健康と青汁タイトル小  <1958年2月15日発行 第18号>
 目次



1. 療病講座 レウマチの食養生

     医学博士 遠藤 仁郎 

     レウマチには関節が腫れて痛み高い熱の出る急性のレウマチ熱や、それが慢性になったもの、初めから慢性に経過するもの、からだ中の関節が次々にやられ、遂には関節の形が変わったり動かなくなったりしてしまうものから、僅かの痛みだけのものまで、随分いろいろあります。
     しかしいずれにしても、しつこい、そして、ともすると心臓の弁膜症をおこすといった、まことに厄介な病気です。

     しかも原因はまだはっきりわかっていません。急性のものは、ちょうどバイ菌の感染(敗血症)の場合に似ているので、病毒の余り強くない菌によるのではないかとの説もあります。
     また温度(寒さ)や湿度(水に濡れたりしめっぽい住居や季節)や気圧(低気圧)など外界からの刺戟に感じやすい、アレルギー性の病気の一つであることはよく知られていますが、アレルギー状態がいろいろの原因で来る体質の異常であり、食物の影響の少なくないことは前に(第16号)のべた通りです。

     実際レウマチ家には濃厚食(穀、肉、魚、卵)、甘味食(砂糖、菓子)を好んで、野菜果物を嫌う人が多いようです。
     つまり熱量、蛋白質ばかり多くとって、ビタミンやミネラルの不足している「からだ」です。
     そういう「からだ」は物事に感じやすいから、普通には何の変化も起らない程の僅かな刺戟に対しても、強い反応をおこして発病するにいたるものと考えられます。
     そこで、住居や衣類に注意して、外界の刺戟を免れるのも大切には相違ありませんが、それとともに、あるいはそれよりもむしろ、「からだ」の反応性を弱めることを工夫すべきですから、つとめてミネラル、ビタミンの多いむしろ多すぎる位の食餌をとるよう心がけねばなりません。
     西洋でもレウマチの食餌には生野菜食が推賞されていますが、それは、この意味からだと思います。

     生食は確かによろしい。しかし、何でもかでも生で食うことは、とても長くは続きません。大体食餌療法というものは、長く、出来れば生涯つづけられるものでなければ意味がありません。
     しばらくの間だけやってみるのでは、それは一時おさえの薬と同じで、やめたらまたもとの木阿弥です。ですから治療食という特別のものでなくて、平常食でなければなりません。
     つまり平常食が同時に治療食でなければならぬのですが、私どものいう緑葉食は完全にその要求をみたしてくれます。
     これは保健食であるとともに治療食でもあるのですから、一生つづけても差支ないどころか、そうしてこそはじめて充分な効果が期待され、病気を治すことも出来れば、再発を防ぐことも出来るわけです。

     また純正食品ばかりにしましょう。なるべく新鮮な自然のままの食品をえらび、加工したものや貯蔵したもの、有害物の添加されたものなどはさけること。
     そして主食の量をへらしましょう。米ならば白米でなく、なるべくビタミンの多い玄米あるいは粗搗米にし、むしろ麦やソバ、栗、キビも食べ、豆や芋も大いに利用しましょう。

     蛋白食品には、全体食べられる小魚類を骨も臓物も一緒に食べ、肉の時にはせめて内臓をそえるようにしましょう。卵もよろしい。大豆も結構です。
     しかしいずれにしても必要量だけにして食べすぎぬこと。味はなるべくうすくし、刺戟物や酒はさけ、菓子はやめ、間食がほしければ果物にしましょう。
     そしてなるべく緑色の濃い菜葉を多く、しかもなるべく生で食べましょう。(但しホウレン草は余りよくない)。

     青汁にすれば楽に大量の野菜がとれます(緑葉食青汁)。少しでも耕す地面があれば清浄野菜をつくりましょう。
     花や植木も結構ですが、これでは健康は得られません。花壇や築山があれば、その一部分だけでも清浄菜園になさい。
     レウマチのような難病は余程の決心をしなければ仲々追払えるものではありません。そして朝から晩まで、年がら年中、生の青菜葉をバリバリやり、青汁にしても飲む。2合でも3合でも、多いほどよろしい。尾籠な話ですが、大便が緑色になるくらいやってごらんなさい。

     大概のものはよくなります(余り慢性になって形の変ったりなんぞしたものはどうにもならぬにしても)。医学は進み薬もいろいろ出来てはいます。
     けれどもレウマチの根治療はまだありません。普通のはただの痛止めですし、コーチソンやアクスやその他の新薬にした所が特効薬と宣伝されてはいるものの、結局一時凌ぎの対症薬にすぎません。
     ほかにこれというキメ手もないのですから、やはり食餌を中心とした日常生活の合理化による体質の改善をはかるのが、まわり遠いようでも一番確実な療法ではないかと私は思います。

     主食ことに白米飯がすぎていないか、肉食に傾きすぎてないか、味が濃厚すぎないか、罐詰や瓶詰や煮物ばかり食べていないか、菓子がすぎていないか?反省してみましょう。
     もしあれば、それをまず改めて下さい。そして出来るだけ多くの緑葉を生で食べ青汁にして飲んでみて下さい。


2. 菜っ葉にみえる

    須磨 K.N. 

     青汁の効果の素晴らしさは今更申すまでもありませんが、特に高血圧に対する療法はこれ以外にはないとさえ存じます。
     別紙の五氏はいずれもあらゆる治療をされた結果、遂に青汁によって全快の喜びを得られた方ばかりで、殊にY氏の如きは厳父も脳溢血で他界され、小生がはじめてお目にかかった当時は、前途を悲観し、殆ど精神病者のように、精神的にも病苦に打ちのめされて居られました。
     それが僅か1年数ヶ月後の今日では、罹病前よりも健康で活躍されて居ります。
     唯困るのは、少し病状が好転すると、面倒なのと、あまり美味しくないことでつい1回休み、2回休みして中絶することであります。
     これが一等残念です。近ごろ面白いニュースがあります。それは近くの高校1年の子供が少し微熱があるので、ある病院で診察をうけたところ、そこのお医者さん曰く、「青汁を飲みなさい。それだけで必ず健康になる」と。それを聞いた小生は嬉しくなって、一体そのお医者さんは誰ですかと尋ねましたら、それは拙宅と目と鼻の処にある病院でありました。
     なおこの初夏に流行した感冒も、青汁の愛用者中1名の罹患者も出しませんでした。
     愉快なことに、両親が飲んで子供の飲まない家庭では子供だけ、子供が飲んで親の飲まない家庭では親だけが、正直に感染したことです。
     そのあまりに現金さに一驚いたしました。肉や卵やバターだけで栄養が摂れると錯覚している人が案外専門家にも多いのではないでしょうか。
     週間雑誌的知識をウ呑みにしたプチインテリには特にそれが甚しいように思われます。
     小生はそうした人達にこう申します。たとえば大学の入試でも学業が平均して身についていなければパスしませんよ。
     いくら英語がよく出来ても、数学が得意でも、理科がズバ抜けていても、一見つまらないと思われる国語や社会が不出来では、遺憾ながら入学の栄冠は得られません。
     それと同様、栄養も適切なバランスを得てはじめて健康となり得るのです。
     しかも大学は卒業すれば一応役目が終りますが、健康の方は一生在学しなければならず、ちょっとでも油断をすればたちまち落第しますと。
     人の顔さえ見れば青汁青汁と申しますので、愚妻など「あなたの顔を見ていますと菜っ葉に見えます」と笑いますが、菜っ葉に見えようが、松の木に見えようが平気です。

    (32、8、9附通信より)


3. 苦虫と水虫

    香川県仁尾 T.Y. 

     跡かたもなしに治った苦虫と水虫。
     寒い寒いと思うて居る中に、窓辺に漂うて来る梅の香に早春の訪れを知り、そよ吹く春風に、若しやと思うて野辺に出て見ると、早や土筆が坊主頭を出して居るのに驚きました。
     青汁の効果もこれによく似て居ると想います。
     私が遠藤先生の青汁療法に私淑してから2ヶ年になりますが、此処というて自覚症状のない私のこと、10日位飲むと5日位休む、そして又始めるという様な有様でありました。
     しかし他の人々の質問には、何の病気にでも根本的に効果があります。とすすめて来ました。
     ところがある時主婦の人に、妾の足の水虫治るでしょうか、と10年前からの難症に、爛れた見るも痛ましげな両足を見せられましたのでゾッとしました。
     そして何ともなしに私自身の両方の掌を見ました。私は子供の時分から苦虫だったのです。
     そして、そんなにひどくて困るという程ではなかったけれども、両方の足は水虫だったのです。その苦虫は跡方もなく治って居るではありませんか。
     私は驚きました。大急ぎで足袋をぬぎ足を見ました。もう水虫等は何処にも見当りません。私は極めて自然的に、しかし充分な自信ある言葉で申しました。
     昔の名残りも今はない両手と両足を見せながら、苦虫や水虫等はこれこの通りに綺麗になりますよと。
     そしてその主婦の人もその時から無二の青汁党になりました。その人の水虫も辛棒できなかった痒みが次第に薄らぎ、だいぶ治りかけて居ります。
     青汁の効果は注射や新薬の様に、今直ぐに如何ということなしに、四季の移り変りの様に、そろそろと、しかし最も確実に効果をあげるという、実に頼母しい実力を持って居るということを確認することが出来て心強く想いました。
     苦虫や水虫は、薬では一時は治っても、また出ますが、青汁で治すと再発しません。
     全身の悪血が新鮮な血液に更められる為めに間違いありません。
     病巣悪血を駆逐する青汁が全べての病源を去る唯一無二の良法と推賞する所以です。


4. 10年来の苦しみ

    香川県豊浜 M.G. 

     昨夏病院にまいりましてのち、1週間位にて気分がよくなり、この春は毎年来る苦しみも全くなく、ほんとうの健康体となりました。
     青汁は毎日続けております。約10年前より、春より夏へかけて、多少苦しまない年はなかったのです。
     私はたしかに青汁のお蔭だと思います。そこでこの春から初夏へかけて、うれしい、うれしいとばかりで日を送って居ます。
     早くこの由お話し申したいと存じておりましたが、もしや、こんな嬉しい話をして、後で悪くなりはせぬかと不安に思っておりましたが、もう大丈夫でございます。どうぞ新聞にお出し下さい。


5. 青汁のおいたち(3)
前回参照

     医学博士 遠藤 仁郎 


    学校給食
     倉敷西小学校の貝原氏が初めて私の所へ来られたのは昭和廿三年。私の主張に対してまだ注意する人の殆どなかった頃であった。
     申されるには、

    「学校を出てからずっと保健の方を受もち、子供の健康のために色々のことをやって来たが、どうもこれというものもなかった。大体虚弱児には肉食や菓子を好み野菜を嫌うという偏食者が多いので、青汁をやってみたいと思う」
     とのこと。
     かねがね私は緑葉食青汁の効果について、まとまった成績をもちたいと願っていたが、何分にも熱心にやってくれる人の少いこと、病院の性質上ながく経過を観察する機会にめぐまれぬこと。問い合せを出しても所謂「梨のつぶて」に終ることが多いこと。また比較する対照の得にくいことなどのため、万事思うにまかせず、くさくさしていた折柄であったので、貝原氏のこの申出はまことに願ってもないことであった。

     無論双手をあげて賛成。ぜひ実現させて欲しいとお願したような次第であった。
     いよいよ手を染められたのは昭和廿四年。当時は路傍の雑草などを材料にして受持児童に試験的に与えた。しばしば家庭を訪問し、緑葉食青汁による食養の改善の必要を説き、青汁の作り方を指導し、表を作って飲用の有無を記入などして奨励された。
     父兄の中には冷笑し、白眼視し、甚しくは、「子供を動物扱いするな」などと非難し攻撃するものもある程で、それは決してなまやさしい事業ではなかった。
     ちょうど私どもが経験したと同じ苦杯を幾度かなめられたようであったが、実に根気よく頑張り通された。そしてついにその熱心はむくいられ、効果は着々とあらわれて来た。
     しかしそれまでは主として各家庭でやらせていたので、飲用量も濃度もまちまちであった。そこで同一条件の下に確実な成績をつかむため、昭和廿九年秋から学校で実施することとなり、虚弱児20名を対象に、倉敷中央病院管理の、清浄野菜を用いて、毎日学校で作って飲ませた。
     その結果は予想以上によく、30年秋の第5回全国保健大会で発表されたその成績は、いたく識者の注目をひく所となった。
     かくてそれまで一笑に付していた人々さえ青汁の真価を認め、いよいよ卅年度より学校給食の一環としてとりあげることとなり、さらに素晴しい成果が上った。
     これらの成績は卅一年の文化の日に出版された貝原氏著「子供のからだとグリンジュース」(遠藤青汁普及会刊)にまとめられているが(前年西小学校から出された「虚弱児童対策としてのグリンジュース」の改訂版として、その後に得られた経験を加え、内容の一層充実したものとなっている)、これは実に貝原氏の永年にわたる研究の結晶であり、また撓まざる努力と苦心の生きた記録でもある。
     西小学校は卅年春には保健体育優良校として日本体育指導者連盟から表彰されまた新聞雑誌などにも報道され、今や青汁給食校としての名声は全国に伝わり、見学者は年間数百に上り、まさに応接に遑ない有様である。
     なお児島市赤崎校は廿九年秋、総社市三須校は卅年秋から、卅一年には玉野校、早島校、福山市旭及び西校、卅二年には胸上校、倉敷中洲及び万寿校で実施されており、他に数校準備ないし計画中の所もあり、その数は漸次増加しつつある。(未完)

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6. 料理のあり方

    武蔵野市 K.F. 

     「完全食の少食で寮生の健康増進」の稿は、私がかねがね戦後の日本人の食事はこれでいいのか、といつも考えさせられて、しかもこれはというきめてをつかめぬまま疑問に存じていました点に対し、一つの光を得た様な気でくりかえし拝読いたしました。
     香川綾先生その他女流科理大家、婦人雑誌等の力により、また政府の食生活指導者の根本の料理の指導精神を何においているか、という点について私はいつもわからなくなるのです。
     支那料理、フランス料理、西洋料理の料理法はこれだこんな料理、少しでも目先のかわったものを料理する方法を知っている。
     という事を教えるのが目的である様に思えてならないし、習う方も、少しでも人の知らない目先の変ったお料理を習いたい、ただこのために動いている様に思います。

     けれども日本の日常食は日本の風土や気質や体質にあった日本人の正しい食事が、あらゆる方面から研究され、将来をしょって立つ若い人々の本当の健康食が科学的に調理され、指導されて行かなくてはいけないと思うのです。
     東京に遊学している青年子女が、下宿屋やいわゆる寮生活の食事と、はきちがえた自由から、肋膜や肺をおかされて有為の将来を台なしにして行く姿を、特によく見かけるにつき、青少年の時の食事こそ科学的であり、また日本人の現代生活に最も適した正食を、真剣に研究されなければいけないと思います。
     主婦の料理に対する頭の切り換えと、正しい食生活の認識と、実際調理研究は健康日本の明日への直道だと存じます。
     私は自分が病気を体験しただけに切々とこのことを感じます。


7. 永年の胃腸病快癒

    倉敷市 E.Y. 

     昭和30年8月夏休みを利用し、5名のグループと九州旅行をした。平素から胃腸の弱かった私は、帰りの車中、便所に近い処へ座席をとらなければならない羽目になり、下痢と苦しみは到底書きあらわす事は出来ない哀れな有様。
     楽しい筈の旅行が、私個人の為に皆んなに大変迷惑をかけてしまった事を、今日青汁の為め元気になった私は、あの日の事が昨日の事の様に想出される。
     家についた途端どっと床につき、はげしい下痢。私の身体は日一日と衰弱していった。あれから今日まで1年2ヶ月程になる。母に勧められ1日とて欠かす事なく青汁を飲み続けて来た。
     次第に顔色はよくなり、永年苦しんだ胃腸病もどうやら快癒したようだ。
     今更乍ら青汁の偉大な効力に感嘆し、且つ感謝し、これからも一生を共にしたいと思う。
     猶今夏も、また去年のグループと共に、大山登山を目指し決行した。
     男性的な雄大な山を背景につき進み母の注意も忘れ、谷間の雪を食べ、暴飲暴食、連山を縦走し疲れを知らぬ野獣の如く楽しく3日間を過せた事は、やはり青汁のおかげだと云っても過言ではあるまい。

    (昭和31年10月記)


8. ロイマチ性紫斑病

    大分市 T.Y. 

     今秋風邪よりロイマチスにかかり、手足の腫れと烈しい痛みに歩行もできず、加うるに1ヶ月にわたる烈しい下痢に極度に衰弱致しました。
     また手足にひどい皮下出血あり、一時は原爆症の発病かとひどく驚きました(広島で被爆致しました)が、医師より、風邪によるロイマと診断され治療をうけました。
     幸い下痢は治りましたが関節の痛みは一向に治まらず、出血も相当ひどく、ひざの上までも出血することもあり、どうなることかと毎日不安の日を送っておりました所、10月中旬配達された婦人雑誌を何気なく開いて、先生のすすめられる青汁のことを知りました。
     家庭菜園ではありますが相当広く畠に大根が植えられておりましたので、早速その日より汁をしぼり2合づつ続けました所、2週間よりはっきり自覚できるほど体力がつき、身も心も軽々とした感じで、人と話をしても、疲れなくなりました。
     また今までは毎冬絶え間のない程風邪をひいていましたが、青汁を始めてからは風邪というものを全然ひいた事もなく、今まででは当然風邪をひくであろう様な状態にあっても、何のこともなくなりました。
     手足の腫れ、皮下の出血も薄紙をはぐ様にずんずんよくなり、今では手足の痛むことも全然ありません。
     青汁の効果には只々驚き入る次第です。以来毎日熱心につづけ、今では開始より2ヶ月になりますが、ますます体の調子もよく、会う人毎にすすめています。

    (31、12、21通信より)


9. 視力思考力も回復

    豊中市 I.N. 

     青汁のこと、爾来毎日朝夕に実行しております。当地では清浄栽培の野菜がないので、山野の植物を用いておりますが、結果については

    1. 皮膚が艶々して、老年に似ず軟く、既往10ヶ年にない接触感であること。
    2. 便秘について、年令から、仕事から、食事の量が少いので、従来2日3日目に1回の排便であったものが、少量ではあるが毎日ある。
    3. 大体これを1ヶ年間持続して健康上如何に変化があるかを興味をもって見つめて居ます。勿論悪いということは絶対ない。身体の調子がよい。糖尿の宿痾もあるのでと思っておった視力、思考力の衰えを回復して来た。
    4. 使用植物名、桑、枇杷、松の新芽及び葉、柳、くさぎ、よもぎ、ふき、おばこ、ぎぼうし、いのこづち、にんどう、さんきらいばら、じぅやく、キャベツ緑葉、くずふじ。友人の注意によって道傍の品を避け、山、野の清浄地の品を用いています。

     ◎ 御注意
     糞便汚染だけでなく、農薬にも充分御気をつけて下さい。なおなるべく家庭菜園で清浄に栽培されますようお勧めします。


10. ねつきよくなる

    久米郡 T.O. 

     毎日スリバチで色々の草葉、柿の葉など汁にしてのんで居ります。
     玉葱はおろして夜寝る前にのみます。寝つきが悪かったのがよくなりました。
     また体がだるいのがよくなったと思います。
     指圧を信多様にならい、併せて行っているので、疲れを知らず、毎日野良仕事に励んでいます。

    (31、8、26、通信より)


11. 質問箱 ケールの肥料

    徳島県 T.H. 

     以前の紙上に、清浄野菜の作り方として、肥料は鶏糞、牛馬糞もよく、ブタの糞は人体寄生する云々とありましたが、豚以外の畜類の糞尿は心配ないのでしょうか。現在山羊を飼育していますが、その糞尿は心配ありませんか。


     差支ありません。豚の蛔虫は一時人体に寄生しますが他の畜類のは寄生しません。しかし念の為どんな厩肥でも、充分腐熟させてから使用するのが安全です。


コラム紹介

      浄命
       浄命とかけて 青汁ととく
       こころは
       身も心もきよめられ 血が活溌になる

      東京都 平野玄川



      飢饉よりも食物で多く死ぬ
      (英諺)



      海外ニュース アメリカの流感対策
       アジア/A/57ビールスにとりつかれたら、すぐに床につき、液体を飲み、医師の忠告にしたがって解熱剤を服むことである。これが、もっともよい流感の治療法であると、米国医師会の流感対策特別委員会の結論である。
       そしてまた、サルファ剤や抗生剤をやたらにのむことに対しても、それは、ビールスに対して何ら効果はないだけでなく、副作用をおこすかも知れないから、注意すべきである。
       それら、サルファ剤や抗生剤は、合併症があったときに、必要になるものであると忠告している。
      (メジカルダイジェスト36号より)



      童謠 けうも飲んだよ
      深山旅愁
         けうも学校で おひるのまえに
         ケールのはっぱの お汁を飲んだ
         ぼくも飲んだ わたしも飲んだ
         丈夫なからだに なりたい為だ

         はじめ飲むには いやいやしたが
         いまでは飲まぬと お口はさびし
         ぼくも飲んだ わたしも飲んだ
         かあちゃんみたいに 青汁のんだ

         かぜをひいても ながくは寝ない
         ケールの青汁 飲んでるためだ
         ぼくも飲んだ わたしも飲んだ
         あしたも学校で みんなと飲むよ
      (1957、9、24作)



      遠藤青汁と牛乳各1合宛の成分比較表
        熱量蛋白質脂肪糖質カルシウムビタミンAB1B2
        遠藤青汁48.65.30.545.752281000.1120.558189.0
        牛乳106.25.45.88.11801800.0540.2700.9

        <備考>
        青汁の成分 昭32和年3月 大阪府立衛生研究所分析結果(材料ケール)
        牛乳の成分 総理府資源調査会食糧部会決定改訂日本食品標準成分表(昭29)による
        単位    熱量はカロリー。蛋白質、脂肪、糖質はグラム。カルシウム、B1、B2、Cはミリグラム。Aは国際単位。







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