健康と青汁タイトル小 <1959年1月15日発行 第29号>
 目次




1. 寒がり冷え性

     医学博士 遠藤 仁郎 

     貧血したものや血の気の少くなった老人が寒がるのは当り前でもあるが、よい顔色をしており、そう年もとっていないのに、いや元気盛りの若い者や子供にも足腰が冷え、随分と厚着をしながら、まだ寒い寒いと2つも3つも懐炉を入れ、炬燵にばかりもぐったり、ストーブにかじりついて離れぬといった人があります。

     原因の一つは鍛錬の不足です。大いにスポーツでもやるとよろしい。殊に冷い風の中であばれること。スキーやスケートなどは面白くもあり効果の点でも上々というものです。
     少々手荒いのには冷水浴や冷灌水、水垢離てなのもあります。
     昔ある名医が、大金持の若主人の寒がりを寒中に井戸端につれて行って、頭から冷たい水をいやという程ぶっかぶせて治したという話もあります。といってもこういう運動や荒療治は誰れにでも、またどこでもやれるわけでもありません。

     まあ、せめて空気浴か皮膚の摩擦でもといったところに落つきます。
     夏は裸になり、寒くなり出してもつとめて薄着にならし、素手や乾布でからだ中をしっかりこする。
     タワシや荒繩、あるいは冷水摩擦はなお結構というもの。
     但しこれとても年中かがさず熱心につづけてはじめて効果も望まれるので、三日坊主ではもとよりダメだし、寒くなってからでは急の間にはあいかねます。

     何とかもっと簡単に治る分別もないものかと薬にでも頼りたくなるが、生憎とそう都合のよいものはちょっとありません。
     そこで例によって食物のことを考えてみましょう。少くとも私が扱った寒がりや冷え性の人はみんな言い合したように白米飯に肉や魚や卵ばかり添えて食べ、味は濃厚なものをこのみ、菓子もよく食べる。そして、野菜はきらい、果物もあまり好かぬ、という人ばかりでした。

     こういう食べ方では熱量や蛋白質は充分乃至過剰にもありますが、それらと釣り合っていなければならぬビタミンやミネラルは甚だ不足しています。
     その為に体内代謝がうまく行かず血液状態が悪化し(俗にいう血の濁り)、神経や血管のはたらきに変化があらわれ血の流れが充分でなくなるので、ひどく寒がったり冷えたりするのです。
     そこでこの誤りを直し、ビタミンやミネラルの多い緑の菜っ葉をしっかり、しかもなるべく生で食べ、青汁にもして飲むと、しだいに寒さに対する抵抗力ができて来、あまり寒がったり冷えぬようになります。

     このことは顕微鏡でみてもわかることなので、肉食に傾いている時の皮膚の毛細管は曲りくねり、ふくれたり細くなったりしており、その中の血の流れも滞りがちなのですが、菜食すると血管は真直にはしり血の流れはよくなります。
     また実際緑葉食青汁を中心とした完全食にして、一般の健康状態がよくなるのとともに、以前にくらべうす着になったもの、外套も手袋も足袋も炬燵もいらなくなったもの、毎冬悩まされていた凍瘡からまぬかれたものも少くありません。

     血管の痙攣のために血流がとまり、指や手の色が変り、ひどく痛み、ついには死んでしまって脱疸になるレーノー氏病という難病さえも治っている程です。
     ともかく特別の原因のない寒がり家や冷え性の人には、もとより生れつきの素質もあるでしょうが、多くの場合甚しい偏食がつきもののようです。
     そして、それを改善して緑葉食にし、あるいはせめて青汁だけでもうんと飲むようにすればそれだけでもかなりよくなるものです。



2. 茶がらのテンプラ

     昨年の5月、青森を訪ねた時、同市の白井雄作氏から「茶がらのテンプラ」を教わった。
     煎茶を飲んだあと、ちょっと水切りして衣をかけ、あげて食べるのだが、なる程これはいける。
     「茶かす」を食べることはかねがね私も主張しているのだが、その食べ方については、ただ醤油や味噌をつけるとか、いろいろの「ソース」類をかける(欧洲へはじめて茶が伝えられた時そうして食べたということであるが)くらいのことしか考えていなかった。
     これでも食えぬことはないが、テンプラはとても香ばしくてずっと食べよい。全く妙案。さすがみちのくのお茶店のご主人公の思いつきだけある、とつくづく感心した。
     雪国の長い冬の間の最大の悩みは、何といっても青物の不足。
     その対策として、昔から、野菜や山菜の貯蔵法が講じられているが、「茶がら」の利用はまさにその最たるものというべきだろう。
     茶の原葉はもともと素晴しく栄養価に富んだ緑葉であり、わが国の製茶法ではビタミンの保存がよく、Cさえもかなり多量に存在する(普通のものの乾燥貯蔵では殆ど失われるもので、茶のうちでも紅茶や鳥蘭茶ではCは皆無、他のビタミンも少い)のだから、乾燥貯蔵物としては、恐らく比類のないもので、野菜(緑葉)の補いとして極めてすぐれている。
     しかしその全体を用いる抹茶の飲用は比較的少く、多くは煎用される。
     ところでその際茶の中に出るのは水にとける成分の一部にすぎず、大部分(水溶成分の約60%、不溶成分は全部)は「茶がら」に残っている。
     だから「茶がら」の栄養価は決して馬鹿にできないわけである。
     事実馬の大好物であり(戦時中軍馬の飼料用に隣組で集めて供出したこともあった)、波多野博士は「緑飼代用として効果をあげている」とその著書「飼料学」に記されている。
     しかもこの「茶がら」が勿体ないことに、みんな捨てられて少しも顧みられないのは、まことに惜しいことだと思う。
     食べ方はいくらでもある。テンプラにする他に、そのまま汁の実にもなるし、けずり鰹と醤油をかければ「ひたし」になり、油酢、味噌、胡麻味噌、胡挑味噌などの「あえもの」にも面白いし、油いためにしてもよい。
     小麦、ソバ、芋の粉などに混ぜて茶入りのパン・蒸しパン・流しやき、団子・餅・菓子にもできる。
     雪の多い北海道、東北、北陸はいうまでもない、その他の地方でも、とかく平素から緑葉のとり方が足らぬのだから、こうして「茶かす」を活用することは、栄養改善の点からも、極めて大切なことがらで、決して単なる節約とか廃物利用といったミミっちいものではない。

    (遠藤)



3. 愛の七草

    岡山市 G.H. 

     旧の正月がまいりました。
     古い神社には古式の祭典があちこちにあり、山村では旧正月を殊に喜びます。
     新正月が世界共通の便利上法律で出来たものなら、旧正月は古い古い日本民族伝統の正月とも云えましょう。
     七草の食べぞめはこの旧正月七日で、七草粥の事は土佐日記にもありますから、今より千年以上前から始められたものと云います。

       「君がため春の野にでて若葉つむわが衣手に雪はふりつつ」
      (古今集 光孝天皇)   

     と云うお歌は人口に檜炙せられております。
     後世、末法の人々は口頭の欲望につられて、尊き野菜に遠ざかり、栄養の均衡を失い、民族弱体化の憂があり、特に野草には栄養の多い事を知っておった古の賢者は、埋れてゆかないようにこれを子孫に伝えておきたいものと、一年の始めの正月七日に、凡そ出揃ふ七色の草つみそろえ、七草がゆとか、お餅汁の青味として食べるのを、お正月の食事儀式としたものである事は間違いありません。
     栄養の事もさる事ながら我々は民族の保存、繁栄に関連して、祖先の愛念の深きにうたた感慨にたえぬのであります。
     皆さま感謝して七草を食べましょう。

      (桜沢集より)
       徳川家康、加藤清正好んで玄米粥を食す

     と古記録にありますから、手に入る所では、丸粒又四つ割位に荒びきした七草玄米がゆ、半搗米がゆも意義あるものでありましょう。

     千数百年前に蒔いた愛の七草の科学の華が咲きました。
     摘みたてのものを、よく洗って青汁にし、毎日飲む事が炊いて食べるに倍し体に良い事を倉敷中央病院の遠藤博士によって提唱せられ、多数の人々に健康と美味の福音を伝えられておる事は深く感謝すべき事であります。
     野菜でもキャベツの如き生食に良いものもありますが、大体野草は野菜より清潔で、ずっと汁がうまく、無機成分、ビタミンB群なども豊富。
     それに生汁には現代の科学ではまだハッキリわからない大切な未知の因子があるとの事です。

     敗戦後の日本は百年でも恢復するかせぬかわかりません。
     今はただ復興一途で政治、経済、教育等の各界それに生活問題と、エネルギーの消耗も甚だしい。殊に国民の大多数は中以下の貧乏階級ですから、無代同様の青汁を飲む習慣を国民各層に行渡るようにしたいものであります。
     七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ(ヒズル)、ホトケノザ、スズシロ(大根葉)。このほかタンポポ、ヨモギの若芽、クローバーもうまい。
     そうたいに清浄野菜と右野草をまぜて飲むと味いよろしい。まぜる水は良い井水が一番うまい。水道の水なれば冬はさ程にもないが、暖くなると塩素(カルキ)を沢山入れるので、うまい青汁がまずくなる。
     6時間−12時間汲置きして塩素をある程度逃がして用ゆるがよい。

     学校とか大工場では3−50坪の空地はあるもので、個人でも一坪菜園のできる所はありがちです。
     ここに鶏糞とかわら、くまし、枯草、良質の化学肥料など入れ(人糞は一切入れてはならぬ)、野草栽培の基本をこしらえ、あとは市販の清浄野菜を足すようにすれば、年中有効新鮮なものが相当得られる筈です。
     菜園の出来ぬ学校は、年2回位「摘草遠足」などして、その野草を持帰り、清浄野菜を加え、少しでも飲むようしたら、理科の勉学にもなり、PTAのお母さん方もお誘いしたら、成人教育をかねて楽しい事でありましょう。

     なお飲む時給食パン少しを添えれば生徒の楽しみは一層よい事と思います。
     あれば大豆煎り粉(きなこ)、リンゴ汁、牛乳等の内一種を少し入れてのむと始めの方も大変のみよくうまい(砂糖は成可く入れぬように)。
     なお新鮮なる野草や野菜の青汁は若さを取戻す青春の復活に役立ち、世の中や家庭の為に今少し働きたいと思うておる40才以上の人に関係深い食物であることを附言します。

    附記
     林翁は熱心に青汁を実行されている方で昨年喜寿を迎えられ益々矍鑠としていられます。
     なお本文は昨年3月いただいたものです。



4. (随想)生きていた鼓動(7)
前号参照クリック

     私が身を横たえて居ります病室の北手は、広い空地になっています。
     青葉が地をおおい、そこが緑色の敷物を敷いたようになった処は、ほとんどと云って良い程、クロウバーが生え繁っているのです。
     この青葉の空地は、入院患者の精神的憩いの場所として、どんなにかプラスになって居ることでしょう。
     その緑の絨氈を敷きひろげた一面のクロウバーの原に、東から斜に光を投げてくる朝日が、葉の面にふれて、そこにしっかりと付いた朝露をなぜているとき、視角の移動にしたがって、それはキラキラ彩を放つのですが、こうした朝がおとづれるとそれがまるで日課であるみたいにきまったように、ときには帽子をかぶったりして、中年の男の入院患者がかた手に入れ物をさげて、私達が居る病室の近くを歩いてゆくのが目に止るのでした。
     私は別に気にもとめなかったのですが、ある日のこと、その日は手洗い場へ行って帰った直後だったので、その男のかたが何をして居るかがよくわかったのです。
     足で踏まれていない新鮮なクロウバーを、しきりに摘んでは入れ物に投げ入れているのです。
     かなり摘みおわると、束手の方へ来た道を帰ってゆきます。
     クロウバーは何の目的だったかを知り得たのは幾日も過ぎてからでしたが、その摘取ったクロウバーを、良く洗ったあと、ミンチでくり落してから、その葉汁をしぼって飲むのだと云うことでした。
     その人は、南手の病舎に入院なさって居る患者さんで、内科だったのです。
     K・C・Hの内科では、早くから緑葉の汁を患者の食生活の一助に勧めてあったふうです。
     青汁が病室に顔をみせるようになってから、或期間を経てからだったように思いますが、外科の患者でも飲んでみたいと希望する人達は、愛飲をほほえましく見られて居たようです。
     毎日と云ってよいでしょう。看護婦さん達の詰所の差し向いの炊事場に、青野菜が小高い束を見せ、ミンチを台に取付けられるとホウチョウでその野菜を小さく切った切片の部分を入れ又入れて、手まわしハンドルをまわして摺りつぶしたどろどろの濃緑の汁を、ガーゼ風な布に入れて搾るのです。
     そして出来た青汁はヤカンに入れられて、近くの病室から順に配られてきます。
     私も愛飲していたのですが、始めはコップに3分の1、それを飲むのがやっとだったのです。
     野菜葉どく特のあの土気が鼻についてやりきれなかったのです。
     でもコップをすいて見える濃緑の汁は、なにか肉体を元気づけるものがあるように思えました。
     一粒の種子が発芽し、双葉を見せてからの日の流れにそって整なってくる枝葉、ぐんぐんと伸びふとり、成長するあの姿に、患者の心がしばらく思いの眼を注ぐなら、青い汁のなかに偉大な活力素のあることに気付くことと思います。


次号参照クリック

5. 高血圧

    布施市 Y.T. 

     ちか頃ねむられず、指先がシビレますので、診察してもらいましたところ、72才ですが、2百あります。
     高血圧には青汁がよろしいとのことで、つくりましたが中々とれません。
     どのようにしたらよいのですか。

    (33、4、20)
     過日は早速おはがき下さいまして有難うございました。
     仰せの通り青汁もうんとのみ、注意も致しましてお蔭さまにて、この頃では血圧も160位に下りまして夜もよくねむれるようになりよろこんでいます。
    (33、6、16)



6. 豊作と日本人の食生活

    海の向うでは
     最近アメリカ、ヨーロッパの新聞、雑誌をみていると「カロリーレス」ということばがさかんに出てきます。
     カロリーレスつまり“カロリーのない食べもの”ということですが日本では“栄養豊富”とかくところを、むこうではこのカロリーのない食べものというのが、キャッチフレーズになっているのです。
     これは一つにはスマートになるために体重を減したいという女性の欲求にこたえるためですが、もう一つには中年以上の男性の、長生きしたいという欲求によるもので、50以上の人で太っている人とやせている人と死亡率をくらべてみると、太っている人のほうが5倍もよけい死んでいる。
     だからアメリカの会社の重役さんたちは、できるだけ宴会に出ないように出ても食べないように苦心をしているということです。
     すなわち栄養がよくなりすぎた結果がこういう現象になったわけですが、いずれにしても、女の人はきれいにみえるために、男の人は長生きしてもっと働くために、食べものを制限するというのが、ヨーロッパやアメリカの食生活の今のかたちで、いまだに“栄養豊富”がキャッチフレーズになっている日本と、大変な違いであることが、これだけでもわかります。

    米を副食にしよう
     それでは、日本の現状はどうでしょう?
     厚生省の国民栄養調査をみると、やはりタンパク質やビタミンの不足から、栄養障害をおこしている人が相当あります。
     そこで食糧事情もよくなり戦前以上に豊富な食料品が出まわっているというのに、いったいこれはどういうわけなのか、という疑問が出てきますが、結論からいいましょう。
     その一ばん大きな原因は、日本人が米を主食にたべていることです。
     米に、熱量源以外の栄養がほとんど期待できないことはいうまでもありませんが、にもかかわらず、その米中心という栄養状態、デンプン中心の、つまり前世紀の栄養状態がまだそのまま残っている。
     これが日本人の栄養向上をさまたげている第一の原因とおもわれます。
     そこで、何よりカンジンなことは主食と副食の区別をなくする、いや、むしろ米を副食にしてしまうことです。
     豊作がつづくのは結構ですが、そのために米食偏重の傾向がいよいよ強くなるようでは、いつまでたっても、日本人の栄養向上はのぞめません。

    (大阪女子短期大学長 下田吉人博士)



7. 急性リウマチ

    長八幡市 H.N. 

     主人が本年3月末足の急性リウマチになり、毎日薬をのみ、注射を続け、デンキ治療も7月末まで続けましたが痛みは治らずどうもはっきりせず困っていました。
     8月よりケールの青汁を朝夕2回コップに2杯づつ続けました。
     ちょうど1ヶ月続けた現在では、もう痛みは忘れたように去り、どんなに自転車にのりまわしても全然疲労感もなく、有難い有難いと申しております。
     この頃では青汁がないと淋しいという程です。
     ビタミン綜合剤はいつも手放せないものでしたが、青汁を飲み始めて不用となりました。

    (33、9、15附通信より)



8. 幼児の食生活

    金光町 M.Y. 

     「勝則、ぶどうの種を、いっしょに食べると、おなかの中で、ぶどうの木が生えるぞ。」
     とたしなめる私に、
     「おとうちゃん、ぶどうの木が生えて、大きいぶどうがなったら、おとうちゃんにもあげよう。」
     といいながら、またたく間に一房のぶどうをたいらげてしまいました。
     専門医から妊娠不能といわれ、全く希望を失っていた私たちに、神の恵みを得て、奇蹟的にも授った長男です。
     出生時、産声も十分に発することのできなかった子供、その上に母乳がなく、人工栄養だけで育ったのに、生後2年7ヶ月で、身長93.6糎、体重14.1瓩という標準をはるかに越えた発育をとげるまでになりました。
     胃腸も丈夫で、ぶどうの種まで食べても、一度だって下痢したことはありません。
     これも一つには青汁のおかげと常に遠藤先生に感謝いたしています。
     同時に人工甘味料はもちろん砂糖も出来るだけ与えないようにしたためと思っています。
     今頃でも甘い菓子はほとんど食べず、特に生菓子など口に入れても、はき出してしまいます。
     従って歯がすばらしく丈夫で、ベークライト製の食器や箸など度々かみ割ることがあります。
     生後1ヶ月頃から、ミルクの中に青汁を入れてやりました。
     はじめはさかずきに一ぱいぐらいからしだいに増していきました。
     そのため生後3ヶ月頃から標準以上の発育をとげるようになりました。
     菓子を食べさせないかわりに果物はよく与えました。
     生後2ヶ月頃からリンゴ汁を与え、みかんなど顔をしかめても、むりやりに口の中へしぼり込んで飲ませました。
     6ヶ月頃からは夏の間中、毎日のように、トマトをしゃぶらせました。
     便の中に、トマトの種子がたくさん出ても下痢するようなことはありませんでした。
     ぶどうや桃の汁なども早くから飲ませました。
     青汁はとてもすきで、ミルクや牛乳の中に入れて飲みます。
     「みどりの乳」といって喜び、青汁だけでも飲みます。
     決して顔などしかめたりはしません。
     ままごと遊びをする時でも、ケールの葉をとって来て「ほい青汁ができました。」とか「これはみどりの乳です。」などとひとりごとをいいながら、よく遊びます。
     この間ガラスびんの上にころんで二針も縫う程の傷をしましたが、とても早く全快しました。青汁の効果だと思います。
     青汁、果物の外に私は「味付のり」をかなりたくさん与えます。
     多い日には6〜7束も食べさせます。
     これも生後4ヶ月頃から続けています。
     これらの食物によって、子供の健康ばかりでなく、頭脳の発達、運動機能の発達にもよい効果をあげているように思います。
     言語などもとても豊富で既に幼児語は殆どかげをひそめるまでになっています。
     要するに、幼児の食生活に青汁、果物、海苔を出来るだけ多く与え、砂糖、人工甘味料のはいった菓子類を出来るだけ、与えないように注意することが、子供の心身の健全な発育をもたらすものと確信するものであります。
     幼児をもたれる多くのお母さまのことを思い、筆をとった次第です。



9. 質問箱 濃い青汁がさわる

    広島県 A.T. 

    問 濃い青汁がさわる
     昨年来毎日を楽しく青汁を飲んでおります(一昨年脳溢血以来半身不随)。
     お蔭様にて健康も次第に快方に向いつつあります。(この頃では肩にすがって歩行する様になりました)
     キャベツの青汁のウスイもの1合宛1日2回で食欲もあり大変腹具合もよく便通もよろしいが、濃厚なものを飲むと吐気があり腹具合悪く便秘します。
     緑の濃厚なのがよく効く感じはするのですが、右のような症状が出て気持がよくないのです。
     他の補助薬を飲んでも濃厚な青汁を飲みたいのです。
     御教示下さい。


     青汁は濃いほど、また多いほどよいのですが体質によってそういうこともあります。
     しかし次第になれて来ますから、焦らずだんだんならして下さい。
     初はさわらぬ程度にうすめ、また少量にしおいおいに濃く、また多くするようにして。

    (遠藤)




    和歌山県 K.O. 

    問 消毒は?
     しぼった汁は何らかの方法で消毒するのですか。


     青汁の目的は「なま」で食べることです。
     ですから初めから虫やバイ菌の心配のない清浄な材料でなければなりません。



 コラム紹介

    青汁の歌

    文博 矢野仁一       

        なにとなく 健康(つよ)さますらし 青汁の
          うまさもまさる ここちこそすれ

        へだてなく 民をうるほす 天つ日と 
          土のめぐみの こもる青汁

        菜色に 生色蘇(か)える 民草の
          青汁称賛(たた)う 声も聞くごと

        青汁は 倉敷全市に 普及して 
          健康のまちと なる日を想う

        日本一 健康のまちの 倉敷は
          全国の眼 みはらしむべし

        かくてこそ 天の恵みの 青汁は  
          全国うるほす 露となりなん

        遠近(おちこち)の 基地もよからん 一点の
          野火全国に 広がるごとくば

          「一点の野火云々」は有名な毛沢東の言葉。
          青汁の魅力土地革命の魅力のごとくにの意




    玉島市 田辺弘       
      栄養のかすばかり喰う文化人
      青汁が表彰したい焼芋や
      おしなべて人の命をあずかる者は
      草の力にたよらざるなし



      貪食家は食うために生き
      賢者は生きんために食う
    (古諺)       







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