健康と青汁タイトル小 <1958年11月15日発行 第27号>
 目次




1. 講座 食べすぎ

     医学博士 遠藤 仁郎 

     何といっても食欲の秋。つい食べすぎます。食べすぎの漫談一席。たべすぎのよくないことはよく知られていますが、それは一つには食べる分量の多いための負担加重による直接の害。二つにはとかく白米飯に肉や魚や卵、糖分やアルコールに偏るための不完全食の害。だから代謝機能の衰えたもの、ことに老人にとって特にその影響ははなはだしいわけです。

    老人の減食
     老人の死因の主なものといえば血管の病気(高血圧や脳溢血や心臓の血管の硬化)と癌とですが、これらは戦時中にはどの国でも少くなっていました。第一次大戦の時にも食糧が少くなって最も減ったものは老人の死亡だったといわれています。
     スペインのVallejoという人は、75才以上の老人120名を二群にわけ、一群は対照として毎日2300カロリー、蛋白質50グラム、脂肪40グラムの食餌を与え、他の群には、それと隔日に、牛乳1リットル(5合5勺)、生果物500グラムだけの食餌を与えて、3年の間観察してみたそうです。その結果、対照群の心臓血管疾患や心臓衰弱、あるいは癌やそれらによる死亡数は、減食群に比べて2倍も多かった。
     そして隔日の減食は大変快く感じられ、健康上よく、寿命を延ばすということがわかりました。昔から粗食少食ということがいわれていますが、このことは老人に特に大切なようです。
     どこかの国の諺に、「年寄の夕食を失敬するのはよいことだ」といったものがあったようですがこの意味で仲々面白いと思います。
     しかし元気ざかりの若いものでも、またたとえ完全食になっていても、余りに多すぎればやはりよくありません。その例は次のアメリカの兵隊の話。

    食いすぎ米兵に減食令
     兵隊が食いすぎて太って病気していかんというので米陸軍はこのほど減食令を出した。この新しい食事はふつうの兵隊食3600カロリー、余りはげしくない勤務のもの3000カロリーに比べて、一日平均2308カロリーとなっており、これを実施すると、その兵隊は、気分も快くなり、顔付もよくなり、元気で仕事をはげむようになるという。
    (メヂカルダイジェスト1958年3号より)

     そこで諺に、「食多ければ病多し」とか、「多食は健康と同行せず」とかいい川柳には、「大食家早く一生の定量食べて死ぬ」などとあるわけですが、食えるのどうのといって、一体どれ位食えるものでしょうか。ちょっと古い話で恐縮ですが、関口以雄氏の衛生史譚には次のような大食会の記事が出ています。
     「文化14年3月23日両国柳橋の万八といふ料亭で江戸八百八町の大酒大食家の牛飲馬食会が催された。その中の健啖驚くべき抜群のものは次のやうであったと兎園小説に掲載されている。

    酒の部
      三升入大盃で三盃、   堺屋忠八、68才。
          同六盃半、  鯉屋利兵衛、30才。
     五升入大丼で一杯半、天堀屋七右衛門、72才。
     五合入大盃で十一盃、 美濃屋儀兵衛、51才。
     三合入盃で二十七盃、 伊勢屋伝兵衛、47才。
       一升入盃で四盃、  山の手武士、63才。

    菓子その他の部
     饅頭50、洋館7棹、薄皮餅30、茶19杯、丸屋勘右衛門、56才
       饅頭50、鴬餅80、松風煎餅沢庵5本、伊勢屋清兵衛、65才
         米饅頭50、鹿子餅100、茶5杯、佐野屋彦四郎、28才
     饅頭30、小落雁2升、羊羹3棹、茶17杯、 伊達屋新八、45才
            酢を茶碗で50杯、茶漬3杯、  亀屋佐吉、47才

    飯の部
     万年味噌、茶漬香の物で飯54杯、唐辛58、   和泉屋吉蔵、73才
                    同上47杯、   上総屋茂蔵、47才
               同上68杯、醤油2合、三河島の三右衛門、41才

    麦の部
                 57杯、 桐屋惣左衛門、42才
                 49杯、   鍵屋長介、45才
                 63杯、  山口屋吉蔵、38才
                 48杯、   肴屋新八、28才
      八寸重箱にて9杯、豆腐汁3杯、小松川吉右衛門、77才 云々。


     その真偽のほどはともかくとして、これで後の祟りがどうであったか、それは記されてないのですが、菅茶山の「筆のすさび」には
    「備後中条村に三蔵といふ人あり、其家僕に酒を好むものあり、或日三蔵其ものをみて、汝酒いかほど飲みなば飽くべきか、と問ひしに、其もの生来貧しければ心のままにたうべしことなし大抵一升にてはたりなんといふ。さらばとて一升飲ましめければ忽にのみつくしぬ。こはめづらしき上戸なりなほ飲めやといへば、いよいよ悦ぶを見て又一升をあたへける。これも苦もなく飲みてやがて臥したりけるが、其夜半に死にてけるとかや。外にもかかる事三、四度も聞きたり。是は三蔵に聞きしままなり。」
    とあります。
     同じ備後の福山に大食会のあったことも有名ですが、これについて同書に
     「いつのころか備後福山に大食会といふことをはじめしものあり、其社の人皆夭折せり、ひとり陶三秀といふ医者ありしがこれははやくさとりて其社を辞して六十余までいきたり。予が若き頃三秀が甚だ小食なるを見て其よしを問ひしに、其社中皆異病にて死しおのれ減食してまぬかれしといふ。その後近村平野村にまたこの事はやり人多く異病をやみぬ。」
     と書かれています。味覚の秋とは申しますが精々口はつつしみましょう。



2. これからの医学

     11の病気を特殊の予防液や血清の注射で防いだり、度々国民の体格検査をやったり、広大な病院を建てたりするのは、金がかかる上に国民の健康を増進させる点では幾らも実効がないのである。健康は戦々兢々と気にかけることを要しない、自然的なものでなくてはならない。
     それに病気への抵抗力がしっかりと体力に具わっていると、衛生を重んじ、薬に親しんでやっと生き延びている者どもの持ち得ないもの、凛然たる勇気と豪胆とが得られるのである。
     今日以後あらゆる医科学説はすべからく自然免疫への要因を探求するという方向に進むべきである。

    (カレル著、桜沢如一訳、人間)



3. 寄生虫駆除週間によせて

    奈良市 M.N. 

     11月21日から向う一週間全国的に運動習慣とせられると聞いて、良い事とは思われても、何故寄生虫が居るかと云う点や予防法などでラジオの先生方と一寸ちがうかなと思う者で、おもしろい体験の中の一つをお聞かせしたい。
     知合の魚屋の若夫人が坊やを生んで間もなく胃ケイレンで苦しみだした。この前長女が生れた時もそうであったとかで、もう3日も前から注射して貰らえばその時だけは楽だが、薬が切れると又痛む。それ指圧でもしたらと云うことで、私は呼ばれた。
     私は型通り治療して、止まったが、さて「貴女の宅は魚やさんだから無理もないけど、動物性の食品を取り過ぎ、常に野菜不足ですね。」新鮮なものが効果が早く痛みを止めるからと、青汁を教え、その場で作って湯呑み一ぱい一息気に呑ました。その時は大根のある期で、大根葉と、キャベツと、味をよくするためリンゴを入れて。病人の母はこんなことで快るなら安いことだと云われるし、翌朝も空腹時に呑むことを約束して帰り、翌日午后行くと病人はケロリとしている。
     母親の話しでは、朝8時青汁を呑んで一時間ほどして便所に行ったら、大便は出ないで虫ばかり出た、と云うので見に行くと蛔虫ばかりかたまって30ぴきほども、大小ウジャウジャ生きていて、もう身ぶるいが出て目が廻るようだったと話し、これで快るだろうと喜ばれた。
     その後7年になるが胃ケイレンとはお別れのようだ。人間に寄生する一切の害虫は(バイキンも)青汁が嫌いなのだと、治験を重ねる度に自信を深めている。常に青葉の生食や、青汁を飲んで居れば寄生虫の住めない真の健康体が作れる第一条件と信じる次第です。



4. 交際と話題と青汁(1)

     友成 左近 

     「お久しぶりですね。」
     「どうも御無沙汰いたしまして。」
     「どうかなさったんですか。」
     「実は、その、ちょっと血圧が高くなりまして。」
     「そうですか、それはお困りでしたね。」
     「それで、しばらく家で休んでいまして、どちらさんにも御無沙汰してしまいまして。」
     「それで、もうよろしいんですか。」
     「それが、まだ、どうもはっきりしませんで、大分よくなったのですが。」
     「そうですか。それで、まだ何ぞ治療しておられるんですか。」
     「そうなんです。まだ医者にも通っており、あまり無理をしないようにしているんです。」
     「食養生の方は、どうなさっているんですか。」
     「それが大変なんです。酒もタバコもやめ、肉や魚は殆んど食べず、御飯もウンとへらして……。」
     「そうですか。それは大変ですね。」
     「そうなんです。食養生って全く大変です。」
     「ところで、あの、青汁のことを、お聞きになったことはありませんか。」
     「その青汁なんですが、どうも飲みづらいそうですね。」
     「そうらしいようですね。でも、それは最初数日のことで、馴れたら別に飲みづらいことはないそうですよ。冬などは、とてもおいしいそうです。」
     「そうですか……。」
     「私の友人にも、血圧が高くて閉口していた人がありましたが、青汁を飲んでいるうちに、非常によくなったそうです。」
     「そうですか。そして……。」
     「今でも、ずうっと続けて飲んでいますが、見違えるように元気になっています。」
     「それで……。」
     「実は、私は以前、ちょっと上品な話ではありませんが、便秘がひどかったのですが……。」
     「その便秘も……。」
     「そうなんです……」

     こんな話題を、私たちはオフィスに、家庭に、街頭に度々経験します。青汁を毎日飲んでいる間に、健康というものが本当はどんなものであるか、だんだん分ってくると、いつの間にか話題に青汁のことが、よく出てきます。
     毎日つづけて青汁を飲んでいると、よいことが、いろいろあります。

     第一、これまで味ったことのない本当の健康が味えます。なんとなく、体がだるいとか、いつも眠いとか、頭が重いとか、腹具合がおかしいとか、こういったことが非常に少くなります。そして、なんとなく、毎日こころよく眠れ、食事がおいしくなり、便じが規則正しく気持よくなり、気分も晴れ晴れとして、愉快に働けるようになります。

     第二に、これまで誤っていた食事が改められます。だいたい青汁は、最初は、そうおいしいものではありません。それを毎日のもうとするのは、食事の仕方に何かを考え始めているからでしょう。そして毎日のんでいる間に、それまで味ったことのない健康が味えるようになると、いよいよ食事の仕方を合理的に改めるようになるわけです。さらに、本当に健康となれば体の方が生理的に正しい食事を要求してくるものです。
     とくに、生野菜が非常においしく頂けるようになります。甘いお菓子も、おいしいことはおいしいのですが、そうほしくはなくなってきます。こうして、飲食費にも、それだけムダが少くなります。

     第三に、交際に明るい話題が一つ加わります。人間だれでも生身である以上、どこか具合の悪いこともあるわけです。時に、それが話題にものぼります。こんな場合「青汁をのんだらよいそうですよ」と話題を明るくすすめていくことも出来ます。のんでみようか、ということにでもなれば、なおさらです。そして、その後、実際のんで体具合がよくなってくれば、いよいよ話題は青汁で朗かになります。

    (以下次号)


次回参照

5. (随想)生きていた鼓動(5)
前号参照クリック

     K.I. 

     前に書きました様な経験を二度して、二度目の手術を済ました私は、すっかりしょげきって、青菜に塩と云った身体をベッド上に横たえ、単調な生活をくりかえしています。糸抜きが済むまでは絶体安静です。天井ばかりみていました。一週間すぎて切開あとの縫糸はとられましたが、まだ自由な動作のゆるされない私は一時間が長い時間に思えるのです。
     人間は手持ぶさだと良い事を考えないようです。不要な取越苦労などしては、かえって気分を暗くします。丈夫で会社に勤めて居た日々は、最高度に動き廻って居たときもありました。そんな日が度重なると、1週間程(病気にでもなって)寝てみたいなんて考えもしましたが、こうして寝てみると、もうこりごりです。
     ベッドの上に座れるようになり、病室の窓越しに思うぞんぶんに見える風景の、とりわけ樹々の青葉や、緑に茂る草原はどんなに明日への希望を抱かせたことでしょう。自然のなかに、そのものそれぞれに生のいとなみを続けていく姿、風に吹かれてそよぐ緑葉の色彩は歓喜に満ちみちているように見え、うらやましくなります。

     自分のこうしたたどたどしい単調な療養が、なさけなく張りのないものに思えてきます。生甲斐が欲しいのです。でも寝たきりで、やっと横に向くのがゆるされ、このほんの少しの自由が求めた視野での、慰めの空の変化の姿や、窓近くの樹木の上部の葉のそよぎ、さては向うに見える病舎の二階などのそこに時たま見える患者の動姿を眺めているのにくらべると、大きな心の慰めになって居る広々とした現在の視野を、どんなに嬉しく思っていることでしょう。あの緑葉の葉脈に流れている生命源を、自分の血液として求め得られるものならもっともっと元気になれようになあ、と、思います。

     心のやすらぎを見るのもそれもつかの間、再びベッドに横になると、眼差の落ちつく先は、天井の面であり、白い古びた土壁なのです。すると、忘れていた病状に就いて、いらない取越苦労が頭をもたげ、底なしの不安がおそって来るのです。その精神面の暗い思いごと、先づ自分につらなる肉親的な愛情の遠のき、長い病体療養より安定をおびやかす家計面のこと、さては、一度こわれた肉体の傷蹟が先ざき暗い影を投げはしまいか、そうした誰しも感じる苦悩な思いごとなど、この深い溜息は、心が孤独になると、日に幾度となく去来するのです。私の顔から明るさは消えてしまっているのです。


次回参照

6. 肥厚性鼻炎の鼻つまり

    七尾市 S.A. 

     青汁飲用一ヶ月、その効果の甚大なのに感謝して居ります。例年ですと、梅雨期になって、身体の変調に、いろいろな障害を覚えるのでしたが、今年は目下至って元気にて、今までのような、年間を通じての疲労感からも全く開放され、実行20日目頃より、30年来の肥厚性鼻炎による鼻閉塞も不思議と癒され、毎日続いて居りました頭や気分の重苦しさから、何と快適な心持であるのかと、毎日の生活が楽しくございます。
     生来の虚弱体質にて、心身の頼りを信仰に求めて以来30年の間に、信仰的な治病の体験も味わった事もありますが、一時的なそうした現象では真の健康とは思われず、いかにして健全な体質をつくるべきかと、随分心を用いてまいったのでございますが、今日までどうしても心に納得のゆくものを経験できず、虚弱な体をひきずるようにして参った者ですが、この自然法こそ、信仰的にも(最も科学的な)私の体質にピッタリとしたものとして、日々元気づけられてゆくわが身を見ながら、すでに多くの方々のご体験を通してまた励まされつつある次第でございます。

    (33、7、15)



7. 厚生省が栄養白書(昭和32年度)
  白米食べすぎ 四人に一人栄養欠カン

     国民の体位は戦前(昭和14年)の水準に戻り年々良くなっているが、ここ数年の豊作から白米をたべる率が多くなり、とくに農村にこの傾向がいちじるしく、国民四人に一人は栄養欠かんによる貧血、口角炎、むくみなどの病気にかかっていると、厚生省では9日、昭和32年度国民栄養白書を発表した。
     この白書は全国民の約1%8万人を対象に各年令層に分け、三反歩(0.29ヘクタール)以上の耕作者を生産者世帯、それ以外を消費者世帯と仕分けして調査したものだが、それによると米麦など穀類の摂取量は全体を100とした場合昭和24年は米70.4%、大麦13.3%、小麦13.9%、雑穀2.4%となっているのにたいし、32年には米が76.6%と増えたかわりに大麦9.9%、水麦13%、雑穀0.5%と一様に少なくなっている。
     この傾向は農村で特に強く、所要総カロリーに対し穀類の依存度は都会が70.4%に対し、農村は74.6%となっており、都会でも一般サラリーマンはバランスがとれているのにくらべ、日雇および家内労働者は栄養水準が低くなっている。
     動物性食品をみると、酪農が普及された現在牛乳の摂取は国民一人当り一日180グラム(約1合)の飲用が必要とみられているのに対し、牛乳、乳製品をあわせても生乳に換算して全国平均33.7グラム(2勺足らず)といった状態で、一般にたん白質や脂肪分の摂取量が足らず、結局これらの所要量を米食に依存するという形となっている。
     このためビタミンB1が不足して結局貧血、口角炎、毛孔性角化症、むくみなどの病人が国民四人に一人は見受けられるという憂うべき現状に置かれている。
     さらにいも、野菜の消費量も減っており野菜の中でも青野菜よりキャベツなど白野菜系統を多くたべるようになっていきている。つぎに身長、体重も年々良くなっているが、終戦前後に生れた子供達の発育が一番遅れている。しかし現在5歳から9歳までと16歳から20歳までの年令層は男女とも非常によくなっているのが目立っている。



8. 苦しい咳が

    島根県 T.H. 

     私は45年前に急性肺炎を起し、それからは一向に咳がとまらず、毎夜床の中でねむれず、人知れず苦しんで居りました。所が青汁をのんで(一昨年の7月父にすすめられてはじめました)半年ぶりにやっと効果が現れて来ました。どんなに嬉しかったか、それはとても書き現わすことはできません。御想像におまかせ致します。青汁にこんなに偉大な効果があるものかと感心いたしました。

    (33、2、18通信より)



9. 大師様のお心

    徳島県 M.K. 

     完全食の御高説を伺い、
     私の永年の食生活の蒙を啓き、
     疑問の雲も晴れ、
     宗祖弘法大師、青年時代の苦行のあり方、
     及び大師入定準備の為2ヶ年火食を断たれたことなど、
     御心の一端が問われるように思われます。



10. 次々と健康に

    須磨浦 K.N. 

     兵庫七宮(しちのみや)神社の太田宮司さんは、新鮮な野菜を神様にお供えしそれをすぐお下げして青汁を造り、造化の神のみ恵みを、感謝していただく慣習をつくるよう、氏子に提唱されて居りますが、面白い方法だと思います。

    (33・7・3通信より)



11. 高血圧

    倉敷市 S.H. 

     昭和32年9月中旬より貝原先生より承りまして飲みはじめましたが、当時主人の血圧は230もあり足がはれてだるく困っておりまして、家の者も大変心配をしておりましたが、青汁をいただくようになりまして、わずか100日程の間に180に下り足のはれるのもなおり、からだの具合が大変よくなりまして、本人はもとより皆な喜んでおります。

    (33、1、14)



12. やめる気になれぬ

    井原市 I.T. 

     本年も相変らず一日も欠かさず青汁を飲用いたして居ります。随って暑い夏中も至って元気に過してまいりました。ほんとに便通の調子もよく、三度の食事も増進いたしますけれど殊更に控目に、腹八分という所で止めておきますれば尚更胃腸の調子もよく、次の食事も美味しくいただかれます。由て何をさておきましても青汁は一日も欠かす気持にはなれません。

    (33、9、18附通信より)



13.質問箱

    徳島県 M.K. 


     摺鉢でとるのと、ミキサーでとるのと、青汁の効能の差は如何でしょうか。


     摺鉢では純粋の濃い汁がとれますがミキサーでは水でうすまります。
     摺鉢では変質の度合が少いようですがミキサーではひどいようです。そこで摺鉢の方がよいように思われます。しかしミキサーは便利ですからお持ちになっていられればお使いになればよろしい。新しく購入されるのでしたら、むしろミンチ(肉挽器)をおすすめします。



    青森県 T.O. 

    問 ほかの野菜
     紙上にのって居ました野菜以外のホウレンソウ、ハクサイ、シャクシナ、シュンギク、チシャ等の様な野菜はいけませんのですか?


     ホウレンソウは余り感心しません。ハクサイのように色のうすいものはダメ。シャクシナは青いところだけ。シュンギク、チシャなど軟いものはなるべくそのままを食べる方がよろしい。第一その方が味もよろしい。青汁の材料には緑色が濃くて、どちらかといえば繊維が硬くて食べにくいものが適当です。



 コラム紹介

    一粒の種

    さぬき 内原 祥雲   

    一粒の種から 豊かな実りが 生れるように…
    神のめぐみの 青汁を 朝夕 愛飲することによって
    やがて 大きな収穫となって
    美しく すこやかに 生きる幸せが…
    必らず訪れてくるでしょう
    (1958・3・19)



    先生も青汁だけは児にならい
    珍客やまず青汁の話から
    菓子よりは青汁さきにとる三つ児
    これやれば酒がいけると青い汁
    小鳥にも青汁わかちあたえて見
    親のない羊の子にも飲ませやり
    雨のあと一きわさえてケール畠
    田辺 弘   








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