食を努めて節減すること、米食偏重の悪習慣やコンプレックスからの解放と同じように、その革命における劃期的な手段ではなかろうか。
先達って日本にきた濠洲の世界的水泳選手のローズ・マレーの毎日三食の献立は、もっとも純粋で且つ緻密な野菜食であったが、きわめて暗示にとむものであった。
私は昨夏倉敷まで出かけて行って遠藤先生を訪ね、直々その風貌や人柄に接した。
(中略)
私はケール栽培の農園もみてきたし、ケール青汁の市販の施設もみてきた。(倉敷では倉敷工場の女工さんや小学校の生徒までが毎日のんでいる。その成果は顕著なものがあるときいている。)
すべてが科学的で、庶民的であり、友愛的であり、こうした団体運動につきものの狂信的、排他的、ドグマチックなものが、まるでない。
博士の青汁運動にたいする私の尊敬と信頼は倉敷に行ってから尚さらふかまった。
(中略)
長い原稿になった。青汁について、はじめてかくことになったので、日ごろ思っていることを、この機会にできるだけ披瀝しようとしたためであろう。
私の結論を云うと、成程青汁療法のお蔭で色んな病気が治ったという例はあるが(私の場合もそれにちがいない)、しかし最も大きな青汁の効能は病気を治すことよりも、病気にならぬような体質をつくるところにあるのでないか。
そのように私は考えているが、そうしたことは軈てはっきり科学的に証明される日がくるように想像されるのである。
(終)
おことわり
編集の都合により一部省略いたしましたことを、謹んでおわび申上ます。
なお全文はブリヂストン美術舘(東京京橋局区内)から「青汁讃」として刊行、無料で頒布されています(係)。
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3. いのちとべんとうは自分もち(下)
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前号参照
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友成 左近
(3)青野菜、青汁は食事に不可欠のもの
高橋君、ひと口に正しい食べ方といっても、ずい分ややこしく、私たち素人には、どうもよく分りませんね。
分らないから習慣的ともなり口先まかせともなるわけでしょう。
けれども、そこには間違いもあることは事実のようです。
そこで私は、遠藤先生にもいろいろおききして「アホウのひとつおぼえ」をやっています。
ごはんには、半つきか七分づきの米を使い、おかずには、青野菜をできるだけ沢山加え、青汁を日に1−2合のみ、その他は一応これまで通り、ということにしています。
そして、高橋君が青汁を食べ物の大切な一部としているように、私の宅では、毎日、夕食の大切な一品として、ちょうど晩酌のように、家族一同、大コップに一杯ずつ飲んでいます。
こうしているためか、私は、半人前にも及ばぬ仕事しか出来ませんが、手術のために残った障害以外、からだ具合は至極順調です。
家族も至って健康です。
それで私は、生きていることの責任と喜びの一つとして、及ばずながら、接する人々に、正しい食べ方の一端として、緑葉食と青汁をすすめています。
ところが、これは、なかなかむつかしいことです。
やむなく、全くのお門違いながら、いい年をして、栄養学や食品学などの入門書を読んで、素人なりに理解を深めています。
少しずつなりとも理解を深めていると、食べ物には、各種各様のものを取り合わせなければならないが、青野菜は、ぜひ沢山に、つとめて生のまま取り入れねばならないことが、理論的にも先人の知恵からも、だんだん分ってきました。
そして、青汁にして飲むのは、この青野菜を、生のまま、できるだけ沢山に、しかも胃腸の負担が最も少なく、そこに含まれている栄養分が最高度に消化吸収するように、知恵を働かせたものであることか、なるほどと分ってきたようです。
高橋君、あんたは、青汁を緑乳とよびたいそうですね。
私も全く同感です。
お互いに大病して50才近くなると、心理学者のいう退行現象があらわれるのか、赤んぼが母乳をのんでいるように、大自然は母の懐となり、この母の恵んでくれるる青野菜の汁を無心にのみたいのですね。
私の友人は、うまいことをいっています。
青汁には、あたかもレンゲ草のびっしりはえたタンボにうつぶして感じるその感じがする、と。
(4)青汁のこころよい味わい
高橋君、初めて青汁をのんだ時の味わいはいかがでしたか。
私は、母のしつけがよかったのか、食べ物に好き嫌いが少なく、どんなものでも食べていたので、少しはまずいと思いましたが、けっこう飲めました。
妻や子供も、そうまずいとはいわずに飲み始めました。
そして、毎日のんでいると、青汁には青汁独特のこころよい味わいがあります。
夕食には無くてはならぬものとなっています。
旅行して、のめない折には、何かモノ足りなく感じます。
ところが、体具合が悪いとこぼしながら、まずくて飲めない、といって飲み始めない人によく出あいます。
それは多分、健康と栄養と食事に感する理解が不足しているだけでなく、心のもち方にも深い関係があるのではないかと考えますが、どうでしょうか。
高橋君は「良菜口にうまし」と舌に云いきかせて、青汁を存分味わいながら飲んでいるそうですね、青汁に、果たしてまずく感じるものが含まれているのかどうか、生理・心理学者にきいてみないと分りません。
けれども、もし、かりに含まれているとしても、そのまずさは、心のもち方によって、うまさとはならなくても、まずいままで、こころよいものになりうるのではないでしょうか。
ビールのように。
ところが、青汁は、ビールと異って、こころよいものがあらわれてきません。
青汁の効果は「風が吹けば桶屋が儲かる」式です。
このため、とくにこの際では、人々がそうとびついて来ないのかも知れません。
遠藤先生たちとも、よく話題になるのですが、どうもっていったら青汁をのむようになるのか、おもしろい御研究課題ですね。
(5)青野菜は病人のタバコ青汁は中老年のオヤツ
高橋君は、青野菜をタバコ代りにしてみようとしているそうですね。
実は、私も、病臥中そうしていました。
枕頭台のコップにパセリを入れておいて、これは私のタバコだ、といって、時間つぶしに絶えずかんでいました。
これは、カリエスでねている人が、たえず煮干をかんでいたことにヒントを得たのです。
病床から離れてからは、このタバコはやめました。
ところが、年はとっても、おやつがほしいことがあり番茶だけではモノ足りなく感じることもあります。
それかといって、お菓子や果物は、オフィスでは、ちょっとつつしみがなく、それにお菓子は、とくに中年をすぎれば、有害無益のようです。
このためか、この頃、方々のオフィスでは、牛乳をのんでいるのをよく見かけます。
私のオフィスでも、牛乳をのんでいる方が多いのですが、さらに青汁をのんでいる方もかなりいます。
私は、青汁だけ1合のんでいます。
その代価約20円ですから、栄養円価からみると、牛乳よりはるかに経済的です。
そして、のんでいる前後に来客があると、ひとくさり青汁談が始まることも度々です。
青汁は、成人ばかりでなく、子供にも、よいおやつの一部となります。
私の姪の宅では、幼児に青汁を作って飲ませています。
そのためか、みるからに丈夫そうに育っています。
それに、甘いお菓子はそうほしがりません。
同じ使う金と労力も、このように使えば、本当に有効ですね。
といって、お互い、もう子供を生んで育てるわけにもいきませんね。
まずはもって、幸い大病に耐えて生きている自分自身と愛する家族は、しっかり青汁をのんで、からだといのちを大切にしましょう。
そして、微力ながらも、できるだけ多くの人々に、青汁をのむようにすすめたいものです。
(34・12・12)
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4. 病名不明の皮膚病
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三次市 S.K.
一昨11月10日を以て80日の青汁1年生となりました。
7月に送って頂きましたケールも只今ではスクスクと成長いたしまして、30株から採れる青葉にて、毎日朝夕にコップ2杯を呑んでいます。
日常の食物を合理的につくりかねますので、自然々々に片よった膳組みとなり勝ちでありまして、非常に非栄養的であったことを知ることができ、最近精出して呑むことを努めております。
8月に青汁を始めました頃は、手持ちの野菜もなく市販の野菜には回虫卵や消毒薬等の怖れから、山畑にて桑の葉等をしぼりて呑みました。
木の葉から採った汁は野菜から採った汁に比べて色が褐色を呈しており味も違っておりますが、それ故に有害ということはありませんでしょうか。
(答 有毒植物でさえなければ大丈夫です)
80日間1日コップ2杯づつ連用して、この後も青菜の事情の許す限り継続してみたいと思っておることには理由もあるわけでありあます。
と申しますことは、2年位前から、お尻の所に50円玉程度の痒ゆい病名不明の皮膚病がありましたが、いつの間にか消えてなくなりました。
(34・11・13通信より)
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5.青汁材料の栽培
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呉市 J.Y.
バイアム種子2回もお無理申しましたが、こんどはどうやら成功。
目下発芽成育中、長足の発育振りです。ケールの夏季栽培とともに研究項目がまたふえました。
盛夏切り抜け策として不断草とパセリも育てており、これらがいかに活用出来るか楽しみです。
秋から春にかけてはケールを主として小松菜等にてこの1年自信を得ました。
1ヶ年を通じての輸作作物の組み合せと、栽培を上手にやりたいと努めております。
(34・6・23通信より)
◎いろいろ工夫してつくるのは本当に楽しいものです。
所で不断草は余り質のよい野菜ではありません。
念の為申上ます。
(遠藤)
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6. 齒ぐきの出血
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津山市 K.N.
私もグリンジュースの飲用をつづけています。
以前先生からケールの種を送っていただき、それを蒔いてそのケールで作っています。
歯ぐきが悪く、以前は歯ブラシを使うと、まっかになっていたのがピタリととまり、いたみもなくなり、その効果をはっきり知りました。
何かの都合で飲用を止めるとわるくなり、飲用を始めるとよくなります。
はっきり効果がわかったものですから、他の人にもすすめ、家内でも一同飲用しています。
(34・11・12通信より)
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7. ケールの虫
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岐阜県 Y.N.
ケールの種がとれたそうですからお送り下さい。
近所にも欲しい方があるのですが、お無理がお願い出来ましたら少しよけいにお送り下さい。
5月頃まいたら虫に食われてなくなってしまい、今は全然ありません。
昨年のが5月頃花がさいて種がとれると楽しみにしていたら、虫がつくやらやせていたやらで、種にするような実がなくて、とても残念でした。
(34・7・16通信より)
◎虫はよくつきます。
苗の間はとくに気をつけて虫を退治して下さい。
花が咲いて実が出来るときにも、アリマキがよくつき、そのため枝がやせて実にならなくなってしまいます。
これもこまめに退治して下さい。ちょっと油断していてもひどく繁殖するものです。
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8. 舌の裏が水ブクレ
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岡山市 I.S.
5月上旬でした。
永い出張から帰った翌日の朝、舌の裏に「水ぶくれ」が出来ているのに気がつき、気になっていました。
それから2、3日したら「水ぶくれ」がつぶれていました。
「水ぶくれ」出来ては2、3日してつぶれ、1ヶ月余りして、とうとう倉敷の中出医院で診察を受けましたら、先生が注射をして下さって、後で、青汁を飲む様に、いわれましたので早速始めました。
2ヶ月余り心棒して飲みましたでしょう。今では、すっかり良くなりました。
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9. 質問箱
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東京 S.Y.
問
センイも必要と二木先生から教えられていますが、この点青汁ではどういったらいいんでしょう。
答
センイは確かに必要です。
幸に青汁では細砕されたものがかなりはいります。(荒い布でしぼりますから)。
それでも足らぬばあいは、カスも一緒にたべることをすすめています。
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コラム紹介
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こども
兎角子供歩行いたし候がよろしく、
朝も未明より起き、水にて顔をあらひ、
薄着にて庭などへ出て、子供相応いたづらいたし候がよろしく候。
風引候へば其節あたたまり候が宜しく、
風引様とて用心いたさせ候は以の外に候。
(水戸烈公)
◇
小児の悪き程あぶれ、
ひどく泣くは息災、
しかも成人早し。
(それそれ草)
◇
子供は出来るだけ外へ出す。
薄着をさせて外へ出す。
雨も風も霧も雪も厭う必要はない。
それで子供は喜ぶ。
この点子供の方が余ほど親たちより賢い。
(ヒントヘーデ)
◇
3.5才になる私の子供は
実際的の健康法については
生涯顕微鏡や試験管で仕事をし、
しかも痛風や糖尿病になっている多くの教授連よりは
多くを知っている。
(ラーマン)
四月句
深山旅愁
飲みかたで酒は毒だよ薬だよ
無事にして粗食を食ふこと、
病ありて良薬を服するにまされり。
(草目危言、衛生史譚より)
倉敷西小学校を觀て
岡田道一
青汁を口ごと飲むてふ学童の 生々あそべる西小学校
ヴィタミンも給食も栄養も何も入らず青汁あらば足るる健康
青汁の1合のめば宿便も 下りて旅の疲れ癒えたり
組織と器官の調和ある発達を遂げしめるような方法を発見する者が
大なる発展の創造者になるのである。
こんな人物はパストウールでも真似のできないような、
人間を幸福にする方法を教えるものである
(カレル著、桜沢如一訳、人間)
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ご意見・ご要望はこちらへ
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