健康と青汁タイトル小 <1958年8月15日発行 第24号>
 目次




1. 豆を食べよう

     医学博士 遠藤 仁郎 

     大豆や落花生のよいことはよくいわれているし、またよく知られてもいます。が、ほかの豆類ももっと食べたいものです。
     これらの豆類のよいことは、蛋白質が多いことと(尤も質は余り優秀ではないが)、ことにカルシウムやビタミンBに富んでいることです。
     そしてこのことは白米の欠陥を補うのに最も重要なことです。
     白米の食べすぎがやかましく戒められているのは、カルシウムやビタミンBが乏しいからです。
     米のカルシウムは、もともと含量が少い上に、燐やフイチンが多いため(これらは、共にカルシウムの吸収を妨げるので)、利用もよくありません。
     豆では、カルシウムの含量が多い上に、燐も、フイチンも、米に比べて少いので、それだけよく利用されます。
     また白米にはビタミンBがごく少いが、豆類にはずっと多い。
     ところで、糖質や蛋白質から出る熱量の1カロリーに対し、ビタミンBは1ガンマ(千分の1ミリグラム)あるのが理想的とされていますが、どうでしょう。
     白米と小豆を100グラムづつ合せると、その熱量(これらは殆んどすべて糖質と蛋白質だけからのものです)652に対し、ビタミンBは0.6ミリ即ち600ガンマで、ちょうど理想通りに釣り合います。(カルシウムと燐の比は1対7.3。1対1〜2が理想的とされていますから、これは十分とはいえませんが。)
     昔から小豆飯が祝いごとにつかわれているのはこの意味から大変興味のあることで、決してただ色目がよいということだけではなく、おそらく、このように栄養のバランスをとって、健康を増進し、一家の繁栄をことほいだものに相違ないでしょう。
     また、小豆の餡が菓子や餅や団子に入れられ、あるいはまぶされているのも同じ理由から頗る合理的というべきです。
     ことに菓子の場合、原料が米にしても麦にしても、それに砂糖がうんと入れられます。この精製した白砂糖は全く糖分だけで他には何もありません。
     そこで米麦に足らぬビタミンBは、砂糖がはいることで、いよいよ不足が甚しくなり、その結果体内代謝で酸性のものが出来ます。
     それを中和するためにはカルシウムがより多く要るのですが、これももともと少いのですから、ますます不足することになり、ついには骨からもって行くことになるため、骨組の細い、抵抗力に乏しいひ弱いからだになるわけです。
     ところが、そこへ小豆(餡)が来ると、その割合次第では、ビタミンBとの釣合いがうまくとれ、カルシウムにも余猶が出来る。
     従って餅や菓子の害が除かれるか、少くとも減る道理です。
     まことに妙を得た組合せ、まさに神の摂理ともいうべきもので、昔の人の経験の尊さには全く驚き入るばかりです。
     それに餡はもとは塩味であったといいます。それなれば更によいわけです。
     しかし、それだけで手放しに安心は出来ません。というのは、これはただ成分の計算上の話で、実際には調理と咀嚼が問題になりますが、いずれもかなり困難で、一般に豆類が消化の悪いものとされているのは周知の通りです。

    調理
     かたい豆を軟く炊くためには長い時間をかけるか重曹を入れます。
     ながい時間をかけることだけでもビタミンBは減るが、重曹を入れるとひどく壊されます。また普通「あくぬき」し煮汁を捨てて飯に入れたり餡にします。
     餡は殊に念入りにやり、上菓子の餡の小豆など少くとも5−6回あくぬきするそうです。
     こうなると、味はよいか知らぬがビタミンもカルシウムもぬけてしまい残ったものはほんの僅だけにすぎず、折角の小豆飯、小豆餡の意味もまるで失われるという結果になります。
     ですから、生のソラマメやエンドウの豆飯などはその点大変よいわけで、普通の豆類でもなるべく手を加えずに食べる工夫が望ましいものです。
     その一つは粉食です。そうすれば調理も簡単ですし消化もよろしい。
     変った利用法もいろいろ考えられましょう。ともかくもっと豆類を利用したいものです。
     そして調理の際のロスはなるべくなくしましょう。なお豆類は副食ではなくて、主食品であり、米麦と同格で、その補いになるものであることも忘れぬようにいたしましょう。
     また市販の餡や甘煮の豆の類には、殆どすべて有害な人工甘味のズルチンや、有毒な色素さえもが使われていますから、この点にも充分注意されねばならぬことを、念のため申しそえておきます。

    食品熱量蛋白質カルシウムB1B2
    (カロリー)(グラム)(ミリグラム)(ミリグラム)(ミリグラム)(ミリグラム)
    白米3426.41600.100.04
    小豆31020.9754300.500.10
    白米※
    小豆
    65227.3815900.600.14
    ※白米、小豆100グラムづつ



2. 死の灰の特効薬

     K.Y. 

    去る5月15日の山陽新聞に次の記事が出ました。
    ▼・・・キャベツは“死の灰の特効薬”になりそうだという耳よりな話が米陸軍主計総監、マクナマラ少将によって発表された。
    ▼・・・それによると、陸軍はいま動物実験の真最中だが、これまでの実験ではキャベツと葉ボタンを食べると、死の灰の放射線に耐える力が2倍になるそうだ。
    ▼・・・もっとも“死の灰になる致命傷”に対しては、死を数日“延期”させるだけに終るだろうという。
     それでも同少将は「アイデアの域を出ないとはいえ、示唆するところは途方もなく大きい」と大変な気の入れ方。

    (ニュースマーナ発AP=共同)
     註 この「葉ボタン」はケールのことです。



3. 虫のついた野菜

    「青汁をはじめてだいぶからだの調子はよくなったが、材料野菜に虫がついているのを見かけ、気味が悪くなって、やめた」
     といったようなたよりをよこされる方がよくあります。
     また市販の材料についても、こうした意味で、よく小言が出ると聞いています。
     私どもは、米や麦は黒いのがよい。豆もそのまま、芋や果物は皮ごと、という風に、すべて自然のままの見かけのよくないものをすすめていますが、それは、そういう食品には、手を加えたものよりも栄養が富んでいるからです。
     野菜でも同様で、むしろ虫がついていたり、孔だらけのものをすすめます。
     というのは、虫のよくつくような野菜は、おそらく栄養の点でもすぐれているのでないかと想像されるからです。
     鶏でも牛や山羊でも栄養価の高い菜葉を好む――たとえばケールや大根の葉は大変好むがホウレンソウはさほどでない――ものですが昆虫でも同じではないでしょうか。
     それはともかくとして、今一つ大切なことはそういうものには毒がないことです。
     南方戦線で食糧不足に悩んだ兵隊たちは、さかんに草や木の葉を食ったそうですが、食えるか食えぬかは、虫がついているかどうかで見分けたといいます。
     虫が食うほどのものは毒はないと考えたからです。
     もっとも、私どもの日常食べている野菜には、もとより毒のあるものはある筈はないのですが、実は大いにあり、しかもそれは天然の毒ではなくて人工の毒、つまり農薬です。
     虫を退治するためにつかわれる農薬には随分はげしい毒薬があります。
     直接そのために死ぬほどのものもあれば、無害といわれていながらながい間には恐ろしい害をおよぼすものもあります。(ついさき頃、害虫予防の目的で、衛生掃除にまいたDDTのため、愛児を2人まで死なせた、という新聞報道がありましたが、それには、人畜無害といわれているDDTやBHCに有害な砒素が――しかもよく効くというものほど多量に――はいっていた、とも出ていました。これは先年のドライミルク事件と同じで、粗製原料が使用され、その中にふくまれている毒物のために本来無害の筈の農薬が有害になっているわけです。
     また中までしみ通って行くものもあれば、へばりついていて簡単にとれぬのもあり、時間が経って毒性のなくなるのもあれば、いつ迄も変らぬのもあります。
     こういう毒のかかった材料の危険なことは、往々家畜がそれでやられることからもわかります。
     そこで毒のない材料がほしいわけですが、その見分の一番確かなのは、やはり虫です。
     見かけのよい、虫はもとよりのこと、虫の喰った跡方もない菜葉類は、商品価値は大きく、いかにも美味しそうにも見えます(また、そういうのがよく売れるそうです)が、それは、虫のきらいなものか(たとえばホウレンソウ)、そうでなければ農薬を充分に施したものと心得て、まず間違いありません。
     聞くところによると、農家のうちには、そうした劇しい農薬を撒布したあとすぐに出荷するものもあるそうです。
     まことに恐ろしいことです。これに引かえ、虫が喰っていたり、生きた虫がついていることは、安全信号のもっとも確実なものといってよろしい。
     しかも、虫喰いは見かけがよくないだけですし、虫は洗い流せばよいのです。
     またたとえ少々残っていても、役にはたっても(イナゴ、コオロギ、ハチの子などがよい栄養食品であるように)、決して害にはなりません。
     ですから野菜に虫がついていたり、虫が喰っていることは、青汁材料にしても普通野菜にしても、よろこぶべきことではあっても、また害虫の猛威に抗して困難な育成に努力している、良心的な栽培の労苦に対し感謝こそすれ、忌みきらったり、恐れたり、まして農家をとがめ立てなどする筋合のものではないと私は思います。

    (遠藤)



4. 生きていた鼓動(2)
前回内容クリック

    手術室前にて
    ◇ 生れてこの方、初めての大きな手術、あばら骨の幾本かを、或長さだけ切り取る手術なのです。
     それを自分であったらと想像してみて下さい。
     運搬車の上に、横に体を乗せたまま、看護婦さんにつれて来てもらった手術室のドアーの見える予備室。
     病室から着て来た着物は、消毒済の着物と着替えたので、ぷんと鼻先を濡らす消毒薬の気体の臭が、かんだん無くおそいます。
     不安な気持です。考えて見ても仕方ないのに、雑念が頭をもたげて考えさすのです。
     かんねんして視線の落ち着く処は、白い壁の表面。消毒につかうのでしょう、蒸気の音がしきりに起ります。
     こうした午后のひと時、入陽前の、ひときは照り映える太陽の燃えが、すり硝子にあたって心を暗く誘うと、音には見せない吐息が尾をひいて、丁度、日本海の荒波のように波が、どどどと、押し寄せて来て、岩にぶつかる。
     しぶきが飛び散る。その砕けた波が私のみじめな姿に変って居るのです。
     はっと、私は身ぶるいしました。それも無理ないことで、傍を、たった今、手術の終った蒼ざめた顔を乗せた運搬車が通って行ったからで、その患者の鼻と口をおおった白いマスクが、私の眼に焼きついて、落ち付けて居た気持を、再び不安にかりたてたからです。
     手術は順番が来て居るのです。
     その時の胸のなかと云ったら、苦悩がのた打ち廻って居ましたと、こう申し上げたならぴったり云い当って居ると思えます。
     こうして居たときです。私の傍に来て、やさしい勇気付けの言葉をお寄せになった看護婦のあった事を・・・・・・「元気を出してね、気を落ち付けてね、また来てあげますから」――この温い声を、字数にしてはほんの少しばかりの言葉を、どんなに有難く嬉しく、感謝したことでしょう。
     これは余談になりますが、その時の暖味あふれる言葉が、私の詩情を折にふれてはかきたて、次の一篇の歌謡を作らしてくれたことを・・・・特筆して置きます。
     この歌は、私が病院を退院してから、づっと後年ものしたのですが、当時を思い出して懐しいです。


(以下次号クリック

5. 小鳩よ何處に居るの

    白い壁さえ うるんでた
    ああ 泣いてゐた 泣いてゐた
    手術まつ間を 悲しい僕へ
    そっと やさしく ふれに来た
    君の言葉が あればこそ
    元気で居れた生きもした
    有難とう 小鳩
    小鳩よ どこに居る



    赤い瓦(かわら)の 病院(ホスピタル)
    ああ 思い出よ 思い出よ
    ベッドを訪(たづ)ねて プルスを診(み)てた
    白い指先 忘られぬ
    君の言葉が あればこそ
    こんなに丈夫に なれもした
    みせたい 小鳩
    小鳩よ どこに居る



    白い帽子(ぼうし)が 呼んでゐた
    ああ 見つめてた 見つめてた
    可愛瞳の ささやき恋し
    いつも面影 よみがえる
    君の言葉があればこそ
    僕は今日まで 生きて居た
    逢いたい 小鳩
    小鳩よ どこに居る



     歌詞はこんな風な内容ですが、歌謡に書いたため、幾分か色着けをして居ますが、実際の気持は、これを薄めた清い慕情にあふれて居るのです。
     この歌詩は、レコード歌詞でお知りの“別れ船”“帰り船”等一連の船物の作詞家――清水みのる氏が「いい歌です」とほめて下さったものですが、私にはこれから先も思い出になることでしょう。



6. 絶望の胃病

    都留市 K.Y. 

     昨年6月頃より、60になる母が胃病のため、方々の病院で見ていただきましたが、ほとんど絶望でしたので、ある病院に入院しておりました所、快方にもむかず11月頃まで過しました。丁度その時、主婦と生活の11月号に、倉敷の万病にきく青汁の食養生という記事をみました。
     また先生の青汁はなぜきくかという説明も拝見させていただきました。
     早速母に大根、キャベツの葉なぞ青汁につくって飲ませました所、今年の2月頃は、先生もおどろく程快方にむかい、退院いたしましたので、このままつづけたいと思います。

    (33、3、30通信)



7. 青汁の恩恵を感謝

    尾道市民病院 J.M. 

     私昨年秋胸部疾患で入院した当時は、体重は50キロで、胃潰瘍の疑いもあり、その上にひどい便秘で、頭が重く色々の薬も仲々効能がなく、毎日憂ウツな斗病生活でした。
     そこで10月から青汁を毎朝1本宛飲み始めました。
     最初の間は相当飲み難く、果して長く続けることが出来るだろうか、と案じ乍らも辛抱して続けている中に、段々と味が出てきて、毎朝の配達が待ち遠しく感じられるようになり、それにつれて、何時ともなく便通がよくなり、頭がスッキリして、晴ればれとした気分になり、あれ程頑固だった胃の鈍痛も嘘のように去り、特に三度の食事がおいしくなり、体重がどんどん増し、毎月2回の体重測定が楽しみになり、とうとう8ヶ月の間に11キロ(約3貫)増え、主治医も病友もびっくりしています。
     私は今更のように青汁の効能の偉大さに驚くと共に、その恩恵を感謝しつつ、毎日を明るい希望に燃えて療養を続けて居ります。
     こんなに効果のある青汁の恩恵を独占するに忍びず、病友の方々にも御推せん申し上げて、最近から数名の患者さんが飲用して居られます。
     私は勿論今後も引続いて青汁を愛用してゆく積りです。
     そして出来る限り多くの人々が、この青汁の愛用によって、健康で明るい生活を楽しんでいただきたいと念願して居ります。
     尚毎朝健康そのもののような善良な青年が、足取りも軽快に、雨の日も風の日も、きちんきちんと配達して下さることも、青汁に対し一層の好感と信頼を寄せられる上に大いに役立っていることを附言して置きます。



8. 夜間高校の給食に

    長崎市 I.M. 


     青汁のおかげで毎日元気で勤めさせて戴いています。
     胃もよく、腸もよく、便通は極めてよく、毎朝さっぱりした頭で家を出、帰ればぐっすり翌朝まで寝ています。
     学校でも同好の職員が多くなり、段々普及しかかっています。
     私の一家だけでなく、飲んでいる職員の家族も、昨年末よりの風邪に一人もかからず、極めて鼻を高くしています。
     学校園も、少しはなれた山の上に約70坪、職員の畑を好意により無償貸りうけてケールや野菜を植えていますが、広さが充分でありませんので、只今長崎市にお願いして、適当な広さの土地をかりうけ出来る様交渉しお願しています。
     これが出来ますと生徒への給食に加えて飲ませることも出来ますし(只今10日に一度くらい)、愈々本年は全日給与を目ざして企画し進行中です。

    (33、5、1、通信)



9. 腎炎よくなる

    東京都 Y.H. 

     青汁飲用以来、1年有余、お蔭さまにて、腎炎も大部良好になり、わずかに蛋白を少々残すのみになりました。
     これも近いうちにとりきれるものと希望の毎日を過しております。

    (33、6、19通信)



10. 長寿会の会長さんも青汁党

    奈良市富雄 M.N. 

     もうすぐ、お正月が来たら79才だ、といっていられる会長さんは、頭こそ白いが、顔の色艶の良いこととても80近い人とは思えない。
     よいと得心したら必ず実行する方で、青汁を教えて上げたのは5年も前のこと。
     今だに毎朝連けていると聞いて、私の方がびっくりしました。
     青汁は確かによいと太鼓判をおして下さるので、ケールの苗と先生の新聞をお見せして置きました。

    (11、13)



11. 質問箱 

    京都府 R.O. 

    問 胃下垂の薬?
     レントゲンでみていただきましたら胃下垂症とのことです。
     これに連用しても差支のない民間薬消化薬でもないものでしょうか。
     青汁だけにして薬はやめた方がよいでしょうか。


     胃下垂は病気ではありません。胃が弱っているだけです。
     必ず治ります。緑葉食をよくかんで食べることです。
     かめねば歯をなおすか粉食し青汁にすること。
     菓子や砂糖はやめる。薬はいりません。またありません。
     本紙10号の講座、16号伊勢市土居英成氏の記事をごらん下さい。




    金光町 J.Y. 

    問 青汁の飲みすぎ
     青汁の飲み過ぎは体に悪いでしょうか。此の間医師から、青汁の飲み過ぎは体によくない。1日1合位が適当でしょうと云われました。私は胃潰瘍で1日の食事は朝粉食(雑穀)昼藷飯、晩米食にして、青汁は1日3合づつ飲んで居ります。最近では胃の痛みも無くなり、体の調子は大変よくなりましたが、どうも肥りません。此頃では青汁を飲み過ぎては悪いと云われたのが気にかかってなりませんのでお尋ねいたします。


     いくら多くても差支ありません。私の知っているレコードは1日1升2合まで飲んだ人です。




    長野県 Y.M.

    問 油は?
     油はナタネ油、バタ、サラダ油、ゴマ油等あります。生のまま野菜にかけて食うか、青汁のとき1、2滴入れてのめばよろしいか?


     結構です。こういう質のよい油はなるべく生のまま食べたいものです。飯にもおさいにも入れましょう。




コラム紹介

    ケールの種子
     ケールの種子が採れました。
     御希望の御方は遠藤青汁の会に御申込下されば、
     少量ですが差上げます。



    青汁の精進者には残暑なし

    鏡野町 和仁半治郎




    自然 深山旅愁
    一段づつ 上りたまえ
    一足づつ 下りたまえ

    春は春であることだ
    夏は夏であることだ
    秋は秋であることだ
    冬は冬であることだ

    天は天でなけねばいけない
    地は地でなけねばいけない
    人は人でなけねばいけない

    平和は 逆立とは違う

    太陽は太陽であるからよいのだ
    空気は空気だからよいのだ
    風は風であるからよいのだ
    雨は雨であるからよいのだ

    幸福は 自然のなかにある

    男が女ではいけない
    女が男でもいけない

    1958・4・9



    食慾の人を害す色慾よりも甚し。
    しかも世人徒に色慾の害を知り、
    食欲の害を知らず。
    悲しいかな。
    (恵美寧固)









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