健康と青汁タイトル小  <1956年4月25日発行 第7号>
 目次




1. 療病講座 高血圧の食養生

     医学博士 遠藤 仁郎 

     高血圧とは心臓から血管におし出される血液の圧力(血圧)の高まった状態です。この関係は、ポンプとホースにたとえればわかりやすいかと思います。ホースの管内の圧力がたかまるのは

    1. ポンプが強くおされるときと、
    2. ホースの筒口がせばめられるときとです。

     血液をおくるポンプである心臓の働きが強くなるときは、ホースである血管の内圧=血圧が上ります。心臓の働きをたかめるような、はげしい興奮や運動がいましめられているのはそのためです。
     また食餌の量が多いことも同じ結果となり、血圧をたかめます。そして、食量が少くなると、下ります。高血圧が、大食肥満家に多いこと、戦時中から戦後にかけての食糧不足の当時は、至って少くなっていたのが、食糧の豊富になるにつれて、次第に増して来たこと等も、この病気が「食べすぎ」から来ていることを雄弁に物語っています。

     ですから、高血圧の食養生の第一は、何といっても、まず、食べる量を少なすることです(減食)。
     次に、ホースの筒口がつまったり、せばめられたりする時と同じく、全身の血管が細くなると、血圧はたかくなります。血管が硬くなり細くなる動脈硬化でも来るわけですが、実際には、これによる高血圧は割と少く、多くのものは、血管が痙攣して細くなるために起ります。
     この血管痙攣の原因にも精神興奮、喫煙、腎臓病その他いろいろありますが、食べ物も少からず関係しているようです。大概の高血圧の人は美食家で、真白い米飯に、肉魚卵をそえ、塩からいもの、刺戟物、酒、菓子などを好み、野菜や果物はきらうというものが多い。
     こういう食餌では、熱量や蛋白質ばかりが多くて、それらに釣合うべきミネラル、ビタミンは甚だ少い、といった不完全食になっています。そのため、蛋白質、脂肪、糖質などの体内処理が完全に行かず、有害なものが出来るのですが血管を痙攣さすようなものも出来るのではないかと想像されます。

     また、食塩が多すぎることだけでも血圧の上ることは、よく知られています。そこで、塩分を少くすることとともに、蛋白質、脂肪、糖質などは必要な最小限に止めて、ミネラル、ビタミンはなるべく豊富に供給すべきですから、つとめて、ミネラル、ビタミンの少ない食品をへらし、それらの多い食品をふやすよう心懸けねばなりません。
     主食には、ミネラル、ビタミンの少い白米よりは、それらの多い玄米か、搗の悪い米とし、なるべく麦、豆、芋を併用する。ことに芋は腹ごたえがよいので減食するのに都合がよろしい。
     蛋白食品にも、ミネラルビタミンの多い乳や大豆を用い、肉ばかり食べる獣鳥魚はやめるか、精々全体食べられる小魚、内臓、卵などの少量(週1〜2度位)にする。

     そして、青菜葉を主とした野菜海藻類を多くしかもなるべく生で食べ青汁にもする。塩からいもの、刺戟物、酒、煙草はやめ、菓子もやめて、欲しければ果物にする。
     茶、コーヒー類は、動悸がしたり眠りを妨げぬ程度。大雑把にいって食べ物の総量をへらし、米よりは雑穀、豆、芋を主食とし、乳や大豆を食べ、菜葉はうんと多く、生食する。そして味はうすくというので、昔から健康長寿食としていわれている食べ方(粗食、少食、淡白食、菜食、生菜食、乳菜食など)と全く一致します。

     この通りには仲々行きますまいが、なるべくそうするように努め、せめて青汁だけでもしっかり飲むことです。青汁には、食餌を完全にする栄養分だけでなく、その他にも色々の有効成分があって、耳鳴、めまいなどは早くおさまり、睡眠も便通も良くなって、からだ中がいかにも、爽やかになります。
     もとよりすべての高血圧に効くわけではありませんが、ともかく熱心にやってみて下さい。多くの場合、馬鹿にならぬ効果があることは、本紙上にもたびたび報じられている通りです。
     なお、はじめに2〜3日絶食するか、青汁だけにし(青汁絶食)、次でだんだん増す(ことに芋食から)ようにすると、一層効果的です。
     また、調子のよい時でも、一週に一度位は野菜と果物だけを無塩でなるべく生食し(野菜果物日)、あるいは青汁だけ飲む日にすると、さらによろしい。(完全食についての詳細は拙著「青汁読本」または「緑葉食青汁の話」をごらんねがいます)

    高血圧(総量を減らす)
    青汁野菜果物牛乳芋類麦・雑穀卵(肝)肉類食塩
    1〜3
    3食適宜1〜3


    1食

    1食
    1食1食減塩
    1回
    100

    200
    1食
    200

    300

    有色
    ことに
    緑葉菜
    有色果実
    季節の
    新鮮なる
    もの
     1食
    300

    400
    1食
    100

    150
    1食
    100

    150
    1食
    40

    50

    (ことに肝臓)
    及び
    肉類は
    さける
     
    芋類の多いがよい



2. ケールの紹介

     医学博士 遠藤 仁郎 

     ケールという名前は、多くの方にはまだ耳新しいかと思いますが、まあキャベツの原種といったものです。随分いろいろの品種がありますが(種苗店にあるチキンケール、羽衣甘藍、カギハ甘藍などいうのも、それです)、青汁用におすすめしたいのは木立の大葉種TreeKaleです。
     大きいのになるとヤシケールPalmKaleといって、2〜3米にもなるのがあるそうです。私どもがつくっているものは1米内外の中型種です。それでも「とう」が立つと2米位にはなります。葉は、上手につくるとタバコの葉よりも、もっと大きくなります。
     葉質はいたってやわらかく、味もよく成分はすばらしくすぐれています。青汁用はもとより、サラダや漬物にしてよいし、煮ても仲々おいしい。もともと飼料菜ですから養鶏用などにももって来いです。
     そして、春から梅雨、また秋と、いつでも播種できるのでとても重宝です。その上、花が咲いて種子がとれたあとまでも、まだ枯れず、次々に新しい葉を出すという愉快なやつです。難といえば土地によって出来不出来のあることと、ベト病(軟腐病)におかされやすいことだけです。
     つくり方は大体キャベツと同じです。苗床に描き、4〜5寸にのびた所で、株間1.5〜2尺に定植し、肥料(緑肥鶏糞など)は充分に施します。



3. 青汁を望む

    淡路一宮町 S.N. 

     青汁を御分与される貴会の有る事は、御地方のかたがたの大変幸な事です。
     誠におうらやましき次第です。私も毎日青汁一パイ作って居りますが愚妻や娘が大変困って居ります。
     私の分ヤツトです。先日来寒い日日にはトウトウ当りませんでした。妻に貴会の話をすると大変うらやましがって居りました。何とか軽便な方法で完全な青汁が当地でも得らればどんなに助りましょう。近かければ是非毎日お願い致しますものを……と。

     消毒の事も品種も考えずただ作るだけが大変です。これから強い農薬で消毒されるので、その方がアブナイことです。濃縮青汁でも出来て日持ちが出来たらと思います。御研究下さい(夢?)。
     いずれにしても実際問題として、多忙な家庭では青汁を作ること(完全な)なかなか困難な事です。
     生食がねらいですから目下のところ、貯蔵製品は考えられません。緑葉食、青汁に関する一般の 認識がふかまり、各地に清浄野菜が栽培され出せばと念じています。



4. 青汁と牛乳の栄養効率

    貝塚市 S.N. 

     青汁の栄養効果は、牛乳以上だから、牛乳同様、否それ以上に病人に、家庭に普及さるべき医学的、経済的根拠をもっている。
     私は、青汁が浸透、認識されて、一日も早く全世界の隅々にまで普及発展し、牛乳同様、大量製品化され家庭で、職場で、病院で、手軽に青汁1本グッと飲める日の早く来ることを鶴首して待っている。
     青汁の普及は人類の福祉を高めるものであるから、吾々遠藤青汁普及会有縁者一同は、高い誇と堅き信念とをもって、青汁の普及に努力しようではないか。かくすることによって吾々自身の健康も高められるであろう。
     現在の段階では、青汁は自分で作って飲むというのが原則になっているが、将来は恐らく牛乳同様大量製品化して普及するのではないかと思う。

     全く同感です。現に私どもの普及会は、着々それを実現しつつあります。一層の御協力御支援を賜りますようお願いたします。



5. 青汁愛用者の手紙 お答は遠藤仁郎先生による

 
5-01. 難病の脱疽を治した

    総社市 Y.T. 

     私は再度の脱疽で、右足の第一趾、第二趾を傷め2ヶ年苦しみ、手術をしたものかどうかと思い、同病者の方々の治療法を伺ったり、医師にも種々おたずねも致しましたが、之と云った良法もないままに、あれやこれやと、よいと言われる事は何でも一応やってみたのですが、病気は悪化する様で、実に困って居りました。
     青汁は昨年の4月27日より実施致しました。悪いと言われる煙草と酒は止め、動物性のものは一切断ち、主食を減して、生野菜を多量にとる様に致しました。

     尚、青汁は野草のオバコ、ヨモギ等を主に色々の草を加えた。しかもなるべく多量に造り、三度の食前に頂く事を続けました処3ヶ月程で血色もよくなり5ヶ月では傷ついて癒えなかった部分にも肉芽が出来皮が張り、短く細く鉛筆を削った様な形で全治致し、勤務も平常と変りなく出来る様になり、自然の恵みに感謝致して居ります。
     現在では食事も平常通りで、只煙草だけは止めて居りますが、何不自由なく過して居ります。でも朝晩の2回青汁は造りたての新鮮なものをかげなく頂いて居ります。

     実施以来1年半になりますが、お蔭で体重も13貫足らずの者でしたが18貫程度になり、至極健康で、以前の私を知る多くの人々は驚いて居ります。
     私は私の健康には青汁が最も必要である事を身を以て体験致して居りますので終生やめないでしょう。私の様な同病者の方々なり、他の多くのあまり健康にすぐれない方々に此の青汁を是非おすすめ致し度いと存じます。
     毎日相当量かげなく続けられるならば大抵の病気は治り、体質も変り、常に健康であり得るものと深く信じて居ります。


 
5-02. この喜びを近所の人に

    京都市東山区 T.K. 

     私は29才の時に、お腹を大手術を受けまして以来、平生に胃腸が大変弱く困って居りましたが、青汁を教えていただきまして、1、2日は大変飲むのに、胸が悪い様に思いましたが毎日続けて居ります内になれて、胃の重たい気持になった時では、4、5日も続ければ胸がすいてとても早く直おりました。
     腸の弱って下痢している時には2、3日続けている内に止ります。
     青汁を教えて頂きましてから、私の家ではどんな病気の時にでも、余り先生に見て頂かなくなりまして大変喜こんで居ります。又私の家のお母さんが、毎年秋から冬にかけて頭の中にクサが出来て困って居られましたが、半月程毎日一日に3合づつ青汁をして続けられましたら、今では冬に成りましても、青汁のお蔭で一度もクサは出来た事有りません。
     どんな病気によらず大変良くききめを感じますので、一人でも多く飲まれたらと思います。


    倉敷市連島町 S.O. 

     私は青汁を飲みだして1ヶ月もなりませんが大変に体の為に良いようです。
     健康には大変に効果が有ります。私も病気になって自分の体のみじめさがわかりました。青汁は多くの人々に進んで飲んでいただきたいと思って居ます。
     何の病気にも良いと思います。是から、私も元気に成りました故多くの人におしらせ致します考えにて、又万人の人助けになれば、皆さんが幸福に世の中をおもしろく、ゆかいに一日一日を送って行ける事と思って居ます。私は続けて飲まさせてもらいます。


 
5-03. 夏と青汁

    船穂町 H.Y. 

     私は青汁を飲み初めて3ヶ月程になります。
     本年65才の老年でありますが、青汁をのむおかげで本年の暑さにもまけず毎日元気に、仕事が出来ます。是青汁が充分体に廻る為諸病に打勝って元気になった事と信じて居ます。どうか船穂町の皆様、安心して青汁お薬を飲むと思うてやって見なさい。
     遠藤先生に、成りかわってお奨めします。


    玉島市 H.H. 

     私は今2ヶ月余り飲んでいます。毎年夏は夏負して御飯もあまりおいしくありませんし、手足もだるくて困っていましたが、今年は青汁を飲んでいる為か、そんな事なしに夏を過す事が出来ました。私の様な弱い体質の者には青汁は確によいと思います。
     唯飲みにくいのに困ります。あれを少し、飲みよくして頂くわけにはゆかないものでしょうか?……


     調味料を入れれば、おいしくもなりますが、それだけうすまり成分が少くなります。お宅で適当に、味つけして飲みよくして下さい。



6. 青汁のほかはない

    末次 Y.S. 

     現在先生御提唱の所謂遠藤説摂食法とでも申しまするか、御説に従う食餌でなければ、根底より体質改善による治病はないと信じて居ります。
     従いまして療養所よりの給食が、如何に美味、綺麗な配膳でありましても、凡そ先生の御説の根本に反するものでありますなれば、どうも心から身になる様な気が致しませず困ったものです。兎に角何とか及ぶ限り努力してゆくほかないと存じて居ります。
     実を申しますと、私、幼少より病弱な体でありました。いろんな病気に悩まされた挙句、肉類を主とした蛋白、脂肪、含水炭素のカロリー現代栄養法に疑をもつ様になりましたのは、昭和10年頃、既に20年も以前であります。
     そして玄米菜食の二木謙三先生説を知り、玄米食を一時実行致しましたが、家族の反対やいろいろの事情から継続出来ず失敗に終ったのであります。しかし、野菜を茹でて捨ててはならぬことや、酸アルカリ等の片瀬先生説、そして根本はやはり生きたもの、出来るだけ加工されぬもの、調理加工により栄養価の低下減少はあっても増加は絶対にないという信念の下に、可及的に食事には努めてまいりました。

     戦時中の極端なる食糧不足の時にも、野菜さえ多量に摂って居れば栄養失調になる心配はない、という信念だけは持って居りました。しかし乍ら野菜と雖も不足勝であった事は申すまでもなく、色々不摂生な場合が多かったのは如何とも致し方ない次第であります。
     終戦の年昭和20年発病原因はわかりませんが、過労その他、色々な悪条件が重なっての事と存じます。食事情は依然として酷い状態でありましたが、今日に至り漸く豊富になってまいり、療養所の食餌も昔に比べますと格段の相違でありますが、申します如く質的には先生の説には甚だ程遠いものであります。

     二木博士説をもう一歩進めたものが遠藤博士説と私は思って居ります。人間本来の姿に立帰らなければならぬと思うからです。青汁がよいということは只それが栄養的にビタミンミネラルが豊富である等々いうだけではなく、全く完全無欠のものであるからと思います。完全無欠のものばかりを摂取致しますなれば不健康や病気も健康に治癒する。即ち完全無決になる筈であります。少くともそれに近くなるであろう事は素人にも考えられることであります。兎も角これからと致しましても青汁を充分続けてゆくべき事は絶対不可欠の条件であります。私の現在の状態から致しますなれば青汁を欠がすことなく、しかも充分に飲用し続けるほかないと信ずるのであります。



7. 喘息よさようなら

    大阪市 M.Y. 

     青春の溌剌たる時代のなかった私、最も活動的な16才から46才の30年間を、老人の様に腰を曲げて、絶望的に過して来た喘息病みの私でした。
     アルコール類は一切鼻に近づけた事もないという具合。
     かりにも人生の快事を封じられ穀つぶしの様な生活に何の生甲斐があったでしょう。
     良いという事は何でもやってみました。頸動脈球の手術も致しましたが駄目。西式健康法に教えられた生野菜食は今迄で一番良い結果を得ましたが、ただ青汁を飲みさえすればよいという、至極簡単、安上りな療法を教えて頂いたのは先生の「緑葉食青汁の話」でした。西式で生野菜を相当沢山にいただく様になってから9月〜1月の最悪時期でも寝込まない程度迄になりましたが、まだ動き廻る程にはよくなりませんでした。

     やはり夏が近づくにつけ、秋から冬の5ヶ月間どうしたものかと、ほんに憂鬱になって居りました。
     文秋で芦原英了さんのコーチソンの記事を読みまして、内科の先生や経験者に問いましたが、よい結果ばかりでもなく思案の時、大阪の北極星で先生の本を求め8月以来早速やりはじめました。
     西式に教えられ、大量の緑葉を摂ってはいたのですが、腹一杯になって限度があり(この満腹する事が発作の原因になります)又不消化のまま出してしまうものが多く勿体ない様に思いました為、摺鉢でドロドロにして食べるという所まで進んでいたのですが、青汁をしばって飲むということは考えつきませんでした。

     最初は1升位。この頃は6合を毎日欠がさず飲みました処、神効ともいえる結果が現われ、動けなくなる9月〜1月が遂に無事で、殆ど経験したことのない健康と希望の芽出度いお正月を迎えさせて頂き有難さで一杯です。(一月足らずで効果ははっきり致しましたから、早速報告と思いましたが、正月迄の5ヶ月間の証を掴んでからと思い御知らせ只今になりました)
     まだ根治したとは云い切れません。軽い発作は毎日ありますが、これは食事の量と時間、また運動等で調節出来ます。今迄はなるべく運動して汗を出す様に心懸け、毎日牛乳5本と緑葉大量に、アルカリ食品。悪くなりそうな時は、絶食、牛乳10本、3日間で平常に復していましたが、只今は青汁一辺倒です。経済的にも大助かりです。

     家族も妻の神経痛、腎盂炎、長男の寒さになると始まる軽いせき、長女の中耳炎など、すべてよくなり、また手首の打撲症で1ヶ年間程痛んだ店員が、1ヶ月足らずの飲用で、いつの間にやら忘れてしまったのには驚いています。
     この素晴しい経験はだまって居れませんので、機会があれば話題にのせて「青汁読本」を進呈しお勧めしているのですが、なかなか実行する人の少いのは残念なことです。私の知った範囲では、限られておりますし、ほとんどの人はこの神の秘密ともいうべきものを知らないのですから一人でも、多くの人に知ってもらい、一人からでも実行してもらう様、呼びかけなければ、自分だけで、しまい込んでおくのは忍びない事だと思います。
     この緑の神秘の普及の為今年は微力ながら御恩返しをさせて頂き、私自身も今から青春をと願っている次第です。



8. 胃腸下垂・更年期障害・ノイローゼにぐあいの良い青汁

    寝屋川市 Y.Y. 

     香里病院の川那部先生より青汁をすすめられて、29年9月中頃より毎日休みなく飲んで居ります。只今では体の調子も快く、病院通いも余りいたしません。先生も大変によろこんで下さいました。
     私の病名は胃腸下垂でガスの通りが悪いのだと申されました。どうも腸の工合がわるく時々、少し痛んでは下痢をいたします。食事は先生の申される通りにいたして居ります。6年前盲腸手術してより何となく悪くなったような気持がいたします。

     青汁を飲み出してより、体の調子がよく、第一便通のあるのが何より気持よく感じます。今では毎朝食後30分以内にキチンとございます。食事も淡口味でなるべく野菜を多く食して居ります。
     青汁の材料はアクのない青野菜、只今ではシャクシ菜とキャベツ1枚、リンゴ皮(みを少しつけて)でつくっております。リンゴの味でとても美味しく飲まれます。
     入院中大根の葉を青汁に入れましたら、腹痛下痢してよりやめました。
     5年前より更年期障害になり、初めはめまいがしたり、心臓がドキドキして、そのたびにビタミンを打ってもらって居りました。その内少しづつよくなり、今度はペニシリン中毒をいたし、お薬にたいしてノイローゼになり、先生方を困らせて居りましたが、青汁を飲み出してより心が安らかになり、何となく調子がよくなりました。
     いまだにお腹がブツブツいったりいたしますが、休みなく青汁をつづけて行くつもりで居ります。



9. 薬の及ばぬ青汁

    玉島市 M.O. 

     私は晩年に至り、腸が弱き為め、四季の変りには医薬を毎年常用して居ましたが、青汁を飲み始めて、腸の具合が良い為め、引続き常用して居ります。
     まず其の効果を挙げますと

    1. 青汁飲み始めて医薬を用いた事がない。
    2. 食欲がつき身体が元気になる。
    3. 厳寒といえども一回も風をひかぬ。

     ただ冬季に於て冷たい汁を飲むのが一寸たいぎの感が出る。



10. 川柳

    倉敷市水島 H.Y. 

    摺鉢とミンチ病気を打ち砕き
    青汁は宣伝薬を上廻り
    真夜中の往診へ青汁を出し
    青汁の後輩続く頼もしさ
    偏食で痩せた体をまだ誇り
    給食の人参はねてにらまれた
    青汁は今日も百点採ったらし



11. 編集記

     私達の機関紙は未熟な編集不行届の見出にもかかわりませず皆様の絶大なる御支援により曲りなりにも7号を発行出来ました。
     ただただ皆様方の御協力に感謝するのみです。編集のあり方と致しましては大体表に普及会の動きと健康への指針、裏へそれぞれの立場での皆様の御意見(感じをこわさないように)を乗せて居ります。何分にも無能な上に忙かしいため編集も一向向上致しませず相済まぬ事と思って居ります。
     さて前号より色々の病気におなやみの人のために遠藤先生が療病講座を連載されて居られます。今後色々の病気について続けられますからご一読下さい。今後とも御指導と御協力をくれぐれもお願い致します。



12. お願い

     私どもは「緑葉食青汁」の福音を、一人でも多くの方にお伝えしたいと念じています。御知人を御紹介いただけますれば、本紙見本お届けいたします。精々ご利用下さいますよう。



コラム紹介

    青汁で元気になって
    青汁で元気になって
    青汁で元気になってわがままや不平不満忘れてしまお
    青汁で元気になって身のほどをよくわきまえて質素にしましょ
    青汁で元気になって酒タバコ菓子もやめましょひかえましょ
    青汁で元気になって白粉や頬口紅は追放しましょ



    食養格言
    食は年とともに減ずるを可とする(コロナロ)








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