健康と青汁タイトル小 <1959年9月15日発行 第37号>
 目次




1. 骨組の太い人

     医学博士 遠藤 仁郎 

     骨組の太い、頑丈づくりの人は、生れつき健康で、身体的にも、精神的にも精力絶倫。いわゆるスーパーマンで超人的のはたらきが出来、家の柱国の宝といった大切な人が多いのです。
     しかし、そういう人には脳溢血や心臓病などでポックリ死んだり、高血圧だの動脈硬化、糖尿病、その他いろいろの慢性病がつきやすく、また早く年をとる傾向も大きいものです。
     いったい健康とか、寿命とかいうものは、たしかに一つには親からうけた遺伝的の性質によります。ですから、生れつき頑健な、この型の人々は、本来いつまでも健康で、人なみ以上長生きもする筈なのに、事実はかえって早死したり早く老いぼれたりするのはなぜでしょうか。
     それは、いま一つの条件である、からだの扱い方、つまり日常生活のあり方にあります。私どものからだも一つの機械です。つくりがお粗末であればいたみやすいのは当り前ですが、精製されたものでも、扱い方が乱暴であれば、やはり早くガタガタになります。
     まして複雑きわまる構造と機能とをもった精巧なオートメーション機械です。生れつきがいかによいからだとても、無闇につかえば早くいたむのも、これまた当然なことです。

     太づくりの人は、いたって丈夫で、殆んど病気など知らぬというほどなので、健康に対する自信がありすぎ、元気にまかせて無理に無理をかさねます。所謂不眠不休の活動もいとわぬ。そうして偉大な業績を残す人も少くないわけです。
     けれども、無理はやはり無理。そうそういつまでもそれがつづく筈はありません。しかも、元気にまかせて大酒はのむ、煙草はすう、女色に耽って精力を濫費する。おまけに、うっかりすると悪い病気にもかかる。という不摂生をあえてします。
     こうしてからだを使いぬきいじめぬく一方、食べ方も出鱈目。元気にまかせて肉食、脂肪食に傾いた濃厚味食を飽食し、酒は斗酒なお辞せずと痛飲し、あらゆる刺戟興奮性の飲食物や甘味のつよい菓子を、味覚のおもむくままに食いまくり飲みまくる。
     そして野菜といえば、全然見むきもせぬか、たとえ少々食べても、ろくにかみもせず殆んどすべてを素通りさせてしまう。こうした熱量、蛋白質ばかり多くて、ビタミンやミネラルには甚しく不足した不完全栄養では(栄養素の利用が悪いから)、いきおい大食せねばならず、いよいよからだの負担は大きくなります。

     ところで、もともとこうした体質の人の体内代謝は普通とはいくらか鈍く、とかく異常をおこしやすい傾きがあります。そのことは骨組の太いたちのものは肥えやすい、という事実からもわかりましょう。ふとるということはいかにも景気よくは見えますが実は、体内代謝が充分活発でない証拠で、そのため、少し食べすぎても熱量があまって脂肪になるのです。
     ですからそれはちっとも喜ぶべきことでないばかりか、脂肪がまわって弱くなっている心臓は、重いからだのために、いつも過労しており、余力が少くなっているので、僅の原因でもすぐにやられます。また、新陳代謝の変化の結果として、高血圧や動脈硬化、糖尿病、あるいは胆石や腎石が出来、肝臓病や腎臓炎といったものにもなります。

     今でこそ余り問題にならなくなりましたが、以前には肺炎でも、肥りだちの人がよく死にました。疔や廱もこういう人に多いもの。悪性の結核も決して少くありませんでした。いずれも代謝異常のまねいた抵抗力の弱ったためにほかなりません。癌の多いのも同じで、おそらく抵抗力の弱いためにビールスがはびこって来るのでしょう。
     昔の川柳に、「栄耀の腹を医者はこわがり」とありますが、まことにもっとも千万というものです。ともかくこうした、人にすぐれたからだの持ち主はすることなすことすべてケタ外れです。それだけに大切な人でもあり、またからだの扱い方しだいでは、百才、百二十才、あるいはそれ以上にも天寿を全うする人でしょう。

     折角めぐまれたこの健康を、われとわが口でさいなみつづけ、削りつづけて、ついには思いもかけぬ急病におかされ、今更のように後悔の臍をかむことともなるのは、まことに惜しみても余りあることです。
     自信も程度によりけりです。過ぎたるは、この場合もやはり、なお及ばざるが如し。まことに危い。なるべく早く、まだ故障の現われぬうちから、油断せず、日常生活の合理化につとめたいものです。
     適度の休養。適度の運動。そして正しい食べ方。食べ方の目安は肥らぬよう、理想体重を保つよう加減すること。主食(米飯、パン、ウドンなど)をへらし、芋豆類を併用、脂肪の強い肉類をさけ、酒、菓子に注意し、タバコやコーヒー類はなるべくやめる。
     そして、緑葉類を主とした野菜類をなるべく多く、しかも出来るだけ生で食べ味はうすくする。つまり昔からいう粗食の少食にし、せめて青汁だけでもうんと飲み、一週一度くらいは野菜果物だけ、または青汁だけを飲んですます(日曜断食)などという風にやってみるのが、もっとも安全な道というものです。



2. 暑さ寒さも健康次第

     暑いの寒いのといっても要するに心得次第だ。
     「心頭滅却すれば火も亦涼し」とか、
     「これ禅房に熱の到ることなきにあらず、ただよく心静なれば、即ち身も涼し」で、
     暑いと思えば暑い、涼しいと思えば涼しいんだといわれる。
     なるほどそういうものかと痩我慢を張ってみても、真夏はやっぱし暑くてたまらぬし、寒中は寒くてやりきれぬ。所が妙なことに、ここ数年来、しだいに夏が涼しく冬が暖かになったような気がする。
     相続く水爆実験で、あるいは大気の模様に異変がおこり、気候が変てこになって来たのかも知れぬ。梅雨などにしても、以前は大概暦の通りに「入梅」で降り出し、雷が鳴って上っていた。
     それがこの節では、5月初めからもう降り出し(菜種梅雨だの苗代梅雨といって)、いつまでも上らず、7月中ぐずついてみたり、から梅雨かと思っているとひどい集中豪雨にいためつけられるといった風で、お天道さまもたしかにちとおかしくなられているかにみえる。

     しかし35度だ、36度だという馬鹿暑い日も少くないのだから、どうも涼しくなったのではないようだ。やはりからだの調子によるらしい。
     まえには、5月半ばもすぎると、もうそろそろ具合がわるくなり出し、秋風の立ち出すまではいつも倦く真夏ともなれば、全くうだりきって喘ぐような毎日がつづいたし、とても秋がまち遠かった。
     それが、近来では、別に苦しいともしんどいとも思わず、夏は夏なりに楽しいし、もうおしまいか、と驚くばかり早く秋が来る。これはただ気持の上だけだが、はっきり現われるものに冷いものへの欲求、氷の消費がある。以前は氷水もよく飲んだし、冷蔵庫には毎日氷を入れた。今では氷水など少しも欲しくないばかりか、冷たすぎて気持が悪い位だ。
     だから冷蔵庫もいらぬ。氷をつかうのは客のある時だけである。昔の人が、夏には熱いものを、冬は冷いものを、といっているのも、あながちアマノジャクのせいばかりでもなさそうだ。
     それはともかく、夏が以前よりずっと凌ぎよくなった。年のせいで血の気がへったためかも知れぬが、そうでない証拠に冬の寒さもまた楽になっている。
     前にはよく冷えていた手足もさほどでなくなるし、炬燵のいらぬ日も少くない。これは冬がだんだん暖くなっているそうだから、(子供のころはよく雪が降ったし本当に冷たかったが、今は余り降らず冷たさもさほどでなくなった)そのためかも知れぬが、どうもそうとばかりはいえぬように感じられる。
     いずれにしても、からだの調子がよくなれば、暑さも寒さも感じにくくなり耐えやすくなることは、「健康ということは季節や気候に影響されぬことだ」といわれている通りのようだ。そこで思うのだが、暑い寒いも心得しだいということは、何も、そういう風にむやみにやせ意地を張れ、というのではなくて、本当に健康でさえあれば、暑いの寒いのという必要がなくなるのだ、と訓えているのにちがいない。

    (34、8)



3. 東京と大阪

     さる7月13日の東京朝日、翌14日の大阪朝日の「青鉛筆」欄に、私どもの提唱しているケールのことが紹介され、薬草にされてしまったには面喰らいましたが、その扱い方にみられる、東京人と大阪人のもののうけとり方のちがいが、いかにもおもしろいので、ちょっとごらんに入れましょう。

     『ケールという名の葉をスリバチですって、その汁を飲む一種の若返り方が一部の文化人の間ではやっている。
     この葉は植物の分類では十字科に属するもの。量は一日コップ一ぱい。“良薬口ににがし”で、はじめは「ゲッ」とするほど青くさい。とくに胃腸病に効果があるとは礼賛者の弁だが、ガマの油式に能書を並べると、結核、熱病、心臓、高血圧にきくという。(「白い頭に黒い毛が生えてきた」と画家夫人。サジをなげた婦人病患者に「薬」とごまかして飲ませたら、ケロリ治ってびっくりした医師。データはいろいろある。)
     ポルトガル産というこのケール、もちろん商品ではないから売ってない。愛用者は「先覚の人」からタネを分けてもらって、自分で栽培するわけだ。
     提唱者は倉敷市の病院の内科部長だが、東京でも同好者が「青汁の会」を作って、グループが効能を自慢し合っている。東大生薬教室で聞くと、なぜ諸病にきくのか首をかしげるばかり。(いうならば「知られざる良薬」か。)』

     この全文が東京朝日の記事で、大阪朝日ではカッコの所が省略されています。そして最後の所は、「首をかしげるばかり、念の為。」となっています。なお東京朝日の読者からは多数の問い合せや種子の希望が殺到しましたが、大阪のそれからは殆んどなかったことを申そえておきます。



4. 青汁禮讃(1)

     K.O. 

     私は西宮市のある病院に入院中の安静度1度の患者です。
     昨年6月大喀血後現在でも絶対安静を続けている状態にあります
     私と同じカトリック信者の紹介で尼崎の田路さんに御願いして遠路御配達をして頂き、本年の一月から青汁を飲用し始めました。飲用量は1月7日から3月20日迄1本(90ml)、3月21日から3本に増加して今日に至っております。
     その間3月25日に風邪を一度ひいて37度5分の発熱を見ましたが、ただ一回丈ですみ、その後は風邪をひきません。5月に入ってから一寸暑い夜には蒲団をぬいで眠ってしまい驚いて眼を開いて蒲団をかけて寝たことが何度もありましたが風邪もひきません。
     一言以て簡単に申しますれば風邪をひくことが少くなったいうことです。何故私が風邪のことを最初に申すかと言えば、この肺結核闘病上の悪戦苦闘において病者が一番要心するのは風邪をひかないという事だからであります。
     病状悪化は風邪から起ることが多いのですから病者は寒い冬季は勿論、年中天気予報に耳を傾け、風邪をひかないように衣服調節、その他に注意するのは到底健康人に想像も出来ません。
     青汁飲用5ヶ月にして、これはしまった風邪をひいたかな、発熱するかなと心配する事があってもそれが何事もなしに経過すると、人間は現金なもので漸次気強くなり自信がついて来るのであります。
     病気の場合、一刻も早く病状の良くなるような曲り角をつかみ、それを契機にあとは惰性で押し通してしまうのが一番大事な回復への道だと考えます。その契機をつかむ迄は病気をば誠に有り難い神の啓示と考え、病気に悪いことは少しでもさけ、病気に良いと今迄考えてやっていた事の中でその実悪いことは無かったかと反省をしてみて、残った良い事と考えられるものは「是あるかな」とそれをば一つの信念をもって実行し通すことであります。

     その意味で私も青汁の飲用を続けてきたのであります。次に私の気の付いた点は3月始め頃から喘息の発作が減ってきたことです。2月頃はまだ毎朝4時頃になると発作が起きて咳の外に泡のような痰が多く出て困ったのですが、3月に入ってから三日に一度というように、漸次その頻度が減ってきました。その度に胸への影響を考えメヂコンSを飲むのですが、不快な薬を飲む度数が減った丈でも二重の喜びでありました。
     5月に入ると気候の温暖になったせいもあるが1ヶ月中で3回位になったのには大変助かりました。次に私の気のついた点は皮膚の血色がよくなり艶がよくなった事であります。血色とか艶ということになると同じように青汁を飲んでも胃腸の健全な人とそうでない人とにより個人差はあると考えられますが、私の場合は昨年まで青味がかった艶の悪い皮膚であったのに知らず知らずの間に赤みがさし艶が出ました。
     それはお湯と石鹸で清拭をしたあとなどは特にはっきりと判りました。次に私の気付いた点は食欲が出てきて身体が太ったことです。私は前述の通り絶対安静でねていますので体重を計量器に乗って計ったことはありません。が然し入院当時背骨にくっつくように萎んでいたお腹に脂肪がのり大分太ってまいり先日お腹の周囲を巻尺で計ると73センチ・メートルもありました。足も腕も太くなり体重も相当増加していると思います。
     次に私が是非ここに書かなくてはならないことは今年になって始めて医師からレントゲン所見の良くなったことを伝えられたことです。私の病院では3ヶ月に一回レントゲン写真を撮りますが本年1月末日のレントゲン所見まで依然として変化なしという話で毎回がっかりしていたのです。所が本年4月末日の写真を撮った時始めて所見のよくなったことを告げられたのです。7月末日の写真をたのしみにしている次第です。
     それから血沈の事も序に述べて置きますが、昨年迄私の血沈は半時間で83から90位の値でありました。所が本年1月からの血沈を列記して見ますと30分間で
     1月16日75、
     2月13日62、
     3月13日10,
     4月17日30、
     5月15日28
     ということになっております。その日のコンディションにより右のような値が出ておりますが良くなっていることは一目瞭然であります。

     以上述べたような病態で何か病状の好転を切実に感じてまいっておりますので、あとこのまま青汁の飲用を続けて行きたいと思います。私の病状の好転と云った所で、病院における優秀な医師の指導、献身的な看護婦さんの看護の下における青汁飲用が効を奏したものと考えられるのであって、青汁飲用が好転の有力なファクターであることを飽く迄も申し添えたいのであります。
     終りに田路氏の筆舌に尽せない御親切とサービス精神に対し満腔の謝意を表明してこの稿の筆を擱きたいと思います。あと又数ヶ月の時日を置いてこの中間報告の第2号の筆をとりたいと思います。


次回の内容を参照クリック

5. 青汁への希望

    金光町 M.S. 

     もう愛飲しだして3年以上にもなりますかしら。今では私の保健には欠かせないものになってしまいました。何どか止めたりのんだりを、くり返しは致しましたが、その度に、青汁の効果を思い知らされるばかりで、結局手放せないものになってしまいました。
     今では青汁信者になり信者さんも、沢山つくりましたが、皆つづけておられます。去年の夏は配達の関係で夏休み中青汁を休みましたが、夏休みの終る頃には半病人の様になってしまいました。
     今年は夏休みもつづけ度いと思いますが、休みと申しても、半分近くは勉強の為汽車で朝早く出かけますので、その為には、おそくとも7時頃までには届けて頂き度いのですが。青汁の欠点として汽車等で通勤しているものには、のみたくてものめないと云うことです。何とか牛乳の様に早朝とどけて頂いたら助かると思います。
     なおケールの種を有難うございました。家のものが秋にまいた方がいいのではなかろうかと申し、しまっていますが、今まいても大丈夫でしょうか。



6. 風邪をひかぬ

    米子市 Y.T 

     小生実施以来一年半余りとなりますが、その間風邪一つひかず、至極元気でいます。

    (34、5、9、通信)



7. 味

    信長対厨人坪内の一笑話

     坪内は三好氏の厨人であったが、三好氏滅亡の際織田軍に捕はれた。
     信長之に割烹を命じた所、水臭くて食へぬと大喝し、即座に刑を加えんとした。坪内更に一食を試みられんことを懇請し、翌日膳を改めて薦めた。
     信長毎食食はざるなく、天下第一の名匠と激賞した。
     坪内退いて曰く、昨日の料理は第一流。今日の料理は第三流。公の味覚以て知るべきのみと。

    (趣味の飲食物史料より)



8. 痔瘻軽快す

    吉備町 O.N. 

     再開以来満3ヶ月になりました。中間報告の意味にて一報致します。
     その後一日もかかさず一日2合から2合5勺の青汁とゲンノショウコ、ドクダミなどの薬草を煎じ、お茶かわりに服用致しています。
     結果、一ヶ月前から肛門外輪にあった瘻孔は、うんではつぶれしていたのが、全くふさがり、シコリもなくなりました。また肛門上部にあった粘膜瘻孔からの分泌物も、大そう少くなり、ちり紙でふくと、透明の液がほんの少しつく程度です。
     服用前は、外瘻孔に膿が五六日したらたまって破れる時は痛みがありましたが今日では全く痛みはありません。膿も全くなくなりました。

    (34、2、10通信)



9. 遠藤青汁と牛乳各180cc(1合)宛の成分比較表

    遠藤青汁と牛乳各180cc(1合)宛の成分比較表
    熱量蛋白質脂肪糖質カルシウムビタミンAB1B2
    遠藤青汁48.65.30.545.752281000.1120.558189.0
    牛乳106.25.45.88.11801800.0540.2700.9
    備考青汁の成分 昭和32年3月 大阪府立衛生研究所分析結果(材料ケール)
    牛乳の成分 総理府資源調査会食糧部会決定改訂日本食品標準成分表(昭29)による
    単位 熱量はカロリー。蛋白質、脂肪、糖質はグラム。カルシウム、B1、B2、Cはミリグラム。Aは国際単位
    熱量、蛋白質、脂肪、糖質は厚生省発表国民栄養の実態によっても余り不足はない



10.質問箱

    オオバコ 徳島県 M.K.

    オオバコ、ドクダミ、ハコベなどの薬草を青汁で飲むのと煎じて飲むのと、どちらが効果的でしょうか


     煎じ汁の成分は水にとけるものだけですし、青汁ではすべてですから、青汁の方がそれだけ効果は大きいわけです。しかし薬草の中には随分有毒なものもありますから、よほど注意して下さい。私も現に、痰によいというので、ヤツデを青汁にして飲んでひどい目におうた方を知っています。




    ニンニクの葉 大分県 Y,G.

    ニンニクの青葉を刻んで醤油につけてご飯のお添にして食ています。害はないでしょうか。味が好でありますが。


     少しでしたら、差支ありません。刺戟のつよいものですから大量に食べるのはよくありませんが。



コラム紹介

     人も器物もつかひ過れば損じ、
     つかはずに置くときも損ず。
     息災はみな中庸にあり、
     過不及なきはよろづ長くたもてり。

    (柳沢淇園 雲萍雑誌)



    酒色をこのみ、達者なりとおばゆる人は、
    わか死するとしるべし。
    惜しむべしとおもふ事、いかほどもあるなかに、
    脾胃つよく骨節たしかに生れつきたる人、
    よく養ひなば、百年も難きにはあるまじきに、
    酒色をほしいままにして夭死するぞ惜しき。云々
    (雨森芳洲 たはれぐさ)



    遠藤ヒナ子     
    青汁で心のしこり仏けけり
    サロンパスいつの間にやら箱の底
    青菜っ葉からだの掃除もひきうける
    ビタミンもミネラルもあり青菜っ葉
    青汁は三日坊主にききめなし
    青汁を様づけにする持病もち



    (人生の拾物)
    唇紅
    その場所にふさわしくない、
    あくどい唇紅の女性をよく見ます。
    花の美しさは、その花の個性に調和した、
    無理のない色付けにあるのではありますまいか。
    女性も、その人その人の顔にマッチした唇紅を塗ってほしいものです。
    不調和な唇紅の顔に出あうと、
    その女性の教養の程度がわかるようで、
    気の毒にさえ思います。
    本当に顔の美しさは、
    むしろ健康な素顔ではありますまいか。
    “心の美は顔の美にまさる”
    (光一)     








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